有価証券報告書-第78期(2025/04/01-2026/03/31)
② 戦略
サステナビリティを巡る課題を重要な経営課題であると認識し、マテリアリティの項目を挙げて取り組みを推進していきます。
サステナビリティを巡る課題を重要な経営課題であると認識し、マテリアリティの項目を挙げて取り組みを推進していきます。
| マテリアリティ(重要課題) | リスク | 機会 | サステナビリティについての 主要な取り組み |
| 安全・安心の確保 | ・社会全般にわたる品質問題など予測が困難な事故や社会的混乱の発生 ・風評被害による影響 ・品質クレーム等による社会的信頼の低下 | ・品質および危機管理体制を強化し、透明性の高い情報開示を行うことで、ステークホルダーからの信頼を確立 | ・食品安全マネジメントシステムの外部認証取得を拡大 ・品質保証部門による徹底した品質管理体制を構築 |
| 生活者のライフスタイルの変化 | ・生活者のライフスタイルの変化、価値観の多様化への対応遅れによる成長機会の損失 | ・食の多様化への対応による新市場の創出 ・多様な価値観やライフスタイルに合わせたサービスを提供し、新たな顧客層を獲得 | ・食を通じた市場ニーズへの迅速な商品戦略の対応強化 ・お客様目線に立った製品・サービスの提供や適切な情報開示の実践 ・少子高齢化への取り組み、脳機能サポート素材「プラズマローゲン」の研究開発、健康に配慮した商品の提供、糖質ゼロ「藻塩の匠」シリーズ |
| 気候変動の緩和 | ・温室効果ガス排出削減への対応遅れによる生産コストの上昇 ・地球温暖化への対応遅れによる社会的信頼の低下 | ・省エネルギー技術の導入や再生可能エネルギーへの転換を進めることで、長期的な生産コストの削減と効率化を図る ・低炭素製品・サービスの開発や提供を通じて、環境意識の高い消費者層からの支持を獲得し、新たな市場を創造 | ・製品ライフサイクル全体でのカーボンニュートラルに向けた長期的な取り組み ・太陽光発電設備の導入、CO₂フリー電力への切り替え ・省エネルギー推進による環境負荷低減 ・TCFDに対応した情報開示の取り組み ・物流、輸送に関わる温室効果ガス削減の取り組み強化 |
| 持続可能な原材料調達 | ・サプライチェーンの各段階における社会・環境問題への対応遅れ ・気候変動や地政学的リスク | ・安定した供給網を構築し、サプライヤーとの強固なパートナーシップを築くことで、事業継続性を確保し、リスク耐性を高める ・サステナブルな調達を推進することで、消費者からの支持を獲得 | ・安定した原材料調達に向けたサプライヤーとの連携強化 ・サプライヤーとの持続可能な相互発展を目指した事業活動の推進 ・人権デュー・ディリジェンスによる重要原材料の責任ある調達体制の構築 ・アニマルウェルフェアへの配慮 |
| 水資源の保全 | ・渇水・洪水・水質悪化による生産停滞 | ・水リスク評価と対策を強化することで、事業継続性を高め、予期せぬ生産停止リスクを低減 ・節水技術や高度な排水処理技術を導入することで、水資源の効率的な利用を促進し、地域社会への貢献と同時に、コスト削減を実現 | ・水資源の有効利用 ・生産工場における排水処理施設の保全 ・森づくり活動による環境保全推進 |
| マテリアリティ (重要課題) | リスク | 機会 | サステナビリティについての 主要な取り組み |
| 資源循環型社会実現への貢献 | ・廃棄物削減への対応遅れによる生産コストの上昇 ・環境に配慮した包装資材への転換遅れによる社会的信頼の低下 | ・廃棄物の削減、リサイクルの推進により資源効率を高め、コスト削減と新たな価値創造を実現 ・環境に配慮した包装資材への転換を積極的に進めることでサステナブルな企業イメージを確立し消費者からの共感を獲得 | ・包装・容器の軽量化による廃棄物削減の取り組みの推進 ・包装・容器の3R推進(リデュース、リユース、リサイクル) ・食料品廃棄物の飼料や肥料へのリサイクル促進 ・環境に配慮した包装・容器採用の推進 |
| フードロスの 低減 | ・食資源の枯渇 ・食品廃棄物の削減の対応遅れによる社会的信頼の低下 | ・生産・流通・消費プロセス全体での効率化を図り、フードロスを削減することで、コスト削減と資源の有効活用を実現 ・フードロス削減への積極的な取り組みをすることで、企業イメージを向上させ消費者や社会からの信頼と支持を獲得 | ・製造過程における廃棄物ロス削減に貢献する製造方法の改善・改良 ・保存性向上による製品廃棄ロス、不良返品の削減 |
| 多様な人財の 活躍 | ・採用活動の多様化、競争激化による人財不足・コストの上昇 | ・競争優位性のある組織能力の実現 ・ダイバーシティ&インクルージョンを推進することで、従業員のエンゲージメントと満足度を高め、生産性向上と離職率低下に繋げる ・多様な人財が活躍することができる環境を整えることによる優秀な人財の確保 | ・多様な価値観・専門性を養成する人財育成の教育マネジメント強化 ・働き方改革の推進 ・ダイバーシティ推進、女性活躍推進に向けた取り組み ・仕事と育児の両立支援を進め、『次世代育成支援対策推進法』に基づく認定を取得(「くるみん認定」) |
| 健康経営の強化 | ・健康管理体制の対応遅れによる社会的信頼の低下 | ・従業員の健康増進に積極的投資を行うことで、生産性の向上、医療費の抑制、休職率の低下を実現 ・従業員満足度とエンゲージメントを高め、企業への帰属意識を醸成 | ・健康経営に向けた取り組み強化 ・ストレスチェック、メンタルヘルスのフォロー体制強化 |
| ガバナンスの 強化 | ・脆弱なガバナンス体制による企業経営を脅かすリスクの増大 ・リスク管理体制の対応遅れによる事業継続への影響 ・金融危機、貿易摩擦等の不安定な政治・経済・社会情勢による組織運営への混乱や事業採算性低下 ・デジタル技術革新に対応できないことによる競争力低下 ・脆弱なITマネジメント体制による競争力低下 ・知的財産リスクによる事業への影響 | ・強固なガバナンス体制とリスク管理体制を構築することで、企業価値を向上させ、投資家や社会からの信頼を高める ・強固なITマネジメント体制を確立することで、情報セキュリティを強化し、顧客情報や知的財産を守り、信頼性の高い事業運営を実現 ・デジタル技術革新を積極的に取り入れ、業務プロセスの効率化、新たなビジネスモデルの創出、データに基づいた意思決定を強化し、競争力を向上 ・知的財産リスクを回避することで企業価値を向上 | ・当社グループ全従業員への「丸大食品グループ行動基準」の教育・浸透 ・コーポレート・ガバナンス体制の強化として、危機管理委員会、企業倫理委員会、コンプライアンス委員会、指名報酬委員会の設置 ・丸大ホットライン(内部通報制度)の整備 ・基幹システムを最大限活用した迅速な経営の意思決定や業務効率化の推進 ・IT管理運用規程の制定による情報セキュリティの強化 ・知的財産リスクマネジメント |
| 地域社会への 貢献 | ・地域社会への一員としての対応の遅れによる社会的信頼の低下 | ・地域経済の活性化に貢献することで、持続可能な社会づくりに貢献し、企業の事業基盤も強化 | ・食を通じて地域社会へ貢献 ・環境保全・美化活動の推進 |