有価証券報告書-第38期(2022/01/01-2022/12/31)

【提出】
2023/03/24 16:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
137項目
38. 偶発事象
偶発負債
当社及び一部の子会社は、現在係属中の複数の訴訟等の当事者となっております。その最終結果について合理的に見積ることが不可能な訴訟等については、引当金は計上しておりません。
なお、これら訴訟等の当事者である当社及び一部の子会社は、それぞれの主張に確固たる根拠があるものと考えており、社外弁護士と連携のうえ応訴体制を整備し、適切に対応しております。
① 喫煙と健康に関する訴訟
当社の一部子会社は、喫煙、たばこ・電子たばこ製品のマーケティング又はたばこの煙への曝露から損害を受けたとする訴訟の被告となっております。喫煙と健康に関する訴訟については、当社の一部子会社を被告とする訴訟、又はRJRナビスコ社の米国外たばこ事業を買収した契約等に基づき、当社が責任を負担するものを合わせて、決算日現在21件係属しております。
現在係属中の喫煙と健康に関する訴訟のうち、主なものは、以下のとおりです。
なお、2019年3月8日に、当社グループのカナダ子会社であるJTI-Macdonald Corp.(以下、JTI-Mac)は「Companies’Creditors Arrangement Act(企業債権者調整法)」(以下、CCAA)の適用申請をオンタリオ州上位裁判所に行い、承認されました。これにより、JTI-Macが当事者となっているカナダにおけるすべての訴訟手続及び判決の執行は停止しております。また、JTI-Macは同法の適用下で事業資産が保全され、事業を継続しております。
(i) 個人訴訟
南アフリカにおいて当社の被補償者に対して1件の個人訴訟が提起されております。
南アフリカ 個人訴訟(Joselowitz)
2000年10月に、当社の被補償者に対して、個人訴訟が提起されております。原告は、当該被補償者は健康に影響のある製品だと知りながらたばこ製品を販売し、依存性を助長させるためニコチン含有量を操作し、南アフリカの包装規制を遵守せず、子どもらによる喫煙を助長するため、ひそかに全世界で事業を行ったとして、補償的損害賠償と懲罰的損害賠償を求めております。本訴訟は2001年2月以降手続停止中です。
また、アイルランドにおいて当社グループ会社に対して1件の個人訴訟(手続停止中)が提起されており、アメリカ合衆国において当社グループ会社に対し1件の個人訴訟(手続停止中)が提起されております。
(ⅱ) 集団訴訟
当社グループ会社又は当社の被補償者に対して、カナダにおいて8件の集団訴訟が係属中です。
カナダ ケベック州の集団訴訟(Cecilia Letourneau)
1998年9月に、JTI-Macを含むカナダのたばこ製造業者3社に対して、集団訴訟が提起されております。原告は、総額約4,494億円(約46億カナダドル)の補償的損害賠償(被告たばこ製造業者3社の連帯責任)に加え、総額約4,494億円(約46億カナダドル)の懲罰的損害賠償(被告たばこ製造業者3社の各マーケットシェアに応じて按分)を求めております。
2015年6月に、ケベック州上位裁判所により、原告勝訴の第一審判決が公表されました。JTI-Macを含む被告たばこ製造業者3社は、同月付でケベック州控訴裁判所に対し本判決について控訴し、2016年11月、同控訴裁判所における審理及び結審がなされました。
2019年3月に、ケベック州控訴裁判所により、被告たばこ製造業者3社の控訴を棄却する旨の判決が下されました。同判決において、ケベック州控訴裁判所は実質的にケベック州上位裁判所の判決を支持し、被告製造業者3社に対して総額約158億円(約1億61百万カナダドル)の懲罰的損害賠償を命じております(そのうち、JTI-Macの負担分は約15億円(約15百万カナダドル))。本訴訟手続及び判決の執行は現在CCAA手続により停止しております。
カナダ ケベック州の集団訴訟(Conseil Quebecois sur le tabac et la sante)
1998年11月に、JTI-Macを含むカナダのたばこ製造業者3社に対して、集団訴訟が提起されております。原告は、総額約1兆2,175億円(約124億カナダドル)の補償的損害賠償(被告たばこ製造業者3社の連帯責任)に加え、総額約794億円(約8億カナダドル)の懲罰的損害賠償(被告たばこ製造業者3社の各マーケットシェアに応じて按分)を求めております。
2015年6月に、ケベック州上位裁判所により、原告勝訴の第一審判決が公表されました。JTI-Macを含む被告たばこ製造業者3社は、同月付でケベック州控訴裁判所に対し本判決について控訴し、2016年11月、同控訴裁判所における審理および結審がなされました。
2019年3月に、ケベック州控訴裁判所により、被告たばこ製造業者3社の控訴を棄却する旨の判決が下されました。同判決において、ケベック州控訴裁判所は実質的にケベック州上位裁判所の判決を支持し、被告たばこ製造業者3社に対して総額約1兆3,243億円(約135億カナダドル)の補償的損害賠償(連帯責任)を命じ(そのうち、JTI-Macの負担分は約1,722億円(約18億カナダドル))、被告たばこ製造業者それぞれに対して約4百万円(約4万カナダドル)の懲罰的損害賠償を命じております。本訴訟手続及び判決の執行は現在CCAA手続により停止しております。
なお、ケベック州控訴裁判所は、上記2件の判決において、被告たばこ製造業者3社に対し、上記2件の損害賠償合計額のうち、総額約1,137億円(約12億カナダドル)の一部前払いを命じております(そのうち、JTI-Macの負担分は約142億円(約1億45百万カナダドル))。一部前払い命令にかかる支払義務は現在CCAA手続により停止しております。
カナダ サスカチュワン州の集団訴訟(Adams)
2009年6月に、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、集団訴訟が提起されております。原告は、被告たばこ会社により製造された紙巻たばこに含まれるニコチン依存になったとする集団構成員に対する不特定額の補償的損害賠償と懲罰的損害賠償を被告たばこ会社に対して求めております。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ マニトバ州の集団訴訟(Kunta)
2009年6月に、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、集団訴訟が提起されております。原告は、被告たばこ会社により製造された紙巻たばこに含まれるニコチン依存になったとする集団構成員に対する不特定額の補償的損害賠償と懲罰的損害賠償を被告たばこ会社に対して求めております。訴状は、既に当社の被補償者に対して送付されていますが、JTI-Macには送付されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ ノバスコシア州の集団訴訟(Semple)
2009年6月に、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、集団訴訟が提起されております。原告は、被告たばこ会社により製造された紙巻たばこに含まれるニコチン依存になったとする集団構成員に対する不特定額の補償的損害賠償と懲罰的損害賠償を被告たばこ会社に対して求めております。訴状は、既に当社の被補償者に対して送付されていますが、JTI-Macには送付されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ ブリティッシュ・コロンビア州の集団訴訟(Bourassa)
2010年6月に、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、集団訴訟が提起されております。原告は、集団構成員に対する不特定額の補償的損害賠償と懲罰的損害賠償を求めております。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ ブリティッシュ・コロンビア州の集団訴訟(McDermid)
2010年6月に、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、集団訴訟が提起されております。原告は、集団構成員に対する不特定額の補償的損害賠償と懲罰的損害賠償を求めております。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ オンタリオ州の集団訴訟(Jacklin)
2012年6月に、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、集団訴訟が提起されております。原告は、集団構成員に対する不特定額の補償的損害賠償と懲罰的損害賠償を求めております。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
(ⅲ) 医療費返還訴訟
カナダにおいて、当社グループ会社及び当社の被補償者に対し、全10州(3準州を除く)の政府により提起された10件の医療費返還訴訟が係属中です。これらの州は、「たばこ関連不正行為」(tobacco related wrong)の結果として支出した、もしくは将来支出する医療費の返還を請求するために、州政府に対し、直接たばこ製造業者を提訴する権限を与える目的のためのみに制定された州法に基づき提訴しております。
カナダ ブリティッシュ・コロンビア州の医療費返還訴訟
2001年1月に、「たばこの被害及び医療費返還法」に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、ブリティッシュ・コロンビア州政府により医療費返還訴訟が提起されております。請求額は、特定されておりません。同年、被告たばこ会社は、当該州法の合憲性について異議申立てを行いましたが、2005年9月に、カナダ最高裁判所により最終的に却下されております。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ ニューブランズウィック州の医療費返還訴訟
2008年3月に、上記のブリティッシュ・コロンビア州と同様の州法に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、ニューブランズウィック州政府により医療費返還訴訟が提起されております。請求額は、特定されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ オンタリオ州の医療費返還訴訟
2009年9月に、上記のブリティッシュ・コロンビア州と同様の州法に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、オンタリオ州政府により医療費返還訴訟が提起されております。訴状には、被告全体に対する連帯責任の主張は含まれているものの、総請求額32兆3,037億円(3,300億カナダドル)のうち各被告の負担額又は負担割合は特定されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ ニューファウンドランド・ラブラドール州の医療費返還訴訟
2011年2月に、上記のブリティッシュ・コロンビア州と同様の州法に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、ニューファウンドランド・ラブラドール州政府により医療費返還訴訟が提起されております。請求額は、特定されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ マニトバ州の医療費返還訴訟
2012年5月に、上記のブリティッシュ・コロンビア州と同様の州法に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、マニトバ州政府により医療費返還訴訟が提起されております。請求額は、特定されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ ケベック州の医療費返還訴訟
2012年6月に、上記のブリティッシュ・コロンビア州と同様の州法に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、ケベック州政府により医療費返還訴訟が提起されております。訴状には、被告全体に対する連帯責任の主張は含まれているものの、総請求額約5兆9,378億円(約607億カナダドル)のうち各被告の負担額又は負担割合は特定されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ アルバータ州の医療費返還訴訟
2012年6月に、上記のブリティッシュ・コロンビア州と同様の州法に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、アルバータ州政府により医療費返還訴訟が提起されております。訴状には、被告全体に対する連帯責任の主張は含まれているものの、少なくとも9,789億円(100億カナダドル)の総請求額のうち各被告の負担額又は負担割合は特定されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ サスカチュワン州の医療費返還訴訟
2012年6月に、上記のブリティッシュ・コロンビア州と同様の州法に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、サスカチュワン州政府により医療費返還訴訟が提起されております。請求額は、特定されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ プリンスエドワードアイランド州の医療費返還訴訟
2012年9月に、上記のブリティッシュ・コロンビア州と同様の州法に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、プリンスエドワードアイランド州政府により医療費返還訴訟が提起されております。請求額は、特定されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
カナダ ノバスコシア州の医療費返還訴訟
2015年1月に、上記のブリティッシュ・コロンビア州と同様の州法に基づき、JTI-Mac及び当社の被補償者を含むたばこ会社に対して、ノバスコシア州政府により医療費返還訴訟が提起されております。請求額は、特定されておりません。本訴訟は、現在CCAA手続により手続停止中です。
② その他の訴訟等
当社及び一部の子会社は、商事紛争、税務紛争その他の訴訟等においても当事者となっております。
(注) 外貨建の訴訟の金額は、決算日の為替レートにより円貨に換算しております。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。