有価証券報告書-第98期(2022/04/01-2023/03/31)
(2)人的資本
1.人材戦略
自動車業界は100年に1度の大変革期にあり、従来の枠組みを越えた対応が求められています。
人材戦略においては、事業の拡大や新規事業の創出に貢献するために、誰もが率直に意見を言い合える「風通しの良い職場風土の醸成」によって、「多様な人材の活躍」を一層促進させ、イノベーションの活性化を図っていきます。
また、労働人口の減少などにより必要リソーセスの確保は一層難しくなることが予想されます。従来の延長線上にない新たな採用方法を導入しながら、必要なリソーセスはグローバルかつタイムリーに確保できる体制整備を行っていきます。

1)多様な人材の活躍促進
当社では、多様なキャリアや働き方(主体的選択)を尊重し、国籍や年齢、性別、心身の障がいによらず、その多様性を受容して、それぞれの活躍・貢献に報いる制度、誰もがチャレンジ・活躍できる制度と環境整備を進めています。
2022年からは、社員の生の声を把握し経営陣に伝えて問題解決に繋げるため、社員ネットワーク(ENRG: Employee Network Resource Group)を設立し、活動を開始しています。
① 女性の活躍促進
[当社(単体)における女性管理職数・比率推移]

[実施策]
② 男性の育児休職取得促進
当社では、仕事と家庭を両立できる環境整備が、社員のモチベーション向上や業務の進め方の見直しに繋がると考え、男性の育児休職への意識向上と職場の理解を推進しています。
2023年からは、育児休職中の経済面でのサポートも開始し、取得を後押ししています。
[当社(単体)男性の育児休職取得数・比率]

③ 外国籍社員、障がい者、シニア人材の活躍促進
日本以外の地域のグループ会社からのトレーニー(研修生)受け入れや、地域をまたぐ異動の活性化、世界各国の大学からインターンシップの受け入れや採用を積極的に実施しています。
また、さまざまな障がいを持った方が働きやすい職場環境づくりを推進しており、特に、聴覚に障がいのある方には、各工場で手話の勉強会の実施や、朝礼の連絡事項を大型モニターに掲示する等工夫をしています。
シニア人材についても、50歳以上対象の社内公募制度であるジョブポスティング制度や、60歳以降も高い職責を担い、成果を出している人材に対し、処遇で報いる制度の導入や、仕入先を含む活躍の場の拡大など、シニア人材がよりいきいきと働き活躍できる施策を実施しています。
[当社(単体)の外国籍社員、障がい者、シニア人材]

④ LGBTQ+等 性への多様性の対応
性の多様性の理解促進のため、管理職向けに教育を実施し、社内に相談窓口を設けています。
今後も、LGBTQ+の方も安心して働ける環境を整備するとともに、社員の意識改革・理解活動を進め、性のどのようなあり方も尊重できる風土を育てていきます。
2)人材育成(現有組織・人材の強化)
経営理念に基づいた「TB Wayコンピテンシー(グローバルリーダーに求められる行動規範)」を策定し、「戦略立案」「実行貫徹」「人材・組織力向上」「人間力」の4つの観点で、バランスよく能力を発揮できる人材の育成と登用をグローバルに行っています。
③ イノベーティブ人材の育成
当社の事業領域の拡大、新規ビジネスの創成を担う人材育成を目的に2022年より2つのプログラムを始動しました。

3)風通しの良い職場づくり
多様性の拡大を今後当社の強みとするためには、誰もが率直に意見を言い合える風通しの良い職場づくりが不可欠であると考え、社員が持てる能力を最大限発揮し、安心して働くことができる風土の醸成に取り組んでいます。
① 360度評価の実施
2020年度より360度評価の導入を行い、人材の見極めや登用、配置の参考指標として活用しています。また、本人へフィードバックを行う事により、気づきを与え、更なる成長の機会を提供しています。
② 風通しの良い職場づくりへの取り組み
2022年は、役員による行動宣言や、全ライン長へのハラスメント防止教育、有識者による講演会を実施いたしました。
また、2023年からは精神医学の見地から、感謝と思いやりのあるコミュニケーションを体得する教育の実施や、心理学の専門スタッフによる心の悩みを持つ社員への対応を強化していきます。
[社員満足度(いきいきKPI)肯定回答率の推移]

1.人材戦略
自動車業界は100年に1度の大変革期にあり、従来の枠組みを越えた対応が求められています。
人材戦略においては、事業の拡大や新規事業の創出に貢献するために、誰もが率直に意見を言い合える「風通しの良い職場風土の醸成」によって、「多様な人材の活躍」を一層促進させ、イノベーションの活性化を図っていきます。
また、労働人口の減少などにより必要リソーセスの確保は一層難しくなることが予想されます。従来の延長線上にない新たな採用方法を導入しながら、必要なリソーセスはグローバルかつタイムリーに確保できる体制整備を行っていきます。

1)多様な人材の活躍促進
当社では、多様なキャリアや働き方(主体的選択)を尊重し、国籍や年齢、性別、心身の障がいによらず、その多様性を受容して、それぞれの活躍・貢献に報いる制度、誰もがチャレンジ・活躍できる制度と環境整備を進めています。
2022年からは、社員の生の声を把握し経営陣に伝えて問題解決に繋げるため、社員ネットワーク(ENRG: Employee Network Resource Group)を設立し、活動を開始しています。
① 女性の活躍促進
[当社(単体)における女性管理職数・比率推移]

[実施策]
キャリア形成支援 | ・自己申告・能力マップに基づく業務付与・育成異動 ・重点育成対象者の登録と育成 |
柔軟なワークルール オフィス・IT環境の整備 | ・フレックスタイムのコアレス化、在宅勤務制度の導入 ・育児をする技能系社員が働きやすいラインの導入 ・短時間勤務制度の拡充 ・家族の海外出向に伴う退職後の復職制度 |
女性社員と上司の意識改革 | ・上司向けの教育、育休後の復職セミナー、女性活躍促進大会の開催 |
② 男性の育児休職取得促進
当社では、仕事と家庭を両立できる環境整備が、社員のモチベーション向上や業務の進め方の見直しに繋がると考え、男性の育児休職への意識向上と職場の理解を推進しています。
2023年からは、育児休職中の経済面でのサポートも開始し、取得を後押ししています。
[当社(単体)男性の育児休職取得数・比率]

③ 外国籍社員、障がい者、シニア人材の活躍促進
日本以外の地域のグループ会社からのトレーニー(研修生)受け入れや、地域をまたぐ異動の活性化、世界各国の大学からインターンシップの受け入れや採用を積極的に実施しています。
また、さまざまな障がいを持った方が働きやすい職場環境づくりを推進しており、特に、聴覚に障がいのある方には、各工場で手話の勉強会の実施や、朝礼の連絡事項を大型モニターに掲示する等工夫をしています。
シニア人材についても、50歳以上対象の社内公募制度であるジョブポスティング制度や、60歳以降も高い職責を担い、成果を出している人材に対し、処遇で報いる制度の導入や、仕入先を含む活躍の場の拡大など、シニア人材がよりいきいきと働き活躍できる施策を実施しています。
[当社(単体)の外国籍社員、障がい者、シニア人材]

④ LGBTQ+等 性への多様性の対応
性の多様性の理解促進のため、管理職向けに教育を実施し、社内に相談窓口を設けています。
今後も、LGBTQ+の方も安心して働ける環境を整備するとともに、社員の意識改革・理解活動を進め、性のどのようなあり方も尊重できる風土を育てていきます。
2)人材育成(現有組織・人材の強化)
経営理念に基づいた「TB Wayコンピテンシー(グローバルリーダーに求められる行動規範)」を策定し、「戦略立案」「実行貫徹」「人材・組織力向上」「人間力」の4つの観点で、バランスよく能力を発揮できる人材の育成と登用をグローバルに行っています。
① GHRプラットホーム 2013年度からトヨタ紡織グループのプロパー人材の管理職以上の資格認定を行い、見極め・育成・登用を計画的に進めて参りました。また2020年度から、職責が大きいポジションを担う場合、高い処遇が受けられるように制度の見直しを行い、若手社員の抜擢など適材適所の人材登用を容易にし、新たな経営課題への対応力を高めました。 | ![]() |
② 次世代経営幹部候補の育成支援 2018年度以降、後継者育成委員会(GSCT・GSC・RSC)を順次立上げ、次世代経営幹部候補の見極めやサクセッションプラン、個別育成計画の議論を通じ、地域を超えた登用や、グローバル幹部教育プログラム(GEDP※1、 GLDP※2)による育成を図っております。 ※1 Global Executive Development Program 中堅幹部職クラスを対象とした選抜教育 ※2 Global Leader Development Program 基幹職から若手幹部職を対象とした選抜教育 | ![]() |
③ イノベーティブ人材の育成
当社の事業領域の拡大、新規ビジネスの創成を担う人材育成を目的に2022年より2つのプログラムを始動しました。

3)風通しの良い職場づくり
多様性の拡大を今後当社の強みとするためには、誰もが率直に意見を言い合える風通しの良い職場づくりが不可欠であると考え、社員が持てる能力を最大限発揮し、安心して働くことができる風土の醸成に取り組んでいます。
① 360度評価の実施
2020年度より360度評価の導入を行い、人材の見極めや登用、配置の参考指標として活用しています。また、本人へフィードバックを行う事により、気づきを与え、更なる成長の機会を提供しています。
② 風通しの良い職場づくりへの取り組み
2022年は、役員による行動宣言や、全ライン長へのハラスメント防止教育、有識者による講演会を実施いたしました。
また、2023年からは精神医学の見地から、感謝と思いやりのあるコミュニケーションを体得する教育の実施や、心理学の専門スタッフによる心の悩みを持つ社員への対応を強化していきます。
[社員満足度(いきいきKPI)肯定回答率の推移]

4)健康経営 社員の健康増進を経営課題の一つとして捉え、2019年に「トヨタ紡織健康宣言」を策定し、CEOを最高責任者とした健康経営推進体制のもと、労使一体となり、健康でいきいきと働くことが出来る会社づくりを進めています。その取り組みが認められ、昨年に引き続き2022年度「健康経営優良法人2023ホワイト500」の認定を受けることができました。 2023年4月からは敷地内禁煙を実施し、卒煙への取り組みも支援していきます。また各部に配置された健康活動推進員を活用した取り組みにより、生活習慣の改善を考える環境を整えることで、社員の健康リテラシー向上を目指しています。 | ![]() |