当連結会計年度の経営成績につきましては、半導体・ディスプレイ関連事業及びセキュリティメディア事業が当初想定より好調な販売となったものの、中国経済不振によるトナー事業及び機能性不織布事業の業績が第3四半期まで低迷したことにより、売上高が33,692百万円となり、トナー事業は好調であった前連結会計年度と比べ477百万円減少となりました。また、第4四半期の3か月間はトナー事業の一部に受注環境の改善が見られたほか、半導体・ディスプレイ関連事業における値上げ前の一時的な需要増などにより前四半期に比べて増収となりました。利益面では、各種コストの増加による影響は、試作収入の増加や現場の生産性改善等により部分的に相殺することができ、当初想定よりも小幅なものとなりました。また、価格転嫁に関しても想定以上の成果を達成したことに加え、当連結会計年度後半には為替相場がさらに円安に進展したことも利益にプラスの影響を与えました。しかしながら、売上高が前連結会計年度に比べ減少したことに加え、特にトナー事業においては在庫の圧縮を目的とした生産調整を実施したことが利益にマイナスの影響を及ぼしたこともあり、営業利益は1,331百万円となり、前連結会計年度と比べ720百万円の減少となりました。各事業及びセグメント別の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
当連結会計年度の経常利益につきましては、営業外収益にディスプレイ向けフィルム加工を行う関連会社からの持分法による投資利益311百万円を計上したことなどから1,643百万円となり、前連結会計年度と比べ507百万円の減少となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に計上した固定資産売却による特別利益が無かったほか、当連結会計年度において生産及び開発拠点の集約実施に伴う固定資産の除却損を計上したことなどもあり594百万円となり、前連結会計年度と比べ857百万円の減少となりました。
2024/06/26 13:18