3880 大王製紙

3880
2024/04/25
時価
1889億円
PER 予
186倍
2010年以降
赤字-57.34倍
(2010-2023年)
PBR
0.75倍
2010年以降
0.52-1.55倍
(2010-2023年)
配当 予
1.43%
ROE 予
0.41%
ROA 予
0.11%
資料
Link
CSV,JSON

製品

【期間】
  • 通期

個別

2008年3月31日
167億8300万

有報情報

#1 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
1.報告セグメントの概要
当社は、製品別に事業部または営業本部を配置しており、各事業部または各営業本部が、取り扱う製品について包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しています。
生産販売体制や販売先の形態が類似している製品別の事業を集約した結果、「紙・板紙事業」と「ホーム&パーソナルケア事業」を報告セグメントとしています。
2023/06/29 15:08
#2 事業等のリスク
(6) 災害による影響
当社グループの生産、物流拠点等がある地域で災害が発生した場合には、生産設備の破損、操業の中断や遅延、物流機能の停止、原材料・製品・商品の滅失、復旧費用の発生等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。そうした中で当社グループでは、災害発生時の被害の極小化、事業の早期復旧を図るため、グループを横断したBCM(事業継続マネジメント)の整備、実効性向上に向けた取り組みを進めています。
(7) 法的規制・訴訟による影響
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#3 企業結合等関係、連結財務諸表(連結)
当社は、2021年5月に発表した「大王グループ サステナビリティ・ビジョン」の中で、衛生・人生・再生の「3つの生きる」を成し遂げ、「やさしい未来」を実現するというパーパスを策定いたしました。そのビジョンにある「地球を再生する」ことに貢献すべく、2022年6月から使用済み紙おむつのリサイクル事業に関する共同研究を開始する等、事業活動を通した社会課題の解決に取り組んでいます。今回、本株式取得により、当社はグループ内でのマテリアルリサイクルモデルを確立できるだけでなく、ホーム&パーソナルケア事業の更なる収益基盤の強化も同時に実現できるものと考えています。
大貴は1984年に設立され、主に猫の排泄に用いられる紙製の猫砂のOEM製造・販売を行っており、国内の主要なペット用品メーカーへの販売を通して、紙製猫砂市場の約4割の供給を担っています。同社はメーカーで規格外となった紙おむつ、壁紙、パルプ系不織布等のリサイクル原料を活用し、高品質な紙製猫砂を製造しています。国内に2つの工場を有しており、東日本は栃木県の真岡工場から、西日本は香川県の四国工場から迅速に製品を供給しています。長年の経験から得たノウハウと特許を活用して、高度化・多様化するニーズに合わせた製品の開発とコスト競争力に強みを持っています。
当社グループが製造・販売している衛生用紙、紙おむつ、生理用品、マスクの製造過程で発生する生産ロスについては、その多くは原料工程まで戻して製品化する一方、再利用が難しい部分は、リサイクル原料として外販、もしくは自社ボイラーの燃料として利用することで対応していました。本株式取得により、そういった生産ロスを当社グループ内で完結する形でマテリアルリサイクルすることが可能となり、紙製猫砂の製造とペット用品メーカーへの販売による収益力の強化につなげてまいります。
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#4 会計方針に関する事項(連結)
ステップ5:履行義務の充足時に収益を認識する。
当社グループは、紙・板紙製品及び家庭紙製品の製造販売を主な事業内容としており、このような製品販売につきましては、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得することから履行義務が充足されると判断しており、当該製品の引渡時点で収益を認識しています。取引価格の算定については、顧客との契約において約束された対価から、値引き及びリベート、インセンティヴ等の見積りを控除した金額で算定しており、重大な戻入が生じない可能性が非常に高い範囲でのみ認識しています。また、これらの履行義務に対する対価は、顧客へ製品の引渡しを行った時点から主として1年以内に受領しており、重大な金融要素は含んでいません。
(7) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準
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#5 収益認識関係、連結財務諸表(連結)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
契約負債は、主に引渡し時点で収益を認識する紙・板紙製品及び家庭紙製品の一部の顧客との販売契約において、支払い条件に基づき顧客から受け取った前受金に関するものであり、収益の認識に伴い取り崩されます。
当連結会計年度に認識した収益の額のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていた額は483百万円です。また、当連結会計年度において、過去の期間に充足した履行義務から認識した収益の額に重要性はありません。
2023/06/29 15:08
#6 有形固定資産等明細表(連結)
(注)1.主な増加の内訳は次のとおりです。
機械及び装置三島工場 臨海製品倉庫設置700百万円
建設仮勘定中部地区新工場取得3,836百万円
建設仮勘定三島工場 フラッフパルプ生産設備工事2,895百万円
2.「当期減少額」欄の( )は内数で、当期の減損損失計上額です。
3.主な減少の内訳は次のとおりです。
2023/06/29 15:08
#7 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
1989年4月名古屋パルプ株式会社(現 当社可児工場)入社
2019年4月当社執行役員 生産部門生産本部三島工場長代理製品担当>
2019年7月当社執行役員 生産部門生産本部三島工場次長<製造部担当>
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#8 研究開発活動
紙・板紙事業では、メディア用途の紙から梱包・包装用途の紙へのシフトを進めており、営業と工場部門が一体で行動することで、マーケットの変化や需要動向をいち早く捉え商品開発に生かせるよう取り組んでいます。
研究体制は、商品開発・企画推進グループでは、特殊紙分野の新商品開発を担当し、昨今の脱プラスチック・環境配慮の要求に対応しながら、市場ニーズに合った紙製品・プラ代替商品の企画提案・開発を中心に行っています。生産技術グループでは、ユーザーと直接対話を行いながらFSC認証製品化、再生紙化といった国内ユーザーのニーズを満たす製品のリニューアルや新規紙製品開発の他、海外で差別化が図れる高強度の板紙生産技術開発に取り組んでいます。また、昨今の古紙資源の海外輸出増加による古紙不足に対応するため、未利用古紙(難処理古紙)のリサイクル技術確立も進めています。
当連結会計年度における研究開発の取組は以下のとおりです。
2023/06/29 15:08
#9 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
(b)植林の適正管理と植林面積の拡大に継続的に取り組む
(c)CNF・脱プラスチック製品の事業推進により、環境にやさしい素材転換を推進
1.スローガン 「GEAR UP 次なる成長、新たな未来へ」
2023/06/29 15:08
#10 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
当連結会計年度における国内経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が大幅に緩和され、外食産業や小売業等のサービス分野を中心に経済活動は正常化に向けた動きが加速しつつあるものの、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に起因する資源価格の高騰や食品をはじめとする生活必需品の相次ぐ値上げが家計を圧迫し、景気に力強さはありません。
当社グループにおいては、当連結会計年度は2021年度から2023年度までの3カ年計画である第4次中期事業計画の2年目となりますが、資源価格の上昇に歴史的な円安進行が重なったことで、石炭、重油、チップ、パルプ等の主要な原燃料の調達価格が高止まりし、物流費、荷資材価格上昇も加わり、紙、加工品、あらゆる製品の製造コストが大幅に悪化しました。
厳しい事業環境においても業績のⅤ字回復への足掛かりを確かなものとし、再成長へと繋げていくために、「第4次中期事業計画の進捗説明-業績回復とレジリエンス強化に向けた施策の実行-」(2023年2月)にて公表したとおり、当連結会計年度は紙・板紙事業、ホーム&パーソナルケア事業のほぼ全ての製品において、複数回にわたり販売価格の改定に取り組み、主要工場でのエネルギー構成や生産体制の見直し、省力化を含む聖域なきコストダウンを着実に進めてまいりました。
2023/06/29 15:08
#11 製品及びサービスごとの情報(連結)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。
2023/06/29 15:08
#12 重要な会計方針、財務諸表(連結)
3.棚卸資産の評価基準及び評価方法
商品、製品、原材料、仕掛品
移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法により算定)
2023/06/29 15:08
#13 関連当事者情報、連結財務諸表(連結)
(注) 1.議決権等の所有割合のうち、間接所有割合は連結子会社の所有割合です。
2.製品の販売については、当事者間の協議のうえで決定した価格に基づいています。
3.取引金額に消費税等は含まれていません。
2023/06/29 15:08