当第3四半期連結累計期間におけるグローバル経済情勢は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響により経済活動が大幅に制限された後、景気持ち直しの動きは見られたものの、依然として先行きに不透明さが残る厳しいものとなりました。アメリカやヨーロッパでは休業・移動制限・入国制限措置などにより経済活動が抑制された後、徐々に再開を果たしたものの、COVID-19の感染再拡大が重石となり、景気回復の動きは鈍いものとなりました。中国では経済活動の大幅な縮小が生じた後、景気の回復基調が持続しました。わが国の経済については、景気が下押しされ厳しい状況となりましたが、緊急事態宣言の解除後、経済活動の再開と主に国外の需要回復に伴い、景気持ち直しの動きが見られました。
現在、当社グループは事業ポートフォリオの組み換え・最適化による成長を骨子とする第6次中期経営計画(3カ年)を運用しています。主力のコンシューマー・エレクトロニクス(IT)に加え、モビリティ(自動車・輸送機器)、医療機器、サステナブルパッケージ資材を重点市場と定め、バランスの取れた事業基盤の構築を図り、グローバルベースの成長戦略の実践による企業価値の向上を目指しています。当第3四半期連結累計期間においては、COVID-19の影響により一部の製品需要が減少したものの、ディバイス事業のコンシューマー・エレクトロニクス(IT)向けの製品需要が下半期に入り需要期を迎えたことに加え、産業資材事業のモビリティ(自動車・輸送機器)向けの製品需要が回復基調に転じたことなどにより、売上高は堅調に推移しました。上半期に実施した収益力強化策によるコスト構造の改善の効果に加え、製品需要の増加の影響により、営業利益は黒字に転じました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は1,287億85百万円(前年同四半期比1.9%増)、利益面では営業利益は32億58百万円(前年同四半期比644.0%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は33億61百万円(前年同四半期は10億57百万円の親会社の所有者に帰属する四半期損失)となりました。
2020/11/13 9:18