有価証券報告書-第64期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、わが国では新型コロナウイルス感染症の影響により企業の活動や人々の行動が引き続き制限を受ける状況が続き、わが国の経済の回復に大きな影響をもたらしております。新型コロナウイルス感染症の影響が長引くアジアにおいては、人手不足や原材料の調達の遅れから生産活動にも影響が出ております。一方で、欧米諸国では新型コロナウイルス感染症の変異種による感染が拡大する中でも、3回目のワクチン接種が先行して進み企業や人々の活動制限の緩和が広がっております。急激なポストコロナ需要の増加やロシアのウクライナ侵攻に伴い原油価格等の資源価格が上昇傾向を続けており、原材料価格や物流費の上昇が顕著にみられる状況となっております。足下の景気は再び停滞の傾向を示している中で、物価が上昇する動きが始まっており、引き続き先行きの不透明な状況が続いております。
このような環境のなかで引き続き、当社グループでは「包んで価値を 日々新たなこころで 創造します。」を経営理念に掲げ、お客様と共に成長することにより、企業価値の向上を図っております。また「人と環境にやさしい価値を届ける」ことを経営の基本方針とし、お客様、従業員、取引先、株主、社会をはじめとするすべてのステークホルダーとともに、グローバルNo.1パッケージングカンパニーであり続けることを目指しております。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(財政状態)
当連結会計年度末における総資産は1,646億46百万円となり、前連結会計年度末と比べ52億79百万円の増加となりました。
その主な要因は、現金及び預金が41億72百万円増加したこと、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)が13億99百万円増加したこと、棚卸資産が10億97百万円増加したこと、有形固定資産が10億77百万円増加したこと、退職給付に係る資産が28億11百万円減少したことなどによるものであります。
負債合計は551億53百万円で、前連結会計年度末と比べ11億32百万円の減少となりました。これは未払金が7億97百万円減少したことなどによるものであります。
純資産合計は1,094億92百万円で、前連結会計年度末と比べ64億11百万円の増加となりました。これは利益剰余金が43億4百万円増加したこと、為替換算調整勘定が44億43百万円増加したこと、自己株式取得及び処分により9億75百万円減少したこと、退職給付に係る調整累計額が13億59百万円減少したことなどによるものであります。
(経営成績)
当連結会計年度における経営成績は、売上高1,703億21百万円(前期比4.1%増)、営業利益105億72百万円(前期比14.9%減)、経常利益106億円(前期比12.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益61億17百万円(前期比27.0%減)となりました。
(単位:百万円)
セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、新中期経営計画の実行に向け、欧州におけるマネジメント体制を変更し、従来報告セグメントとして開示しておりました「PAGO」を「欧州」に統合しております。
また、品目別区分について、日本セグメントの「医薬等受託包装」を「その他」へ、米州セグメントの「その他ラベル」を「その他」へ、それぞれ従来の区分から変更しております。以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分及び品目別区分に組替えた数値で比較分析しております。
(日本)
シュリンクラベルは売上高457億59百万円(前期比2.0%増)、タックラベルは売上高98億39百万円(前期比9.9%減)、ソフトパウチは売上高171億4百万円(前期比3.9%増)、機械は売上高60億53百万円(前期比11.1%減)、その他は売上高135億48百万円(前期比2.8%減)となりました。
その結果、日本全体の売上高は923億5百万円(前期比0.7%減)、損益面は営業利益75億97百万円(前期比6.7%減)となりました。
(米州)
シュリンクラベルは売上高340億60百万円(前期比17.5%増、現地通貨ベース14.2%増)、タックラベルは売上高12億44百万円(前期比55.9%増、現地通貨ベース51.4%増)、ソフトパウチは売上高4億53百万円(前期比31.7%減、現地通貨ベース33.6%減)、機械は売上高51億91百万円(前期比27.7%増、現地通貨ベース24.0%増)、その他は売上高13億11百万円(前期比5.6%減、現地通貨ベース8.3%減)となりました。
その結果、米州全体の売上高は422億61百万円(前期比17.7%増、現地通貨ベース14.4%増)、損益面は営業利益35億39百万円(前期比3.0%減、現地通貨ベース5.8%減)となりました。
(欧州)
シュリンクラベルは売上高129億18百万円(前期比9.0%増、現地通貨ベース2.3%増)、タックラベルは売上高61億51百万円(前期比9.8%減、現地通貨ベース15.4%減)、ソフトパウチは売上高1億14百万円(前期比49.7%減、現地通貨ベース52.8%減)、機械は売上高84億73百万円(前期比11.1%増、現地通貨ベース4.2%増)となりました。
その結果、欧州全体の売上高は276億58百万円(前期比4.3%増、現地通貨ベース2.2%減)、損益面は営業損失8億37百万円(前期は営業利益2億79百万円)となりました。
(アセアン)
シュリンクラベルは売上高74億64百万円(前期比2.8%増、現地通貨ベース0.2%減)、タックラベルは売上高1億82百万円(前期比1.7%増、現地通貨ベース1.2%減)、ソフトパウチは売上高78億62百万円(前期比0.8%減、現地通貨ベース3.6%減)、機械は売上高4億94百万円(前期比8.3%減、現地通貨ベース10.9%減)、その他は売上高2億34百万円(前期比3.2%減、現地通貨ベース5.9%減)となりました。
その結果、アセアン全体の売上高は162億37百万円(前期比0.6%増、現地通貨ベース2.3%減)、損益面は営業利益3億41百万円(前期比46.9%減、現地通貨ベース48.4%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ25億55百万円増加し241億5百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、140億21百万円の収入(前連結会計年度は188億47百万円の収入)となりました。これは税金等調整前当期純利益94億49百万円、減価償却費80億69百万円、組織再編費用9億82百万円などの計上、法人税等の支払額又は還付額37億41百万円などによる支出によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、78億4百万円の支出(前連結会計年度は65億82百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入32億15百万円、有形固定資産の取得による支出106億76百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、48億34百万円の支出(前連結会計年度は20億88百万円の支出)となりました。これは、借入金の減少16億54百万円、自己株式の取得による支出10億20百万円、配当金の支払額18億12百万円などによるものであります。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは次のとおりであります。
・自己資本比率:自己資本/総資産
・時価ベ-スの自己資本比率:株式時価総額/総資産
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
・インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベ-スの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
③ 生産、受注及び販売の実績
(生産実績及び受注実績)
当社グループの生産・販売品目は多種多様であり、同種の製品であっても、その容量等が一様ではなく、また単一事業であるため、報告セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。
(販売実績)
当連結会計年度の報告セグメントの売上高を品目別に示すと、次のとおりであります。
(単位:百万円)
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。なお、見積り及び判断・評価につきましては、過去実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 経営成績等に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金(設備投資・研究開発・人財育成に関わる費用を含む)の財源につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フローから得られる自己資金及び金融機関からの短期借入金にて充当しております。
また、大規模な設備投資並びにM&Aなどの事業投資の長期資金需要につきましては、資金需要が発生した時点で自己資金、金融機関からの長期借入金及び社債発行など、金利等のコストの最小化を図れるような調達方法を検討し対応しております。そのための取り組みの一環として、毎年第三者機関による格付を取得しております。
当連結会計年度末の格付の状況は以下のとおりであります。
また、新型コロナウイルス感染症が経済・金融等に影響を与えるリスクに備え、当社グループが安定した経営を行うため、機動的かつ安定的な資金調達手段を確保しております。
なお、配当に関する考え方は、「第一部 企業情報 第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。
その結果、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、125億20百万円で、主に金融機関からの借入となっております。
また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は241億5百万円であります。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
グループのありたい姿を実現していくために策定した新しい中期経営計画では、①ラベル事業の海外展開の加速及び収益性強化、②一次包装拡大、③新規事業創出の3つの重点課題をサステナビリティ経営の実践により、グローバルベースで加速させてまいります。
<事業目標>
<環境目標>2024年3月期までに、生産活動によるGHG排出量(Scope1+2)の売上高原単位を2018年3月期比6%削減、2026年3月期までに再生可能設計製品・再生材使用製品など自社で定義する環境配慮型製品の売上比率100%を達成いたします。
⑤ 2023年3月期の見通し
2023年3月期は、新型コロナウイルス感染症による影響に加えて、世界情勢の変化を受けた材料費や物流費の高騰の継続など依然として景気の動向を見通しにくい状況が続くものと予想されます。
このような経済環境下、当社は2024年3月期までの中期経営計画において設定した3つの重点課題、①ラベル事業の海外展開の加速及び収益性強化、②一次包装拡大、③新規事業創出に対する各種施策に取り組むことで、持続的な企業価値の向上に取り組んでまいります。
これらの取り組みにより、2023年3月期の連結業績(通期)予想につきましては、下表のとおり、連結売上高は前期比5.1%増の1,790億円を見込んでおります。また損益面では、営業利益111億円(前期比5.0%増)、経常利益110億円(前期比3.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益63億円(前期比3.0%増)を見込んでおります。
(単位:百万円)
なお、セグメント別の業績予想は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、わが国では新型コロナウイルス感染症の影響により企業の活動や人々の行動が引き続き制限を受ける状況が続き、わが国の経済の回復に大きな影響をもたらしております。新型コロナウイルス感染症の影響が長引くアジアにおいては、人手不足や原材料の調達の遅れから生産活動にも影響が出ております。一方で、欧米諸国では新型コロナウイルス感染症の変異種による感染が拡大する中でも、3回目のワクチン接種が先行して進み企業や人々の活動制限の緩和が広がっております。急激なポストコロナ需要の増加やロシアのウクライナ侵攻に伴い原油価格等の資源価格が上昇傾向を続けており、原材料価格や物流費の上昇が顕著にみられる状況となっております。足下の景気は再び停滞の傾向を示している中で、物価が上昇する動きが始まっており、引き続き先行きの不透明な状況が続いております。
このような環境のなかで引き続き、当社グループでは「包んで価値を 日々新たなこころで 創造します。」を経営理念に掲げ、お客様と共に成長することにより、企業価値の向上を図っております。また「人と環境にやさしい価値を届ける」ことを経営の基本方針とし、お客様、従業員、取引先、株主、社会をはじめとするすべてのステークホルダーとともに、グローバルNo.1パッケージングカンパニーであり続けることを目指しております。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(財政状態)
当連結会計年度末における総資産は1,646億46百万円となり、前連結会計年度末と比べ52億79百万円の増加となりました。
その主な要因は、現金及び預金が41億72百万円増加したこと、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)が13億99百万円増加したこと、棚卸資産が10億97百万円増加したこと、有形固定資産が10億77百万円増加したこと、退職給付に係る資産が28億11百万円減少したことなどによるものであります。
負債合計は551億53百万円で、前連結会計年度末と比べ11億32百万円の減少となりました。これは未払金が7億97百万円減少したことなどによるものであります。
純資産合計は1,094億92百万円で、前連結会計年度末と比べ64億11百万円の増加となりました。これは利益剰余金が43億4百万円増加したこと、為替換算調整勘定が44億43百万円増加したこと、自己株式取得及び処分により9億75百万円減少したこと、退職給付に係る調整累計額が13億59百万円減少したことなどによるものであります。
(経営成績)
当連結会計年度における経営成績は、売上高1,703億21百万円(前期比4.1%増)、営業利益105億72百万円(前期比14.9%減)、経常利益106億円(前期比12.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益61億17百万円(前期比27.0%減)となりました。
(単位:百万円)
| 2021年3月期 (前期) | 2022年3月期 (当期) | 増減率 | |
| 売上高 | 163,635 | 170,321 | 4.1% |
| 営業利益 | 12,428 | 10,572 | △14.9% |
| 経常利益 | 12,104 | 10,600 | △12.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8,375 | 6,117 | △27.0% |
| 米ドル平均為替レート(円) | 106.76 | 109.90 | 2.9% |
| ユーロ平均為替レート(円) | 121.88 | 129.91 | 6.6% |
セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、新中期経営計画の実行に向け、欧州におけるマネジメント体制を変更し、従来報告セグメントとして開示しておりました「PAGO」を「欧州」に統合しております。
また、品目別区分について、日本セグメントの「医薬等受託包装」を「その他」へ、米州セグメントの「その他ラベル」を「その他」へ、それぞれ従来の区分から変更しております。以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分及び品目別区分に組替えた数値で比較分析しております。
(日本)
シュリンクラベルは売上高457億59百万円(前期比2.0%増)、タックラベルは売上高98億39百万円(前期比9.9%減)、ソフトパウチは売上高171億4百万円(前期比3.9%増)、機械は売上高60億53百万円(前期比11.1%減)、その他は売上高135億48百万円(前期比2.8%減)となりました。
その結果、日本全体の売上高は923億5百万円(前期比0.7%減)、損益面は営業利益75億97百万円(前期比6.7%減)となりました。
(米州)
シュリンクラベルは売上高340億60百万円(前期比17.5%増、現地通貨ベース14.2%増)、タックラベルは売上高12億44百万円(前期比55.9%増、現地通貨ベース51.4%増)、ソフトパウチは売上高4億53百万円(前期比31.7%減、現地通貨ベース33.6%減)、機械は売上高51億91百万円(前期比27.7%増、現地通貨ベース24.0%増)、その他は売上高13億11百万円(前期比5.6%減、現地通貨ベース8.3%減)となりました。
その結果、米州全体の売上高は422億61百万円(前期比17.7%増、現地通貨ベース14.4%増)、損益面は営業利益35億39百万円(前期比3.0%減、現地通貨ベース5.8%減)となりました。
(欧州)
シュリンクラベルは売上高129億18百万円(前期比9.0%増、現地通貨ベース2.3%増)、タックラベルは売上高61億51百万円(前期比9.8%減、現地通貨ベース15.4%減)、ソフトパウチは売上高1億14百万円(前期比49.7%減、現地通貨ベース52.8%減)、機械は売上高84億73百万円(前期比11.1%増、現地通貨ベース4.2%増)となりました。
その結果、欧州全体の売上高は276億58百万円(前期比4.3%増、現地通貨ベース2.2%減)、損益面は営業損失8億37百万円(前期は営業利益2億79百万円)となりました。
(アセアン)
シュリンクラベルは売上高74億64百万円(前期比2.8%増、現地通貨ベース0.2%減)、タックラベルは売上高1億82百万円(前期比1.7%増、現地通貨ベース1.2%減)、ソフトパウチは売上高78億62百万円(前期比0.8%減、現地通貨ベース3.6%減)、機械は売上高4億94百万円(前期比8.3%減、現地通貨ベース10.9%減)、その他は売上高2億34百万円(前期比3.2%減、現地通貨ベース5.9%減)となりました。
その結果、アセアン全体の売上高は162億37百万円(前期比0.6%増、現地通貨ベース2.3%減)、損益面は営業利益3億41百万円(前期比46.9%減、現地通貨ベース48.4%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ25億55百万円増加し241億5百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、140億21百万円の収入(前連結会計年度は188億47百万円の収入)となりました。これは税金等調整前当期純利益94億49百万円、減価償却費80億69百万円、組織再編費用9億82百万円などの計上、法人税等の支払額又は還付額37億41百万円などによる支出によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、78億4百万円の支出(前連結会計年度は65億82百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入32億15百万円、有形固定資産の取得による支出106億76百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、48億34百万円の支出(前連結会計年度は20億88百万円の支出)となりました。これは、借入金の減少16億54百万円、自己株式の取得による支出10億20百万円、配当金の支払額18億12百万円などによるものであります。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (2021年3月31日) | 当連結会計年度 (2022年3月31日) | |
| 自己資本比率(%) | 64.7 | 66.5 |
| 時価ベースの自己資本比率(%) | 85.6 | 56.0 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) | 0.7 | 0.9 |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 317.6 | 217.4 |
・自己資本比率:自己資本/総資産
・時価ベ-スの自己資本比率:株式時価総額/総資産
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
・インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベ-スの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
③ 生産、受注及び販売の実績
(生産実績及び受注実績)
当社グループの生産・販売品目は多種多様であり、同種の製品であっても、その容量等が一様ではなく、また単一事業であるため、報告セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。
(販売実績)
当連結会計年度の報告セグメントの売上高を品目別に示すと、次のとおりであります。
(単位:百万円)
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前期比 | |
| 日 本 | シュリンクラベル | 45,759 | 102.0% |
| タックラベル | 9,839 | 90.1% | |
| ソフトパウチ | 17,104 | 103.9% | |
| 機械 | 6,053 | 88.9% | |
| その他 | 13,548 | 97.2% | |
| 日本合計 | 92,305 | 99.3% | |
| 米 州 | シュリンクラベル | 34,060 | 117.5% |
| タックラベル | 1,244 | 155.9% | |
| ソフトパウチ | 453 | 68.3% | |
| 機械 | 5,191 | 127.7% | |
| その他 | 1,311 | 94.4% | |
| 米州合計 | 42,261 | 117.7% | |
| 欧 州 | シュリンクラベル | 12,918 | 109.0% |
| タックラベル | 6,151 | 90.2% | |
| ソフトパウチ | 114 | 50.3% | |
| 機械 | 8,473 | 111.1% | |
| 欧州合計 | 27,658 | 104.3% | |
| アセアン | シュリンクラベル | 7,464 | 102.8% |
| タックラベル | 182 | 101.7% | |
| ソフトパウチ | 7,862 | 99.2% | |
| 機械 | 494 | 91.7% | |
| その他 | 234 | 96.8% | |
| アセアン合計 | 16,237 | 100.6% | |
| セグメント間取引消去 | △8,141 | - | |
| 合計 | 170,321 | 104.1% | |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。なお、見積り及び判断・評価につきましては、過去実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 経営成績等に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金(設備投資・研究開発・人財育成に関わる費用を含む)の財源につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フローから得られる自己資金及び金融機関からの短期借入金にて充当しております。
また、大規模な設備投資並びにM&Aなどの事業投資の長期資金需要につきましては、資金需要が発生した時点で自己資金、金融機関からの長期借入金及び社債発行など、金利等のコストの最小化を図れるような調達方法を検討し対応しております。そのための取り組みの一環として、毎年第三者機関による格付を取得しております。
当連結会計年度末の格付の状況は以下のとおりであります。
| 格付機関 | 格付 | 格付の方向性 |
| 株式会社格付投資情報センター(R&I) | A | 安定的 |
また、新型コロナウイルス感染症が経済・金融等に影響を与えるリスクに備え、当社グループが安定した経営を行うため、機動的かつ安定的な資金調達手段を確保しております。
なお、配当に関する考え方は、「第一部 企業情報 第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。
その結果、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、125億20百万円で、主に金融機関からの借入となっております。
また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は241億5百万円であります。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
グループのありたい姿を実現していくために策定した新しい中期経営計画では、①ラベル事業の海外展開の加速及び収益性強化、②一次包装拡大、③新規事業創出の3つの重点課題をサステナビリティ経営の実践により、グローバルベースで加速させてまいります。
<事業目標>
| 2024年3月期目標 | |
| 売上高 | 1,930億円 |
| 営業利益率(営業利益) | 10%(193億円) |
| ROE | 10% |
| シュリンク事業営業利益率 | 15% |
| 海外売上比率 | 48% |
| 一次包装売上比率(一次包装売上高) | 18%(340億円) |
| 新規事業売上高 | 30億円 |
<環境目標>2024年3月期までに、生産活動によるGHG排出量(Scope1+2)の売上高原単位を2018年3月期比6%削減、2026年3月期までに再生可能設計製品・再生材使用製品など自社で定義する環境配慮型製品の売上比率100%を達成いたします。
⑤ 2023年3月期の見通し
2023年3月期は、新型コロナウイルス感染症による影響に加えて、世界情勢の変化を受けた材料費や物流費の高騰の継続など依然として景気の動向を見通しにくい状況が続くものと予想されます。
このような経済環境下、当社は2024年3月期までの中期経営計画において設定した3つの重点課題、①ラベル事業の海外展開の加速及び収益性強化、②一次包装拡大、③新規事業創出に対する各種施策に取り組むことで、持続的な企業価値の向上に取り組んでまいります。
これらの取り組みにより、2023年3月期の連結業績(通期)予想につきましては、下表のとおり、連結売上高は前期比5.1%増の1,790億円を見込んでおります。また損益面では、営業利益111億円(前期比5.0%増)、経常利益110億円(前期比3.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益63億円(前期比3.0%増)を見込んでおります。
(単位:百万円)
| 2022年3月期 | 2023年3月期 (予想) | 増減率 | |
| 売上高 | 170,321 | 179,000 | 5.1% |
| 営業利益 | 10,572 | 11,100 | 5.0% |
| 経常利益 | 10,600 | 11,000 | 3.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6,117 | 6,300 | 3.0% |
| 米ドル平均為替レート(円) | 109.90 | 125.00 | 13.7% |
| ユーロ平均為替レート(円) | 129.91 | 135.00 | 3.9% |
なお、セグメント別の業績予想は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
| 売上高 | 営業利益 | |||||
| 2022年3月期 | 2023年3月期 (予想) | 増減率 | 2022年3月期 | 2023年3月期 (予想) | 増減率 | |
| 日本 | 92,305 | 92,200 | △0.1% | 7,597 | 7,300 | △3.9% |
| 米州 | 42,261 | 50,000 | 18.3% | 3,539 | 3,600 | 1.7% |
| 欧州 | 27,658 | 25,600 | △7.4% | △837 | △950 | - |
| アセアン | 16,237 | 20,200 | 24.4% | 341 | 1,250 | 266.3% |
| 消去又は全社 | △8,141 | △9,000 | - | △68 | △100 | - |
| 連結合計 | 170,321 | 179,000 | 5.1% | 10,572 | 11,100 | 5.0% |