有価証券報告書-第156期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/19 13:36
【資料】
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【項目】
116項目
(追加情報)
当社は、三井物産株式会社(以下「三井物産」)と共同で、米国に共同出資会社Denka Performance Elastomer(以下「DPE」:出資比率 当社 70% 三井物産 30%)を設立し、DPEがE.I.du Pont de Nemours and Company(以下「DuPont社」)のクロロプレンゴム(以下「CR」)の製造・販売に関する事業を譲り受ける(以下「本買収」)ための契約を、平成26年12月9日付けでDuPont社と締結いたしました。
契約の概要は次のとおりであります。
① 事業譲受を行う主な理由
当社は、昭和37年(1962年)に青海工場(新潟県糸魚川市)にて独自技術(アセチレン法)でCRの製造・販売を開始し、現在では世界約80カ国に供給する最大級のCRメーカーです。
DuPont社は1931年に世界に先がけてCRを開発。現在はブタジエン法にて生産を行ない、主に北米、南米、欧州向けに供給しております。
本買収により、当社はアセチレン法の青海工場に加え、立地面で優位な北米にブタジエン法の第2生産拠点を保有することとなり、高品質で安定的な供給体制が強化され、顧客満足度の更なる向上が期待されます。
本買収は、当社の経営計画「DENKA100」新成長戦略のひとつ「生産体制の最適化」の最重要テーマであり、これにより数値目標の早期達成に向け取り組んでまいります。
② 相手企業の名称及び取得する事業の内容
名称 E.I.du Pont de Nemours and Company
取得する事業の内容 クロロプレンゴムの製造・販売に関する事業
③ 事業譲受日
本買収は所管当局の正式な承認を条件として、平成27年上半期の買収完了を目指します。
④ 譲受金額
100億円から140億円を想定しております。