有価証券報告書-第97期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/03/12 16:23
【資料】
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【項目】
114項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
当社の監査役は、監査役会が定めた監査役監査の基準に準拠し、監査の方針及び職務の分担等に従い、取締役会その他重要な会議に出席するほか、重要な決裁書類等を閲覧し、本社及び主要な事業所、グループ会社において業務及び財産の状況を調査すること等により、取締役の職務執行を監査しております。また、代表取締役との意見交換会を定期的に開催するとともに、会計監査人、内部監査部門及びグループ会社監査役等との連携を通じて、監査機能の充実に努めております。
当社の監査役は、2020年3月12日現在5名(うち社外監査役3名:男性5名)の構成となっております。
なお、常勤監査役小松浩並びに社外監査役新井純及び井上雄二は、事業会社において経理・財務部門を担当してきた経験があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
当事業年度において監査役会を14回開催しており、個々の監査役の出席状況については、次のとおりであります。
氏名役職名開催回数出席回数
清水 明常勤社外監査役14回14回
小松 浩常勤監査役14回14回
新井 純社外監査役14回14回
井上 雄二社外監査役14回14回
桑田 啓二監査役10回10回

(注)開催回数が異なるのは、就任時期の違いによるものであります。
監査役会の主な検討事項は、監査の方針、監査計画、職務分担、内部統制システムの整備・運用状況、会計監査人の監査の方法及び結果の相当性、株主総会に提出される議案・書類の調査等であります。
② 内部監査の状況
a.内部監査の組織、人員及び手続き
当社は、内部統制上の第3次ディフェンスラインとして内部監査部門(経営監査部)を設置しております。13名(2019年12月末時点)を配置し、当社グループにおけるガバナンスプロセス・リスクマネジメント及びコントロールに関する経営諸活動の遂行状況を、合法性と合理性の観点から公正かつ独立の立場で評価し、助言・勧告を行っております。監査結果は、随時、担当役員(代表取締役副社長)へ報告するとともに、定期的に代表取締役社長、取締役会及び監査役へ報告しております。また、金融商品取引法にもとづき、財務報告の信頼性を確保するための内部統制の整備・運用状況の評価も行っております。監査業務品質の維持・向上の取組みとしては、外部評価を受審するなどの改善活動を継続的に行っております。
b.内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係
内部監査部門と監査役とは、監査計画や監査結果を相互に共有し、随時意見交換を行うなどの連携をしております。
また、会計監査人とは、財務報告の信頼性を確保するための内部統制の整備・運用状況に関し適宜情報交換を行い、必要な改善を行うとともに、重要な監査項目や結果については、定期的な意見交換を実施しております。これらの監査をとおして、第2次ディフェンスラインである内部統制部門の活動の有効性や効率性向上を図っております。
③ 会計監査の状況
a.監査法人の名称
有限責任 あずさ監査法人
b.継続監査期間
2年間
c.業務を執行した公認会計士
服部 將一(継続監査年数2年)
石井 伸幸(継続監査年数2年)
d.監査業務にかかる補助者の構成
監査業務にかかる補助者は、公認会計士14名、会計士試験合格者等5名、その他19名であります。
e.監査法人の選定方針、理由
監査役会は、「会計監査人の選解任等の決定に関する方針」、「会計監査人の選任に関する議案の決議に際しての確認事項」及び「会計監査人の解任又は不再任の必要がない旨の決議に際しての確認事項」を定めております。監査役及び監査役会は、これらの方針及び確認事項に基づき、グローバル連結財務諸表監査の実施体制等を含む監査の実施体制、IFRS監査の対応方針を含む監査の実施方針、IFRS意見表明にあたっての審査体制及び独立性の保持を含む品質管理体制等を総合的に検討した結果、適任と判断しました。
f.監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役及び監査役会は、会計監査人との定期的な会合その他の連携を通じ、継続的に会計監査人の評価を行っております。また、監査役会では、会計監査人から期末の会計監査報告を受けた後に、「会計監査人の解任又は不再任の必要がない旨の決議に際しての確認事項」に基づき検討を行い、十分な評価結果を得られたため、再任を決議しました。
g.監査法人の異動
当社の監査人は、次のとおり異動しております。
前々連結会計年度及び前々事業年度 新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)
前連結会計年度及び前事業年度 有限責任 あずさ監査法人
なお、2018年2月21日に提出した臨時報告書に記載の事項は、次のとおりであります。
(1)異動に係る監査公認会計士等の名称
①選任する監査公認会計士等の名称
有限責任 あずさ監査法人
②退任する監査公認会計士等の名称
新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)
(2)異動の年月日
2018年3月23日(第95回定時株主総会開催日)
(3)退任する監査公認会計士等が直近において監査公認会計士等となった年月日
2017年3月23日
(4)退任する監査公認会計士等が作成した監査報告書等における内容等
該当事項はありません。
(5)異動の決定又は異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人である新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)は、2018年3月23日開催の第95回定時株主総会終結の時をもって任期満了となりました。これに伴い、当社監査役会が、グローバル連結財務諸表監査の実施体制等を含む監査の実施体制、IFRS監査の対応方針を含む監査の実施方針、IFRS意見表明にあたっての審査体制及び独立性の保持を含む品質管理体制等を総合的に検討した結果、新たに会計監査人として有限責任あずさ監査法人を選任する議案の内容を決定したものであります。
(6)上記(5)の理由及び経緯に対する監査報告書等の記載事項に係る退任する監査公認会計士等の意見
特段の意見はない旨の回答を得ております。
④ 監査報酬の内容等
a.監査公認会計士等に対する報酬
区分当連結会計年度前連結会計年度
監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)
提出会社85198310
連結子会社--17-
851910010

・監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容
前連結会計年度及び当連結会計年度の内容は、内部統制に関する助言業務等であります。
b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属するKPMGメンバーファームに対する報酬(a.を除く)
区分当連結会計年度前連結会計年度
監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)
提出会社----
連結子会社6855751
6855751

・監査公認会計士等と同一のネットワークに属するKPMGメンバーファームの連結子会社に対する非監査業務の内容
前連結会計年度は主に海外子会社の税務アドバイザリー業務等、当連結会計年度は主に海外子会社での個人所得税申告書作成の支援等であります。
c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
当社の連結子会社であるKyowa Kirin International plcは、Ernst & Youngに監査証明業務に基づく報酬として前連結会計年度51百万円、当連結会計年度6百万円を支払っております。
d.監査報酬の決定方針
監査報酬の額は、監査日数、当社の規模及び事業の特性等の要素を勘案し、監査役会の同意を得て適切に決定しております。
e.監査役会が監査報酬に同意した理由
監査役会は、取締役、社内関係部署及び会計監査人から必要な資料を入手しかつ報告を受け、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算出根拠などが適切であるかについて必要な検証を行い、会計監査人が所要の監査体制・監査時間を確保し、適正な監査を実施するために妥当な水準であると認められたため、会計監査人の報酬等の額について同意しました。
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