有価証券報告書-第127期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
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連結財務諸表注記事項(IFRS)
1.報告企業
住友ベークライト株式会社(以下、当社)は日本に所在する企業であります。その登記されている本社および主要な事業所の住所はホームページ(URL http://www.sumibe.co.jp/)で開示しております。本連結財務諸表は、2018年3月31日を期末日とし、当社およびその子会社(以下、当社グループ)により構成されております。
当社グループの主な事業内容は、半導体関連材料、高機能プラスチックおよびクオリティオブライフ関連製品の製造販売等であります。各事業の内容については注記「6.セグメント情報」に記載しております。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨および初度適用に関する事項
当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2の「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。
本連結財務諸表は、2018年6月22日に当社取締役会によって承認されております。
当社グループは、2018年3月31日に終了する連結会計年度からIFRSを初めて適用しており、IFRSへの移行日は2016年4月1日であります。IFRSへの移行日および比較年度において、IFRSへの移行が当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に与える影響は、注記「32.初度適用」に記載しております。
当社グループの会計方針は2018年3月31日に有効なIFRSに準拠しております。
なお、適用した免除規定については、注記「32.初度適用」に記載しております。
(2) 測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、注記「3.重要な会計方針」に記載しております金融商品、退職給付制度に係る負債(資産)の純額等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
(3) 機能通貨および表示通貨
当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。
(4) 新基準の早期適用
当社グループはIFRS第9号「金融商品」(2009年11月公表、2014年7月改訂、以下、IFRS第9号)を早期適用しております。
3.重要な会計方針
(1) 連結の基礎
① 子会社
子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。当社グループがある企業への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャーまたは権利を有し、かつ、当該企業に対するパワーにより当該リターンに影響を及ぼす能力を有している場合に、当社グループは当該企業を支配していると判断しております。
子会社の財務諸表は、当社グループが支配を獲得した日から支配を喪失する日まで、連結の対象に含めております。
子会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該子会社の財務諸表に調整を加えております。当社グループ間の債権債務残高および内部取引高、ならびに当社グループ間の取引から発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しております。
子会社持分を一部処分した際、支配が継続する場合には、資本取引として会計処理しております。非支配持分の調整額と対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されております。
支配を喪失した場合には、支配の喪失から生じた利得または損失は純損益で認識しております。
なお、決算日が異なる子会社の財務諸表は、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。
② 関連会社
関連会社とは、当社グループが当該企業に対し、財務および営業の方針に重要な影響力を有しているものの、支配をしていない企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20%以上を保有する場合、当社グループは、重要な影響力がないことが明確に証明できない限り、当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定されます。
関連会社への投資は、取得時には取得原価で認識され、以後は持分法によって会計処理しております。
関連会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該関連会社の財務諸表に調整を加えております。
連結財務諸表には、他の株主との関係等により、決算日を統一することが実務上不可能であるため、決算日の異なる関連会社への投資が含まれております。
決算日の差異により生じる期間の重要な取引または事象の影響については調整を行っております。
(2) 外貨換算
① 外貨建取引
外貨建取引は、取引日の為替レートで機能通貨に換算しております。
期末日における外貨建貨幣性資産および負債は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しております。
公正価値で測定される外貨建非貨幣性資産および負債は、当該公正価値の測定日における為替レートで機能通貨に換算しております。
換算または決済により生じる換算差額は、純損益として認識しております。ただし、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品、およびキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額のうち有効部分については、その他の包括利益として認識しております。
② 在外営業活動体の財務諸表
在外営業活動体の資産および負債については期末日の為替レート、収益および費用については期中の為替レートが著しく変動していない限り平均為替レートを用いて日本円に換算しております。在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる換算差額は、その他の包括利益として認識しております。在外営業活動体を処分した場合は、その在外営業活動体に関連する累積換算差額を処分した期の純損益に振替えております。
(3) 金融商品
① 金融資産
金融資産は、当初認識時において、償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。金融資産は、当社グループが当該金融資産の契約当事者となった取引日に当初認識しております。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は公正価値で当初測定しておりますが、その他の金融資産は公正価値に当該金融資産に直接起因する取引コストを加算した金額で当初測定しております。
金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、または金融資産を譲渡し、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを移転している場合に認識を中止しております。
(a) 償却原価で測定する金融資産
次の条件がともに満たされる金融資産を償却原価で測定する金融資産に分類しております。
・契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、金融資産が保有されている。
・金融資産の契約条件により、元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。
当初認識後は、実効金利法に基づく償却原価で測定しております。
(b) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(負債性金融商品)
次の条件がともに満たされる負債性金融商品は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品に分類しております。
・契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方のために金融資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、金融資産が保有されている。
・金融資産の契約条件により、元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。
当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動はその他の包括利益に含めて認識しております。当該資産を処分した場合、その他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額をその他の資本の構成要素から純損益に組替調整額として振替えております。
(c) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(資本性金融商品)
取引先との関係維持、強化などを目的として保有する株式等については、当初認識時にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に指定しております。
当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動をその他の包括利益として認識しております。ただし、当該資産から生じる配当金については、配当を受領する権利が確定した時点で金融収益として、純損益で認識しております。また、当該資産を処分した場合および公正価値が著しく下落した場合にその他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額をその他の資本の構成要素から利益剰余金へ振替えております。
(d) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
上記の償却原価で測定する金融資産またはその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。
当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動は純損益で認識しております。
② 金融資産の減損
償却原価で測定する金融資産およびその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(負債性金融商品)の回収可能性について、期末日ごとに当該資産に係る信用リスクが当初認識時点から著しく増大しているかどうかを判定し、以下の金額で損失評価引当金を測定しております。信用リスクが著しく増大しているかどうかについては、金融資産の債務不履行リスクの変化に基づいて判断しております。
(a) 信用リスクの著しい増大が見受けられない場合
12ヶ月の予想信用損失と同額
(b) 信用リスクの著しい増大が見受けられるが、信用減損は見受けられない場合
全期間の予想信用損失と同額
(c) 信用リスクの著しい増大、信用減損がともに顕在化している場合
全期間の予想信用損失と同額
ただし、重大な金融要素が含まれていない営業債権については、常に全期間の予想信用損失で損失評価引当金を測定しております。
債務不履行発生リスクの判断にあたっては、主に以下を考慮しております。
・発行体または債務者の重大な財政的困難
・利息または元本の支払不履行または延滞などの契約違反
・債務者が破産または他の財務的再編成に陥る可能性が高くなったこと
なお、金融資産の全体または一部分について回収できないと合理的に判断される場合は、当該金額を金融資産の帳簿価額から直接減額しております。
③ 金融負債
金融負債は当初認識時に償却原価で測定する金融負債と純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に分類しております。金融負債は、当社グループが当該金融負債の契約当事者になる取引日に当初認識しております。償却原価で測定する金融負債は、公正価値に当該金融負債に直接起因する取引コストを減算した金額で当初測定しておりますが、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、公正価値で当初測定しております。
金融負債が消滅したとき、すなわち契約中に特定された債務が免責、取消、または失効となったときに認識を中止しております。
(a) 償却原価で測定する金融負債
償却原価で測定する金融負債は、当初認識後は実効金利法に基づく償却原価で測定しております。
(b) 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動は純損益で認識しております。
④ デリバティブおよびヘッジ会計
当社グループは、為替リスクや金利リスクをそれぞれヘッジするために、為替予約、金利スワップ契約等のデリバティブを利用しております。これらのデリバティブは、公正価値で当初測定し、その後も公正価値で再測定しております。
ヘッジ会計の適用にあたっては、ヘッジ取引開始時に、ヘッジ対象とヘッジ手段の対応関係ならびにヘッジの実施についてのリスク管理目的および戦略に関して、公式に指定し文書を作成しております。その文書は、ヘッジ手段の特定、ヘッジの対象となる項目または取引、ヘッジされるリスクの性質およびヘッジされたリスクに起因するヘッジ対象の公正価値またはキャッシュ・フローの変動に対するエクスポージャーを相殺するに際してのヘッジ手段の有効性の評価方法が含まれます。ヘッジ有効性の継続的な評価は、各期末日またはヘッジ有効性の要求に影響を与える状況の重大な変化があったときのいずれか早い方に行っております。
キャッシュ・フロー・ヘッジに指定されたデリバティブは、ヘッジ手段であるデリバティブの公正価値変動のうち有効なヘッジと判定される部分をその他の包括利益に認識しております。ヘッジ有効部分以外は純損益で認識しております。
その他の包括利益に認識した金額は、予定取引のヘッジがその後において非金融資産または非金融負債の認識を生じさせるものである場合、または非金融資産もしくは非金融負債に係るヘッジされた予定取引が公正価値ヘッジの適用される確定約定となった場合、その他の包括利益に認識した金額を当該非金融資産または非金融負債の当初の帳簿価額に含めております。
上記以外のキャッシュ・フロー・ヘッジは、ヘッジされた予想将来キャッシュ・フローが純損益に影響を与える会計期間においてその他の資本の構成要素から純損益に振替えております。ただし、当該金額が損失であり、当該損失の全部または一部が将来の期間において回収されないと予想する場合は、回収が見込まれない金額を直ちに純損益に振替えております。
ヘッジ手段が消滅、売却、終了または行使された場合、ヘッジがヘッジ会計の要件を満たしていない場合は、ヘッジ会計を将来に向けて中止しております。予定取引の発生がもはや見込まれない場合は、その他の包括利益に認識した金額は、直ちにその他の資本の構成要素から純損益に振替えております。
(4) 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金および容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。
(5) 棚卸資産
棚卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い価額で測定しております。正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成までに要する見積原価および見積販売コストを控除した額であります。取得原価は、主として加重平均法に基づいて算定されており、購入原価、加工費および現在の場所および状態に至るまでに要したすべてのコストを含んでおります。
(6) 有形固定資産
有形固定資産については、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した額で測定しております。
取得原価には、資産の取得に直接関連するコスト、解体・除去および土地の原状回復コスト、および資産計上すべき借入コストが含まれております。
土地および建設仮勘定以外の各資産の減価償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、定額法で計上されております。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は次のとおりであります。
・建物及び構築物 5-60年
・機械装置及び運搬具 4-12年
なお、見積耐用年数、残存価額および減価償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。
(7) 無形資産
① のれん
当社グループは、のれんを取得日時点で測定した被取得企業に対する非支配持分の認識額を含む譲渡対価の公正価値から、取得日時点における識別可能な取得資産および引受負債の純額(通常、公正価値)を控除した額として測定しております。
のれんの償却は行わず、毎期または減損の兆候が存在する場合には、その都度、減損テストを実施しております。
のれんの減損損失は連結損益計算書において認識され、その後の戻入れは行っておりません。
また、のれんは連結財政状態計算書において、取得原価から減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上されます。
② その他の無形資産
のれん以外の無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。
当初認識後は、それぞれの見積耐用年数にわたって定額法で償却し、取得原価から償却累計額および減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上しております。主要な無形資産の見積耐用年数は次のとおりであります。なお、耐用年数を確定できない無形資産はありません。
ソフトウエア 社内利用可能期間(5年)
なお、見積耐用年数、残存価額および償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。
(8) 非金融資産の減損
期末日に、非金融資産が減損している可能性を示す兆候があるか否かを検討しております。減損の兆候が存在する場合は、当該資産またはその資産が属する資金生成単位の回収可能価額を見積っております。のれんおよびいまだ使用可能でない無形資産は、毎期、および減損の兆候がある場合はいつでも、減損テストを実施しております。のれんは、企業結合のシナジー効果によりキャッシュ・フローの獲得への貢献が期待される資金生成単位(最小の単位または単位グループ)に配分しております。
回収可能価額は、資産または資金生成単位の処分コスト控除後の公正価値および使用価値のいずれか高い金額であります。回収可能価額が帳簿価額を下回っている場合に、当該資産または資金生成単位をその回収可能価額まで減額し、当該減額を減損損失として純損益で認識しております。認識した減損損失は、まずその資金生成単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するよう配分し、次に資金生成単位内ののれんを除く各資産の帳簿価額を比例的に減額するように配分しております。
期末日に、過去の期間にのれん以外の資産または資金生成単位について認識した減損損失がもはや存在しないかまたは減少している可能性を示す兆候があるかどうかを検討しております。そのような兆候が存在する場合は、回収可能価額を見積り、当該資産または資金生成単位の帳簿価額を回収可能価額まで増額して減損損失の戻入れを行っております。減損損失の戻入れによって増加する資産または資金生成単位の帳簿価額は、過去の期間において当該資産または資金生成単位について認識した減損損失がなかったとした場合の(償却または減価償却控除後の)帳簿価額を超えないようにしております。減損損失の戻入れは直ちに純損益で認識しております。のれんについて認識した減損損失は、以後の期間において戻入れは行っておりません。
(9) 従業員給付
①短期従業員給付
短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として認識しております。賞与および有給休暇費用については、それらを支払う法的もしくは推定的な債務を負っており、信頼性のある見積りが可能な場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しております。
②退職給付
当社グループは、従業員の退職給付制度として確定給付制度と確定拠出制度を運営しております。
当社グループは、確定給付制度債務の現在価値および関連する当期勤務費用ならびに過去勤務費用を、予測単位積増方式を用いて算定しております。
割引率は、将来の毎年度の給付支払見込日までの期間をもとに割引期間を設定し、割引期間に対応した期末日時点の優良社債の市場利回りに基づき算定しております。
確定給付制度に係る負債または資産は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して算定しております。
確定給付制度の再測定額は、発生した期においてその他の包括利益として一括認識し、直ちにその他の資本の構成要素から利益剰余金に振替えております。
過去勤務費用は、発生した期の純損益として処理しております。
確定拠出制度に係る費用は、拠出した時点で費用として認識しております。
(10) 収益
① 物品の販売
通常の営業活動における物品の販売による収益は、返品、値引きおよび割戻し控除後に受領する対価の公正価値で測定しており、物品の所有に伴う重要なリスクおよび経済価値を買手に移転し、物品に対する継続的な関与および実質的支配を保持せず、将来の経済的便益が当社グループに流入する可能性が高く、収益およびそれに対応する原価を信頼性をもって測定可能である場合に認識しております。なお、通常、これらの条件がすべて満たされるときは、物品の引渡時になります。
② 利息収益
利息収益は、実効金利法により認識しております。
③ 配当金
配当収益は、配当を受け取る権利が確定した時点で認識しております。
(11) 法人所得税
法人所得税は、当期税金および繰延税金から構成されております。これらは、企業結合に関連するもの、および直接資本で認識される項目またはその他の包括利益で認識される項目を除き、純損益として認識しております。
当期税金は、税務当局に対する納付または税務当局から還付が予想される金額で測定されます。税額の算定にあたっては、当社グループが事業活動を行い、課税対象となる損益を稼得する国において、連結会計年度末日までに制定または実質的に制定されている税率および税法に従っております。
繰延税金は、決算日における資産および負債の会計上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異、繰越欠損金および繰越税額控除に対して認識しております。繰延税金資産および負債は、連結会計年度末日において制定されている、または実質的に制定されている法定税率および税法に基づいて資産が実現する期間または負債が決済される期間に適用されると予想される税率および税法によって測定されます。繰延税金資産は、将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金および繰越税額控除のうち、将来課税所得に対して利用できる可能性が高い範囲内で認識しております。
なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産および負債を認識しておりません。
・のれんの当初認識から生じる一時差異
・企業結合取引を除く、会計上の利益にも税務上の課税所得にも影響を与えない取引によって発生する資産および負債の当初認識により生じる一時差異
・子会社および関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異について、当該一時差異を解消する時期をコントロールすることができ、かつ予測可能な期間にその一時差異が解消しない可能性が高い場合
繰延税金資産および負債は、当期税金負債と当期税金資産を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、相殺しております。
(12) 1株当たり利益
基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。
(13) 自己株式
自己株式は取得原価で評価され、資本から控除しております。当社の自己株式の購入、売却または消却において利得または損失は認識しておりません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は、資本剰余金として認識されます。
4.重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用ならびに資産、負債、収益および費用の金額に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。
見積りおよびその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間およびそれ以降の将来の会計期間において認識されます。
経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断および見積りは次のとおりであります。
・棚卸資産の評価(注記「10.棚卸資産」)
・有形固定資産、無形資産の耐用年数および残存価額の見積り(注記「3.重要な会計方針」(6) 有形固定資産、
(7) 無形資産、「12.有形固定資産」および「13.のれんおよびその他の無形資産」)
・非金融資産の減損(注記「12.有形固定資産」および「13.のれんおよびその他の無形資産」)
・繰延税金資産の回収可能性(注記「14.法人所得税」)
・確定給付制度債務の測定(注記「17.従業員給付」)
・金融商品の評価(注記「26.金融商品」)
5.未適用の新基準
連結財務諸表の承認日までに主に以下の基準書および解釈指針の新設または改訂が公表されておりますが、当社グループはこれらを早期適用しておりません。
なお、IFRS第15号の適用が当社グループの連結財務諸表へ与える重要な影響はありません。IFRS第16号の適用が当社グループの連結財務諸表へ与える影響は検討中であり、現時点で見積ることはできません。
6.セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、取り扱う製品・サービス別に事業を区分し、生産・販売・研究を一体的に運営する事業部門制を採用しております。各事業部門は、取り扱う製品・サービスについて国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
当社グループは、主に事業部門を基礎とした製品・サービス別の事業セグメントから構成されており、これらの事業セグメントを基礎に製品の市場における主要用途および事業の類似性を勘案し、「半導体関連材料」、「高機能プラスチック」、および「クオリティオブライフ関連製品」の3つを報告セグメントとしております。
各報告セグメントに属する主な製品およびサービスの内容は次のとおりであります。
(2) セグメント収益および業績
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
(注) 1 セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
2 「その他」の区分は、試験研究の受託、土地の賃貸等を含んでおります。
3 調整額は、次のとおりであります。
(1) 「セグメント利益」の調整額△2,907百万円には、セグメント間取引消去△24百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△2,883百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない基礎研究費用等であります。
(2) 「セグメント資産」の調整額17,048百万円には、セグメント間取引消去△47百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産17,094百万円が含まれております。全社資産の主なものは、当社での投資有価証券、基礎研究および当社の一般管理部門に係る資産等であります。
(3) 「資本的支出」の調整額384百万円は、主に基礎研究および当社の一般管理部門への設備投資額であります。
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(注) 1 セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
2 「その他」の区分は、試験研究の受託、土地の賃貸等を含んでおります。
3 調整額は、次のとおりであります。
(1) 「セグメント利益」の調整額△3,213百万円には、セグメント間取引消去0百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,214百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない基礎研究費用等であります。
(2) 「セグメント資産」の調整額19,912百万円には、セグメント間取引消去△23百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産19,935百万円が含まれております。全社資産の主なものは、当社での投資有価証券、基礎研究および当社の一般管理部門に係る資産等であります。
(3) 「資本的支出」の調整額388百万円は、主に基礎研究および当社の一般管理部門への設備投資額であります。
セグメント利益から税引前利益への調整は、次のとおりであります。
(3) 製品およびサービスに関する情報
「(1)報告セグメントの概要」および「(2)セグメント収益および業績」に同様の情報を開示しておりますため、記載を省略しております。
(4) 地域別に関する情報
売上収益および非流動資産の地域別内訳は次のとおりであります。
外部顧客への売上収益
前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、地域に分類しております。
当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、地域に分類しております。
非流動資産
移行日 (2016年4月1日)
(注) 非流動資産は、資産の所在地によっており、金融商品、繰延税金資産、および退職給付に係る資産を含んでおりません。
前連結会計年度 (2017年3月31日)
(注) 非流動資産は、資産の所在地によっており、金融商品、繰延税金資産、および退職給付に係る資産を含んでおりません。
当連結会計年度 (2018年3月31日)
(注) 非流動資産は、資産の所在地によっており、金融商品、繰延税金資産、および退職給付に係る資産を含んでおりません。
(5) 主要な顧客に関する情報
外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載をしておりません。
7.現金及び現金同等物
前連結会計年度末および当連結会計年度末の連結財政状態計算書上における「現金及び現金同等物」の残高と連結キャッシュ・フロー計算書上における「現金及び現金同等物」の残高は一致しております。
8.営業債権及びその他の債権
「営業債権及びその他の債権」の内訳は次のとおりであります。
9.その他の金融資産
(1) その他の金融資産の内訳
その他の金融資産の内訳は次のとおりであります。
(2) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品
取引先との関係維持、強化等を目的として保有する株式等については、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に指定しております。
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の主な銘柄および公正価値は次のとおりであります。
(3) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の認識の中止
当社グループは、資産の効率化や取引関係の見直し等を目的として、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の一部を売却しております。
各連結会計年度における売却時の公正価値および売却に係る累積損益(税引前)は次のとおりであります。
(注) その他の資本の構成要素として認識されていた累積損益は、当該資産を処分した場合および公正価値が著しく下落した場合にその他の資本の構成要素から利益剰余金へ振替えております。利益剰余金へ振替えたその他の包括利益の累積損益(税引後)は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ5百万円、70百万円であります。
10.棚卸資産
「棚卸資産」の内訳は次のとおりであります。
(注) 前連結会計年度および当連結会計年度に費用として認識された棚卸資産の取得原価は主に「売上原価」に含まれております。
費用として認識された棚卸資産の評価減の金額は次のとおりであります。
11.その他の資産
その他の資産の内訳は次のとおりであります。
12.有形固定資産
(1) 増減表
有形固定資産の増減は次のとおりであります。
取得原価
減価償却累計額および減損損失累計額
(注) 有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれております。
帳簿価額
(2) 減損損失
減損損失として認識した額は、前連結会計年度691百万円、当連結会計年度22百万円であります。
前連結会計年度における減損損失のうち、主なものは栃木県鹿沼市の遊休資産に対して認識した691百万円であります。当該資産は、従来はクオリティオブライフ関連製品の資金生成単位に属しておりましたが、生産拠点の再編に伴い今後の使用見込がなくなったことから、個別資産として評価しました。また、減損損失の認識については、帳簿価額を処分コスト控除後の公正価値まで減額したものであります。この主な内訳は、建物及び構築物440百万円、土地244百万円であり、回収可能価額は162百万円であります。回収可能価額はマーケット・アプローチをもとに測定しており、公正価値ヒエラルキーのレベルはレベル3であります。
減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。
減損損失のセグメント別内訳については、注記「6.セグメント情報」に記載しております。
(3) コミットメント
有形固定資産の取得に関するコミットメントについては、注記「30.コミットメント」に記載しております。
13.のれんおよびその他の無形資産
(1) 増減表
のれんおよびその他の無形資産の増減は次のとおりであります。
取得原価
償却累計額および減損損失累計額
(注) 無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれております。
帳簿価額
(2) 重要なのれんおよびその他の無形資産の詳細
上記ののれんおよび耐用年数が確定できないその他の無形資産のうち、重要なものは米国子会社の航空機内装部品事業および医療機器事業ののれんであり、移行日、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ4,681百万円(うち航空機内装部品事業 3,387百万円、医療機器事業 1,294百万円)、3,033百万円(うち航空機内装部品事業 2,022百万円、医療機器事業 1,011百万円)および2,796百万円(うち航空機内装部品事業 1,839百万円、医療機器事業 957百万円)であります。
(3) のれんの減損テストおよび減損損失
当連結会計年度において、各資金生成単位に配分されたのれんのうち、主要なものは米国子会社の航空機内装部品事業および医療機器事業ののれんであり、次のとおり減損テストを行っております。
① 航空機内装部品資金生成単位
回収可能価額は、過去の経験と外部からの情報をもとに作成され経営陣によって承認された今後5年間の事業計画を基礎とし、使用価値にて算定しております。6年目以降は、5年目の将来キャッシュ・フローが継続するという前提のターミナルバリューを基礎としたキャッシュ・フローの見積額を用いて使用価値を算定しております。また、税引前の割引率は17.3%(前連結会計年度:21.3%)を使用しております。
減損テストの結果、前連結会計年度において、回収可能価額がのれんを含む資金生成単位の帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の航空機内装部品事業ののれんについて1,314百万円の減損損失を計上しております。なお、回収可能価額は5,108百万円であります。当連結会計年度において、回収可能価額が帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の航空機内装部品事業ののれんについて79百万円の減損損失を計上しております。なお、回収可能価額は4,651百万円であります。
② 医療機器資金生成単位
回収可能価額は、過去の経験と外部からの情報をもとに作成され経営陣によって承認された今後5年間の事業計画を基礎とし、使用価値にて算定しております。6年目以降は、5年目の将来キャッシュ・フローが継続するという前提のターミナルバリューを基礎としたキャッシュ・フローの見積額を用いて使用価値を算定しております。また、税引前の割引率は16.6%(前連結会計年度:20.5%)を使用しております。
減損テストの結果、前連結会計年度において、回収可能価額がのれんを含む資金生成単位の帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の医療機器事業ののれんについて270百万円の減損損失を計上しております。なお、回収可能価額は1,850百万円であります。当連結会計年度において、回収可能価額は帳簿価額を221百万円上回っているため、減損損失は計上しておりません。ただし、仮に割引率が1.5%上昇した場合には、帳簿価額が回収可能価額を上回ることになります。
減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。
(4) 研究開発費
研究開発費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に計上しております。前連結会計年度および当連結会計年度における費用として計上した研究開発費の合計額は、それぞれ9,660百万円、10,053百万円であります。
14.法人所得税
(1) 繰延税金資産および繰延税金負債
繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳および増減は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
(注) 主に在外営業活動体の換算差額によるものであります。
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(注) 主に在外営業活動体の換算差額によるものであります。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金、繰越税額控除および将来減算一時差異は次のとおりであります。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効予定は次のとおりであります。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越税額控除の失効予定は次のとおりであります。
繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、移行日、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ22,390百万円、22,914百万円および26,557百万円であります。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。
(2) 法人所得税費用
法人所得税費用の内訳は次のとおりであります。
法定実効税率と実際負担税率との差異要因は次のとおりであります。
15.借入金
借入金の内訳は次のとおりであります。
(注) 借入金は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。
平均利率は、借入金の当連結会計年度末の残高に対する加重平均利率を記載しております。
16.営業債務及びその他の債務
「営業債務及びその他の債務」の内訳は次のとおりであります。
17.従業員給付
当社グループは、従業員の退職給付に充てるため、確定給付制度として積立型、非積立型の退職一時金制度、確定給付企業年金制度等を設けており、確定拠出制度として確定拠出年金制度を設けております。また、当社は退職給付信託を設定しております。
当社グループの制度資産運用は、年金受給者(将来の年金受給者を含む)に対する給付を確保するために、許容されるリスクの範囲内で制度資産価値の増大を図ることを目的としております。当社グループは、制度資産運用の基本方針を策定し、その基本方針に基づいて一貫した資産運用を行っております。制度資産の運用にあたっては、投資対象資産の期待収益率およびリスクを考慮した上で、将来にわたり最適な組み合わせである政策アセットミックスを策定し、運用担当者の選定、財政状態の定期的な確認、長期運用方針の策定、資産配分状況のモニタリングなどにより資産運用状況を管理しております。政策アセットミックスは、設定した当初前提からの市場環境の変化や積立状況の変化に対応するため、定期的に見直しを行っております。
(1) 確定給付制度
① 確定給付制度債務および制度資産の調整表
確定給付制度債務および制度資産と連結財政状態計算書に計上された確定給付負債および資産の純額との関係は次のとおりであります。
② 確定給付制度債務の現在価値の調整表
確定給付制度債務の現在価値の増減は次のとおりであります。
確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、次のとおりであります。
③ 制度資産の公正価値の調整表
制度資産の公正価値の増減は次のとおりであります。
当社グループは、翌連結会計年度(2019年3月期)に1,503百万円の掛金を拠出する予定であります。
当社グループは、法令の定めに従い、将来の給付発生に対する充当や積立不足がある場合の年金財政の均衡保持を目的として、定期的に財政検証を行うと共に、掛金拠出額の再計算を行っております。
④ 制度資産の項目ごとの内訳
制度資産の主な項目ごとの内訳は次のとおりであります。
上記の資本性金融商品および負債性金融商品は、主に信託銀行による合同運用投資で、投資資産の公正価値に基づき信託銀行が計算した純資産価値を用いて評価しており、活発な市場価格のない資産に分類しております。
⑤ 主な数理計算上の仮定
数理計算に用いた主な仮定は次のとおりであります。
⑥ 感応度分析
数理計算に用いた割引率が0.1%変動した場合に、確定給付制度債務の現在価値に与える影響は次のとおりであります。
(注) 感応度分析における確定給付制度債務の算定にあたっては、連結財政状態計算書で認識されている確定給付制度債務の算定方法と同一の方法を適用しております。感応度分析は期末日において合理的に推測し得る仮定の変動に基づき行っております。また、感応度分析は分析の対象となる数理計算上の仮定以外のすべての数理計算上の仮定が一定であることを前提としておりますが、実際には他の数理計算上の仮定の変化が影響する可能性があります。
(2) 確定拠出制度
確定拠出制度に関して費用として認識された金額は、前連結会計年度が207百万円、当連結会計年度が201百万円であります。
(3) 従業員給付費用
前連結会計年度および当連結会計年度における連結損益計算書の「売上原価」「販売費及び一般管理費」および「その他の費用」に含まれる従業員給付費用の合計額は、それぞれ44,201百万円および44,626百万円であります。
18.資本およびその他の資本項目
(1) 資本金および資本剰余金
授権株式数、発行済株式数および資本金等の残高の増減は次のとおりであります。
(注) 1 当社の発行する株式は、すべて権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みとなっております。
2 自己株式の消却による減少であります。
(2) 自己株式
自己株式数および残高の増減は次のとおりであります。
(注) 期中増減の主な要因は、単元未満株式の買取による増加と、自己株式の消却による減少であります。
(3) 各種剰余金の内容および目的
① 資本剰余金
会社法では、株式の発行に対しての払込みまたは給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されております。また会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。
② 利益剰余金
会社法では、剰余金の配当により減少する剰余金の額の10分の1を、資本準備金および利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金または利益準備金として積み立てることが規定されております。積み立てられた利益準備金は、欠損補填に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取崩すことができることとされております。
(4) その他の資本の構成要素の内容および目的
在外営業活動体の換算差額
外貨建で作成された在外営業活動体の財務諸表を連結する際に発生した換算差額であります。
キャッシュ・フロー・ヘッジ
キャッシュ・フロー・ヘッジにおけるヘッジ手段に係る利得または損失のうち有効部分であります。
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の変動額
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の評価差額であります。
確定給付制度の再測定
確定給付制度の再測定は、数理計算上の差異および制度資産に係る収益(利息収益に含まれる金額を除く)の変動額であります。これについては、発生時にその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素から利益剰余金に直ちに振替えております。
19.配当金
配当金の支払額は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
配当の効力発生日が翌連結会計年度となるものは次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
20.売上収益
売上収益はほぼすべて物品の販売によるものであります。
21.販売費及び一般管理費
「販売費及び一般管理費」の内訳は次のとおりであります。
22.その他の収益および費用
「その他の収益」の内訳は次のとおりであります。
「その他の費用」の内訳は次のとおりであります。
(注) 前連結会計年度における事業再建関連費用の内訳は、特別退職金等 1,743百万円、固定資産処分損 236百万円、その他 21百万円であります。
23.金融収益および金融費用
金融収益の内訳は次のとおりであります。
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に係る受取配当金の内訳は、次のとおりであります。
金融費用の内訳は次のとおりであります。
24.その他の包括利益
その他の包括利益の各項目別の当期発生額および純損益への組替調整額、ならびに法人所得税費用の影響は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
上記のうち、非支配持分に帰属する金額は次のとおりであります。
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
上記のうち、非支配持分に帰属する金額は次のとおりであります。
25.1株当たり利益
普通株主に帰属する1株当たり当期利益の算定上の基礎は、次のとおりであります。
なお、希薄化効果を有する潜在的普通株式はありません。
26.金融商品
(1) 資本管理
当社グループの資本管理は、経営の健全性・効率性を維持し、持続的な成長を実現するため、事業のリスクとリターンに見合った適正な資本水準を維持することを基本方針としております。
そのために、当社グループは自己資本の効率性を重視し、親会社所有者帰属持分比率、親会社所有者帰属持分利益率(ROE)を主要な指標に用いております。自己資本は、親会社の所有者に帰属する持分であります。
なお、当社グループにおいて、外部から課されている自己資本に対する規制はありません。
(2) 金融商品の分類
当社グループにおける金融商品の分類ごとの帳簿価額は、次のとおりであります。
(注)連結財政状態計算書の営業債務及びその他の債務のうち、金融負債に該当しないものを除外しております。
(3) 財務上のリスク管理
当社グループは、経営活動を行う過程において、信用リスク、流動性リスク、市場リスク(為替リスク、金利リスク、市場価格の変動リスク)等の様々なリスクに晒されており、当該財務上のリスクを軽減するために、リスク管理を行っております。
① 信用リスク管理
当社グループは、保有する金融資産の相手先の債務が不履行になることにより、主に営業債権(売掛金、受取手形等)および営業債権以外の債権(貸付金等)が回収不能になるリスクに晒されております。
当社は債権管理について定めた営業債権管理規程に従い、営業債権について主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日および残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による取引先の信用リスクの早期把握や軽減を図っております。
連結子会社においても、当社の営業債権管理規程に準じて、同様の管理を行っております。
デリバティブ取引は、取引先が信用力の高い金融機関のみであることから、信用リスクは限定的であります。
予想信用損失の金額は、次のように測定しております。
・営業債権
重大な金融要素が含まれていないことから単純化したアプローチに基づき、債権を相手先の信用リスク特性に応じて区分し、その区分に応じて測定した過去の信用損失の実績率に将来の経済状況等の予測を加味した引当率を総額の帳簿価額に乗じて測定しております。
・営業債権以外の債権
原則的なアプローチに基づき、信用リスクが著しく増大していると判定されていない債権については、同種の資産の過去の信用損失の実績率に将来の経済状況等の予測を加味した引当率を総額の帳簿価額に乗じて測定しております。信用リスクが著しく増大していると判定された金融資産および信用減損金融資産については、見積将来キャッシュ・フローを当該資産の当初の実効金利で割り引いた現在価値の額と、総額の帳簿価額との差額をもって算定しております。
保有する担保およびその他の信用補完を考慮に入れない場合の信用リスクに対する最大エクスポージャーは、連結財政状態計算書に表示されている帳簿価額であります。当社グループは、一部の営業債権に対する担保として主に預り保証金を保有しており、金額は次のとおりであります。
損失評価引当金の認識対象となる金融資産の総額の帳簿価額および損失評価引当金は次のとおりであります。
なお、全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産の信用リスク格付けは、12ヶ月の予想信用損失で測定している金融資産の信用リスク格付けに比べて相対的に低く、単純化したアプローチを適用した金融資産の信用リスク格付けは、主として12ヶ月の予想信用損失で測定している金融資産の信用リスク格付けに相当します。同一区分内における金融資産の信用リスク格付けは概ね同一であります。
(a) 営業債権
(b) 営業債権以外の債権
(注) 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産は、信用減損している金融資産であります。
(注) 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産は、信用減損している金融資産であります。
② 流動性リスク管理
流動性リスクは、当社グループが期限の到来した金融負債の返済義務を履行するにあたり、支払期日にその支払を実行できなくなるリスクであります。
当社グループでは、定期的に資金計画を作成・更新するとともに、手元資金とコマーシャル・ペーパー等により、適切な手元流動性を確保することで流動性リスクを管理しております。
主な金融負債の期日別残高は次のとおりであります。
(注)金利スワップ、金利通貨スワップについては、一部の長期借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジする目的でヘッジ手段として指定されていることから、長期借入金の契約上のキャッシュ・フローにその影響を加味して表示し、デリバティブ負債からは除外しております。
(注)金利スワップ、金利通貨スワップについては、一部の長期借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジする目的でヘッジ手段として指定されていることから、長期借入金の契約上のキャッシュ・フローにその影響を加味して表示し、デリバティブ負債からは除外しております。
(注)金利スワップ、金利通貨スワップについては、一部の長期借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジする目的でヘッジ手段として指定されていることから、長期借入金の契約上のキャッシュ・フローにその影響を加味して表示し、デリバティブ負債からは除外しております。
③ 市場リスク管理
(a) 為替リスク管理
当社グループは、国際的に事業活動を行っており、米ドルを中心とした為替リスクに晒されております。
当社および一部の連結子会社は、為替リスクを回避する目的で、為替予約取引および金利通貨スワップ取引を利用しております。ヘッジ会計の要件を満たす取引については、ヘッジ会計を適用しております。
なお、当社グループは、取引の対象物の価格変動に対する当該取引の時価変動率が大きい取引(レバレッジの効いたデリバティブ取引)は利用しておりません。
為替リスクのエクスポージャー
当社グループの為替リスクに対するエクスポージャー(純額)は次のとおりであります。なお、為替予約等により、実質的に円貨が固定された部分を除いております。
為替感応度分析
各報告期間において、日本円が米ドルに対して1%円高になった場合に、連結損益計算書の税引前利益に与える影響は次のとおりであります。
ただし、本分析においては、その他の変動要因(残高、金利等)は一定であることを前提としております。
(b) 金利リスク管理
当社グループは、変動金利による資金調達を行っているため、金利リスクに晒されております。
当社グループは、金利リスクを回避する目的で、金利スワップおよび金利通貨スワップを利用しております。また、ヘッジ会計の要件を満たす取引については、ヘッジ会計を適用しております。
金利感応度分析
各報告期間において、金利が1%上昇した場合に、連結損益計算書の税引前利益に与える影響は次のとおりであります。
ただし、本分析においては、その他の変動要因(残高、為替レート等)は一定であることを前提としております。
(c) 市場価格の変動リスク管理
当社グループは、資本性金融商品から生じる株価の変動リスクに晒されております。
当社グループは、市場価格の変動リスクを抑制するために、定期的に時価や取引先企業の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況の継続的な見直しを行っております。
当社グループが、期末日現在において保有する資本性金融商品の市場価格が10%下落した場合に、その他の包括利益(税効果考慮前)が受ける影響は、次のとおりであります。
ただし、本分析においては、その他の変動要因は一定であることを前提としております。
(4) 金融商品の公正価値
公正価値は用いられる評価技法のインプットに基づいて、以下の3つのレベルに区分しております。
レベル1:活発な市場における同一の資産または負債の市場価格により算出された公正価値
レベル2:レベル1以外の観察可能な価格を直接または間接的に使用して算出された公正価値
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値
① 公正価値の測定方法
金融商品の公正価値の測定方法は次のとおりであります。
(借入金)
借入金は、将来キャッシュ・フローを新規に同様の契約を実行した場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル3に分類しております。
(その他の金融資産等)
上場株式の公正価値については、期末日の市場価格により算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル1に分類しております。非上場株式の公正価値については、当社グループの定める最も適切かつ関連性の高い入手可能なデータを利用するための方針と手続に基づき、当該投資先の将来の収益性の見通し、純資産価値等の定量的な情報を総合的に考慮した適切な評価方法により算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル3に分類しております。
デリバティブは取引先金融機関から提示された価格に基づいて算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類しております。
② 金融商品の帳簿価額と公正価値
金融商品の帳簿価額と公正価値は次のとおりであります。
(注) 帳簿価額が公正価値、または公正価値の合理的な近似値となっている金融商品は上表には含めておりません。
③ 公正価値ヒエラルキー
公正価値で測定する金融資産および金融負債の公正価値ヒエラルキーのレベル別の内訳は次のとおりであります。公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各報告期間の末日において認識しております。
移行日(2016年4月1日)
前連結会計年度(2017年3月31日)
(注) 公正価値ヒエラルキーのレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。
当連結会計年度(2018年3月31日)
(注) 公正価値ヒエラルキーのレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。
レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表
(5) デリバティブ
(キャッシュ・フロー・ヘッジ)
当社は、一部の借入を変動金利借入、外貨建変動金利借入により行っており、その範囲で支払金利の変動リスクおよび為替の変動リスクに晒されております。これらのリスクに対するヘッジを目的とした金利スワップおよび金利通貨スワップを締結し、これらの借入を実質的に固定金利借入および円貨の固定金利借入に転換、キャッシュ・フローの支払額を固定化するリスク管理戦略を採用しております。
これらの借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジ対象として指定し、金利スワップと金利通貨スワップから通貨ベーシス・スプレッドを除いた部分をヘッジ手段として指定することをヘッジ方針としています。また、ヘッジ手段とヘッジ対象の経済的関係性およびリスク管理方針に照らしてヘッジ比率を1:1に設定しております。
上記リスクに対するヘッジ会計の適用にあたっては、ヘッジ対象とヘッジ手段の経済的関係の確認を金利スワップについては参照金利、金利期間、金利改定日および満期ならびに想定元本または額面に基づいて、金利通貨スワップについては関連するキャッシュ・フローの通貨、金額および発生時期に基づいて判断しております。各ヘッジ関係において指定したデリバティブがヘッジ対象のキャッシュ・フローの変動を有効に相殺し、今後も有効に相殺する見通しか否かを、仮想デリバティブ法を用いて評価しております。
キャッシュ・フロー・ヘッジ手段として指定されたデリバティブ取引の公正価値の変動はヘッジが有効な範囲においてその他の包括利益として認識し、その他の資本の構成要素に含まれており、ヘッジ対象が純損益に認識された時点で純損益へ振替えております。
現在ヘッジを適用しているヘッジ関係においては、ヘッジ手段とヘッジ対象の重要な条件はすべて一致しております。よって、ヘッジ関係におけるヘッジの非有効部分の主な発生原因は、為替ならびに金利の変動に起因するヘッジ対象のキャッシュ・フローの公正価値の変動に反映されていない、取引相手および当社グループ自身の信用リスクが金利通貨スワップの公正価値に及ぼす影響に限定されると考えており、また実際に前連結会計年度および当連結会計年度において重要な非有効部分は発生しておりません。
なお、各連結会計年度において、予定取引が当初予定していた時期までに実行されないためにキャッシュ・フロー・ヘッジを終了したものはありません。
① ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段の想定元本
各連結会計年度において、ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係る想定元本は、次のとおりであります。
(注)移行日および前連結会計年度の金利スワップにおける平均利率は0.38%であり、金利通貨スワップにおける平均利率は0.22%、平均レートは1米ドルあたり105.25円であります。
当連結会計年度の金利スワップにおける平均利率は0.39%であり、金利通貨スワップにおける平均利率は0.22%、平均レートは1米ドルあたり105.25円であります。
② ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係る公正価値
ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係るヘッジ種類別の公正価値は、次のとおりであります。
③ その他の資本の構成要素
その他の資本の構成要素の増減は次のとおりであります。
(a) 金利スワップ
(注) 税効果考慮前の金額は、前連結会計年度および当連結会計年度でそれぞれ28百万円、26百万円であり、連結損益計算書上の「金融費用」に含まれております。
(b) 金利通貨スワップ
(注) 税効果考慮前の金額は、前連結会計年度および当連結会計年度でそれぞれ△95百万円、△169百万円であり、連結損益計算書上の「金融費用」に含まれております。
27.重要な子会社
当社の重要な子会社は「第1 企業の概況 4関係会社の状況」に記載のとおりであります。
28.財務活動から生じた負債の変動
財務活動から生じた負債の変動は、次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
(注) 1 長期借入金には、1年内返済予定長期借入金を含めております。
2 デリバティブは、長期借入金をヘッジする目的で保有しているものです。
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(注) 1 長期借入金には、1年内返済予定長期借入金を含めております。
2 デリバティブは、長期借入金をヘッジする目的で保有しているものです。
29.関連当事者
主要な経営幹部に対する報酬
30.コミットメント
決算日以降の支出に関するコミットメントは以下のとおりであります。
31. 後発事象
当社は、2018年5月14日開催の取締役会におきまして、単元株式数の変更および定款の一部変更について決議するとともに、2018年6月22日開催の第127期定時株主総会に株式併合に関する議案を付議することを決議し、同株主総会において同議案が承認可決されました。その内容については次のとおりであります。
(1) 株式併合の目的
全国証券取引所において売買単位を100株に統一するための取組みが推進されていることを踏まえ、当社株式の単元株式数を1,000株から100株に変更するにあたり、証券取引所が望ましいとする投資単位の水準(5万円以上50万円未満)に調整することを目的としたものです。
(2) 株式併合の割合及び時期
2018年10月1日をもって、2018年9月30日の最終の株主名簿に記録された株主の所有株式5株につき1株の割合で併合いたします。
(3) 株式併合により減少する株式数
(注)上記「株式併合前の発行済株式総数」に併合比率を乗じて算出した理論値です。
(4) 1株当たり情報に及ぼす影響
当該株式併合が前連結会計年度の期首に実施されたと仮定した場合の、前連結会計年度および当連結会計年度における1株当たり情報は次のとおりであります。
32.初度適用
当社グループは、当連結会計年度からIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しております。日本基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2017年3月31日に終了する連結会計年度に関するものであり、IFRSへの移行日は2016年4月1日であります。
IFRS第1号の免除規定
IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社(以下、初度適用企業)に対して、原則として、IFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めております。ただし、IFRS第1号では、IFRSで要求される基準の一部について強制的に免除規定を適用しなければならないものと任意に免除規定を適用するものを定めております。これらの規定の適用に基づく影響は、移行日において利益剰余金、またはその他の資本の構成要素で調整しております。当社グループが日本基準からIFRSへ移行するにあたり、適用した免除規定は次のとおりであります。
・企業結合
初度適用企業は、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」(以下、IFRS第3号)を遡及適用しないことを選択することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号を遡及適用しないことを選択しております。この結果、移行日前の企業結合から生じたのれんの額については、日本基準に基づく移行日時点での帳簿価額によっております。なお、のれんについては、減損の兆候の有無に関わらず、移行日時点で減損テストを実施しております。
・在外営業活動体の換算差額
IFRS第1号では、移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められております。当社グループは、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなすことを選択しております。
・以前に認識した金融商品の指定
IFRS第1号では、IFRS第9号における分類について、当初認識時点で存在する事実および状況ではなく、移行日時点の事実および状況に基づき判断することが認められております。また、移行日時点に存在する事実および状況に基づき資本性金融商品の公正価値の変動をその他の包括利益を通じて測定する金融資産として指定することが認められております。
当社グループは、IFRS第9号における分類について、移行日時点で存在する事実および状況に基づき判断を行っており、一部の資本性金融商品についてその他の包括利益を通じて測定する金融資産として指定しております。
IFRS第1号の強制的な例外規定
IFRS第1号では、「金融資産及び金融負債の認識の中止」、「ヘッジ会計」、「非支配持分」および「金融資産の分類及び測定」等について、IFRSの遡及適用を禁止しております。当社グループはこれらの項目について移行日より将来に向かって適用しております。
IFRSの初度適用において開示が求められる調整表は以下のとおりであります。
なお、調整表の「日本基準」の数値は百万円未満を切り捨て、「表示組替」、「認識・測定の差異」および「IFRS」の数値は百万円未満を四捨五入して表示しております。
2016年4月1日(移行日)現在の資本に対する調整
2017年3月31日(直近の日本基準の連結財務諸表作成日)現在の資本に対する調整
資本に対する調整に関する注記
(1) 営業債権及びその他の債権の振替
日本基準では流動資産の「その他」に含めていた未収入金については、IFRSでは「営業債権及びその他の債権」に振替えて表示しております。
(2) 貸倒引当金の振替
日本基準では区分掲記していた「貸倒引当金(流動)」については、IFRSでは「営業債権及びその他の債権」から直接控除して償却原価に反映するように振替え、また、「貸倒引当金(固定)」についても同様に、「その他の金融資産(非流動)」から直接控除して償却原価に反映するように振替えております。
(3) 収益認識時点の変更に伴う営業債権および棚卸資産の調整
日本基準では出荷基準により認識していた一部の物品販売取引について、物品の引渡時点で収益認識するように変更したため、営業債権および棚卸資産を調整しております。
(4) その他の金融資産の振替
日本基準では流動資産の「現金及び預金」に含まれていた3ヶ月超の定期預金および「その他(流動)」に含めていた短期貸付金については、IFRSでは「その他の金融資産(流動)」に振替えて表示し、日本基準では区分掲記していた「投資有価証券」および「長期貸付金」、ならびに「その他(固定)」に含めていた金融資産については、IFRSでは「その他の金融資産(非流動)」に振替えて表示しております。
(5) 繰延税金資産および繰延税金負債の振替、繰延税金資産の回収可能性の再検討
IFRSでは繰延税金資産・負債については、流動・非流動を区別することなく、すべて非流動項目に分類するものとされているため、流動項目に計上している繰延税金資産・負債については非流動項目に振替えております。また、IFRSの適用に伴い、すべての繰延税金資産の回収可能性を再検討しております。
(6) 有形固定資産の計上額の調整
国庫補助金以外による圧縮記帳について、IFRSにおいては圧縮記帳が認められないため、日本基準で直接減額方式で処理をしていたものを取り消し、一時に収益として認識しております。
(7) のれんの計上額の調整
日本基準において、のれんは20年以内の年数で均等償却を行っており、減損の兆候がある場合にのみ、のれんを含む各資産グループの帳簿価額と割引前将来キャッシュ・フローを比較し、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回った場合に限り、割引後将来キャッシュ・フローである回収可能価額まで減損損失を認識しております。
IFRSにおいては、のれんは償却を行わず、減損の兆候の有無に関わらず毎期減損テストを実施し、のれんを含む各資金生成単位グループの帳簿価額と割引後将来キャッシュ・フローである回収可能価額を比較し、割引後将来キャッシュ・フローである回収可能価額まで減損損失を認識しております。
回収可能価額は使用価値により測定しており、使用価値は、過去の経験と外部からの情報をもとに作成され経営陣によって承認された今後5年以内の事業計画を基礎とし、6年目以降は、ターミナルバリューを基礎としたキャッシュ・フローの見積額を用いて、使用価値にて算定しております。割引率は、資金生成単位または資金生成単位グループが属する市場もしくは国の税引前加重平均資本コストをもとに算定しております。
移行日時点の事業計画に基づき、のれんの減損テストを実施した結果、割引後キャッシュ・フローである回収可能価額がのれんを含む帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の航空機内装部品事業および医療機器事業ののれんについて16,540百万円(うち航空機内装部品事業 13,151百万円、医療機器事業 3,390百万円)、ベルギー子会社ののれんについて966百万円の減損損失を計上しております。また、米国子会社ののれんの回収可能価額は6,998百万円(うち航空機内装部品事業 5,146百万円、医療機器事業 1,852百万円)、ベルギー子会社ののれんの回収可能価額は3,984百万円であります。なお、税引前の割引率は、米国子会社の航空機内装部品事業において20.9%、医療機器事業において20.9%、ベルギー子会社において19.5%を使用しております。
また、前連結会計年度末時点の事業計画に基づき、のれんの減損テストを実施した結果、割引後キャッシュ・フローである回収可能価額がのれんを含む帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の航空機内装部品事業および医療機器事業ののれんについて1,584百万円(うち航空機内装部品事業 1,314百万円、医療機器事業 270百万円)の減損損失を計上しております。また、回収可能価額は6,958百万円(うち航空機内装部品事業 5,108百万円、医療機器事業 1,850百万円)であります。なお、税引前の割引率は、米国子会社の航空機内装部品事業において21.3%、医療機器事業において20.5%を使用しております。
(8) 非上場株式の計上額の調整
非上場株式について、日本基準では取得原価を基礎として計上し、必要により発行会社の財政状態の悪化に応じて減損処理を行っておりましたが、IFRSではその他の包括利益を通じて公正価値で測定する選択をしております。この結果、「その他の金融資産」の残高が移行日において2,450百万円、前連結会計年度において2,450百万円増加しております。
(9) 持分法で会計処理されている投資の振替
日本基準では「投資有価証券」に含めていた「持分法で会計処理されている投資」について、IFRSでは区分掲記しております。
(10) 借入金の振替、調整
日本基準では流動負債として区分掲記していた「短期借入金」、「1年内返済予定の長期借入金」および「コマーシャル・ペーパー」については、IFRSでは「借入金(流動)」に振替えて表示し、また、日本基準では固定負債として表示していた「長期借入金」については、IFRSでは「借入金(非流動)」に振替えて表示しております。
また、日本基準においては、金利通貨スワップについて一体処理(特例処理・振当処理)の要件を満たしている場合は一体処理を採用しておりましたが、IFRSでは一体処理は認められないため、ヘッジ対象である外貨建て借入金の期末日レートでの換算替えを行い、金利通貨スワップは純損益を通じて公正価値で測定しております。この結果、「借入金(非流動)」が移行日において927百万円、前連結会計年度において873百万円増加しております。
(11) 営業債務及びその他の債務の振替
日本基準では流動負債として区分掲記していた「賞与引当金」、および「その他」に含めていた未払金等の債務については、IFRSでは「営業債務及びその他の債務」に振替えて表示しております。
また、日本基準では会計処理をしていなかった未消化の有給休暇について、IFRSでは「営業債務及びその他の債務」として負債計上しております。この結果、「営業債務及びその他の債務」が移行日において925百万円、前連結会計年度において845百万円増加しております。
(12) 退職給付に係る負債の調整
当社グループは、日本基準では数理計算上の差異について、主として発生した年度に一括で損益処理しておりましたが、IFRSでは数理計算上の差異は発生時にその他の包括利益に認識し、直ちに利益剰余金に振替えるものとしております。
(13) その他の資本の構成要素の調整
日本基準では金利スワップについては、特例処理の要件を満たしている場合は特例処理を採用し、金利通貨スワップについては、一体処理(特例処理・振当処理)の要件を満たしている場合は一体処理を採用しておりましたが、IFRSではキャッシュ・フロー・ヘッジの方法により、金利スワップおよび金利通貨スワップの公正価値を連結財政状態計算書に認識しており、ヘッジの有効部分については、「その他の資本の構成要素」で認識しております。この結果、「その他の資本の構成要素」が移行日において639百万円、前連結会計年度において368百万円減少しております。
(14) 在外営業活動体に係る累積換算差額の振替
初度適用に際して、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、移行日における累積換算差額をすべて利益剰余金に振替えております。
(15) 利益剰余金に対する調整
(※) 税効果を控除した金額となっております。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)(直近の日本基準の連結財務諸表作成年度)に係る損益および包括利益に対する調整
損益および包括利益に対する調整に関する注記
(1) 売上収益に係る調整
日本基準では出荷基準により認識していた一部の物品販売取引について、IFRSでは物品の引渡時点で収益認識するように変更しております。
(2) 退職給付に係る負債の会計処理
当社グループは、日本基準では数理計算上の差異について、主として発生した年度に一括で損益処理しておりましたが、IFRSでは数理計算上の差異は発生時にその他の包括利益に認識し、直ちに利益剰余金に振替えるものとしております。
日本基準での割引率および期待運用収益率に替えて、IFRSでは確定給付負債(資産)の純額に対して割引率のみを使用しております。
(3) 表示科目に対する調整
日本基準では「営業外収益」、「営業外費用」、「特別利益」および「特別損失」に表示していた項目を、IFRSでは財務関係損益については「金融収益」および「金融費用」として計上し、それ以外の項目については、「その他の収益」、「その他の費用」および「持分法による投資利益」に表示しております。
(4) のれんに対する調整
日本基準ではのれんはその効果の及ぶ期間で定額償却し、のれん償却費1,476百万円を「販売費及び一般管理費」に計上しておりましたが、IFRSでは償却を行っておりません。
(5) 法人所得税費用
日本基準では「法人税、住民税及び事業税」、「法人税等調整額」を区分掲記しておりましたが、IFRSでは「法人所得税費用」として一括して表示しております。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)(直近の日本基準の連結財務諸表作成年度)に係るキャッシュ・フローに対する調整
日本基準に基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書と、IFRSに基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書に重要な差異はありません。
住友ベークライト株式会社(以下、当社)は日本に所在する企業であります。その登記されている本社および主要な事業所の住所はホームページ(URL http://www.sumibe.co.jp/)で開示しております。本連結財務諸表は、2018年3月31日を期末日とし、当社およびその子会社(以下、当社グループ)により構成されております。
当社グループの主な事業内容は、半導体関連材料、高機能プラスチックおよびクオリティオブライフ関連製品の製造販売等であります。各事業の内容については注記「6.セグメント情報」に記載しております。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨および初度適用に関する事項
当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2の「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。
本連結財務諸表は、2018年6月22日に当社取締役会によって承認されております。
当社グループは、2018年3月31日に終了する連結会計年度からIFRSを初めて適用しており、IFRSへの移行日は2016年4月1日であります。IFRSへの移行日および比較年度において、IFRSへの移行が当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に与える影響は、注記「32.初度適用」に記載しております。
当社グループの会計方針は2018年3月31日に有効なIFRSに準拠しております。
なお、適用した免除規定については、注記「32.初度適用」に記載しております。
(2) 測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、注記「3.重要な会計方針」に記載しております金融商品、退職給付制度に係る負債(資産)の純額等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
(3) 機能通貨および表示通貨
当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。
(4) 新基準の早期適用
当社グループはIFRS第9号「金融商品」(2009年11月公表、2014年7月改訂、以下、IFRS第9号)を早期適用しております。
3.重要な会計方針
(1) 連結の基礎
① 子会社
子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。当社グループがある企業への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャーまたは権利を有し、かつ、当該企業に対するパワーにより当該リターンに影響を及ぼす能力を有している場合に、当社グループは当該企業を支配していると判断しております。
子会社の財務諸表は、当社グループが支配を獲得した日から支配を喪失する日まで、連結の対象に含めております。
子会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該子会社の財務諸表に調整を加えております。当社グループ間の債権債務残高および内部取引高、ならびに当社グループ間の取引から発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しております。
子会社持分を一部処分した際、支配が継続する場合には、資本取引として会計処理しております。非支配持分の調整額と対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されております。
支配を喪失した場合には、支配の喪失から生じた利得または損失は純損益で認識しております。
なお、決算日が異なる子会社の財務諸表は、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。
② 関連会社
関連会社とは、当社グループが当該企業に対し、財務および営業の方針に重要な影響力を有しているものの、支配をしていない企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20%以上を保有する場合、当社グループは、重要な影響力がないことが明確に証明できない限り、当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定されます。
関連会社への投資は、取得時には取得原価で認識され、以後は持分法によって会計処理しております。
関連会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該関連会社の財務諸表に調整を加えております。
連結財務諸表には、他の株主との関係等により、決算日を統一することが実務上不可能であるため、決算日の異なる関連会社への投資が含まれております。
決算日の差異により生じる期間の重要な取引または事象の影響については調整を行っております。
(2) 外貨換算
① 外貨建取引
外貨建取引は、取引日の為替レートで機能通貨に換算しております。
期末日における外貨建貨幣性資産および負債は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しております。
公正価値で測定される外貨建非貨幣性資産および負債は、当該公正価値の測定日における為替レートで機能通貨に換算しております。
換算または決済により生じる換算差額は、純損益として認識しております。ただし、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品、およびキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額のうち有効部分については、その他の包括利益として認識しております。
② 在外営業活動体の財務諸表
在外営業活動体の資産および負債については期末日の為替レート、収益および費用については期中の為替レートが著しく変動していない限り平均為替レートを用いて日本円に換算しております。在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる換算差額は、その他の包括利益として認識しております。在外営業活動体を処分した場合は、その在外営業活動体に関連する累積換算差額を処分した期の純損益に振替えております。
(3) 金融商品
① 金融資産
金融資産は、当初認識時において、償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。金融資産は、当社グループが当該金融資産の契約当事者となった取引日に当初認識しております。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は公正価値で当初測定しておりますが、その他の金融資産は公正価値に当該金融資産に直接起因する取引コストを加算した金額で当初測定しております。
金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、または金融資産を譲渡し、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを移転している場合に認識を中止しております。
(a) 償却原価で測定する金融資産
次の条件がともに満たされる金融資産を償却原価で測定する金融資産に分類しております。
・契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、金融資産が保有されている。
・金融資産の契約条件により、元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。
当初認識後は、実効金利法に基づく償却原価で測定しております。
(b) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(負債性金融商品)
次の条件がともに満たされる負債性金融商品は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品に分類しております。
・契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方のために金融資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、金融資産が保有されている。
・金融資産の契約条件により、元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。
当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動はその他の包括利益に含めて認識しております。当該資産を処分した場合、その他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額をその他の資本の構成要素から純損益に組替調整額として振替えております。
(c) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(資本性金融商品)
取引先との関係維持、強化などを目的として保有する株式等については、当初認識時にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に指定しております。
当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動をその他の包括利益として認識しております。ただし、当該資産から生じる配当金については、配当を受領する権利が確定した時点で金融収益として、純損益で認識しております。また、当該資産を処分した場合および公正価値が著しく下落した場合にその他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額をその他の資本の構成要素から利益剰余金へ振替えております。
(d) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
上記の償却原価で測定する金融資産またはその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。
当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動は純損益で認識しております。
② 金融資産の減損
償却原価で測定する金融資産およびその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(負債性金融商品)の回収可能性について、期末日ごとに当該資産に係る信用リスクが当初認識時点から著しく増大しているかどうかを判定し、以下の金額で損失評価引当金を測定しております。信用リスクが著しく増大しているかどうかについては、金融資産の債務不履行リスクの変化に基づいて判断しております。
(a) 信用リスクの著しい増大が見受けられない場合
12ヶ月の予想信用損失と同額
(b) 信用リスクの著しい増大が見受けられるが、信用減損は見受けられない場合
全期間の予想信用損失と同額
(c) 信用リスクの著しい増大、信用減損がともに顕在化している場合
全期間の予想信用損失と同額
ただし、重大な金融要素が含まれていない営業債権については、常に全期間の予想信用損失で損失評価引当金を測定しております。
債務不履行発生リスクの判断にあたっては、主に以下を考慮しております。
・発行体または債務者の重大な財政的困難
・利息または元本の支払不履行または延滞などの契約違反
・債務者が破産または他の財務的再編成に陥る可能性が高くなったこと
なお、金融資産の全体または一部分について回収できないと合理的に判断される場合は、当該金額を金融資産の帳簿価額から直接減額しております。
③ 金融負債
金融負債は当初認識時に償却原価で測定する金融負債と純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に分類しております。金融負債は、当社グループが当該金融負債の契約当事者になる取引日に当初認識しております。償却原価で測定する金融負債は、公正価値に当該金融負債に直接起因する取引コストを減算した金額で当初測定しておりますが、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、公正価値で当初測定しております。
金融負債が消滅したとき、すなわち契約中に特定された債務が免責、取消、または失効となったときに認識を中止しております。
(a) 償却原価で測定する金融負債
償却原価で測定する金融負債は、当初認識後は実効金利法に基づく償却原価で測定しております。
(b) 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動は純損益で認識しております。
④ デリバティブおよびヘッジ会計
当社グループは、為替リスクや金利リスクをそれぞれヘッジするために、為替予約、金利スワップ契約等のデリバティブを利用しております。これらのデリバティブは、公正価値で当初測定し、その後も公正価値で再測定しております。
ヘッジ会計の適用にあたっては、ヘッジ取引開始時に、ヘッジ対象とヘッジ手段の対応関係ならびにヘッジの実施についてのリスク管理目的および戦略に関して、公式に指定し文書を作成しております。その文書は、ヘッジ手段の特定、ヘッジの対象となる項目または取引、ヘッジされるリスクの性質およびヘッジされたリスクに起因するヘッジ対象の公正価値またはキャッシュ・フローの変動に対するエクスポージャーを相殺するに際してのヘッジ手段の有効性の評価方法が含まれます。ヘッジ有効性の継続的な評価は、各期末日またはヘッジ有効性の要求に影響を与える状況の重大な変化があったときのいずれか早い方に行っております。
キャッシュ・フロー・ヘッジに指定されたデリバティブは、ヘッジ手段であるデリバティブの公正価値変動のうち有効なヘッジと判定される部分をその他の包括利益に認識しております。ヘッジ有効部分以外は純損益で認識しております。
その他の包括利益に認識した金額は、予定取引のヘッジがその後において非金融資産または非金融負債の認識を生じさせるものである場合、または非金融資産もしくは非金融負債に係るヘッジされた予定取引が公正価値ヘッジの適用される確定約定となった場合、その他の包括利益に認識した金額を当該非金融資産または非金融負債の当初の帳簿価額に含めております。
上記以外のキャッシュ・フロー・ヘッジは、ヘッジされた予想将来キャッシュ・フローが純損益に影響を与える会計期間においてその他の資本の構成要素から純損益に振替えております。ただし、当該金額が損失であり、当該損失の全部または一部が将来の期間において回収されないと予想する場合は、回収が見込まれない金額を直ちに純損益に振替えております。
ヘッジ手段が消滅、売却、終了または行使された場合、ヘッジがヘッジ会計の要件を満たしていない場合は、ヘッジ会計を将来に向けて中止しております。予定取引の発生がもはや見込まれない場合は、その他の包括利益に認識した金額は、直ちにその他の資本の構成要素から純損益に振替えております。
(4) 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金および容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。
(5) 棚卸資産
棚卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い価額で測定しております。正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成までに要する見積原価および見積販売コストを控除した額であります。取得原価は、主として加重平均法に基づいて算定されており、購入原価、加工費および現在の場所および状態に至るまでに要したすべてのコストを含んでおります。
(6) 有形固定資産
有形固定資産については、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した額で測定しております。
取得原価には、資産の取得に直接関連するコスト、解体・除去および土地の原状回復コスト、および資産計上すべき借入コストが含まれております。
土地および建設仮勘定以外の各資産の減価償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、定額法で計上されております。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は次のとおりであります。
・建物及び構築物 5-60年
・機械装置及び運搬具 4-12年
なお、見積耐用年数、残存価額および減価償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。
(7) 無形資産
① のれん
当社グループは、のれんを取得日時点で測定した被取得企業に対する非支配持分の認識額を含む譲渡対価の公正価値から、取得日時点における識別可能な取得資産および引受負債の純額(通常、公正価値)を控除した額として測定しております。
のれんの償却は行わず、毎期または減損の兆候が存在する場合には、その都度、減損テストを実施しております。
のれんの減損損失は連結損益計算書において認識され、その後の戻入れは行っておりません。
また、のれんは連結財政状態計算書において、取得原価から減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上されます。
② その他の無形資産
のれん以外の無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。
当初認識後は、それぞれの見積耐用年数にわたって定額法で償却し、取得原価から償却累計額および減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上しております。主要な無形資産の見積耐用年数は次のとおりであります。なお、耐用年数を確定できない無形資産はありません。
ソフトウエア 社内利用可能期間(5年)
なお、見積耐用年数、残存価額および償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。
(8) 非金融資産の減損
期末日に、非金融資産が減損している可能性を示す兆候があるか否かを検討しております。減損の兆候が存在する場合は、当該資産またはその資産が属する資金生成単位の回収可能価額を見積っております。のれんおよびいまだ使用可能でない無形資産は、毎期、および減損の兆候がある場合はいつでも、減損テストを実施しております。のれんは、企業結合のシナジー効果によりキャッシュ・フローの獲得への貢献が期待される資金生成単位(最小の単位または単位グループ)に配分しております。
回収可能価額は、資産または資金生成単位の処分コスト控除後の公正価値および使用価値のいずれか高い金額であります。回収可能価額が帳簿価額を下回っている場合に、当該資産または資金生成単位をその回収可能価額まで減額し、当該減額を減損損失として純損益で認識しております。認識した減損損失は、まずその資金生成単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するよう配分し、次に資金生成単位内ののれんを除く各資産の帳簿価額を比例的に減額するように配分しております。
期末日に、過去の期間にのれん以外の資産または資金生成単位について認識した減損損失がもはや存在しないかまたは減少している可能性を示す兆候があるかどうかを検討しております。そのような兆候が存在する場合は、回収可能価額を見積り、当該資産または資金生成単位の帳簿価額を回収可能価額まで増額して減損損失の戻入れを行っております。減損損失の戻入れによって増加する資産または資金生成単位の帳簿価額は、過去の期間において当該資産または資金生成単位について認識した減損損失がなかったとした場合の(償却または減価償却控除後の)帳簿価額を超えないようにしております。減損損失の戻入れは直ちに純損益で認識しております。のれんについて認識した減損損失は、以後の期間において戻入れは行っておりません。
(9) 従業員給付
①短期従業員給付
短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として認識しております。賞与および有給休暇費用については、それらを支払う法的もしくは推定的な債務を負っており、信頼性のある見積りが可能な場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しております。
②退職給付
当社グループは、従業員の退職給付制度として確定給付制度と確定拠出制度を運営しております。
当社グループは、確定給付制度債務の現在価値および関連する当期勤務費用ならびに過去勤務費用を、予測単位積増方式を用いて算定しております。
割引率は、将来の毎年度の給付支払見込日までの期間をもとに割引期間を設定し、割引期間に対応した期末日時点の優良社債の市場利回りに基づき算定しております。
確定給付制度に係る負債または資産は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して算定しております。
確定給付制度の再測定額は、発生した期においてその他の包括利益として一括認識し、直ちにその他の資本の構成要素から利益剰余金に振替えております。
過去勤務費用は、発生した期の純損益として処理しております。
確定拠出制度に係る費用は、拠出した時点で費用として認識しております。
(10) 収益
① 物品の販売
通常の営業活動における物品の販売による収益は、返品、値引きおよび割戻し控除後に受領する対価の公正価値で測定しており、物品の所有に伴う重要なリスクおよび経済価値を買手に移転し、物品に対する継続的な関与および実質的支配を保持せず、将来の経済的便益が当社グループに流入する可能性が高く、収益およびそれに対応する原価を信頼性をもって測定可能である場合に認識しております。なお、通常、これらの条件がすべて満たされるときは、物品の引渡時になります。
② 利息収益
利息収益は、実効金利法により認識しております。
③ 配当金
配当収益は、配当を受け取る権利が確定した時点で認識しております。
(11) 法人所得税
法人所得税は、当期税金および繰延税金から構成されております。これらは、企業結合に関連するもの、および直接資本で認識される項目またはその他の包括利益で認識される項目を除き、純損益として認識しております。
当期税金は、税務当局に対する納付または税務当局から還付が予想される金額で測定されます。税額の算定にあたっては、当社グループが事業活動を行い、課税対象となる損益を稼得する国において、連結会計年度末日までに制定または実質的に制定されている税率および税法に従っております。
繰延税金は、決算日における資産および負債の会計上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異、繰越欠損金および繰越税額控除に対して認識しております。繰延税金資産および負債は、連結会計年度末日において制定されている、または実質的に制定されている法定税率および税法に基づいて資産が実現する期間または負債が決済される期間に適用されると予想される税率および税法によって測定されます。繰延税金資産は、将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金および繰越税額控除のうち、将来課税所得に対して利用できる可能性が高い範囲内で認識しております。
なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産および負債を認識しておりません。
・のれんの当初認識から生じる一時差異
・企業結合取引を除く、会計上の利益にも税務上の課税所得にも影響を与えない取引によって発生する資産および負債の当初認識により生じる一時差異
・子会社および関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異について、当該一時差異を解消する時期をコントロールすることができ、かつ予測可能な期間にその一時差異が解消しない可能性が高い場合
繰延税金資産および負債は、当期税金負債と当期税金資産を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、相殺しております。
(12) 1株当たり利益
基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。
(13) 自己株式
自己株式は取得原価で評価され、資本から控除しております。当社の自己株式の購入、売却または消却において利得または損失は認識しておりません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は、資本剰余金として認識されます。
4.重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用ならびに資産、負債、収益および費用の金額に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。
見積りおよびその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間およびそれ以降の将来の会計期間において認識されます。
経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断および見積りは次のとおりであります。
・棚卸資産の評価(注記「10.棚卸資産」)
・有形固定資産、無形資産の耐用年数および残存価額の見積り(注記「3.重要な会計方針」(6) 有形固定資産、
(7) 無形資産、「12.有形固定資産」および「13.のれんおよびその他の無形資産」)
・非金融資産の減損(注記「12.有形固定資産」および「13.のれんおよびその他の無形資産」)
・繰延税金資産の回収可能性(注記「14.法人所得税」)
・確定給付制度債務の測定(注記「17.従業員給付」)
・金融商品の評価(注記「26.金融商品」)
5.未適用の新基準
連結財務諸表の承認日までに主に以下の基準書および解釈指針の新設または改訂が公表されておりますが、当社グループはこれらを早期適用しておりません。
なお、IFRS第15号の適用が当社グループの連結財務諸表へ与える重要な影響はありません。IFRS第16号の適用が当社グループの連結財務諸表へ与える影響は検討中であり、現時点で見積ることはできません。
| IFRS | 強制適用時期 (以後開始年度) | 当社グループ 適用時期 | 新設・改訂の概要 | |
| IFRS第15号 | 顧客との契約から生じる収益 | 2018年1月1日 | 2019年3月期 | 収益認識に関する会計処理の改訂 |
| IFRS第16号 | リース | 2019年1月1日 | 2020年3月期 | リースに関する会計処理の改訂 |
6.セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、取り扱う製品・サービス別に事業を区分し、生産・販売・研究を一体的に運営する事業部門制を採用しております。各事業部門は、取り扱う製品・サービスについて国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
当社グループは、主に事業部門を基礎とした製品・サービス別の事業セグメントから構成されており、これらの事業セグメントを基礎に製品の市場における主要用途および事業の類似性を勘案し、「半導体関連材料」、「高機能プラスチック」、および「クオリティオブライフ関連製品」の3つを報告セグメントとしております。
各報告セグメントに属する主な製品およびサービスの内容は次のとおりであります。
| 報告セグメント | 主要な製品・サービス |
| 半導体関連材料 | 半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、感光性ウェハーコート用液状樹脂、半導体用液状樹脂、半導体基板材料 |
| 高機能プラスチック | フェノール樹脂成形材料、工業用フェノール樹脂、成形品、合成樹脂接着剤、フェノール樹脂銅張積層板、エポキシ樹脂銅張積層板、航空機内装部品 |
| クオリティオブライフ関連製品 | 医療機器製品、メラミン樹脂化粧板・化粧シート、ビニル樹脂シートおよび複合シート、鮮度保持フィルム、ポリカーボネート樹脂板、塩化ビニル樹脂板、防水工事の設計ならびに施工請負、バイオ製品 |
(2) セグメント収益および業績
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||||
| 報告セグメント | その他 (注)2 | 合計 | 調整額 (注)3 | 連結財務 諸表計上額 | |||
| 半導体 関連材料 | 高機能 プラス チック | クオリティ オブライフ 関連製品 | |||||
| 売上収益 | |||||||
| 外部顧客への売上 収益 | 47,209 | 85,156 | 64,985 | 749 | 198,100 | ― | 198,100 |
| セグメント間の内部 売上収益または振替高 | ― | 125 | 0 | ― | 126 | △126 | ― |
| 計 | 47,209 | 85,282 | 64,985 | 749 | 198,225 | △126 | 198,100 |
| セグメント利益 (事業利益)(注)1 | 7,439 | 7,814 | 4,101 | 211 | 19,565 | △2,907 | 16,658 |
| セグメント資産 | 66,103 | 102,487 | 66,173 | 1,951 | 236,715 | 17,048 | 253,763 |
| その他の項目 | |||||||
| 減価償却費および 償却費 | 2,493 | 4,120 | 2,757 | 39 | 9,409 | 496 | 9,905 |
| 減損損失 | ― | 1,314 | 961 | ― | 2,275 | ― | 2,275 |
| 資本的支出 | 1,475 | 5,176 | 3,379 | 11 | 10,042 | 384 | 10,426 |
(注) 1 セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
2 「その他」の区分は、試験研究の受託、土地の賃貸等を含んでおります。
3 調整額は、次のとおりであります。
(1) 「セグメント利益」の調整額△2,907百万円には、セグメント間取引消去△24百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△2,883百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない基礎研究費用等であります。
(2) 「セグメント資産」の調整額17,048百万円には、セグメント間取引消去△47百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産17,094百万円が含まれております。全社資産の主なものは、当社での投資有価証券、基礎研究および当社の一般管理部門に係る資産等であります。
(3) 「資本的支出」の調整額384百万円は、主に基礎研究および当社の一般管理部門への設備投資額であります。
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||||
| 報告セグメント | その他 (注)2 | 合計 | 調整額 (注)3 | 連結財務 諸表計上額 | |||
| 半導体 関連材料 | 高機能 プラス チック | クオリティ オブライフ 関連製品 | |||||
| 売上収益 | |||||||
| 外部顧客への売上 収益 | 51,659 | 92,583 | 66,879 | 698 | 211,819 | ― | 211,819 |
| セグメント間の内部 売上収益または振替高 | ― | 152 | 0 | ― | 152 | △152 | ― |
| 計 | 51,659 | 92,735 | 66,879 | 698 | 211,971 | △152 | 211,819 |
| セグメント利益 (事業利益)(注)1 | 9,549 | 7,589 | 5,110 | 215 | 22,464 | △3,213 | 19,251 |
| セグメント資産 | 71,438 | 109,668 | 69,208 | 2,022 | 252,335 | 19,912 | 272,247 |
| その他の項目 | |||||||
| 減価償却費および 償却費 | 2,437 | 3,783 | 2,822 | 24 | 9,067 | 726 | 9,793 |
| 減損損失 | ― | 101 | ― | ― | 101 | ― | 101 |
| 資本的支出 | 2,078 | 5,504 | 2,966 | 89 | 10,636 | 388 | 11,024 |
(注) 1 セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
2 「その他」の区分は、試験研究の受託、土地の賃貸等を含んでおります。
3 調整額は、次のとおりであります。
(1) 「セグメント利益」の調整額△3,213百万円には、セグメント間取引消去0百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,214百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない基礎研究費用等であります。
(2) 「セグメント資産」の調整額19,912百万円には、セグメント間取引消去△23百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産19,935百万円が含まれております。全社資産の主なものは、当社での投資有価証券、基礎研究および当社の一般管理部門に係る資産等であります。
(3) 「資本的支出」の調整額388百万円は、主に基礎研究および当社の一般管理部門への設備投資額であります。
セグメント利益から税引前利益への調整は、次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| セグメント利益 | 16,658 | 19,251 |
| その他の収益 | 525 | 244 |
| その他の費用 | △5,123 | △896 |
| 営業利益 | 12,061 | 18,598 |
| 金融収益 | 731 | 1,080 |
| 金融費用 | △205 | △220 |
| 持分法による投資利益 | 128 | 37 |
| 税引前利益 | 12,715 | 19,495 |
(3) 製品およびサービスに関する情報
「(1)報告セグメントの概要」および「(2)セグメント収益および業績」に同様の情報を開示しておりますため、記載を省略しております。
(4) 地域別に関する情報
売上収益および非流動資産の地域別内訳は次のとおりであります。
外部顧客への売上収益
前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||
| 日本 | アジア | 北米 | 欧州その他 | 合計 | |
| 中国 | その他 | ||||
| 82,349 | 30,253 | 41,763 | 26,145 | 17,589 | 198,100 |
(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、地域に分類しております。
当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||
| 日本 | アジア | 北米 | 欧州その他 | 合計 | |
| 中国 | その他 | ||||
| 83,902 | 34,101 | 45,192 | 26,891 | 21,733 | 211,819 |
(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、地域に分類しております。
非流動資産
移行日 (2016年4月1日)
| (単位:百万円) | |||||
| 日本 | アジア | 北米 | 欧州 | 合計 | |
| 中国 | その他 | ||||
| 56,458 | 15,675 | 8,253 | 12,983 | 12,258 | 105,627 |
(注) 非流動資産は、資産の所在地によっており、金融商品、繰延税金資産、および退職給付に係る資産を含んでおりません。
前連結会計年度 (2017年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||
| 日本 | アジア | 北米 | 欧州 | 合計 | |
| 中国 | その他 | ||||
| 55,123 | 13,859 | 8,125 | 12,231 | 12,272 | 101,610 |
(注) 非流動資産は、資産の所在地によっており、金融商品、繰延税金資産、および退職給付に係る資産を含んでおりません。
当連結会計年度 (2018年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||
| 日本 | アジア | 北米 | 欧州 | 合計 | |
| 中国 | その他 | ||||
| 54,348 | 13,867 | 8,328 | 11,465 | 14,708 | 102,716 |
(注) 非流動資産は、資産の所在地によっており、金融商品、繰延税金資産、および退職給付に係る資産を含んでおりません。
(5) 主要な顧客に関する情報
外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載をしておりません。
7.現金及び現金同等物
前連結会計年度末および当連結会計年度末の連結財政状態計算書上における「現金及び現金同等物」の残高と連結キャッシュ・フロー計算書上における「現金及び現金同等物」の残高は一致しております。
8.営業債権及びその他の債権
「営業債権及びその他の債権」の内訳は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 受取手形 | 5,973 | 5,564 | 6,438 |
| 売掛金 | 35,355 | 36,417 | 40,354 |
| 未収入金 | 2,295 | 1,680 | 1,851 |
| 合計 | 43,622 | 43,662 | 48,643 |
9.その他の金融資産
(1) その他の金融資産の内訳
その他の金融資産の内訳は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| デリバティブ資産 | 163 | 415 | 65 |
| 資本性金融商品 | 20,607 | 23,864 | 26,355 |
| 貸付金 | 1,840 | 482 | 1,052 |
| その他 | 426 | 660 | 379 |
| 合計 | 23,036 | 25,421 | 27,851 |
| 流動資産 | 150 | 280 | 579 |
| 非流動資産 | 22,887 | 25,141 | 27,272 |
| 合計 | 23,036 | 25,421 | 27,851 |
(2) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品
取引先との関係維持、強化等を目的として保有する株式等については、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に指定しております。
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の主な銘柄および公正価値は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 銘柄 | 百万円 | 百万円 | 百万円 |
| 住友不動産株式会社 | 3,284 | 2,877 | 3,923 |
| MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 | 1,794 | 2,025 | 1,919 |
| 住友化学株式会社 | 1,534 | 1,874 | 1,868 |
(3) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の認識の中止
当社グループは、資産の効率化や取引関係の見直し等を目的として、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の一部を売却しております。
各連結会計年度における売却時の公正価値および売却に係る累積損益(税引前)は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | ||
| 公正価値 | 累積損益(税引前) | 公正価値 | 累積損益(税引前) |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 |
| 29 | 7 | 273 | 190 |
(注) その他の資本の構成要素として認識されていた累積損益は、当該資産を処分した場合および公正価値が著しく下落した場合にその他の資本の構成要素から利益剰余金へ振替えております。利益剰余金へ振替えたその他の包括利益の累積損益(税引後)は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ5百万円、70百万円であります。
10.棚卸資産
「棚卸資産」の内訳は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 商品及び製品 | 12,781 | 12,274 | 12,201 |
| 半製品及び仕掛品 | 5,122 | 5,442 | 5,809 |
| 原材料及び貯蔵品 | 11,140 | 11,308 | 12,933 |
| 合計 | 29,044 | 29,024 | 30,943 |
(注) 前連結会計年度および当連結会計年度に費用として認識された棚卸資産の取得原価は主に「売上原価」に含まれております。
費用として認識された棚卸資産の評価減の金額は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 評価減の金額 | 967 | 995 |
11.その他の資産
その他の資産の内訳は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 流動資産 | |||
| 前払費用 | 1,033 | 1,064 | 1,089 |
| その他 | 1,898 | 1,743 | 1,541 |
| 合計 | 2,931 | 2,807 | 2,630 |
| 非流動資産 | |||
| 長期前払費用 | 1,360 | 1,334 | 1,566 |
| 合計 | 1,360 | 1,334 | 1,566 |
12.有形固定資産
(1) 増減表
有形固定資産の増減は次のとおりであります。
取得原価
| (単位:百万円) | ||||||
| 土地 | 建物 及び構築物 | 機械装置 及び運搬具 | 工具器具 及び備品 | 建設仮勘定 | 合計 | |
| 2016年4月1日 | 18,700 | 79,923 | 148,260 | 15,880 | 3,694 | 266,458 |
| 取得 | ― | 177 | 558 | 60 | 10,428 | 11,222 |
| 売却または処分 | △18 | △1,094 | △4,362 | △452 | △20 | △5,946 |
| 科目振替 | 364 | 1,884 | 5,407 | 882 | △8,537 | ― |
| 在外営業活動体 の換算差額 | △42 | △555 | △1,797 | △120 | △76 | △2,590 |
| その他 | ― | △11 | △27 | △13 | △1,022 | △1,073 |
| 2017年3月31日 | 19,004 | 80,324 | 148,039 | 16,237 | 4,467 | 268,071 |
| 取得 | ― | 95 | 532 | 131 | 10,834 | 11,592 |
| 売却または処分 | ― | △408 | △2,533 | △736 | △219 | △3,896 |
| 科目振替 | ― | 1,477 | 5,549 | 938 | △7,964 | ― |
| 在外営業活動体 の換算差額 | 40 | △176 | △691 | 23 | 48 | △755 |
| その他 | ― | 7 | △258 | 64 | △929 | △1,115 |
| 2018年3月31日 | 19,044 | 81,319 | 150,638 | 16,657 | 6,237 | 273,896 |
減価償却累計額および減損損失累計額
| (単位:百万円) | ||||||
| 土地 | 建物 及び構築物 | 機械装置 及び運搬具 | 工具器具 及び備品 | 建設仮勘定 | 合計 | |
| 2016年4月1日 | △1,056 | △47,971 | △109,103 | △12,837 | △3 | △170,969 |
| 減価償却費 | ― | △1,997 | △6,117 | △1,126 | ― | △9,240 |
| 減損損失 | △244 | △440 | △2 | △5 | ― | △691 |
| 売却または処分 | ― | 982 | 4,063 | 440 | ― | 5,485 |
| 在外営業活動体 の換算差額 | ― | 198 | 858 | 75 | ― | 1,132 |
| その他 | ― | △4 | △43 | 5 | 3 | △39 |
| 2017年3月31日 | △1,300 | △49,232 | △110,343 | △13,449 | ― | △174,323 |
| 減価償却費 | ― | △1,959 | △6,314 | △1,069 | ― | △9,342 |
| 減損損失 | ― | ― | ― | ― | △22 | △22 |
| 売却または処分 | ― | 342 | 2,213 | 600 | 22 | 3,177 |
| 在外営業活動体 の換算差額 | ― | 253 | 1,132 | △11 | ― | 1,374 |
| その他 | ― | ― | 22 | △21 | ― | 1 |
| 2018年3月31日 | △1,300 | △50,596 | △113,290 | △13,950 | ― | △179,136 |
(注) 有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれております。
帳簿価額
| (単位:百万円) | ||||||
| 土地 | 建物 及び構築物 | 機械装置 及び運搬具 | 工具器具 及び備品 | 建設仮勘定 | 合計 | |
| 2016年4月1日 | 17,644 | 31,953 | 39,157 | 3,043 | 3,692 | 95,489 |
| 2017年3月31日 | 17,704 | 31,092 | 37,696 | 2,788 | 4,467 | 93,748 |
| 2018年3月31日 | 17,744 | 30,723 | 37,348 | 2,708 | 6,237 | 94,760 |
(2) 減損損失
減損損失として認識した額は、前連結会計年度691百万円、当連結会計年度22百万円であります。
前連結会計年度における減損損失のうち、主なものは栃木県鹿沼市の遊休資産に対して認識した691百万円であります。当該資産は、従来はクオリティオブライフ関連製品の資金生成単位に属しておりましたが、生産拠点の再編に伴い今後の使用見込がなくなったことから、個別資産として評価しました。また、減損損失の認識については、帳簿価額を処分コスト控除後の公正価値まで減額したものであります。この主な内訳は、建物及び構築物440百万円、土地244百万円であり、回収可能価額は162百万円であります。回収可能価額はマーケット・アプローチをもとに測定しており、公正価値ヒエラルキーのレベルはレベル3であります。
減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。
減損損失のセグメント別内訳については、注記「6.セグメント情報」に記載しております。
(3) コミットメント
有形固定資産の取得に関するコミットメントについては、注記「30.コミットメント」に記載しております。
13.のれんおよびその他の無形資産
(1) 増減表
のれんおよびその他の無形資産の増減は次のとおりであります。
取得原価
| (単位:百万円) | ||||
| のれん | その他の無形資産 | |||
| ソフトウエア | その他 | 合計 | ||
| 2016年4月1日 | 24,157 | 3,201 | 2,707 | 5,909 |
| 取得 | ― | 205 | 21 | 226 |
| 売却または処分 | ― | △140 | △12 | △152 |
| 科目振替 | ― | ― | ― | ― |
| 在外活動営業体の 換算差額 | △275 | △44 | △11 | △55 |
| その他 | ― | 1 | △4 | △3 |
| 2017年3月31日 | 23,882 | 3,223 | 2,702 | 5,925 |
| 取得 | ― | 324 | 73 | 397 |
| 売却または処分 | ― | △345 | △12 | △357 |
| 科目振替 | ― | 62 | △62 | ― |
| 在外営業活動体の 換算差額 | △873 | △11 | △127 | △139 |
| その他 | ― | △0 | 26 | 25 |
| 2018年3月31日 | 23,009 | 3,252 | 2,599 | 5,851 |
償却累計額および減損損失累計額
| (単位:百万円) | ||||
| のれん | その他の無形資産 | |||
| ソフトウエア | その他 | 合計 | ||
| 2016年4月1日 | △17,506 | △2,125 | △1,656 | △3,780 |
| 償却費 | ― | △495 | △170 | △665 |
| 減損損失 | △1,584 | ― | △0 | △0 |
| 売却または処分 | ― | 131 | 3 | 133 |
| 在外営業活動体の 換算差額 | 88 | 30 | 3 | 33 |
| その他 | ― | 0 | 1 | 1 |
| 2017年3月31日 | △19,002 | △2,458 | △1,819 | △4,278 |
| 償却費 | ― | △368 | △83 | △450 |
| 減損損失 | △79 | ― | ― | ― |
| 売却または処分 | ― | 342 | 11 | 352 |
| 在外営業活動体の 換算差額 | 882 | 10 | 95 | 105 |
| その他 | ― | 0 | ― | 0 |
| 2018年3月31日 | △18,199 | △2,474 | △1,797 | △4,270 |
(注) 無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれております。
帳簿価額
| (単位:百万円) | ||||
| のれん | その他の無形資産 | |||
| ソフトウエア | その他 | 合計 | ||
| 2016年4月1日 | 6,650 | 1,077 | 1,052 | 2,128 |
| 2017年3月31日 | 4,880 | 765 | 883 | 1,648 |
| 2018年3月31日 | 4,809 | 778 | 802 | 1,580 |
(2) 重要なのれんおよびその他の無形資産の詳細
上記ののれんおよび耐用年数が確定できないその他の無形資産のうち、重要なものは米国子会社の航空機内装部品事業および医療機器事業ののれんであり、移行日、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ4,681百万円(うち航空機内装部品事業 3,387百万円、医療機器事業 1,294百万円)、3,033百万円(うち航空機内装部品事業 2,022百万円、医療機器事業 1,011百万円)および2,796百万円(うち航空機内装部品事業 1,839百万円、医療機器事業 957百万円)であります。
(3) のれんの減損テストおよび減損損失
当連結会計年度において、各資金生成単位に配分されたのれんのうち、主要なものは米国子会社の航空機内装部品事業および医療機器事業ののれんであり、次のとおり減損テストを行っております。
① 航空機内装部品資金生成単位
回収可能価額は、過去の経験と外部からの情報をもとに作成され経営陣によって承認された今後5年間の事業計画を基礎とし、使用価値にて算定しております。6年目以降は、5年目の将来キャッシュ・フローが継続するという前提のターミナルバリューを基礎としたキャッシュ・フローの見積額を用いて使用価値を算定しております。また、税引前の割引率は17.3%(前連結会計年度:21.3%)を使用しております。
減損テストの結果、前連結会計年度において、回収可能価額がのれんを含む資金生成単位の帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の航空機内装部品事業ののれんについて1,314百万円の減損損失を計上しております。なお、回収可能価額は5,108百万円であります。当連結会計年度において、回収可能価額が帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の航空機内装部品事業ののれんについて79百万円の減損損失を計上しております。なお、回収可能価額は4,651百万円であります。
② 医療機器資金生成単位
回収可能価額は、過去の経験と外部からの情報をもとに作成され経営陣によって承認された今後5年間の事業計画を基礎とし、使用価値にて算定しております。6年目以降は、5年目の将来キャッシュ・フローが継続するという前提のターミナルバリューを基礎としたキャッシュ・フローの見積額を用いて使用価値を算定しております。また、税引前の割引率は16.6%(前連結会計年度:20.5%)を使用しております。
減損テストの結果、前連結会計年度において、回収可能価額がのれんを含む資金生成単位の帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の医療機器事業ののれんについて270百万円の減損損失を計上しております。なお、回収可能価額は1,850百万円であります。当連結会計年度において、回収可能価額は帳簿価額を221百万円上回っているため、減損損失は計上しておりません。ただし、仮に割引率が1.5%上昇した場合には、帳簿価額が回収可能価額を上回ることになります。
減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。
(4) 研究開発費
研究開発費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に計上しております。前連結会計年度および当連結会計年度における費用として計上した研究開発費の合計額は、それぞれ9,660百万円、10,053百万円であります。
14.法人所得税
(1) 繰延税金資産および繰延税金負債
繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳および増減は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
| 2016年 4月1日 | 純損益を 通じて認識 | その他の 包括利益 において 認識 | その他 (注) | 2017年 3月31日 | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 繰延税金資産 | |||||
| 繰越欠損金 | 1,680 | 603 | ― | △0 | 2,283 |
| 減損損失 | 797 | 127 | ― | △0 | 923 |
| 退職給付に係る負債 | 1,193 | 145 | △629 | △22 | 687 |
| その他 | 5,320 | △811 | △120 | △33 | 4,356 |
| 合計 | 8,989 | 65 | △749 | △55 | 8,250 |
| 繰延税金負債 | |||||
| 圧縮記帳 | △2,460 | ― | ― | ― | △2,460 |
| 割増償却 | △2,986 | 161 | ― | 98 | △2,726 |
| 有価証券 | △429 | △41 | △961 | ― | △1,431 |
| その他 | △4,500 | △68 | △15 | 30 | △4,553 |
| 合計 | △10,374 | 52 | △976 | 128 | △11,170 |
(注) 主に在外営業活動体の換算差額によるものであります。
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
| 2017年 4月1日 | 純損益を 通じて認識 | その他の 包括利益 において 認識 | その他 (注) | 2018年 3月31日 | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 繰延税金資産 | |||||
| 繰越欠損金 | 2,283 | △1,398 | ― | △9 | 876 |
| 減損損失 | 923 | △137 | ― | △3 | 784 |
| 退職給付に係る負債 | 687 | 246 | △246 | △142 | 546 |
| その他 | 4,356 | 334 | △55 | △4 | 4,630 |
| 合計 | 8,250 | △955 | △301 | △159 | 6,836 |
| 繰延税金負債 | |||||
| 圧縮記帳 | △2,460 | ― | ― | ― | △2,460 |
| 割増償却 | △2,726 | 372 | ― | △63 | △2,418 |
| 有価証券 | △1,431 | 89 | △692 | ― | △2,033 |
| その他 | △4,553 | △205 | △90 | 97 | △4,751 |
| 合計 | △11,170 | 256 | △782 | 34 | △11,662 |
(注) 主に在外営業活動体の換算差額によるものであります。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金、繰越税額控除および将来減算一時差異は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 税務上の繰越欠損金 | 3,616 | 3,335 | 2,689 |
| 税務上の繰越税額控除 | 1,075 | 1,094 | 989 |
| 将来減算一時差異 | 9,889 | 9,904 | 10,780 |
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効予定は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 1年目 | 654 | 739 | 575 |
| 2年目 | 793 | 557 | 447 |
| 3年目 | 588 | 434 | 610 |
| 4年目 | 457 | 810 | 645 |
| 5年目以降 | 1,124 | 795 | 411 |
| 合計 | 3,616 | 3,335 | 2,689 |
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越税額控除の失効予定は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 1年目 | 372 | 329 | 381 |
| 2年目 | 329 | 381 | 384 |
| 3年目 | 375 | 384 | 224 |
| 合計 | 1,075 | 1,094 | 989 |
繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、移行日、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ22,390百万円、22,914百万円および26,557百万円であります。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。
(2) 法人所得税費用
法人所得税費用の内訳は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 当期税金費用 | 3,069 | 3,498 |
| 繰延税金費用 | ||
| 一時差異の発生と解消 | △106 | 1,277 |
| 税率変更 | △10 | △579 |
| 繰延税金費用計 | △117 | 699 |
| 合計 | 2,952 | 4,197 |
法定実効税率と実際負担税率との差異要因は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| % | % | |
| 法定実効税率 | 30.8 | 30.8 |
| (調整) | ||
| 交際費等永久に損金に算入されない項目 | 0.7 | 0.4 |
| 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 | △2.5 | △0.4 |
| 未認識の繰延税金資産の増減 | 2.9 | 1.3 |
| 税率差異 | △8.9 | △5.8 |
| 税率変更 | △0.1 | △3.0 |
| その他 | 0.4 | △1.7 |
| 実際負担税率 | 23.2 | 21.5 |
15.借入金
借入金の内訳は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | 平均利率 | 返済期限 | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | % | ||
| 短期借入金 | 4,399 | 5,116 | 4,928 | 0.84 | ― |
| コマーシャル・ペーパー | 9,000 | 1,000 | 5,000 | △0.00 | ― |
| 1年内返済予定の 長期借入金 | 480 | 3,480 | 481 | 0.18 | ― |
| 長期借入金 | 37,946 | 34,411 | 33,284 | 0.46 | 2019年~ 2025年 |
| 合計 | 51,825 | 44,007 | 43,694 | ― | ― |
| 流動負債 | 13,879 | 9,596 | 10,408 | ― | ― |
| 非流動負債 | 37,946 | 34,411 | 33,286 | ― | ― |
| 合計 | 51,825 | 44,007 | 43,694 | ― | ― |
(注) 借入金は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。
平均利率は、借入金の当連結会計年度末の残高に対する加重平均利率を記載しております。
16.営業債務及びその他の債務
「営業債務及びその他の債務」の内訳は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 支払手形 | 3,471 | 3,542 | 3,626 |
| 買掛金 | 23,135 | 25,424 | 27,706 |
| 未払費用 | 9,463 | 8,507 | 9,443 |
| その他 | 3,858 | 4,749 | 4,719 |
| 合計 | 39,927 | 42,222 | 45,494 |
17.従業員給付
当社グループは、従業員の退職給付に充てるため、確定給付制度として積立型、非積立型の退職一時金制度、確定給付企業年金制度等を設けており、確定拠出制度として確定拠出年金制度を設けております。また、当社は退職給付信託を設定しております。
当社グループの制度資産運用は、年金受給者(将来の年金受給者を含む)に対する給付を確保するために、許容されるリスクの範囲内で制度資産価値の増大を図ることを目的としております。当社グループは、制度資産運用の基本方針を策定し、その基本方針に基づいて一貫した資産運用を行っております。制度資産の運用にあたっては、投資対象資産の期待収益率およびリスクを考慮した上で、将来にわたり最適な組み合わせである政策アセットミックスを策定し、運用担当者の選定、財政状態の定期的な確認、長期運用方針の策定、資産配分状況のモニタリングなどにより資産運用状況を管理しております。政策アセットミックスは、設定した当初前提からの市場環境の変化や積立状況の変化に対応するため、定期的に見直しを行っております。
(1) 確定給付制度
① 確定給付制度債務および制度資産の調整表
確定給付制度債務および制度資産と連結財政状態計算書に計上された確定給付負債および資産の純額との関係は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 積立型の確定給付制度債務 の現在価値 | 31,808 | 30,381 | 31,474 |
| 制度資産の公正価値 | △28,598 | △28,810 | △31,032 |
| 小計 | 3,209 | 1,571 | 442 |
| 非積立型の確定給付制度債務 の現在価値 | 875 | 866 | 831 |
| 確定給付負債および資産の純額 | 4,085 | 2,437 | 1,273 |
| 連結財政状態計算書上の金額 | |||
| 退職給付に係る負債 | 4,334 | 2,856 | 2,906 |
| 退職給付に係る資産 | △249 | △419 | △1,633 |
| 連結財政状態計算書に計上 された確定給付負債および 資産の純額 | 4,085 | 2,437 | 1,273 |
② 確定給付制度債務の現在価値の調整表
確定給付制度債務の現在価値の増減は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 確定給付制度債務の現在価値の期首残高 | 32,684 | 31,247 |
| 勤務費用 | 1,558 | 1,480 |
| 利息費用 | 236 | 247 |
| 再測定 | △559 | 346 |
| 人口統計上の仮定の変化により生じた数理計算上 の差異 | ― | ― |
| 財務上の仮定の変化により生じた数理計算上の 差異 | △137 | 282 |
| 実績の修正により生じた数理計算上の差異 | △422 | 64 |
| 給付支払額 | △2,688 | △1,011 |
| 在外営業活動体の換算差額 | △66 | △61 |
| その他 | 81 | 58 |
| 確定給付制度債務の現在価値の期末残高 | 31,247 | 32,305 |
確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) |
| 年 | 年 | 年 |
| 11.5 | 11.5 | 10.5 |
③ 制度資産の公正価値の調整表
制度資産の公正価値の増減は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 制度資産の公正価値の期首残高 | 28,598 | 28,810 |
| 利息収益 | 189 | 201 |
| 再測定 | 1,427 | 1,318 |
| 制度資産に係る収益 | 1,427 | 1,318 |
| 事業主からの拠出金 | 1,071 | 1,658 |
| 給付支払額 | △2,462 | △992 |
| 在外営業活動体の換算差額 | △17 | △41 |
| その他 | 3 | 77 |
| 制度資産の公正価値の期末残高 | 28,810 | 31,032 |
当社グループは、翌連結会計年度(2019年3月期)に1,503百万円の掛金を拠出する予定であります。
当社グループは、法令の定めに従い、将来の給付発生に対する充当や積立不足がある場合の年金財政の均衡保持を目的として、定期的に財政検証を行うと共に、掛金拠出額の再計算を行っております。
④ 制度資産の項目ごとの内訳
制度資産の主な項目ごとの内訳は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |||||||
| 活発な市場価格のある資産 | 活発な市場価格のない資産 | 合計 | 活発な市場価格のある資産 | 活発な市場価格のない資産 | 合計 | 活発な市場価格のある資産 | 活発な市場価格のない資産 | 合計 | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 現金及び 現金同等物 | 667 | ― | 667 | 116 | ― | 116 | 174 | ― | 174 |
| 資本性金融商品 | ― | 9,028 | 9,028 | ― | 9,958 | 9,958 | ― | 10,866 | 10,866 |
| 負債性金融商品 | ― | 17,933 | 17,933 | ― | 17,852 | 17,852 | ― | 18,815 | 18,815 |
| その他 | ― | 971 | 971 | ― | 884 | 884 | ― | 1,176 | 1,176 |
| 合計 | 667 | 27,932 | 28,598 | 116 | 28,694 | 28,810 | 174 | 30,858 | 31,032 |
上記の資本性金融商品および負債性金融商品は、主に信託銀行による合同運用投資で、投資資産の公正価値に基づき信託銀行が計算した純資産価値を用いて評価しており、活発な市場価格のない資産に分類しております。
⑤ 主な数理計算上の仮定
数理計算に用いた主な仮定は次のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| % | % | % | |
| 割引率(加重平均による) | 0.78 | 0.89 | 0.74 |
⑥ 感応度分析
数理計算に用いた割引率が0.1%変動した場合に、確定給付制度債務の現在価値に与える影響は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 割引率が0.1%上昇した場合 | △277 | △278 |
| 割引率が0.1%低下した場合 | 281 | 282 |
(注) 感応度分析における確定給付制度債務の算定にあたっては、連結財政状態計算書で認識されている確定給付制度債務の算定方法と同一の方法を適用しております。感応度分析は期末日において合理的に推測し得る仮定の変動に基づき行っております。また、感応度分析は分析の対象となる数理計算上の仮定以外のすべての数理計算上の仮定が一定であることを前提としておりますが、実際には他の数理計算上の仮定の変化が影響する可能性があります。
(2) 確定拠出制度
確定拠出制度に関して費用として認識された金額は、前連結会計年度が207百万円、当連結会計年度が201百万円であります。
(3) 従業員給付費用
前連結会計年度および当連結会計年度における連結損益計算書の「売上原価」「販売費及び一般管理費」および「その他の費用」に含まれる従業員給付費用の合計額は、それぞれ44,201百万円および44,626百万円であります。
18.資本およびその他の資本項目
(1) 資本金および資本剰余金
授権株式数、発行済株式数および資本金等の残高の増減は次のとおりであります。
| 授権株式数 | 発行済株式数 | 資本金 | 資本剰余金 | |
| 株 | 株 | 百万円 | 百万円 | |
| 移行日(2016年4月1日) | 800,000,000 | 262,952,394 | 37,143 | 35,358 |
| 期中増減(注)2 | ― | △15,000,000 | ― | △0 |
| 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 800,000,000 | 247,952,394 | 37,143 | 35,358 |
| 期中増減 | ― | ― | ― | ― |
| 当連結会計年度 (2018年3月31日) | 800,000,000 | 247,952,394 | 37,143 | 35,358 |
(注) 1 当社の発行する株式は、すべて権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みとなっております。
2 自己株式の消却による減少であります。
(2) 自己株式
自己株式数および残高の増減は次のとおりであります。
| 株式数 | 金額 | |
| 株 | 百万円 | |
| 移行日(2016年4月1日) | 27,600,108 | △14,749 |
| 期中増減 | △14,984,584 | 8,007 |
| 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 12,615,524 | △6,742 |
| 期中増減 | 18,071 | △16 |
| 当連結会計年度 (2018年3月31日) | 12,633,595 | △6,758 |
(注) 期中増減の主な要因は、単元未満株式の買取による増加と、自己株式の消却による減少であります。
(3) 各種剰余金の内容および目的
① 資本剰余金
会社法では、株式の発行に対しての払込みまたは給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されております。また会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。
② 利益剰余金
会社法では、剰余金の配当により減少する剰余金の額の10分の1を、資本準備金および利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金または利益準備金として積み立てることが規定されております。積み立てられた利益準備金は、欠損補填に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取崩すことができることとされております。
(4) その他の資本の構成要素の内容および目的
在外営業活動体の換算差額
外貨建で作成された在外営業活動体の財務諸表を連結する際に発生した換算差額であります。
キャッシュ・フロー・ヘッジ
キャッシュ・フロー・ヘッジにおけるヘッジ手段に係る利得または損失のうち有効部分であります。
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の変動額
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の評価差額であります。
確定給付制度の再測定
確定給付制度の再測定は、数理計算上の差異および制度資産に係る収益(利息収益に含まれる金額を除く)の変動額であります。これについては、発生時にその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素から利益剰余金に直ちに振替えております。
19.配当金
配当金の支払額は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
| 決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり配当額 (円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 2016年6月22日 定時株主総会 | 普通株式 | 1,177 | 5.00 | 2016年3月31日 | 2016年6月23日 |
| 2016年10月31日 取締役会 | 普通株式 | 1,177 | 5.00 | 2016年9月30日 | 2016年12月1日 |
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
| 決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり配当額 (円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 2017年6月23日 定時株主総会 | 普通株式 | 1,177 | 5.00 | 2017年3月31日 | 2017年6月26日 |
| 2017年10月30日 取締役会 | 普通株式 | 1,412 | 6.00 | 2017年9月30日 | 2017年12月1日 |
配当の効力発生日が翌連結会計年度となるものは次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
| 決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 配当の原資 | 1株当たり 配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 2017年6月23日 定時株主総会 | 普通株式 | 1,177 | 利益剰余金 | 5.00 | 2017年3月31日 | 2017年6月26日 |
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
| 決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 配当の原資 | 1株当たり 配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 2018年6月22日 定時株主総会 | 普通株式 | 1,412 | 利益剰余金 | 6.00 | 2018年3月31日 | 2018年6月25日 |
20.売上収益
売上収益はほぼすべて物品の販売によるものであります。
21.販売費及び一般管理費
「販売費及び一般管理費」の内訳は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 従業員給付費用 | 20,460 | 20,693 |
| 荷造運搬費 | 7,252 | 7,810 |
| 減価償却費及び償却費 | 2,939 | 2,672 |
| その他 | 15,094 | 15,431 |
| 合計 | 45,745 | 46,607 |
22.その他の収益および費用
「その他の収益」の内訳は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 賃貸料 | 98 | 126 |
| その他 | 428 | 117 |
| 合計 | 525 | 244 |
「その他の費用」の内訳は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 事業再建関連費用(注) | 2,000 | 119 |
| 減損損失 | 2,275 | 101 |
| 固定資産処分損 | 310 | 258 |
| その他 | 538 | 418 |
| 合計 | 5,123 | 896 |
(注) 前連結会計年度における事業再建関連費用の内訳は、特別退職金等 1,743百万円、固定資産処分損 236百万円、その他 21百万円であります。
23.金融収益および金融費用
金融収益の内訳は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 受取利息 | ||
| 償却原価で測定する金融資産 | 219 | 414 |
| 受取配当金 | ||
| その他の包括利益を通じて公正価値で測定する 資本性金融商品 | 454 | 587 |
| 為替差益 | 59 | 79 |
| 合計 | 731 | 1,080 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に係る受取配当金の内訳は、次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 期中に認識を中止した金融資産 | 0 | 8 |
| 決算日現在で保有している金融資産 | 454 | 579 |
| 合計 | 454 | 587 |
金融費用の内訳は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 支払利息 | ||
| 償却原価で測定する金融負債 | 205 | 220 |
| 合計 | 205 | 220 |
24.その他の包括利益
その他の包括利益の各項目別の当期発生額および純損益への組替調整額、ならびに法人所得税費用の影響は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
| 当期発生額 | 組替調整額 | 税引前 | 法人所得税費用 | 税引後 | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 純損益に振替えられることの ない項目 | |||||
| その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産の変動額 | 3,225 | ― | 3,225 | △963 | 2,262 |
| 確定給付制度の再測定 | 1,986 | ― | 1,986 | △644 | 1,342 |
| 持分法適用会社におけるその 他の包括利益に対する持分 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 純損益に振替えられる ことのない項目合計 | 5,211 | ― | 5,211 | △1,607 | 3,604 |
| 純損益に振替えられる可能性 のある項目 | |||||
| キャッシュ・フロー・ヘッジ | 459 | △67 | 391 | △120 | 272 |
| 在外営業活動体の換算差額 | △2,612 | ― | △2,612 | ― | △2,612 |
| 持分法適用会社におけるその 他の包括利益に対する持分 | △1 | ― | △1 | ― | △1 |
| 純損益に振替えられる 可能性のある項目合計 | △2,155 | △67 | △2,222 | △120 | △2,342 |
| 合計 | 3,056 | △67 | 2,989 | △1,727 | 1,262 |
上記のうち、非支配持分に帰属する金額は次のとおりであります。
| 在外営業活動体の換算差額 | 72 | |
| 合計 | 72 |
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
| 当期発生額 | 組替調整額 | 税引前 | 法人所得税費用 | 税引後 | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 純損益に振替えられることのない項目 | |||||
| その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産の変動額 | 2,391 | ― | 2,391 | △750 | 1,640 |
| 確定給付制度の再測定 | 973 | ― | 973 | △336 | 637 |
| 持分法適用会社におけるその 他の包括利益に対する持分 | △12 | ― | △12 | ― | △12 |
| 純損益に振替えられる ことのない項目合計 | 3,351 | ― | 3,351 | △1,086 | 2,265 |
| 純損益に振替えられる可能性 のある項目 | |||||
| キャッシュ・フロー・ヘッジ | 323 | △142 | 181 | △55 | 126 |
| 在外営業活動体の換算差額 | △658 | ― | △658 | ― | △658 |
| 持分法適用会社におけるその 他の包括利益に対する持分 | △15 | ― | △15 | ― | △15 |
| 純損益に振替えられる 可能性のある項目合計 | △349 | △142 | △491 | △55 | △547 |
| 合計 | 3,002 | △142 | 2,860 | △1,141 | 1,718 |
上記のうち、非支配持分に帰属する金額は次のとおりであります。
| 在外営業活動体の換算差額 | △37 | |
| 合計 | △37 |
25.1株当たり利益
普通株主に帰属する1株当たり当期利益の算定上の基礎は、次のとおりであります。
なお、希薄化効果を有する潜在的普通株式はありません。
| 前連結会計年度 (自 2016月4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017月4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) | 9,521 | 15,078 |
| 発行済普通株式の加重平均株式数(千株) | 235,345 | 235,329 |
| 基本的1株当たり当期利益(円) | 40.45 | 64.07 |
26.金融商品
(1) 資本管理
当社グループの資本管理は、経営の健全性・効率性を維持し、持続的な成長を実現するため、事業のリスクとリターンに見合った適正な資本水準を維持することを基本方針としております。
そのために、当社グループは自己資本の効率性を重視し、親会社所有者帰属持分比率、親会社所有者帰属持分利益率(ROE)を主要な指標に用いております。自己資本は、親会社の所有者に帰属する持分であります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 自己資本(百万円) | 145,873 | 154,222 | 168,450 |
| 親会社所有者帰属持分比率(%) | 58.1 | 60.8 | 61.9 |
| 親会社所有者帰属持分利益率(%) | ― | 6.3 | 9.3 |
なお、当社グループにおいて、外部から課されている自己資本に対する規制はありません。
(2) 金融商品の分類
当社グループにおける金融商品の分類ごとの帳簿価額は、次のとおりであります。
| (単位:百万円) | |||
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 金融資産 | |||
| 償却原価で測定する金融資産 | |||
| 現金及び現金同等物 | 44,869 | 49,498 | 56,559 |
| 営業債権及びその他の債権 | 43,622 | 43,662 | 48,643 |
| その他の金融資産 | 2,266 | 1,142 | 1,431 |
| その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産 | |||
| その他の金融資産 | 20,394 | 23,655 | 26,151 |
| 純損益を通じて 公正価値で測定する金融資産 | |||
| その他の金融資産 | 376 | 625 | 268 |
| 合計 | 111,527 | 118,581 | 133,054 |
| 金融負債 | |||
| 償却原価で測定する金融負債 | |||
| 営業債務及びその他の債務(注) | 34,914 | 38,791 | 41,096 |
| 借入金 | 51,825 | 44,007 | 43,694 |
| その他の金融負債 | 119 | 129 | 118 |
| 純損益を通じて公正価値で 測定する金融負債 | |||
| その他の金融負債 | 135 | 63 | 160 |
| 合計 | 86,994 | 82,990 | 85,069 |
(注)連結財政状態計算書の営業債務及びその他の債務のうち、金融負債に該当しないものを除外しております。
(3) 財務上のリスク管理
当社グループは、経営活動を行う過程において、信用リスク、流動性リスク、市場リスク(為替リスク、金利リスク、市場価格の変動リスク)等の様々なリスクに晒されており、当該財務上のリスクを軽減するために、リスク管理を行っております。
① 信用リスク管理
当社グループは、保有する金融資産の相手先の債務が不履行になることにより、主に営業債権(売掛金、受取手形等)および営業債権以外の債権(貸付金等)が回収不能になるリスクに晒されております。
当社は債権管理について定めた営業債権管理規程に従い、営業債権について主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日および残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による取引先の信用リスクの早期把握や軽減を図っております。
連結子会社においても、当社の営業債権管理規程に準じて、同様の管理を行っております。
デリバティブ取引は、取引先が信用力の高い金融機関のみであることから、信用リスクは限定的であります。
予想信用損失の金額は、次のように測定しております。
・営業債権
重大な金融要素が含まれていないことから単純化したアプローチに基づき、債権を相手先の信用リスク特性に応じて区分し、その区分に応じて測定した過去の信用損失の実績率に将来の経済状況等の予測を加味した引当率を総額の帳簿価額に乗じて測定しております。
・営業債権以外の債権
原則的なアプローチに基づき、信用リスクが著しく増大していると判定されていない債権については、同種の資産の過去の信用損失の実績率に将来の経済状況等の予測を加味した引当率を総額の帳簿価額に乗じて測定しております。信用リスクが著しく増大していると判定された金融資産および信用減損金融資産については、見積将来キャッシュ・フローを当該資産の当初の実効金利で割り引いた現在価値の額と、総額の帳簿価額との差額をもって算定しております。
保有する担保およびその他の信用補完を考慮に入れない場合の信用リスクに対する最大エクスポージャーは、連結財政状態計算書に表示されている帳簿価額であります。当社グループは、一部の営業債権に対する担保として主に預り保証金を保有しており、金額は次のとおりであります。
| (単位:百万円) | |||
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 預り保証金等 | 1,580 | 1,675 | 1,714 |
損失評価引当金の認識対象となる金融資産の総額の帳簿価額および損失評価引当金は次のとおりであります。
なお、全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産の信用リスク格付けは、12ヶ月の予想信用損失で測定している金融資産の信用リスク格付けに比べて相対的に低く、単純化したアプローチを適用した金融資産の信用リスク格付けは、主として12ヶ月の予想信用損失で測定している金融資産の信用リスク格付けに相当します。同一区分内における金融資産の信用リスク格付けは概ね同一であります。
(a) 営業債権
| (単位:百万円) | |||
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 総額の帳簿価額 | 43,828 | 43,856 | 48,835 |
| (単位:百万円) | ||
| 損失評価引当金 | 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) |
| 期首残高 | 229 | 245 |
| 増加 | 22 | 66 |
| 減少 | △4 | △22 |
| 在外営業活動体の換算差額 | △2 | △4 |
| 期末残高 | 245 | 285 |
(b) 営業債権以外の債権
| (単位:百万円) | |||
| 総額の帳簿価額 | 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) |
| 12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で 測定している金融資産 | 1,729 | 381 | 983 |
| 全期間の予想信用損失に等しい金額で 測定している金融資産 | 3,263 | 1,859 | 1,760 |
| 合計 | 4,991 | 2,240 | 2,744 |
(注) 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産は、信用減損している金融資産であります。
| (単位:百万円) | ||||
| 損失評価引当金 | 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | ||
| 12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定 している金融資産 | 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定 している金融資産 | 12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定 している金融資産 | 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定 している金融資産 | |
| 期首残高 | ― | 3,130 | ― | 1,728 |
| 増加 | ― | ― | ― | ― |
| 減少 | ― | △1,394 | ― | ― |
| ステージ変更 | ― | ― | ― | ― |
| その他 | ― | △8 | ― | △92 |
| 期末残高 | ― | 1,728 | ― | 1,637 |
(注) 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産は、信用減損している金融資産であります。
② 流動性リスク管理
流動性リスクは、当社グループが期限の到来した金融負債の返済義務を履行するにあたり、支払期日にその支払を実行できなくなるリスクであります。
当社グループでは、定期的に資金計画を作成・更新するとともに、手元資金とコマーシャル・ペーパー等により、適切な手元流動性を確保することで流動性リスクを管理しております。
主な金融負債の期日別残高は次のとおりであります。
| 移行日(2016年4月1日) | ||||||||
| (単位:百万円) | ||||||||
| 帳簿価額 | 契約上の キャッシュ・フロー | 1年以内 | 1年超 2年以内 | 2年超 3年以内 | 3年超 4年以内 | 4年超 5年以内 | 5年超 | |
| 営業債務及びその他の債務 | 34,914 | 34,914 | 34,914 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 短期借入金 | 4,399 | 4,426 | 4,426 | ― | ― | ― | ― | ― |
| コマーシャル・ペーパー | 9,000 | 9,002 | 9,002 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 長期借入金 | 38,426 | 38,606 | 646 | 3,646 | 636 | 6,818 | 5,623 | 21,238 |
| デリバティブ負債 | 10 | 10 | 10 | ― | ― | ― | ― | ― |
(注)金利スワップ、金利通貨スワップについては、一部の長期借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジする目的でヘッジ手段として指定されていることから、長期借入金の契約上のキャッシュ・フローにその影響を加味して表示し、デリバティブ負債からは除外しております。
| 前連結会計年度(2017年3月31日) | ||||||||
| (単位:百万円) | ||||||||
| 帳簿価額 | 契約上の キャッシュ・フロー | 1年以内 | 1年超 2年以内 | 2年超 3年以内 | 3年超 4年以内 | 4年超 5年以内 | 5年超 | |
| 営業債務及びその他の債務 | 38,791 | 38,791 | 38,791 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 短期借入金 | 5,116 | 5,155 | 5,155 | ― | ― | ― | ― | ― |
| コマーシャル・ペーパー | 1,000 | 1,000 | 1,000 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 長期借入金 | 37,891 | 37,961 | 3,645 | 634 | 6,818 | 5,623 | 6,791 | 14,449 |
| デリバティブ負債 | 3 | 3 | 3 | ― | ― | ― | ― | ― |
(注)金利スワップ、金利通貨スワップについては、一部の長期借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジする目的でヘッジ手段として指定されていることから、長期借入金の契約上のキャッシュ・フローにその影響を加味して表示し、デリバティブ負債からは除外しております。
| 当連結会計年度(2018年3月31日) | ||||||||
| (単位:百万円) | ||||||||
| 帳簿価額 | 契約上の キャッシュ・フロー | 1年以内 | 1年超 2年以内 | 2年超 3年以内 | 3年超 4年以内 | 4年超 5年以内 | 5年超 | |
| 営業債務及びその他の債務 | 41,096 | 41,096 | 41,096 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 短期借入金 | 4,928 | 4,970 | 4,970 | ― | ― | ― | ― | ― |
| コマーシャル・ペーパー | 5,000 | 5,000 | 5,000 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 長期借入金 | 33,766 | 34,326 | 634 | 6,819 | 5,632 | 6,791 | 2,588 | 11,862 |
| デリバティブ負債 | 8 | 8 | 8 | ― | ― | ― | ― | ― |
(注)金利スワップ、金利通貨スワップについては、一部の長期借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジする目的でヘッジ手段として指定されていることから、長期借入金の契約上のキャッシュ・フローにその影響を加味して表示し、デリバティブ負債からは除外しております。
③ 市場リスク管理
(a) 為替リスク管理
当社グループは、国際的に事業活動を行っており、米ドルを中心とした為替リスクに晒されております。
当社および一部の連結子会社は、為替リスクを回避する目的で、為替予約取引および金利通貨スワップ取引を利用しております。ヘッジ会計の要件を満たす取引については、ヘッジ会計を適用しております。
なお、当社グループは、取引の対象物の価格変動に対する当該取引の時価変動率が大きい取引(レバレッジの効いたデリバティブ取引)は利用しておりません。
為替リスクのエクスポージャー
当社グループの為替リスクに対するエクスポージャー(純額)は次のとおりであります。なお、為替予約等により、実質的に円貨が固定された部分を除いております。
| 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 米ドル | △5,788千米ドル | △5,517千米ドル |
為替感応度分析
各報告期間において、日本円が米ドルに対して1%円高になった場合に、連結損益計算書の税引前利益に与える影響は次のとおりであります。
ただし、本分析においては、その他の変動要因(残高、金利等)は一定であることを前提としております。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 税引前利益 | 6 | 6 |
(b) 金利リスク管理
当社グループは、変動金利による資金調達を行っているため、金利リスクに晒されております。
当社グループは、金利リスクを回避する目的で、金利スワップおよび金利通貨スワップを利用しております。また、ヘッジ会計の要件を満たす取引については、ヘッジ会計を適用しております。
金利感応度分析
各報告期間において、金利が1%上昇した場合に、連結損益計算書の税引前利益に与える影響は次のとおりであります。
ただし、本分析においては、その他の変動要因(残高、為替レート等)は一定であることを前提としております。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 税引前利益 | △26 | △64 |
(c) 市場価格の変動リスク管理
当社グループは、資本性金融商品から生じる株価の変動リスクに晒されております。
当社グループは、市場価格の変動リスクを抑制するために、定期的に時価や取引先企業の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況の継続的な見直しを行っております。
当社グループが、期末日現在において保有する資本性金融商品の市場価格が10%下落した場合に、その他の包括利益(税効果考慮前)が受ける影響は、次のとおりであります。
ただし、本分析においては、その他の変動要因は一定であることを前提としております。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| その他の包括利益(税効果考慮前) | △1,835 | △2,037 |
(4) 金融商品の公正価値
公正価値は用いられる評価技法のインプットに基づいて、以下の3つのレベルに区分しております。
レベル1:活発な市場における同一の資産または負債の市場価格により算出された公正価値
レベル2:レベル1以外の観察可能な価格を直接または間接的に使用して算出された公正価値
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値
① 公正価値の測定方法
金融商品の公正価値の測定方法は次のとおりであります。
(借入金)
借入金は、将来キャッシュ・フローを新規に同様の契約を実行した場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル3に分類しております。
(その他の金融資産等)
上場株式の公正価値については、期末日の市場価格により算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル1に分類しております。非上場株式の公正価値については、当社グループの定める最も適切かつ関連性の高い入手可能なデータを利用するための方針と手続に基づき、当該投資先の将来の収益性の見通し、純資産価値等の定量的な情報を総合的に考慮した適切な評価方法により算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル3に分類しております。
デリバティブは取引先金融機関から提示された価格に基づいて算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類しております。
② 金融商品の帳簿価額と公正価値
金融商品の帳簿価額と公正価値は次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||||||
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | ||||
| 帳簿価額 | 公正価値 | 帳簿価額 | 公正価値 | 帳簿価額 | 公正価値 | |
| 負債: | ||||||
| 償却原価で測定する 金融負債 | ||||||
| 借入金 | 51,825 | 51,975 | 44,007 | 44,195 | 43,694 | 43,836 |
(注) 帳簿価額が公正価値、または公正価値の合理的な近似値となっている金融商品は上表には含めておりません。
③ 公正価値ヒエラルキー
公正価値で測定する金融資産および金融負債の公正価値ヒエラルキーのレベル別の内訳は次のとおりであります。公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各報告期間の末日において認識しております。
移行日(2016年4月1日)
| (単位:百万円) | ||||
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
| 資産: | ||||
| 純損益を通じて公正価値で 測定する金融資産 | ||||
| ヘッジ会計を適用していない デリバティブ | ― | 31 | ― | 31 |
| ヘッジ会計を適用している デリバティブ | ― | 131 | ― | 131 |
| 資本性金融商品 | ― | ― | 214 | 214 |
| その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産 | ||||
| 資本性金融商品 | 15,142 | ― | 5,252 | 20,394 |
| 資産合計 | 15,142 | 163 | 5,465 | 20,770 |
| 負債: | ||||
| 純損益を通じて公正価値で 測定する金融負債 | ||||
| ヘッジ会計を適用していない デリバティブ | ― | 10 | ― | 10 |
| ヘッジ会計を適用している デリバティブ | ― | 125 | ― | 125 |
| 負債合計 | ― | 135 | ― | 135 |
前連結会計年度(2017年3月31日)
| (単位:百万円) | ||||
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
| 資産: | ||||
| 純損益を通じて公正価値で 測定する金融資産 | ||||
| ヘッジ会計を適用していない デリバティブ | ― | 12 | ― | 12 |
| ヘッジ会計を適用している デリバティブ | ― | 403 | ― | 403 |
| 資本性金融商品 | ― | ― | 210 | 210 |
| その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産 | ||||
| 資本性金融商品 | 18,351 | ― | 5,303 | 23,655 |
| 資産合計 | 18,351 | 415 | 5,513 | 24,279 |
| 負債: | ||||
| 純損益を通じて公正価値で 測定する金融負債 | ||||
| ヘッジ会計を適用していない デリバティブ | ― | 3 | ― | 3 |
| ヘッジ会計を適用している デリバティブ | ― | 60 | ― | 60 |
| 負債合計 | ― | 63 | ― | 63 |
(注) 公正価値ヒエラルキーのレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。
当連結会計年度(2018年3月31日)
| (単位:百万円) | ||||
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
| 資産: | ||||
| 純損益を通じて公正価値で 測定する金融資産 | ||||
| ヘッジ会計を適用していない デリバティブ | ― | 42 | ― | 42 |
| ヘッジ会計を適用している デリバティブ | ― | 23 | ― | 23 |
| 資本性金融商品 | ― | ― | 203 | 203 |
| その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 | ||||
| 資本性金融商品 | 20,370 | ― | 5,781 | 26,151 |
| 資産合計 | 20,370 | 65 | 5,984 | 26,420 |
| 負債: | ||||
| 純損益を通じて公正価値で 測定する金融負債 | ||||
| ヘッジ会計を適用していない デリバティブ | ― | 8 | ― | 8 |
| ヘッジ会計を適用している デリバティブ | ― | 152 | ― | 152 |
| 負債合計 | ― | 160 | ― | 160 |
(注) 公正価値ヒエラルキーのレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。
レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 期首残高 | 5,465 | 5,513 |
| 利得および損失 | ||
| 純損益 | △3 | △4 |
| その他の包括利益 | △11 | 179 |
| 購入 | 63 | 644 |
| 売却 | △5 | △276 |
| 在外営業活動体の換算差額 | 4 | △8 |
| レベル3へ(からの)振替 | ― | △63 |
| 期末残高 | 5,513 | 5,984 |
(5) デリバティブ
(キャッシュ・フロー・ヘッジ)
当社は、一部の借入を変動金利借入、外貨建変動金利借入により行っており、その範囲で支払金利の変動リスクおよび為替の変動リスクに晒されております。これらのリスクに対するヘッジを目的とした金利スワップおよび金利通貨スワップを締結し、これらの借入を実質的に固定金利借入および円貨の固定金利借入に転換、キャッシュ・フローの支払額を固定化するリスク管理戦略を採用しております。
これらの借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジ対象として指定し、金利スワップと金利通貨スワップから通貨ベーシス・スプレッドを除いた部分をヘッジ手段として指定することをヘッジ方針としています。また、ヘッジ手段とヘッジ対象の経済的関係性およびリスク管理方針に照らしてヘッジ比率を1:1に設定しております。
上記リスクに対するヘッジ会計の適用にあたっては、ヘッジ対象とヘッジ手段の経済的関係の確認を金利スワップについては参照金利、金利期間、金利改定日および満期ならびに想定元本または額面に基づいて、金利通貨スワップについては関連するキャッシュ・フローの通貨、金額および発生時期に基づいて判断しております。各ヘッジ関係において指定したデリバティブがヘッジ対象のキャッシュ・フローの変動を有効に相殺し、今後も有効に相殺する見通しか否かを、仮想デリバティブ法を用いて評価しております。
キャッシュ・フロー・ヘッジ手段として指定されたデリバティブ取引の公正価値の変動はヘッジが有効な範囲においてその他の包括利益として認識し、その他の資本の構成要素に含まれており、ヘッジ対象が純損益に認識された時点で純損益へ振替えております。
現在ヘッジを適用しているヘッジ関係においては、ヘッジ手段とヘッジ対象の重要な条件はすべて一致しております。よって、ヘッジ関係におけるヘッジの非有効部分の主な発生原因は、為替ならびに金利の変動に起因するヘッジ対象のキャッシュ・フローの公正価値の変動に反映されていない、取引相手および当社グループ自身の信用リスクが金利通貨スワップの公正価値に及ぼす影響に限定されると考えており、また実際に前連結会計年度および当連結会計年度において重要な非有効部分は発生しておりません。
なお、各連結会計年度において、予定取引が当初予定していた時期までに実行されないためにキャッシュ・フロー・ヘッジを終了したものはありません。
① ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段の想定元本
各連結会計年度において、ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係る想定元本は、次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||||||
| 取引の種類 | 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |||
| 1年以内 | 1年超 | 1年以内 | 1年超 | 1年以内 | 1年超 | |
| 金利スワップ | ― | 8,000 | 3,000 | 5,000 | ― | 5,000 |
| 金利通貨スワップ | ― | 11,578 | ― | 11,578 | ― | 11,578 |
| 合計 | ― | 19,578 | 3,000 | 16,578 | ― | 16,578 |
(注)移行日および前連結会計年度の金利スワップにおける平均利率は0.38%であり、金利通貨スワップにおける平均利率は0.22%、平均レートは1米ドルあたり105.25円であります。
当連結会計年度の金利スワップにおける平均利率は0.39%であり、金利通貨スワップにおける平均利率は0.22%、平均レートは1米ドルあたり105.25円であります。
② ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係る公正価値
ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係るヘッジ種類別の公正価値は、次のとおりであります。
| (単位:百万円) | |||||||
| 取引の種類 | 連結財政状態 計算書の表示科目 | 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |||
| 資産 | 負債 | 資産 | 負債 | 資産 | 負債 | ||
| 金利スワップ | その他の金融資産 その他の金融負債 | ― | 125 | ― | 60 | ― | 40 |
| 金利通貨スワップ | その他の金融資産 その他の金融負債 | 131 | ― | 403 | ― | 23 | 112 |
| 合計 | 131 | 125 | 403 | 60 | 23 | 152 | |
③ その他の資本の構成要素
その他の資本の構成要素の増減は次のとおりであります。
(a) 金利スワップ
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 期首 | △87 | △42 |
| 当期発生額 | 26 | △5 |
| 当期利益への組替調整額 (注) | 19 | 18 |
| 期末 | △42 | △28 |
(注) 税効果考慮前の金額は、前連結会計年度および当連結会計年度でそれぞれ28百万円、26百万円であり、連結損益計算書上の「金融費用」に含まれております。
(b) 金利通貨スワップ
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 期首 | △552 | △326 |
| 当期発生額 | 292 | 229 |
| 当期利益への組替調整額 (注) | △66 | △117 |
| 期末 | △326 | △214 |
(注) 税効果考慮前の金額は、前連結会計年度および当連結会計年度でそれぞれ△95百万円、△169百万円であり、連結損益計算書上の「金融費用」に含まれております。
27.重要な子会社
当社の重要な子会社は「第1 企業の概況 4関係会社の状況」に記載のとおりであります。
28.財務活動から生じた負債の変動
財務活動から生じた負債の変動は、次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
| (単位:百万円) | ||||||
| 項目 | 期首残高 | キャッシュ・フローを伴う変動 | キャッシュ・フローを伴わない変動 | 期末残高 | ||
| 連結範囲変動 | 公正価値の 変動 | 為替変動 | ||||
| 短期借入金 | 4,399 | 690 | ― | ― | 27 | 5,116 |
| コマーシャル・ペーパー | 9,000 | △8,000 | ― | ― | ― | 1,000 |
| 長期借入金 | 38,426 | △430 | △50 | ― | △55 | 37,891 |
| デリバティブ資産(△)または負債 | △927 | ― | ― | 54 | ― | △873 |
| 合計 | 50,898 | △7,740 | △50 | 54 | △29 | 43,133 |
(注) 1 長期借入金には、1年内返済予定長期借入金を含めております。
2 デリバティブは、長期借入金をヘッジする目的で保有しているものです。
当連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
| (単位:百万円) | ||||||
| 項目 | 期首残高 | キャッシュ・フローを伴う変動 | キャッシュ・フローを伴わない変動 | 期末残高 | ||
| 連結範囲変動 | 公正価値の 変動 | 為替変動 | ||||
| 短期借入金 | 5,116 | △147 | ― | ― | △41 | 4,928 |
| コマーシャル・ペーパー | 1,000 | 4,000 | ― | ― | ― | 5,000 |
| 長期借入金 | 37,891 | △3,472 | ― | ― | △653 | 33,766 |
| デリバティブ資産(△)または負債 | △873 | ― | ― | 655 | ― | △219 |
| 合計 | 43,133 | 381 | ― | 655 | △693 | 43,475 |
(注) 1 長期借入金には、1年内返済予定長期借入金を含めております。
2 デリバティブは、長期借入金をヘッジする目的で保有しているものです。
29.関連当事者
主要な経営幹部に対する報酬
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 短期従業員給付 | 437 | 493 |
| 合計 | 437 | 493 |
30.コミットメント
決算日以降の支出に関するコミットメントは以下のとおりであります。
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | 当連結会計年度 (2018年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
| 有形固定資産の取得 | 277 | 1,383 | 2,161 |
| 合計 | 277 | 1,383 | 2,161 |
31. 後発事象
当社は、2018年5月14日開催の取締役会におきまして、単元株式数の変更および定款の一部変更について決議するとともに、2018年6月22日開催の第127期定時株主総会に株式併合に関する議案を付議することを決議し、同株主総会において同議案が承認可決されました。その内容については次のとおりであります。
(1) 株式併合の目的
全国証券取引所において売買単位を100株に統一するための取組みが推進されていることを踏まえ、当社株式の単元株式数を1,000株から100株に変更するにあたり、証券取引所が望ましいとする投資単位の水準(5万円以上50万円未満)に調整することを目的としたものです。
(2) 株式併合の割合及び時期
2018年10月1日をもって、2018年9月30日の最終の株主名簿に記録された株主の所有株式5株につき1株の割合で併合いたします。
(3) 株式併合により減少する株式数
| 株式併合前の発行済株式総数(2018年3月31日現在) | 普通株式 | 247,952,394株 |
| 株式併合により減少する株式数(注) | 普通株式 | 198,361,916株 |
| 株式併合後の発行済株式総数(注) | 普通株式 | 49,590,478株 |
(注)上記「株式併合前の発行済株式総数」に併合比率を乗じて算出した理論値です。
(4) 1株当たり情報に及ぼす影響
当該株式併合が前連結会計年度の期首に実施されたと仮定した場合の、前連結会計年度および当連結会計年度における1株当たり情報は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | |
| 基本的1株当たり当期利益 | 202円27銭 | 320円36銭 |
| 希薄化後1株当たり当期利益 | ― | ― |
32.初度適用
当社グループは、当連結会計年度からIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しております。日本基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2017年3月31日に終了する連結会計年度に関するものであり、IFRSへの移行日は2016年4月1日であります。
IFRS第1号の免除規定
IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社(以下、初度適用企業)に対して、原則として、IFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めております。ただし、IFRS第1号では、IFRSで要求される基準の一部について強制的に免除規定を適用しなければならないものと任意に免除規定を適用するものを定めております。これらの規定の適用に基づく影響は、移行日において利益剰余金、またはその他の資本の構成要素で調整しております。当社グループが日本基準からIFRSへ移行するにあたり、適用した免除規定は次のとおりであります。
・企業結合
初度適用企業は、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」(以下、IFRS第3号)を遡及適用しないことを選択することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号を遡及適用しないことを選択しております。この結果、移行日前の企業結合から生じたのれんの額については、日本基準に基づく移行日時点での帳簿価額によっております。なお、のれんについては、減損の兆候の有無に関わらず、移行日時点で減損テストを実施しております。
・在外営業活動体の換算差額
IFRS第1号では、移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められております。当社グループは、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなすことを選択しております。
・以前に認識した金融商品の指定
IFRS第1号では、IFRS第9号における分類について、当初認識時点で存在する事実および状況ではなく、移行日時点の事実および状況に基づき判断することが認められております。また、移行日時点に存在する事実および状況に基づき資本性金融商品の公正価値の変動をその他の包括利益を通じて測定する金融資産として指定することが認められております。
当社グループは、IFRS第9号における分類について、移行日時点で存在する事実および状況に基づき判断を行っており、一部の資本性金融商品についてその他の包括利益を通じて測定する金融資産として指定しております。
IFRS第1号の強制的な例外規定
IFRS第1号では、「金融資産及び金融負債の認識の中止」、「ヘッジ会計」、「非支配持分」および「金融資産の分類及び測定」等について、IFRSの遡及適用を禁止しております。当社グループはこれらの項目について移行日より将来に向かって適用しております。
IFRSの初度適用において開示が求められる調整表は以下のとおりであります。
なお、調整表の「日本基準」の数値は百万円未満を切り捨て、「表示組替」、「認識・測定の差異」および「IFRS」の数値は百万円未満を四捨五入して表示しております。
2016年4月1日(移行日)現在の資本に対する調整
| 日本基準表示科目 | 日本基準 | 表示組替 | 認識・測定 の差異 | IFRS | 注記 | IFRS表示科目 |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 資産の部 | 資産 | |||||
| 流動資産 | 流動資産 | |||||
| 現金及び預金 | 44,876 | △8 | ― | 44,869 | (4) | 現金及び現金同等物 |
| 受取手形及び売掛金 | 41,783 | 2,239 | △401 | 43,622 | (1),(2),(3) | 営業債権及び その他の債権 |
| ― | 118 | 31 | 150 | (4) | その他の金融資産 | |
| たな卸資産 | 29,089 | ― | △46 | 29,044 | (3) | 棚卸資産 |
| 繰延税金資産 | 2,469 | △2,470 | ― | ― | (5) | |
| その他 | 5,349 | △2,405 | △13 | 2,931 | (1),(4) | その他の流動資産 |
| 貸倒引当金 | △55 | 55 | ― | ― | (2) | |
| 流動資産合計 | 123,514 | △2,470 | △429 | 120,616 | 流動資産合計 | |
| 固定資産 | 非流動資産 | |||||
| 有形固定資産 | 87,325 | ― | 8,163 | 95,489 | (6) | 有形固定資産 |
| 無形固定資産 (のれん) | 24,318 | ― | △17,668 | 6,650 | (7) | のれん |
| 無形固定資産 (その他) | 2,128 | ― | ― | 2,128 | その他の無形資産 | |
| ― | 436 | ― | 436 | (9) | 持分法で会計処理 されている投資 | |
| ― | 20,305 | 2,581 | 22,887 | (2),(4),(8) | その他の金融資産 | |
| 投資有価証券 | 18,379 | △18,380 | ― | ― | (4),(9) | |
| 長期貸付金 | 4,859 | △4,860 | ― | ― | (4) | |
| 退職給付に係る資産 | 249 | ― | ― | 249 | 退職給付に係る資産 | |
| 繰延税金資産 | 486 | 2,470 | △1,878 | 1,078 | (5) | 繰延税金資産 |
| その他 | 2,378 | △1,019 | ― | 1,360 | (4) | その他の非流動資産 |
| 貸倒引当金 | △3,517 | 3,517 | ― | ― | (2) | |
| 固定資産合計 | 136,607 | 2,470 | △8,801 | 130,277 | 非流動資産合計 | |
| 資産合計 | 260,122 | ― | △9,230 | 250,892 | 資産合計 | |
| 日本基準表示科目 | 日本基準 | 表示組替 | 認識・測定 の差異 | IFRS | 注記 | IFRS表示科目 |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 負債及び資本 | ||||||
| 負債の部 | 負債 | |||||
| 流動負債 | 流動負債 | |||||
| 短期借入金 | 4,399 | 9,480 | ― | 13,879 | (10) | 借入金 |
| 1年内返済予定の 長期借入金 | 480 | △480 | ― | ― | (10) | |
| コマーシャル・ ペーパー | 9,000 | △9,000 | ― | ― | (10) | |
| 支払手形及び買掛金 | 26,115 | 11,340 | 2,471 | 39,927 | (11) | 営業債務及びその他の債務 |
| ― | 31 | 10 | 40 | その他の金融負債 | ||
| 未払法人税等 | 2,870 | ― | ― | 2,870 | 未払法人所得税等 | |
| 賞与引当金 | 2,730 | △2,730 | ― | ― | (11) | |
| 事業再建費用引当金 | 1,088 | ― | △788 | 300 | 引当金 | |
| その他 | 9,384 | △8,640 | ― | 744 | (11) | その他の流動負債 |
| 流動負債合計 | 56,068 | ― | 1,693 | 57,761 | 流動負債合計 | |
| 固定負債 | 非流動負債 | |||||
| 長期借入金 | 37,018 | ― | 927 | 37,946 | (10) | 借入金 |
| ― | 89 | 125 | 214 | その他の金融負債 | ||
| 退職給付に係る負債 | 4,333 | ― | ― | 4,334 | 退職給付に係る負債 | |
| 環境対策引当金 | 82 | 321 | ― | 403 | 引当金 | |
| 繰延税金負債 | 2,994 | ― | △531 | 2,463 | (5) | 繰延税金負債 |
| その他 | 716 | △409 | ― | 308 | その他の非流動負債 | |
| 固定負債合計 | 45,145 | ― | 522 | 45,667 | 非流動負債合計 | |
| 負債合計 | 101,213 | ― | 2,215 | 103,428 | 負債合計 | |
| 純資産の部 | 資本 | |||||
| 資本金 | 37,143 | ― | ― | 37,143 | 資本金 | |
| 資本剰余金 | 35,358 | ― | ― | 35,358 | 資本剰余金 | |
| 自己株式 | △14,748 | ― | ― | △14,749 | 自己株式 | |
| その他の包括利益 累計額合計 | 11,018 | ― | △4,751 | 6,267 | (8),(12),(13),(14) | その他の資本の構成要素 |
| 利益剰余金 | 88,548 | ― | △6,695 | 81,853 | (15) | 利益剰余金 |
| 157,319 | ― | △11,446 | 145,873 | 親会社の所有者に帰属する持分合計 | ||
| 非支配株主持分 | 1,589 | ― | 1 | 1,591 | 非支配持分 | |
| 純資産合計 | 158,908 | ― | △11,445 | 147,464 | 資本合計 | |
| 負債純資産合計 | 260,122 | ― | △9,230 | 250,892 | 負債及び資本合計 |
2017年3月31日(直近の日本基準の連結財務諸表作成日)現在の資本に対する調整
| 日本基準表示科目 | 日本基準 | 表示組替 | 認識・測定 の差異 | IFRS | 注記 | IFRS表示科目 |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 資産の部 | 資産 | |||||
| 流動資産 | 流動資産 | |||||
| 現金及び預金 | 49,733 | △236 | ― | 49,498 | (4) | 現金及び現金同等物 |
| 受取手形及び売掛金 | 42,450 | 1,624 | △413 | 43,662 | (1),(2),(3) | 営業債権及び その他の債権 |
| ― | 280 | ― | 280 | (4) | その他の金融資産 | |
| たな卸資産 | 29,176 | ― | △152 | 29,024 | (3) | 棚卸資産 |
| 繰延税金資産 | 2,599 | △2,599 | ― | ― | (5) | |
| その他 | 4,538 | △1,724 | △8 | 2,807 | (1),(4) | その他の流動資産 |
| 貸倒引当金 | △55 | 56 | ― | ― | (2) | |
| 流動資産合計 | 128,442 | △2,599 | △573 | 125,271 | 流動資産合計 | |
| 固定資産 | 非流動資産 | |||||
| 有形固定資産 | 85,486 | ― | 8,261 | 93,748 | (6) | 有形固定資産 |
| 無形固定資産 (のれん) | 23,089 | ― | △18,210 | 4,880 | (7) | のれん |
| 無形固定資産 (その他) | 1,647 | ― | ― | 1,648 | その他の無形資産 | |
| ― | 425 | ― | 425 | (9) | 持分法で会計処理 されている投資 | |
| ― | 22,288 | 2,853 | 25,141 | (2),(4),(8) | その他の金融資産 | |
| 投資有価証券 | 21,630 | △21,630 | ― | ― | (4),(9) | |
| 長期貸付金 | 2,177 | △2,177 | ― | ― | (4) | |
| 退職給付に係る資産 | 419 | ― | ― | 419 | 退職給付に係る資産 | |
| 繰延税金資産 | 608 | 2,599 | △2,311 | 897 | (5) | 繰延税金資産 |
| その他 | 2,371 | △1,038 | ― | 1,334 | (4) | その他の非流動資産 |
| 貸倒引当金 | △2,132 | 2,132 | ― | ― | (2) | |
| 固定資産合計 | 135,299 | 2,599 | △9,406 | 128,492 | 非流動資産合計 | |
| 資産合計 | 263,742 | ― | △9,979 | 253,763 | 資産合計 | |
| 日本基準表示科目 | 日本基準 | 表示組替 | 認識・測定 の差異 | IFRS | 注記 | IFRS表示科目 |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 負債及び資本 | ||||||
| 負債の部 | 負債 | |||||
| 流動負債 | 流動負債 | |||||
| 短期借入金 | 5,115 | 4,480 | ― | 9,596 | (10) | 借入金 |
| 1年内返済予定の 長期借入金 | 3,480 | △3,480 | ― | ― | (10) | |
| コマーシャル・ ペーパー | 1,000 | △1,000 | ― | ― | (10) | |
| 支払手形及び買掛金 | 28,258 | 12,371 | 1,593 | 42,222 | (11) | 営業債務及び その他の債務 |
| ― | 30 | ― | 30 | その他の金融負債 | ||
| 未払法人税等 | 2,549 | ― | ― | 2,549 | 未払法人所得税等 | |
| 賞与引当金 | 2,747 | △2,748 | ― | ― | (11) | |
| 事業再建費用引当金 | 162 | ― | ― | 162 | 引当金 | |
| その他 | 10,705 | △9,653 | ― | 1,053 | (11) | その他の流動負債 |
| 流動負債合計 | 54,019 | ― | 1,593 | 55,612 | 流動負債合計 | |
| 固定負債 | 非流動負債 | |||||
| 長期借入金 | 33,537 | ― | 873 | 34,411 | (10) | 借入金 |
| ― | 102 | 60 | 162 | その他の金融負債 | ||
| 退職給付に係る負債 | 2,855 | ― | ― | 2,856 | 退職給付に係る負債 | |
| 環境対策引当金 | 194 | 392 | ― | 586 | 引当金 | |
| 繰延税金負債 | 5,191 | ― | △1,375 | 3,817 | (5) | 繰延税金負債 |
| その他 | 775 | △494 | ― | 282 | その他の非流動負債 | |
| 固定負債合計 | 42,554 | ― | △441 | 42,114 | 非流動負債合計 | |
| 負債合計 | 96,574 | ― | 1,151 | 97,726 | 負債合計 | |
| 純資産の部 | 資本 | |||||
| 資本金 | 37,143 | ― | ― | 37,143 | 資本金 | |
| 資本剰余金 | 35,358 | ― | ― | 35,358 | 資本剰余金 | |
| 自己株式 | △6,741 | ― | ― | △6,742 | 自己株式 | |
| その他の包括利益 累計額合計 | 10,792 | ― | △4,682 | 6,110 | (8),(12),(13),(14) | その他の資本の 構成要素 |
| 利益剰余金 | 88,801 | ― | △6,450 | 82,352 | (15) | 利益剰余金 |
| 165,353 | ― | △11,132 | 154,222 | 親会社の所有者に 帰属する持分合計 | ||
| 非支配株主持分 | 1,813 | ― | 1 | 1,815 | 非支配持分 | |
| 純資産合計 | 167,167 | ― | △11,131 | 156,037 | 資本合計 | |
| 負債純資産合計 | 263,742 | ― | △9,979 | 253,763 | 負債及び資本合計 |
資本に対する調整に関する注記
(1) 営業債権及びその他の債権の振替
日本基準では流動資産の「その他」に含めていた未収入金については、IFRSでは「営業債権及びその他の債権」に振替えて表示しております。
(2) 貸倒引当金の振替
日本基準では区分掲記していた「貸倒引当金(流動)」については、IFRSでは「営業債権及びその他の債権」から直接控除して償却原価に反映するように振替え、また、「貸倒引当金(固定)」についても同様に、「その他の金融資産(非流動)」から直接控除して償却原価に反映するように振替えております。
(3) 収益認識時点の変更に伴う営業債権および棚卸資産の調整
日本基準では出荷基準により認識していた一部の物品販売取引について、物品の引渡時点で収益認識するように変更したため、営業債権および棚卸資産を調整しております。
(4) その他の金融資産の振替
日本基準では流動資産の「現金及び預金」に含まれていた3ヶ月超の定期預金および「その他(流動)」に含めていた短期貸付金については、IFRSでは「その他の金融資産(流動)」に振替えて表示し、日本基準では区分掲記していた「投資有価証券」および「長期貸付金」、ならびに「その他(固定)」に含めていた金融資産については、IFRSでは「その他の金融資産(非流動)」に振替えて表示しております。
(5) 繰延税金資産および繰延税金負債の振替、繰延税金資産の回収可能性の再検討
IFRSでは繰延税金資産・負債については、流動・非流動を区別することなく、すべて非流動項目に分類するものとされているため、流動項目に計上している繰延税金資産・負債については非流動項目に振替えております。また、IFRSの適用に伴い、すべての繰延税金資産の回収可能性を再検討しております。
(6) 有形固定資産の計上額の調整
国庫補助金以外による圧縮記帳について、IFRSにおいては圧縮記帳が認められないため、日本基準で直接減額方式で処理をしていたものを取り消し、一時に収益として認識しております。
(7) のれんの計上額の調整
日本基準において、のれんは20年以内の年数で均等償却を行っており、減損の兆候がある場合にのみ、のれんを含む各資産グループの帳簿価額と割引前将来キャッシュ・フローを比較し、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回った場合に限り、割引後将来キャッシュ・フローである回収可能価額まで減損損失を認識しております。
IFRSにおいては、のれんは償却を行わず、減損の兆候の有無に関わらず毎期減損テストを実施し、のれんを含む各資金生成単位グループの帳簿価額と割引後将来キャッシュ・フローである回収可能価額を比較し、割引後将来キャッシュ・フローである回収可能価額まで減損損失を認識しております。
回収可能価額は使用価値により測定しており、使用価値は、過去の経験と外部からの情報をもとに作成され経営陣によって承認された今後5年以内の事業計画を基礎とし、6年目以降は、ターミナルバリューを基礎としたキャッシュ・フローの見積額を用いて、使用価値にて算定しております。割引率は、資金生成単位または資金生成単位グループが属する市場もしくは国の税引前加重平均資本コストをもとに算定しております。
移行日時点の事業計画に基づき、のれんの減損テストを実施した結果、割引後キャッシュ・フローである回収可能価額がのれんを含む帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の航空機内装部品事業および医療機器事業ののれんについて16,540百万円(うち航空機内装部品事業 13,151百万円、医療機器事業 3,390百万円)、ベルギー子会社ののれんについて966百万円の減損損失を計上しております。また、米国子会社ののれんの回収可能価額は6,998百万円(うち航空機内装部品事業 5,146百万円、医療機器事業 1,852百万円)、ベルギー子会社ののれんの回収可能価額は3,984百万円であります。なお、税引前の割引率は、米国子会社の航空機内装部品事業において20.9%、医療機器事業において20.9%、ベルギー子会社において19.5%を使用しております。
また、前連結会計年度末時点の事業計画に基づき、のれんの減損テストを実施した結果、割引後キャッシュ・フローである回収可能価額がのれんを含む帳簿価額を下回ったことから、米国子会社の航空機内装部品事業および医療機器事業ののれんについて1,584百万円(うち航空機内装部品事業 1,314百万円、医療機器事業 270百万円)の減損損失を計上しております。また、回収可能価額は6,958百万円(うち航空機内装部品事業 5,108百万円、医療機器事業 1,850百万円)であります。なお、税引前の割引率は、米国子会社の航空機内装部品事業において21.3%、医療機器事業において20.5%を使用しております。
(8) 非上場株式の計上額の調整
非上場株式について、日本基準では取得原価を基礎として計上し、必要により発行会社の財政状態の悪化に応じて減損処理を行っておりましたが、IFRSではその他の包括利益を通じて公正価値で測定する選択をしております。この結果、「その他の金融資産」の残高が移行日において2,450百万円、前連結会計年度において2,450百万円増加しております。
(9) 持分法で会計処理されている投資の振替
日本基準では「投資有価証券」に含めていた「持分法で会計処理されている投資」について、IFRSでは区分掲記しております。
(10) 借入金の振替、調整
日本基準では流動負債として区分掲記していた「短期借入金」、「1年内返済予定の長期借入金」および「コマーシャル・ペーパー」については、IFRSでは「借入金(流動)」に振替えて表示し、また、日本基準では固定負債として表示していた「長期借入金」については、IFRSでは「借入金(非流動)」に振替えて表示しております。
また、日本基準においては、金利通貨スワップについて一体処理(特例処理・振当処理)の要件を満たしている場合は一体処理を採用しておりましたが、IFRSでは一体処理は認められないため、ヘッジ対象である外貨建て借入金の期末日レートでの換算替えを行い、金利通貨スワップは純損益を通じて公正価値で測定しております。この結果、「借入金(非流動)」が移行日において927百万円、前連結会計年度において873百万円増加しております。
(11) 営業債務及びその他の債務の振替
日本基準では流動負債として区分掲記していた「賞与引当金」、および「その他」に含めていた未払金等の債務については、IFRSでは「営業債務及びその他の債務」に振替えて表示しております。
また、日本基準では会計処理をしていなかった未消化の有給休暇について、IFRSでは「営業債務及びその他の債務」として負債計上しております。この結果、「営業債務及びその他の債務」が移行日において925百万円、前連結会計年度において845百万円増加しております。
(12) 退職給付に係る負債の調整
当社グループは、日本基準では数理計算上の差異について、主として発生した年度に一括で損益処理しておりましたが、IFRSでは数理計算上の差異は発生時にその他の包括利益に認識し、直ちに利益剰余金に振替えるものとしております。
(13) その他の資本の構成要素の調整
日本基準では金利スワップについては、特例処理の要件を満たしている場合は特例処理を採用し、金利通貨スワップについては、一体処理(特例処理・振当処理)の要件を満たしている場合は一体処理を採用しておりましたが、IFRSではキャッシュ・フロー・ヘッジの方法により、金利スワップおよび金利通貨スワップの公正価値を連結財政状態計算書に認識しており、ヘッジの有効部分については、「その他の資本の構成要素」で認識しております。この結果、「その他の資本の構成要素」が移行日において639百万円、前連結会計年度において368百万円減少しております。
(14) 在外営業活動体に係る累積換算差額の振替
初度適用に際して、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、移行日における累積換算差額をすべて利益剰余金に振替えております。
(15) 利益剰余金に対する調整
| 移行日 (2016年4月1日) | 前連結会計年度 (2017年3月31日) | |
| 百万円 | 百万円 | |
| 繰延税金資産の回収可能性の再検討 | 1,339 | 1,485 |
| 有形固定資産の計上額の調整(※) | 5,567 | 5,567 |
| のれんの償却額の調整 | ― | 1,476 |
| のれんの減損 | △17,506 | △19,090 |
| 在外営業活動体に係る累積換算差額の振替 | 6,552 | 6,552 |
| その他 | △2,646 | △2,440 |
| 合計 | △6,695 | △6,450 |
(※) 税効果を控除した金額となっております。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)(直近の日本基準の連結財務諸表作成年度)に係る損益および包括利益に対する調整
| 日本基準表示科目 | 日本基準 | 表示組替 | 認識・測定 の差異 | IFRS | 注記 | IFRS表示科目 |
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 売上高 | 198,199 | ― | △100 | 198,100 | (1) | 売上収益 |
| 売上原価 | △135,241 | ― | △455 | △135,697 | (1),(2) | 売上原価 |
| 売上総利益 | 62,958 | ― | △555 | 62,403 | 売上総利益 | |
| 販売費及び一般管理費 | △46,078 | ― | 333 | △45,745 | (2),(4) | 販売費及び一般管理費 |
| ― | ― | ― | 16,658 | 事業利益 | ||
| ― | 532 | △7 | 525 | (3) | その他の収益 | |
| ― | △3,539 | △1,584 | △5,123 | (3) | その他の費用 | |
| 営業利益 | 16,879 | △3,006 | △1,813 | 12,061 | 営業利益 | |
| 営業外収益 | 1,092 | △1,092 | ― | ― | (3) | |
| 営業外費用 | △647 | 647 | ― | ― | (3) | |
| 特別利益 | 283 | △283 | ― | ― | (3) | |
| 特別損失 | △3,141 | 3,142 | ― | ― | (3) | |
| ― | 715 | 16 | 731 | (3) | 金融収益 | |
| ― | △251 | 46 | △205 | (3) | 金融費用 | |
| ― | 128 | ― | 128 | (3) | 持分法による投資利益 | |
| 税金等調整前当期純利益 | 14,466 | ― | △1,751 | 12,715 | 税引前利益 | |
| 法人税、住民税 及び事業税 | △3,116 | △489 | 653 | △2,952 | (5) | 法人所得税費用 |
| 法人税等調整額 | △488 | 489 | ― | ― | (5) | |
| 当期純利益 | 10,860 | ― | △1,098 | 9,763 | 当期利益 | |
| 日本基準表示科目 | 日本基準 | 表示組替 | 認識・測定 の差異 | IFRS | 注記 | IFRS表示科目 |
| その他の包括利益 | その他の包括利益 | |||||
| 純損益に振替えられる ことのない項目 | ||||||
| その他有価証券 評価差額金 | 2,245 | ― | 17 | 2,262 | その他の包括利益を 通じて公正価値で測定 する金融資産の変動額 | |
| 退職給付に係る調整額 | 205 | ― | 1,137 | 1,342 | (2) | 確定給付制度の再測定 |
| 2,450 | ― | 1,154 | 3,604 | 純損益に振替えられる ことのない項目合計 | ||
| 純損益に振替えられる 可能性のある項目 | ||||||
| ― | ― | 272 | 272 | キャッシュ・フロー・ ヘッジ | ||
| 為替換算調整勘定 | △2,598 | ― | △13 | △2,612 | 在外営業活動体の 換算差額 | |
| 持分法適用会社に対 する持分相当額 | △1 | ― | ― | △1 | 持分法適用会社に おけるその他の包括 利益に対する持分 | |
| △2,599 | ― | 258 | △2,342 | 純損益に振替えられる 可能性のある項目合計 | ||
| その他の包括利益合計 | △149 | ― | 1,412 | 1,262 | 税引後その他の包括利益 | |
| 包括利益 | 10,711 | ― | 314 | 11,025 | 当期包括利益 | |
損益および包括利益に対する調整に関する注記
(1) 売上収益に係る調整
日本基準では出荷基準により認識していた一部の物品販売取引について、IFRSでは物品の引渡時点で収益認識するように変更しております。
(2) 退職給付に係る負債の会計処理
当社グループは、日本基準では数理計算上の差異について、主として発生した年度に一括で損益処理しておりましたが、IFRSでは数理計算上の差異は発生時にその他の包括利益に認識し、直ちに利益剰余金に振替えるものとしております。
日本基準での割引率および期待運用収益率に替えて、IFRSでは確定給付負債(資産)の純額に対して割引率のみを使用しております。
(3) 表示科目に対する調整
日本基準では「営業外収益」、「営業外費用」、「特別利益」および「特別損失」に表示していた項目を、IFRSでは財務関係損益については「金融収益」および「金融費用」として計上し、それ以外の項目については、「その他の収益」、「その他の費用」および「持分法による投資利益」に表示しております。
(4) のれんに対する調整
日本基準ではのれんはその効果の及ぶ期間で定額償却し、のれん償却費1,476百万円を「販売費及び一般管理費」に計上しておりましたが、IFRSでは償却を行っておりません。
(5) 法人所得税費用
日本基準では「法人税、住民税及び事業税」、「法人税等調整額」を区分掲記しておりましたが、IFRSでは「法人所得税費用」として一括して表示しております。
前連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)(直近の日本基準の連結財務諸表作成年度)に係るキャッシュ・フローに対する調整
日本基準に基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書と、IFRSに基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書に重要な差異はありません。