有価証券報告書-第67期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/26 15:46
【資料】
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【項目】
107項目

対処すべき課題

国際的には、欧州経済危機については一服感がございますが、諸国の経済状況の動向が国内経済に大きく影響する状況は継続的にございます。また、政府及び日本銀行のさまざまな施策により、国内経済に回復の兆しは見えるものの、消費税増税に伴う買い控えや消費の冷え込みの懸念、少子高齢化をはじめとした社会構造の変化に伴う需要変化など、先行きは不透明であります。
また、原油価格は、需給バランス及び為替レート等によりさらに上昇することが予想されます。石油化学製品である樹脂やフィルム等を主材料としている当社及び当社の属する業界は、今後も予断を許さない状況が続くものと考えております。
このような状況下で、収益の維持拡大のためには、販売面では当社独自の技術を駆使した製品で、お客様のお役に立つことが必須であると考えております。また、生産面ではグループ全体での工場稼働率の向上と、原価低減を行い、市場での競争に打ち勝つ納期・品質・価格を実現していかなければならないと考えております。
今後は、安定した利益体質を基本とした事業展開を図るため、現在販売しております独自製品の「直進くん」や「クリスタルノンPF」をさらに工夫して販売を強化し、次世代の機能性包装に対応した製品の開発に努めて、持続的成長をできる経営基盤を築いてまいります。