本年度前半の世界経済は、堅調な米国景気に主導され比較的安定した推移となりましたが、ユーロ圏の回復は地政学リスクの高まり等を受け足踏みとなり、中国・アセアンほか新興国においても弱含みで推移しました。また国内景気も、消費増税に伴う景気落込みからの持ち直しの動きは想定より弱く、低迷が継続しています。
このような状況のもと、帝人グループの当第2四半期の連結決算(累計)は、売上高としては素材事業をはじめとして増収基調となりましたが、パラキシレンの自社生産・販売を中止した影響もあり、前年同期比でほぼ横ばいの3,774億円(前年同期比1.2%減)となりました。営業利益は高機能繊維・複合材料事業やヘルスケア事業での主力商品・サービスの販売増に、電子材料・化成品事業等の構造改革効果が加わり、前年同期比69億円増加し121億円(同133.8%増)となり、また経常利益は持分法投資損益改善や円安に伴う為替差益も加わり同99億円増の140億円(同242.3%増)となりました。更にこの度、将来の持続的な成長を図るため、競争力強化に向けた生産体制の再編と、成長分野への経営資源の集中を加速すべく、踏み込んだ構造改革を推し進めることとしました。四半期純利益は、構造改革等に伴う特別損失を422億円計上したことから、同269億円減少し223億円の赤字となりました。また1株当たり四半期純利益は△22円74銭(同27円39銭減)となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の概況は次のとおりです。
2014/11/11 9:16