臨時報告書

【提出】
2024/03/27 9:08
【資料】
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脚注、表紙

(注)上記の東京支社及び名古屋営業所は、金融商品取引法に規定する縦覧場所ではありませんが、投資者の便宜を考慮
して、縦覧に供する場所としております。

提出理由

2024年3月25日開催の取締役会において、2023年度より始動した『新中期経営計画2025』における構造改革の一環として、高吸水性樹脂(以下、SAP)事業及び中国江蘇省南通市における界面活性剤やウレタン樹脂製品等の生産事業から撤退することを決議いたしました。また、当社連結子会社であるSDPグローバル株式会社(以下、SDP)が100%株式保有する三大雅精細化学品(南通)有限公司(以下、SDN)について、中国企業である南通江天化学股份有限公司(以下、江天化学)に全持分譲渡することを目的とする検討を開始するとともに、これらの事業に関連する連結子会社であるSDP、SDPグローバル(マレーシア)SDN.BHD.(以下、SDPM)、ならびに三洋化成精細化学品(南通)有限公司(以下、SKN)の解散手続きを行うことといたしました。
これにより当社の特定子会社の異動並びに当社及び当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象が発生する見込みとなりましたので、金融商品取引法第24条の5第4項並びに企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号、第12号及び第19号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

親会社又は特定子会社の異動

1.当社の特定子会社の異動に関する事項(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号の規定に基づく報
告)
(1)当該異動に係る特定子会社の名称、住所、代表者の氏名、資本金及び事業の内容
① SDP
名称SDPグローバル株式会社
住所東京都港区西新橋1-1-1日比谷フォートタワー24階
代表者の氏名代表取締役社長 今泉 雄高
資本金2,900百万円
事業の内容高吸水性樹脂の製造販売

② SDPM
名称SDPグローバル(マレーシア)SDN.BHD.
住所PLO 179, Jalan Rumbia 1, Tanjung Langsat Industrial Complex, Pasir Gudang, Johor, 81700, Malaysia
代表者の氏名取締役社長 野村 陽太
資本金259,365千リンギット
事業の内容高吸水性樹脂の製造販売

③ SKN
名称三洋化成精細化学品(南通)有限公司
住所中国江蘇省南通経済技術開発区新開南路7号
代表者の氏名董事長 加藤 信二郎
資本金2,750万USドル
事業の内容界面活性剤・ウレタン樹脂等の製造販売

④ SDN
名称三大雅精細化学品(南通)有限公司
住所中国江蘇省南通経済技術開発区新開南路5号
代表者の氏名董事長 今泉 雄高
資本金6,490万USドル
事業の内容高吸水性樹脂の製造販売

(2)当該異動の前後における当社の所有に係る当該特定子会社の議決権の数及び当該特定子会社の総株主等の議決権に
対する割合
① SDP
所有議決権の数総株主等の議決権に対する割合
異動前44,000個100%
異動後--

② SDPM
所有議決権の数(出資金額)総株主等の議決権に対する割合
異動前259,365千リンギット
(うち間接保有259,365千リンギット)
100%
(うち間接保有100%)
異動後--

③ SKN
所有議決権の数(出資金額)総株主等の議決権に対する割合
異動前2,750万USドル100%
異動後--

④ SDN
所有議決権の数(出資金額)総株主等の議決権に対する割合
異動前6,490万USドル
(うち間接保有6,490万USドル)
100%
(うち間接保有100%)
異動後--

(3)当該異動の理由及びその年月日
① 異動の理由
2024年3月25日開催の取締役会において、SAP事業及び中国江蘇省南通市における界面活性剤やウレタン樹脂製品等の生産事業から撤退することを決議し、当社連結子会社であるSDPが100%株式保有するSDNについて、中国企業である江天化学に全持分譲渡することを目的とする検討を開始するとともに、これらの事業に関連する連結子会社であるSDP、SDPM、ならびにSKNの解散手続きを行うこととしたため。
② 異動の年月日
引き続きデューデリジェンスの実施等、持分譲渡に向けた検討を進めてまいりますが、最終的に当該取引が実施されるかは不確定要素を多く含んでおります。
2024年度中に製品在庫完売をもって、その後解散に向けた手続きを進める予定です。
現地の法令等に従い必要な手続きが完了次第、清算結了となる予定です。

連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象

2.当社及び当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象に関する事
項(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号及び第19号の規定に基づく報告)
(1)当該事象の発生年月日
2024年3月25日(取締役会決議日)
(2)当該事象の内容
当社は、2024年3月25日開催の取締役会において、SAP事業及び中国江蘇省南通市における界面活性剤やウレタン樹脂製品等の生産事業から撤退することを決議したことに伴い、特別損失を計上する見込みです。
(3)当該事象の損益及び連結損益に与える影響額
2024年3月期から複数年度にわたり、以下の特別損失を計上する見込みです。
連結決算:総額約200億円(2024年3月期は約120億円)
個別決算:総額約180億円(2024年3月期は約110億円)
以 上