有価証券報告書-第91期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
わが国経済は、輸出環境に持ち直しの動きが見られ、緩やかな景気回復基調が続いております。中国経済の拡大が鈍化するものの、米国景気は持ち直しており世界景気の先行きは緩やかに回復していくものと予想されます。
当社グループといたしましては、新製品開発力・技術力を生かした事業運営の推進という当社グループの基本方針に基づき、利益ある成長を果たすため、
①CSR経営推進による企業価値の向上
②研究開発力の強化
③グローバル化の強化
④事業基盤の強化
⑤経営効率の向上 等
の施策を確実に実践し、企業体質の抜本的な改革と基盤の強化に努めてまいる所存です。
また、コーポレート・ガバナンスを最重要課題のひとつと位置づけ経営の統治機能の充実を図るとともに、コンプライアンスの徹底と内部統制システムの整備に注力してまいります。
当社グループでは、お客様とともに価値ある製品を創出し、グローバル市場で成長することで、名実ともに大企業へ発展していくことを長期的な目標に掲げております。この目標達成に繋げるべく、2015年度から2018年度の4年間を期間とする第9次中期経営計画を策定いたしました。本計画では、〝Sanyo Global Innovation 200″のスローガンのもと、“グローバル化とイノベーション”をキーワードに最終年度である2018年度までに連結売上高2,300億円以上、連結営業利益200億円以上、ROE10%以上の達成を目指してまいります。
第9次中期経営計画期間では、市場規模が大きい事業分野でプロセス革新や積極投資による拡大を目指す基盤4事業と、グローバルにニッチ市場で活躍する高付加価値製品群の両輪で成長を牽引してまいります。加えて、今後、市場の成長が期待される分野(エネルギー・エレクトロニクス分野、バイオ・メディカル分野)での新規事業の橋頭堡を築いてまいります。
また、CSR経営推進による企業価値向上を目指し、当社独自の経営システムである「“人”中心の経営」の深化とそのグローバル展開を図るとともに、コーポレート・ガバナンスの強化や企業ブランド力の向上に注力してまいります。
【第9次中期経営計画の概要】
1. 基本目標
第9次中期経営計画期間では、お客様とともに価値ある製品を創出し、グローバル市場で成長することで、連結売上高2,300億円以上、連結営業利益200億円以上、ROE10%以上の達成を目指してまいります。
そのため、当社の強みが発揮できるニッチな市場・分野でのニーズ取り込みを強化するMarketing Innovationや、プロセス革新を通じて生産効率と収益性を向上させるProduction Innovationにより、既存事業を強化します。また、R&D Innovationによる研究効率向上を通じ、成長分野(エネルギー・エレクトロニクス分野、バイオ・メディカル分野)における独創的な技術を創製し、新規事業の橋頭堡を築いてまいります。
1.1 経営目標(連結)
1.2 基盤4事業およびその他の高付加価値製品群別目標
(1)売上高目標
(2)営業利益目標
1.3 事業別戦略
(1)基盤4事業
①SAP事業 :既存の日本、中国に加え、新たにASEAN地域に生産拠点を設置し、更なるグローバル供給体制を構築、成長市場での高シェア獲得につなげる。
SAP・・・高吸水性樹脂(Superabsorbent Polymers)の略で、自重の数百倍から1000倍の水を吸収し、多少の圧力をかけても吸った水を離しません。紙おむつなどに使用されます。
②潤滑油添加剤事業:日本、中国、米国に加え、新たにASEAN地域に生産拠点を設置し、市場ニーズに即応できるグローバル供給体制を構築。成長市場での高シェア獲得につなげる。
③画像形成材料事業:お客様との協創による製品開発を強化し、グローバルに拡販を進めることで、事業拡大と収益性拡大を両立する。
④AOA事業 :プロセス革新とコスト競争力強化を推進し、グローバルに拡販を進めることで、事業拡大と収益性拡大を両立する。
AOA・・・アルキレンオキシドアダクツの略で、親油性のPO(プロピレンオキシド)または親水性のEO(エチレンオキシド)を原料にして作られる製品群。自動車シートクッションなどに使われるポリウレタンフォーム用原料(PPG)や洗剤などに使われる界面活性剤などが代表例です。
(2)高付加価値製品群 :グローバル市場におけるニッチ領域で市場ニーズに合わせた開発・拡販を推進し、収益の拡大を図る。
主な高付加価値製品群:自動車内装表皮材用ウレタンビーズ、永久帯電防止剤、フラットパネルディスプレイ用樹脂
1.4 グローバル化の強化(海外売上高比率目標、海外生産高比率目標)
海外生産・販売拠点の拡充、グローバル研究開発体制の構築を図り、海外売上高比率50%以上、海外生産高比率30%以上を目指してまいります。
(1)売上高目標
*生産高には委託生産品を含んでおりません。
2. 設備投資と研究開発費
2.1 設備投資
既存設備の維持(保守・保安等)に加え、基盤4事業を中心にグローバル展開へ向けた設備投資を重点的に行い、4年間で総額約560億円の設備投資を行ってまいります。なお、減価償却費は4年間で総額約440億円を見込んでおります。
<主な設備投資>SAP事業 :約130億円 ASEAN地域での新規生産拠点の設置
潤滑油添加剤事業:約 45億円 中国、米国、ASEANでの新規生産拠点の設置
画像形成薬剤事業:約 20億円 重合トナー中間体ポリエステルビーズ向け原料生産設備の拡充
AOA事業 :約 5億円 第8次中計期間中に投資・整備してきた衣浦工場におけるPPG新製造プロセ
ス生産設備の拡充
2.2 研究開発費
毎年、連結売上高の3%以上(単体売上高の5%以上)、4年間で総額約250億円を投入し、既存事業の利益ある拡大と次世代に向けた独創的技術の創製につなげてまいります。
当社グループといたしましては、新製品開発力・技術力を生かした事業運営の推進という当社グループの基本方針に基づき、利益ある成長を果たすため、
①CSR経営推進による企業価値の向上
②研究開発力の強化
③グローバル化の強化
④事業基盤の強化
⑤経営効率の向上 等
の施策を確実に実践し、企業体質の抜本的な改革と基盤の強化に努めてまいる所存です。
また、コーポレート・ガバナンスを最重要課題のひとつと位置づけ経営の統治機能の充実を図るとともに、コンプライアンスの徹底と内部統制システムの整備に注力してまいります。
当社グループでは、お客様とともに価値ある製品を創出し、グローバル市場で成長することで、名実ともに大企業へ発展していくことを長期的な目標に掲げております。この目標達成に繋げるべく、2015年度から2018年度の4年間を期間とする第9次中期経営計画を策定いたしました。本計画では、〝Sanyo Global Innovation 200″のスローガンのもと、“グローバル化とイノベーション”をキーワードに最終年度である2018年度までに連結売上高2,300億円以上、連結営業利益200億円以上、ROE10%以上の達成を目指してまいります。
第9次中期経営計画期間では、市場規模が大きい事業分野でプロセス革新や積極投資による拡大を目指す基盤4事業と、グローバルにニッチ市場で活躍する高付加価値製品群の両輪で成長を牽引してまいります。加えて、今後、市場の成長が期待される分野(エネルギー・エレクトロニクス分野、バイオ・メディカル分野)での新規事業の橋頭堡を築いてまいります。
また、CSR経営推進による企業価値向上を目指し、当社独自の経営システムである「“人”中心の経営」の深化とそのグローバル展開を図るとともに、コーポレート・ガバナンスの強化や企業ブランド力の向上に注力してまいります。
【第9次中期経営計画の概要】
1. 基本目標
第9次中期経営計画期間では、お客様とともに価値ある製品を創出し、グローバル市場で成長することで、連結売上高2,300億円以上、連結営業利益200億円以上、ROE10%以上の達成を目指してまいります。
そのため、当社の強みが発揮できるニッチな市場・分野でのニーズ取り込みを強化するMarketing Innovationや、プロセス革新を通じて生産効率と収益性を向上させるProduction Innovationにより、既存事業を強化します。また、R&D Innovationによる研究効率向上を通じ、成長分野(エネルギー・エレクトロニクス分野、バイオ・メディカル分野)における独創的な技術を創製し、新規事業の橋頭堡を築いてまいります。
1.1 経営目標(連結)
| 2014年度 | 2018年度(計画) | 増 減 | 年平均伸び率 | |
| 売上高 | 1,670億円 | 2,300億円 | +629億円 | 8.4% |
| 営業利益 | 89億円 | 215億円 | +125億円 | 24.7% |
| ROE | 5.6% | 10.1% | +4.5point | - |
1.2 基盤4事業およびその他の高付加価値製品群別目標
(1)売上高目標
| 2014年度 | 2018年度(計画) | 増 減 | 年平均伸び率 | |
| 基盤4事業 | 1,193億円 | 1,630億円 | +436億円 | 8.1% |
| 高付加価値製品群 | 476億円 | 670億円 | +193億円 | 9.0% |
| 合 計 | 1,670億円 | 2,300億円 | +629億円 | 8.4% |
(2)営業利益目標
| 2014年度 | 2018年度(計画) | 増 減 | 年平均伸び率 | |
| 基盤4事業 | 42億円 | 110億円 | +67億円 | 27.1% |
| 高付加価値製品群 | 46億円 | 105億円 | +58億円 | 22.2% |
| 合 計 | 89億円 | 215億円 | +125億円 | 24.7% |
1.3 事業別戦略
(1)基盤4事業
①SAP事業 :既存の日本、中国に加え、新たにASEAN地域に生産拠点を設置し、更なるグローバル供給体制を構築、成長市場での高シェア獲得につなげる。
SAP・・・高吸水性樹脂(Superabsorbent Polymers)の略で、自重の数百倍から1000倍の水を吸収し、多少の圧力をかけても吸った水を離しません。紙おむつなどに使用されます。
②潤滑油添加剤事業:日本、中国、米国に加え、新たにASEAN地域に生産拠点を設置し、市場ニーズに即応できるグローバル供給体制を構築。成長市場での高シェア獲得につなげる。
③画像形成材料事業:お客様との協創による製品開発を強化し、グローバルに拡販を進めることで、事業拡大と収益性拡大を両立する。
④AOA事業 :プロセス革新とコスト競争力強化を推進し、グローバルに拡販を進めることで、事業拡大と収益性拡大を両立する。
AOA・・・アルキレンオキシドアダクツの略で、親油性のPO(プロピレンオキシド)または親水性のEO(エチレンオキシド)を原料にして作られる製品群。自動車シートクッションなどに使われるポリウレタンフォーム用原料(PPG)や洗剤などに使われる界面活性剤などが代表例です。
(2)高付加価値製品群 :グローバル市場におけるニッチ領域で市場ニーズに合わせた開発・拡販を推進し、収益の拡大を図る。
主な高付加価値製品群:自動車内装表皮材用ウレタンビーズ、永久帯電防止剤、フラットパネルディスプレイ用樹脂
1.4 グローバル化の強化(海外売上高比率目標、海外生産高比率目標)
海外生産・販売拠点の拡充、グローバル研究開発体制の構築を図り、海外売上高比率50%以上、海外生産高比率30%以上を目指してまいります。
(1)売上高目標
| 2014年度 | 2018年度(計画) | 増 減 | 年平均伸び率 | |
| 海外売上高 | 679億円 | 1,150億円 | +470億円 | 13.7% |
| (海外売上高比率) | (40.7%) | (50.0%) | (+9.3point) | - |
| 海外生産高* | 365億円 | 790億円 | +424億円 | 21.2% |
| (海外生産高比率) | (23.4%) | (34.3%) | (+10.9point) | - |
*生産高には委託生産品を含んでおりません。
2. 設備投資と研究開発費
2.1 設備投資
既存設備の維持(保守・保安等)に加え、基盤4事業を中心にグローバル展開へ向けた設備投資を重点的に行い、4年間で総額約560億円の設備投資を行ってまいります。なお、減価償却費は4年間で総額約440億円を見込んでおります。
<主な設備投資>SAP事業 :約130億円 ASEAN地域での新規生産拠点の設置
潤滑油添加剤事業:約 45億円 中国、米国、ASEANでの新規生産拠点の設置
画像形成薬剤事業:約 20億円 重合トナー中間体ポリエステルビーズ向け原料生産設備の拡充
AOA事業 :約 5億円 第8次中計期間中に投資・整備してきた衣浦工場におけるPPG新製造プロセ
ス生産設備の拡充
2.2 研究開発費
毎年、連結売上高の3%以上(単体売上高の5%以上)、4年間で総額約250億円を投入し、既存事業の利益ある拡大と次世代に向けた独創的技術の創製につなげてまいります。