有価証券報告書-第123期(2025/04/01-2026/03/31)
②戦略
当社グループでは、生物多様性の保全に関する法令改正や業界動向を注視するとともに、LEAPアプローチを活用して自社拠点における自然依存度と影響度を評価し、特定したリスクと機会を事業計画に反映させています。
LEAPアプローチを活用して「依存/影響」「リスク/機会」を特定、評価した結果から抽出した主な項目は以下のとおりです。
想定機会と注力事業は以下のとおりです。
当社グループでは、生物多様性の保全に関する法令改正や業界動向を注視するとともに、LEAPアプローチを活用して自社拠点における自然依存度と影響度を評価し、特定したリスクと機会を事業計画に反映させています。
LEAPアプローチを活用して「依存/影響」「リスク/機会」を特定、評価した結果から抽出した主な項目は以下のとおりです。
| VC | Locate (発見) | Evaluate(診断) 「依存/影響」 | Assess(評価) 「リスク/機会」 | Prepare (準備) | |||
| 上流 | 原材料供給 各社と当社 | 依存 | 天然資源調達 | 高い | リスク | 資源枯渇、価格高騰 使用量の規制強化 | 天然資源リサイクルの促進 (水、化石由来資源) バイオマス資源の利用促進 |
| 自社拠点 | 東海製造 事業所 (静岡県 磐田市) | 依存 | 地下水の取水 | 非常に 高い | リスク | 地下水の取水制限 | 水の循環利用、消費量削減 |
| 影響 | 水系 への 負荷 | 非常に 高い | リスク | 近隣水域の汚染 | 排水処理施設の適切な運用 | ||
| ハイテック ケミ㈱ (千葉県 成田市) | 影響 | 水系 への 負荷 | 中程度 | リスク | 近隣水域の汚染 | 排水処理施設の適切な運用 | |
| 全製造拠点 | 影響 | 温室 効果 ガス | 高い | リスク | 行政、業界規制強化 | 省エネの徹底、再エネの利用促進 | |
| 大気 汚染 物質 | 中程度 | リスク | 行政、業界規制強化 | VOCの回収・ リサイクル促進取扱い物質 の水性化 | |||
| 下流 | 顧客で当社製品の使用段階 | 影響 | 温室 効果 ガス | - | 機会 | 脱炭素化、VOC削減 | 二次電池用素材など 脱炭素関連製品 バイオマス原料由来、水性製品の拡販 |
| 大気 汚染 物質 | - | リスク | 行政、業界規制強化 | 溶剤系製品の需要減少、事業転換 | |||
| 水系 への 負荷 | - | 機会 | 近隣水域への負荷 軽減 | 排水への負荷の少ない 繊維用着色剤の拡販 | |||
| VC | Locate (発見) | Evaluate(診断) 「依存/影響」 | Assess(評価) 「リスク/機会」 | Prepare (準備) | |||
| 下流 | 顧客で当社製品の廃棄段階 | 影響 | 温室 効果 ガス | - | 機会 | 脱炭素化、VOC削減 | バイオマス原料由来、水性製品の拡販 |
| 大気 汚染 物質 | - | リスク | 行政、業界規制強化 | プラスチック製品の 需要減少 サーキュラーエコノミーの 推進 | |||
| 上記 以外の生態系 への 負荷 | - | 機会 | 土壌・水域の負荷 軽減 | 生分解性機能を有する製品 リサイクル素材を用いた 製品の拡販 | |||
| - | リスク | 行政、業界規制強化 | プラスチック製品の 需要減少 サーキュラーエコノミーの 推進 | ||||
想定機会と注力事業は以下のとおりです。
| 想定機会 | 注力事業(以下の製品開発と販売促進) |
| 脱炭素化、大気へのVOC(注)物質の排出量削減に貢献できる製品の市場価値が高まる (注)VOC:Volatile Organic Compounds (常温・常圧の大気中で容易に気体状となる揮発性の有機化合物の総称) | ・太陽光発電パネル、二次電池用素材向けの機能性素材 ・塗工工程の乾燥段階でエネルギー消費に伴うCO2排出量とVOC排出量を削減できるUVコート材、EBコート材 ・VOC使用量を減らした水性塗料・インキ、ノントルエンインキ |
| 水系への有害物質の使用量を減らした環境配慮型製品の市場価値が高まる | ・化学染料を使用した繊維着色工程の排水による水系への 環境負荷を避ける為に化学繊維の紡糸段階で着色する 原液着色剤 |
| 廃プラスチックによる水系の汚染防止の意識と法規制が高まる | ・マイクロプラスチックによる海洋汚染防止に寄与できる 化粧品材料向け生分解性を有する天然素材による樹脂 パウダー |