有価証券報告書-第187期(2024/01/01-2024/12/31)
②戦略
当社は、当企業グループのサステナビリティ推進の基本戦略を「事業を通じて地球環境と社会の持続可能性の向上に貢献するとともに、自らの持続的成長を実現する」としており、これに基づいた多様な施策を実施達成することで、当企業グループの経済価値と社会価値を示し、企業価値の向上を図ります。
(サステナビリティビジョンの概要)
当企業グループは、2022年1月、近年の気候変動対応や脱炭素、SDGsの取組みに関するグローバルの動向、および企業組織に向けられたサステナビリティ関連要請が活発化している社会状況に対応するため、2050年を見据えた実践的な長期目標として、artienceグループサステナビリティビジョンasv2050/2030を策定しました。2025年2月、新たなグループマテリアリティ(後述)の策定に伴い、asv2050/2030の各サステナビリティ要素で不足している部分の補完と、定量目標の現状に即した更新等、一部改定を実施しました。
artienceグループサステナビリティビジョンasv2050/2030(2022年1月策定、2025年2月改定)
asv2050/2030は、2050年を目標年としてあるべき姿に至る方向性を示したasv2050と、そのマイルストーンとして2030年にバックキャストしたasv2030の2つからなっております。
asv2050は、提供するすべての製品・サービスが社会・環境のサステナビリティに貢献するものであること、カーボンニュートラルをはじめモノづくりにおける環境負荷が最小化されていること、社会の持続可能性向上に確実に寄与できる企業であることをあるべき姿として、さまざまな企業活動を推進するための長期ビジョンです。一方asv2030は、asv2050の時間軸上のマイルストーンであると同時に、国連が提唱するSDGsの達成に向けた企業としての貢献を推進する中間目標です。
(グループマテリアリティの策定)
当企業グループは、上記のサステナビリティビジョンasv2050/2030と、2024年度に施行された経営計画artience2027/2030“GROWTH”を出発点として、当企業グループのサステナビリティ経営として2030年までの期間において取り組むべき重要課題を特定し、「グループマテリアリティ2025-2030」を策定しました。このグループマテリアリティを土台として、財務戦略と非財務戦略が統合された、多様なサステナビリティ施策を計画、遂行します。
グループマテリアリティ策定に際しては、サステナビリティ委員会ESG推進部会のメンバー、当社グループ経営部およびサステナビリティ担当役員で新マテリアリティ策定チームを編成し、さまざまなサステナビリティ課題の分野において当企業グループの活動と社会・環境の動向が相互に与える影響を分析・考察し、それらの重要度を評価しました。また、主要な連結子会社の生産・販売・技術・経営企画部門の長を参加者としたワークショップを開催し、事業責任者および社内ステークホルダーとしての意見を聴取するとともに、ESG各方面についての識見を有する外部有識者にヒアリングを実施し、当企業グループがグローバル社会の一員として掲げるべきマテリアリティの姿について意見を求めました。このようなプロセスを経て策定したグループマテリアリティは、2024~2030年度を対象期間とした経営計画artience2027/2030“GROWTH”と連携しており、2025年度に運用を開始します。なお、現中期経営計画artience2027期間の終了に合わせてKPI/目標の見直しを図ることを予定しております。
(経営として取り組む重要課題)
当企業グループは、経営として2030年度までの期間において取り組む15の重要課題を特定した「グループマテリアリティ2025-2030」を策定・運用しております。これら15の重要課題は、サステナビリティビジョンasv2050/2030に連動した4つのピラー(柱)で整理されております。
それぞれの重要課題は、テーマ(分野)とアクション(実行項目)で構成され、関連するSDGsのゴール、及び課題の解決に関わる当社ならびにグループ各社の部門を指定しております。なお、サステナビリティ委員会ESG推進部会は、15の重要課題すべての解決推進に関係しております。
当社は、当企業グループのサステナビリティ推進の基本戦略を「事業を通じて地球環境と社会の持続可能性の向上に貢献するとともに、自らの持続的成長を実現する」としており、これに基づいた多様な施策を実施達成することで、当企業グループの経済価値と社会価値を示し、企業価値の向上を図ります。
(サステナビリティビジョンの概要)
当企業グループは、2022年1月、近年の気候変動対応や脱炭素、SDGsの取組みに関するグローバルの動向、および企業組織に向けられたサステナビリティ関連要請が活発化している社会状況に対応するため、2050年を見据えた実践的な長期目標として、artienceグループサステナビリティビジョンasv2050/2030を策定しました。2025年2月、新たなグループマテリアリティ(後述)の策定に伴い、asv2050/2030の各サステナビリティ要素で不足している部分の補完と、定量目標の現状に即した更新等、一部改定を実施しました。
artienceグループサステナビリティビジョンasv2050/2030(2022年1月策定、2025年2月改定)
| asv2030 2050年へのマイルストーンでの中間目標 SDGs達成に向けた企業としての貢献を推進 | asv2050 2050年のあるべき姿に至る方向性 カーボンニュートラル達成など | 2050年における あるべき姿 |
| 1.持続可能な社会を実現させる製品・サービスの提供 | ||
| ・サステナビリティ貢献製品売上高比率: 80% | ・すべての製品をサステナビリティ貢献製品に | 提供する全製品・サービスがサステナビリティに貢献している |
| ・ライフサイクル視点でCO2排出削減に 貢献できる製品ラインナップを拡大 | ・バリューチェーン全体での脱炭素化に貢献 | |
| 2.モノづくりでの環境負荷低減 | ||
| ・Scope1+2排出量(グローバル): 26%削減(2020年度比) | ・生産活動でのカーボンニュートラル達成、企業活動全体でもGHG排出量を最小化 | モノづくりにおける環境負荷が最小化されている |
| ・生産拠点での水使用量の削減と水資源 保護を推進 | ・生産活動での持続可能な水利用を実現 | |
| ・グループ全体でのゼロエミッション達成 と省資源化、資源リサイクルを推進 | ・廃棄物の発生を最小化するとともに再資源化を最大化 | |
| ・有害化学物質排出量(グローバル): 30%削減(2020年度比) | ・生産活動で有害化学物質を排出しない化学メーカーに | |
| 3.信頼される企業基盤の構築 | ||
| ・人権・労働・環境に配慮した責任ある 原材料調達を実現 | ・サステナビリティ視点でサプライチェーン、人権と多様性、人材マネジメント、地域の自然やコミュニティとのつながり、ガバナンスを継続的に改革・変革 | 社会の持続可能性向上に寄与できる企業になっている |
| ・人権と多様性を尊重する職場環境を実現 | ||
| ・成長につながる人材育成と安心・安全に 働ける職場環境を推進し、社員エンゲージメントを向上 | ||
| ・絶え間ない改革でステークホルダーの 期待に応えるガバナンスを構築 | ||
| ・パートナーシップ構築や地域・自然との 共生により価値共創を実現 | ||
asv2050/2030は、2050年を目標年としてあるべき姿に至る方向性を示したasv2050と、そのマイルストーンとして2030年にバックキャストしたasv2030の2つからなっております。
asv2050は、提供するすべての製品・サービスが社会・環境のサステナビリティに貢献するものであること、カーボンニュートラルをはじめモノづくりにおける環境負荷が最小化されていること、社会の持続可能性向上に確実に寄与できる企業であることをあるべき姿として、さまざまな企業活動を推進するための長期ビジョンです。一方asv2030は、asv2050の時間軸上のマイルストーンであると同時に、国連が提唱するSDGsの達成に向けた企業としての貢献を推進する中間目標です。
(グループマテリアリティの策定)
当企業グループは、上記のサステナビリティビジョンasv2050/2030と、2024年度に施行された経営計画artience2027/2030“GROWTH”を出発点として、当企業グループのサステナビリティ経営として2030年までの期間において取り組むべき重要課題を特定し、「グループマテリアリティ2025-2030」を策定しました。このグループマテリアリティを土台として、財務戦略と非財務戦略が統合された、多様なサステナビリティ施策を計画、遂行します。
グループマテリアリティ策定に際しては、サステナビリティ委員会ESG推進部会のメンバー、当社グループ経営部およびサステナビリティ担当役員で新マテリアリティ策定チームを編成し、さまざまなサステナビリティ課題の分野において当企業グループの活動と社会・環境の動向が相互に与える影響を分析・考察し、それらの重要度を評価しました。また、主要な連結子会社の生産・販売・技術・経営企画部門の長を参加者としたワークショップを開催し、事業責任者および社内ステークホルダーとしての意見を聴取するとともに、ESG各方面についての識見を有する外部有識者にヒアリングを実施し、当企業グループがグローバル社会の一員として掲げるべきマテリアリティの姿について意見を求めました。このようなプロセスを経て策定したグループマテリアリティは、2024~2030年度を対象期間とした経営計画artience2027/2030“GROWTH”と連携しており、2025年度に運用を開始します。なお、現中期経営計画artience2027期間の終了に合わせてKPI/目標の見直しを図ることを予定しております。
| STEP1 課題の抽出と整理 | ISSB等の非財務情報開示の国際基準や主要ESG投資指標の評価基準、当企業グループの経営計画や旧グループマテリアリティ(5つの重要課題)、サステナビリティビジョンasv2050/2030、また他の国内外化学メーカーのマテリアリティ等をもとに、課題項目の候補を洗い出した後、それらを分類整理して39の課題による「ショートリスト」を作成しました。 |
| STEP2 社内外ステーク ホルダーへのヒアリング | 主要な連結子会社の生産・販売・技術・経営企画部門の長を参加者としたワークショップを開催し、各課題の重要性や優先順位、影響度等について事業責任者かつ社内ステークホルダーとしての立場での意見を出し合いました。また、ESG各方面の外部有識者に、当企業グループが策定すべきマテリアリティの姿についてヒアリングを行いました。 |
| STEP3 各課題の分析と考察 | ワークショップおよび有識者ヒアリングにて得られた意見を参考にして、各課題における当企業グループの活動と社会・環境の動向が相互に与える影響を分析・考察することで、グループマテリアリティ運用期間である2025~2030年度における各課題の重要度評価を進めました。 |
| STEP4 重要課題の特定 | ワークショップの結果と各課題に対する分析・考察に基づく重要度評価を合わせて策定チームで検討を重ね、15の重要課題を特定し新たなグループマテリアリティとしました。当企業グループが掲げるマテリアリティは、asv2050/2030が示す方向性等をより具体的な対象分野と目標にブレイクダウンするものであるとして、asv2050/2030に連動した4つのピラー(柱)で整理しました。また、これに伴いasv2050/2030も、不足要素の補完や定量目標の現状に即した更新等、一部改定を行いました。 |
| STEP5 KPI/目標の選定 | 各重要課題について関係部門と協議し、各々の中期事業計画と連動するKPI/目標を設定しました。目標の定量化が困難なものについては、施策の定性的進捗を目標の代替としました。さらに、各重要課題の解決を主導する部門組織と、SDGsのどのゴール/ターゲットの達成に関連するかを明示しました。以上をサステナビリティ委員会会合およびグループ経営会議、取締役会での承認を得て、2025年度より運用開始しました。 |
(経営として取り組む重要課題)
当企業グループは、経営として2030年度までの期間において取り組む15の重要課題を特定した「グループマテリアリティ2025-2030」を策定・運用しております。これら15の重要課題は、サステナビリティビジョンasv2050/2030に連動した4つのピラー(柱)で整理されております。
それぞれの重要課題は、テーマ(分野)とアクション(実行項目)で構成され、関連するSDGsのゴール、及び課題の解決に関わる当社ならびにグループ各社の部門を指定しております。なお、サステナビリティ委員会ESG推進部会は、15の重要課題すべての解決推進に関係しております。
| テーマ (重要課題の分野) | アクション (重要課題の実行項目) | 関連するSDGs | 関係する部門 |
| 1.製品・サービスを通じた「感性に響く価値」の提供 | |||
| 製品・サービス | 戦略的重点事業群をメインに、サステナビリティ貢献製品の売上増大を図る | 2. 飢餓をゼロに 3. すべての人に健康と福祉を 7. エネルギーをみんなに そして クリーンに 11. 住み続けられるまちづくりを 12. つくる責任 つかう責任 13. 気候変動に具体的な対策を | グループ経営部 各社事業部門 ESG推進室 |
| 脱炭素 | バリューチェーン全体でのGHG排出削減、脱炭素化を推進する | 7. エネルギーをみんなに そして クリーンに | ESG推進室 各社事業部門 グループ購買部 |
| 2. モノづくりでの環境負荷低減 | |||
| 気候変動 | 全方位的なGHG排出量削減に取り組み、気候変動抑制に貢献する | 7. エネルギーをみんなに そして クリーンに 13. 気候変動に具体的な対策を | ESG推進室 各社生産部門 |
| 水管理 | 生産拠点での水利用を改善し、自然環境と生活環境の保全に貢献する | 6. 安全な水とトイレを世界中に | ESG推進室 各社生産部門 |
| 廃棄物 資源循環 | 生産拠点やオフィスの廃棄物等を削減し、バリューチェーンにおける資源循環を推進する | 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 11. 住み続けられるまちづくりを 12. つくる責任 つかう責任 14. 海の豊かさを守ろう 15. 陸の豊かさも守ろう | ESG推進室 各社生産部門 |
| 汚染防止 化学物質 | 大気・水・土壌の汚染防止を徹底し、環境汚染ゼロの生産活動を目指す | 3. すべての人に健康と福祉を 6. 安全な水とトイレを世界中に 12. つくる責任 つかう責任 14. 海の豊かさを守ろう | ESG推進室 生産企画室 各社生産部門 |
| テーマ (重要課題の分野) | アクション (重要課題の実行項目) | 関連するSDGs | 関係する部門 |
| 3. 人的資本を重視する経営 | |||
| SCM | 責任ある原材料調達を実現するサプライチェーンを構築する | 8. 働きがいも経済成長も 10. 人や国の不平等をなくそう 12. つくる責任 つかう責任 16. 平和と公正をすべての人に | グループ購買部 各社各部門 |
| 人権尊重 DE&I | 人権と多様性が尊重される、ジェンダー差異のない職場環境を構築する | 4. 質の高い教育をみんなに 5. ジェンダー平等を実現しよう 8. 働きがいも経済成長も 10. 人や国の不平等をなくそう | グループ総務部 グループ人事部 |
| 人的資本 | チャレンジを応援する人材育成を通じて、社員のキャリアアップとエンゲージメントを高める | 4. 質の高い教育をみんなに 8. 働きがいも経済成長も 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 10. 人や国の不平等をなくそう | グループ人事部 |
| 労働安全 健康経営 | 現場の労働安全と社員の健康をレベルアップし、安心できる職場環境を構築する | 3. すべての人に健康と福祉を 8. 働きがいも経済成長も | 生産企画室 各社生産部門 グループ人事部 |
| 4. 信頼され、価値を共創しつづける経営基盤の形成 | |||
| コーポレート・ガバナンス 財務基盤 | 経営の透明性確保を推進し、財務基盤の健全性を向上させる | 12. つくる責任 つかう責任 16. 平和と公正をすべての人に | グループ総務部 グループ人事部 グループ経営部 グループ財務部 |
| コンプライアンス リスクマネジメント 情報セキュリティ | コンプライアンスとリスクマネジメントを継続的に見直し、体制の実効性を向上させる | 5. ジェンダー平等を実現しよう 10. 人や国の不平等をなくそう 11. 住み続けられるまちづくりを 16. 平和と公正をすべての人に | コンプライアンス部会 リスクマネジメント部会 グループ総務部 グループ情報システム部 |
| 製品安全 品質保証 | 製品安全・品質保証体制を強化し、モノづくり企業としての信頼を高める | 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 12. つくる責任 つかう責任 | 生産企画室 各社生産部門 |
| DX推進 | DX推進・AI活用・デジタル変革を加速し、事業環境変化への適応力や労働生産性を向上させる | 4. 質の高い教育をみんなに | インキュベーションセンター グループ情報システム部 各社各部門 |
| 共創風土 コミュニティ | パートナーシップ構築と地域コミュニティとの共生を通じて、価値共創を実現する企業風土を醸成する | 4. 質の高い教育をみんなに 8. 働きがいも経済成長も 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 11. 住み続けられるまちづくりを 17. パートナーシップで目標を達成 しよう | インキュベーションセンター 各社各部門 グループ総務部 グループ経営部 |