有価証券報告書-第104期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/27 15:06
【資料】
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【項目】
170項目
(5)指標及び目標
①気候変動
当社グループは、日本製薬団体連合会(日薬連)が策定した「低炭素社会実行計画」に参加しており、日薬連の掲げた長期ビジョン「2050年CO2排出量ネットゼロ」に賛同し、当社グループが設定した「2030年度CO2排出量を2016年度比で51%削減する」という目標の達成に向けて、CO2排出量削減に取り組んでおります。
目標達成のため、エネルギー使用量の9割以上を占める静岡事業所及び京都事業所では、高効率機器の導入を積極的に進め、継続的な省エネルギー活動を展開しております。本社、営業オフィス及び営業所では、蛍光灯からLED照明への切り替えや、空調設定温度の適正化を推進し、電気使用量の削減に取り組んでおります。
また、さらなる排出量削減に向け、2023年より本社及び静岡事業所にてCO2フリー電気の購入を開始いたしました。今後、CO2フリー電気の割合を段階的に引き上げ、2030年度に80%とすることを目標としております。2024年度からは、CO2排出量削減に資する設備選定を行うための仕組みとしてインターナルカーボンプライシングの導入を決めました。
・ 当社グループにおける温室効果ガス(GHG)排出量

Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
②人的資本
人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に関連する指標及び目標(一部)と実績は以下のとおりであります。
1. 経験者採用比率(正社員採用における経験者採用の割合)
2022年度 実績:35.9% [内訳 経験者採用数:14名、新卒採用数:25名]
2023年度 実績:28.1% [内訳 経験者採用数:18名、新卒採用数:46名]
※各部門の事業戦略を実行する上で充足できないスキルを有する人材については、適時、経験者採用を積極的に行っております。
2. 管理職に占める女性労働者の割合
目標:2025年度末までに7.0%以上とする
2022年度 実績:3.8% [内訳 女性管理職:9名、男性管理職:227名]
2023年度 実績:4.1% [内訳 女性管理職:10名、男性管理職:236名]
※人材育成に注力するとともに、適性を見極めて管理職への登用を推進しております。
3. 年次有給休暇取得率(正社員のみの数値)
目標:2024年度の取得率を65.0%以上とする
2022年度 実績:55.0%
2023年度 実績:58.6%
※ワーク&ライフバランスの観点からも、年次有給休暇の取得しやすい環境整備に着手しております。
4. 男性労働者の育児休業取得率と取得日数(正社員及び非正社員の数値)
目標:2025年度までに30.0%以上の取得率と平均取得日数を9日間以上とする
2022年度 実績:取得率 67.3%、平均取得日数 7.5日間
2023年度 実績:取得率 83.3%、平均取得日数 11.5日間
※2022年4月からの育児休業制度の改定と取得促進活動により、男性の取得率は当初の目標を大きく上回っておりますが、取得日数は目標日数を達成したものの十分とは言えない状況であります。男性の育児休業については、男性の育児参加という本来の目的を会社として支援し、より良質な育児休業を取得しやすい環境整備につとめてまいります。
5. 従業員エンゲージメントレベル(設問は全て4択)
2023年度 実績
《素点平均》「とても当てはまる(4点)」「まあまあ当てはまる(3点)」「あまり当てはまらない(2点)」「全く当てはまらない(1点)」の平均値
《肯定的回答率》4択の内、「とても当てはまる」「まあまあ当てはまる」の回答率

※従業員エンゲージメントレベルを把握し、向上につとめてまいります。
6. 人事部主催研修延べ時間(※)
(※)次期リーダー育成研修、階層別研修、新入社員研修 等の実施延べ時間
2022年度実績:2,978時間
※人材育成の取り組みを推し進めるため、各種教育研修の充実化をはかってまいります。