国内農業においては、政府が「農業競争力強化プログラム」を掲げ、農業従事者の所得向上を目指していますが、その高齢化や後継者不足の深刻化、耕作放棄地の増加などの構造的課題の解決は進んでいません。また、同プログラムでは農業資材価格引き下げのための施策が検討されており、国内農薬事業への影響を注視する必要があると考えられます。なお、国内農薬市場は流通在庫圧縮の影響などから、ほぼ横ばいで推移しております。
このような状況下、当社グループは中期経営計画「Advance to Growing Global 2018(AGG2018)グローバル企業への前進」に取り組み、自社開発品目を中心とした普及拡販と海外事業の拡大を目指しました。当連結会計年度における当社グループの売上高は、海外事業の拡大やSipcam Nichino Brasil S.A.の決算期変更による業績計上時期の変更などから612億13百万円、前年同期に比べ11億80百万円(2.0%)の増収となりました。利益面では、ノウハウ技術料収入は減少したものの、増収効果に加えNichino America,Inc.の業績伸長などにより、営業利益は41億72百万円、前年同期に比べ6億76百万円(19.3%)の増益、経常利益は36億51百万円、前年同期に比べ54百万円(1.5%)の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は25億7百万円、前年同期に比べ7億89百万円(45.9%)の増益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりです。
2018/12/25 10:44