四半期報告書-第69期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)
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- 2017/02/10 9:41
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四半期連結財務諸表注記事項(IFRS)
1 報告企業
小野薬品工業株式会社(以下、当社)は日本に所在する株式会社であります。当社の登記している本社および主要な事業所の住所はホームページ(URL http://www.ono.co.jp/)で開示しております。
本要約四半期連結財務諸表は、当社および子会社(以下、当社グループ)、並びに当社グループの関連会社に対する持分により構成されております。当社グループは、医療用、一般用医薬品の製造・販売を行っております。当社グループの事業内容および主要な活動は、要約四半期連結財務諸表注記「6 セグメント情報」に記載しております。
2 作成の基礎
(1) 準拠する会計基準
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しており、年度の連結財務諸表で要求される全ての情報を含んでおりません。要約四半期連結財務諸表は、2016年3月31日に終了した前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。
(2) 測定の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定している金融商品などを除き、取得原価を基礎として作成しております。
(3) 機能通貨および表示通貨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈のない限り、百万円未満の端数を四捨五入して表示しております。
3 重要な会計方針
当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税は、見積年次実効税率を基に算定しております。
4 重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、収益および費用、資産および負債の測定に関する経営者の見積りおよび仮定を含んでおります。これらの見積りおよび仮定は過去の実績および四半期決算日において合理的であると考えられる様々な要因などを勘案した経営者の最善の判断に基づいております。しかし、その性質上、将来において、これらの見積りおよび仮定とは異なる結果となる可能性があります。
見積りおよびその基礎となる仮定は経営者により継続して見直されております。これらの見積りおよび仮定の見直しによる影響は、その見積りおよび仮定を見直した期間およびそれ以降の期間において認識しております。
当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積りおよび仮定は、原則として前連結会計年度と同様であります。
5 表示方法の変更
(要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書)
前第3四半期連結累計期間において、投資活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示しておりました「定期預金の預入による支出」は、金額的重要性が増したため、第2四半期連結累計期間より独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前第3四半期連結累計期間の要約連結財務諸表の組み替えを行っております。
この結果、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において投資活動によるキャッシュ・フローに表示していた「その他」△208百万円は、「定期預金の預入による支出」△600百万円、「その他」392百万円として組み替えております。
6 セグメント情報
(1) 報告セグメント
当社グループは「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、いまだ満たされない医療ニーズに応えるため、真に患者さんのためになる革新的な新薬の創製を目指し、医薬品事業(研究開発、仕入、製造、販売)の単一セグメントに経営資源を集中し事業を行っております。このため報告セグメント別の記載は省略しております。
(2) 売上収益の内訳
売上収益の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
(単位:百万円)
(注)売上収益の内訳に関して、第1四半期連結会計期間において、「ロイヤルティ・その他の営業収益」の重要性がより高まったため、当社グループの経営管理指標に基づき開示項目を見直しの上、変更しております。なお、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間の金額については変更後の区分により表示しております。
(3) 地域別の売上収益に関する情報
地域別の売上収益の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
(単位:百万円)
(注)1 地域別の売上収益に関して、第1四半期連結会計期間において、「ロイヤルティ・その他の営業収益」の重要性がより高まったため、当社グループの経営管理指標に基づき開示項目を見直しの上、変更しております。なお、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間の金額については変更後の区分により表示しております。
2 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
(4) 主要な顧客に関する情報
主要顧客に対する売上収益の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
(単位:百万円)
(注) 主要な顧客に関する情報に関して、当第3四半期連結会計期間において、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社への売上収益の金額的重要性が高まったため、新たに記載しております。
7 配当
(1) 配当金支払額
前第3四半期連結累計期間
当第3四半期連結累計期間
(注)当社は、2016年4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。
基準日が2016年3月31日以前の1株当たり配当額については、当該株式分割前の配当額を記載しています。
(2) 基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるもの
前第3四半期連結累計期間
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間
該当事項はありません。
8 1株当たり利益
(1) 基本的1株当たり四半期利益
①基本的1株当たり四半期利益
(注)当社は、2016年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。
「基本的1株当たり四半期利益」については、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しています。
②基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎
(2) 希薄化後1株当たり四半期利益
①希薄化後1株当たり四半期利益
(注)当社は、2016年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。「希薄化後1株当たり四半期利益」については、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しています。
②希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎
9 金融商品
金融商品の公正価値
(1) 公正価値および帳簿価額
当社グループが保有する金融資産および金融負債の科目別の帳簿価額および公正価値は次のとおりであります。
(単位:百万円)
(2) 公正価値の測定方法
金融資産および金融負債の公正価値の測定に利用される方法および仮定は以下のとおりであります。
現金及び現金同等物、売上債権及びその他の債権、仕入債務及びその他の債務、借入金のうち短期借入金
これらは短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
有価証券、投資有価証券
市場性のある有価証券および投資有価証券の公正価値は市場価格を用いて測定しております。非上場株式については、時価純資産方式等の合理的な方法により測定しております。
その他の金融資産およびその他の金融負債
・保険積立金
保険積立金の公正価値は、払戻しに伴う契約上の重要な制約がないため、解約払戻金により測定しております。
・先物為替予約
先物為替予約の公正価値は、決算日現在の同一の条件に基づく先物為替予約の市場相場により測定しております。
・定期預金
定期預金の公正価値は、同様の契約を新規に行った場合に想定される利率を用いて将来キャッシュ・フローを割引く方法により測定しております。ただし、短期間で決済される定期預金については、公正価値が帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
・その他
これらは短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
借入金のうち長期借入金
公正価値は類似する負債の現在の借入金利を用いた割引後の将来キャッシュ・フローに基づいております。リース債務の公正価値は、同一条件のリース契約の現在の利子率を用いた割引後のキャッシュ・フローにより測定しております。
(3) 公正価値の階層
IFRS第13号「公正価値測定」は金融商品の公正価値の算定に用いたインプットの観察可能性に基づき、金融商品の算定額をレベル1からレベル3までの階層に分類することを要求しております。
公正価値の階層は以下のとおりであります。
レベル1:測定日現在でアクセスできる同一の資産または負債に関する活発な市場における無修正の相場価格
レベル2:資産または負債について直接または間接に観察可能なインプットのうち、レベル1に含まれる相場価格以外のもの
レベル3:資産または負債についての観察可能でないインプット
① 公正価値で測定する金融資産および金融負債
要約四半期連結財政状態計算書において、公正価値で測定する階層ごとの金融資産および金融負債の公正価値は次のとおりであります。
(単位:百万円)
(単位:百万円)
(注) 前連結会計年度および当第3四半期連結累計期間において、レベル1、レベル2およびレベル3の間の振替は行われておりません。
② 償却原価で測定する金融資産および金融負債
要約四半期連結財政状態計算書において、償却原価で測定する階層ごとの金融資産および金融負債の公正価値は次のとおりであります。
(単位:百万円)
(単位:百万円)
(注) 前連結会計年度および当第3四半期連結累計期間において、レベル1、レベル2およびレベル3の間の振替は行われておりません。
③ 経常的にレベル3で測定される金融商品の調整表
経常的にレベル3で測定される金融資産の第3四半期連結累計期間の期首から期末までの変動は次のとおりであります。
(単位:百万円)
(注) 1 利得及び損失合計に含まれる純損益は、第3四半期連結会計期間末時点の純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの損益は「金融収益」および「金融費用」に含まれております。
2 利得及び損失合計に含まれるその他の包括利益は、第3四半期連結会計期間末時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの損益は「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動」に含まれております。
3 経常的にレベル3で測定される金融負債については、該当がありません。
10 支出に関するコミットメント
各決算日の末日後の支出に関するコミットメントは次のとおりであります。
(単位:百万円)
11 重要な後発事象
重要な係争事件の解決
(1) 訴訟の提起から和解に至るまでの経緯
当社およびブリストル・マイヤーズ スクイブ社(米国)(以下、BMS社)は、当社と本庶佑氏(京都大学大学院医学研究科 客員教授)との共有に係る抗PD-1抗体の用途特許および当社とBMS社との共有に係る抗PD-1抗体の物質特許を保有しており、Merck社(米国)およびその関連会社(以下、メルク社)による抗PD-1抗体製品である「キイトルーダ®」(一般名:ペムブロリズマブ、MK-3475)の販売等の特許侵害に対し、日本、米国、欧州等において特許侵害訴訟を提起するなど係争しておりましたが、2017年1月20日付で当社およびBMS社はメルク社と和解し、ライセンス契約を締結いたしました。
(2) 和解およびライセンス契約の主な内容
本ライセンス契約により、当社およびBMS社が保有する用途特許および物質特許が有効であることを確認した上で、メルク社の「キイトルーダ®」の販売を許諾すること、また、メルク社は当社およびBMS社に対して6億2500万ドルの頭金を支払い、2017年1月1日から2023年12月31日までは「キイトルーダ®」の全世界売上の6.5%、2024年1月1日から2026年12月31日までは「キイトルーダ®」の全世界売上の2.5%をロイヤルティとして支払うことで合意に至りました。なお、頭金およびロイヤルティは当社に25%、BMS社に75%の割合で分配されます。今回の和解により、メルク社の「キイトルーダ®」販売に関する各国の訴訟は終結することになります。
12 要約四半期連結財務諸表の承認
本要約四半期連結財務諸表は、2017年2月7日に代表取締役社長 相良暁によって承認されております。
小野薬品工業株式会社(以下、当社)は日本に所在する株式会社であります。当社の登記している本社および主要な事業所の住所はホームページ(URL http://www.ono.co.jp/)で開示しております。
本要約四半期連結財務諸表は、当社および子会社(以下、当社グループ)、並びに当社グループの関連会社に対する持分により構成されております。当社グループは、医療用、一般用医薬品の製造・販売を行っております。当社グループの事業内容および主要な活動は、要約四半期連結財務諸表注記「6 セグメント情報」に記載しております。
2 作成の基礎
(1) 準拠する会計基準
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しており、年度の連結財務諸表で要求される全ての情報を含んでおりません。要約四半期連結財務諸表は、2016年3月31日に終了した前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。
(2) 測定の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定している金融商品などを除き、取得原価を基礎として作成しております。
(3) 機能通貨および表示通貨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈のない限り、百万円未満の端数を四捨五入して表示しております。
3 重要な会計方針
当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税は、見積年次実効税率を基に算定しております。
4 重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、収益および費用、資産および負債の測定に関する経営者の見積りおよび仮定を含んでおります。これらの見積りおよび仮定は過去の実績および四半期決算日において合理的であると考えられる様々な要因などを勘案した経営者の最善の判断に基づいております。しかし、その性質上、将来において、これらの見積りおよび仮定とは異なる結果となる可能性があります。
見積りおよびその基礎となる仮定は経営者により継続して見直されております。これらの見積りおよび仮定の見直しによる影響は、その見積りおよび仮定を見直した期間およびそれ以降の期間において認識しております。
当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積りおよび仮定は、原則として前連結会計年度と同様であります。
5 表示方法の変更
(要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書)
前第3四半期連結累計期間において、投資活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示しておりました「定期預金の預入による支出」は、金額的重要性が増したため、第2四半期連結累計期間より独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前第3四半期連結累計期間の要約連結財務諸表の組み替えを行っております。
この結果、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において投資活動によるキャッシュ・フローに表示していた「その他」△208百万円は、「定期預金の預入による支出」△600百万円、「その他」392百万円として組み替えております。
6 セグメント情報
(1) 報告セグメント
当社グループは「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、いまだ満たされない医療ニーズに応えるため、真に患者さんのためになる革新的な新薬の創製を目指し、医薬品事業(研究開発、仕入、製造、販売)の単一セグメントに経営資源を集中し事業を行っております。このため報告セグメント別の記載は省略しております。
(2) 売上収益の内訳
売上収益の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年12月31日) | |
製品商品 | 104,090 | 167,086 |
ロイヤルティ・その他の営業収益 | 8,329 | 21,759 |
合計 | 112,419 | 188,845 |
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 (自 2015年10月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2016年10月1日 至 2016年12月31日) | |
製品商品 | 38,287 | 59,780 |
ロイヤルティ・その他の営業収益 | 3,829 | 11,339 |
合計 | 42,116 | 71,119 |
(注)売上収益の内訳に関して、第1四半期連結会計期間において、「ロイヤルティ・その他の営業収益」の重要性がより高まったため、当社グループの経営管理指標に基づき開示項目を見直しの上、変更しております。なお、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間の金額については変更後の区分により表示しております。
(3) 地域別の売上収益に関する情報
地域別の売上収益の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年12月31日) | |
日本 | 104,240 | 167,101 |
米州 | 6,335 | 19,414 |
アジア | 1,675 | 2,064 |
欧州 | 169 | 266 |
合計 | 112,419 | 188,845 |
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 (自 2015年10月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2016年10月1日 至 2016年12月31日) | |
日本 | 38,393 | 59,780 |
米州 | 3,055 | 10,457 |
アジア | 616 | 782 |
欧州 | 52 | 100 |
合計 | 42,116 | 71,119 |
(注)1 地域別の売上収益に関して、第1四半期連結会計期間において、「ロイヤルティ・その他の営業収益」の重要性がより高まったため、当社グループの経営管理指標に基づき開示項目を見直しの上、変更しております。なお、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間の金額については変更後の区分により表示しております。
2 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
(4) 主要な顧客に関する情報
主要顧客に対する売上収益の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年12月31日) | |
㈱メディセオ | 25,162 | 39,921 |
㈱スズケン | 19,723 | 31,394 |
東邦薬品㈱ | 15,064 | 27,610 |
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 | 4,864 | 19,016 |
アルフレッサ㈱ | 11,822 | 18,784 |
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 (自 2015年10月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2016年10月1日 至 2016年12月31日) | |
㈱メディセオ | 9,346 | 14,507 |
㈱スズケン | 7,310 | 11,059 |
東邦薬品㈱ | 5,440 | 9,682 |
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 | 2,677 | 10,254 |
アルフレッサ㈱ | 4,308 | 7,011 |
(注) 主要な顧客に関する情報に関して、当第3四半期連結会計期間において、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社への売上収益の金額的重要性が高まったため、新たに記載しております。
7 配当
(1) 配当金支払額
前第3四半期連結累計期間
決議日 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり 配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
2015年6月26日 定時株主総会 | 普通株式 | 9,541 | 90 | 2015年3月31日 | 2015年6月29日 |
2015年11月4日 取締役会 | 普通株式 | 9,541 | 90 | 2015年9月30日 | 2015年12月1日 |
当第3四半期連結累計期間
決議日 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり 配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
2016年6月29日 定時株主総会 | 普通株式 | 9,540 | 90 | 2016年3月31日 | 2016年6月30日 |
2016年11月7日 取締役会 | 普通株式 | 10,600 | 20 | 2016年9月30日 | 2016年12月1日 |
(注)当社は、2016年4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。
基準日が2016年3月31日以前の1株当たり配当額については、当該株式分割前の配当額を記載しています。
(2) 基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるもの
前第3四半期連結累計期間
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間
該当事項はありません。
8 1株当たり利益
(1) 基本的1株当たり四半期利益
①基本的1株当たり四半期利益
前第3四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年12月31日) | |
基本的1株当たり四半期利益 | 36.19円 | 80.13円 |
前第3四半期連結会計期間 (自 2015年10月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2016年10月1日 至 2016年12月31日) | |
基本的1株当たり四半期利益 | 13.79円 | 36.51円 |
(注)当社は、2016年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。
「基本的1株当たり四半期利益」については、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しています。
②基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎
前第3四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年12月31日) | |
親会社の所有者に帰属する 四半期利益 | 19,181百万円 | 42,472百万円 |
発行済普通株式の 加重平均株式数 | 530,034千株 | 530,020千株 |
前第3四半期連結会計期間 (自 2015年10月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2016年10月1日 至 2016年12月31日) | |
親会社の所有者に帰属する 四半期利益 | 7,308百万円 | 19,354百万円 |
発行済普通株式の 加重平均株式数 | 530,030千株 | 530,019千株 |
(2) 希薄化後1株当たり四半期利益
①希薄化後1株当たり四半期利益
前第3四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年12月31日) | |
希薄化後1株当たり四半期利益 | 36.19円 | 80.13円 |
前第3四半期連結会計期間 (自 2015年10月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2016年10月1日 至 2016年12月31日) | |
希薄化後1株当たり四半期利益 | 13.79円 | 36.51 |
(注)当社は、2016年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。「希薄化後1株当たり四半期利益」については、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しています。
②希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎
前第3四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年12月31日) | |
親会社の所有者に帰属する 四半期利益 | 19,181百万円 | 42,472百万円 |
発行済普通株式の 加重平均株式数 | 530,034千株 | 530,020千株 |
新株予約権による普通株式増加数 | 6千株 | 17千株 |
希薄化後の 加重平均株式数 | 530,040千株 | 530,038千株 |
前第3四半期連結会計期間 (自 2015年10月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2016年10月1日 至 2016年12月31日) | |
親会社の所有者に帰属する 四半期利益 | 7,308百万円 | 19,354百万円 |
発行済普通株式の 加重平均株式数 | 530,030千株 | 530,019千株 |
新株予約権による普通株式増加数 | 10千株 | 19千株 |
希薄化後の 加重平均株式数 | 530,040千株 | 530,038千株 |
9 金融商品
金融商品の公正価値
(1) 公正価値および帳簿価額
当社グループが保有する金融資産および金融負債の科目別の帳簿価額および公正価値は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度末 (2016年3月31日) | 当第3四半期連結会計期間末 (2016年12月31日) | |||
帳簿価額 | 公正価値 | 帳簿価額 | 公正価値 | |
(金融資産) | ||||
償却原価で測定する金融資産 | ||||
-現金及び現金同等物 | 110,485 | 110,485 | 108,503 | 108,503 |
-売上債権及びその他の債権 | 62,043 | 62,043 | 88,007 | 88,007 |
-有価証券、投資有価証券 | 49,907 | 50,198 | 37,415 | 37,551 |
-その他の金融資産 | 800 | 800 | 20,800 | 20,800 |
純損益を通じて公正価値で 測定する金融資産 | ||||
-有価証券、投資有価証券 | 512 | 512 | 501 | 501 |
-その他の金融資産 | 6,753 | 6,753 | 6,747 | 6,747 |
その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産 | ||||
-投資有価証券 | 153,561 | 153,561 | 161,004 | 161,004 |
(金融負債) | ||||
償却原価で測定する金融負債 | ||||
-仕入債務及びその他の債務 | 31,250 | 31,250 | 31,182 | 31,182 |
-借入金 | 844 | 844 | 1,034 | 1,034 |
-その他の金融負債 | 3,087 | 3,087 | 6,914 | 6,914 |
純損益を通じて公正価値で 測定する金融負債 | ||||
-その他の金融負債 | - | - | 606 | 606 |
(2) 公正価値の測定方法
金融資産および金融負債の公正価値の測定に利用される方法および仮定は以下のとおりであります。
現金及び現金同等物、売上債権及びその他の債権、仕入債務及びその他の債務、借入金のうち短期借入金
これらは短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
有価証券、投資有価証券
市場性のある有価証券および投資有価証券の公正価値は市場価格を用いて測定しております。非上場株式については、時価純資産方式等の合理的な方法により測定しております。
その他の金融資産およびその他の金融負債
・保険積立金
保険積立金の公正価値は、払戻しに伴う契約上の重要な制約がないため、解約払戻金により測定しております。
・先物為替予約
先物為替予約の公正価値は、決算日現在の同一の条件に基づく先物為替予約の市場相場により測定しております。
・定期預金
定期預金の公正価値は、同様の契約を新規に行った場合に想定される利率を用いて将来キャッシュ・フローを割引く方法により測定しております。ただし、短期間で決済される定期預金については、公正価値が帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
・その他
これらは短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
借入金のうち長期借入金
公正価値は類似する負債の現在の借入金利を用いた割引後の将来キャッシュ・フローに基づいております。リース債務の公正価値は、同一条件のリース契約の現在の利子率を用いた割引後のキャッシュ・フローにより測定しております。
(3) 公正価値の階層
IFRS第13号「公正価値測定」は金融商品の公正価値の算定に用いたインプットの観察可能性に基づき、金融商品の算定額をレベル1からレベル3までの階層に分類することを要求しております。
公正価値の階層は以下のとおりであります。
レベル1:測定日現在でアクセスできる同一の資産または負債に関する活発な市場における無修正の相場価格
レベル2:資産または負債について直接または間接に観察可能なインプットのうち、レベル1に含まれる相場価格以外のもの
レベル3:資産または負債についての観察可能でないインプット
① 公正価値で測定する金融資産および金融負債
要約四半期連結財政状態計算書において、公正価値で測定する階層ごとの金融資産および金融負債の公正価値は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度末 (2016年3月31日) | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
(金融資産) | ||||
純損益を通じて公正価値で 測定する金融資産 | ||||
-有価証券、投資有価証券 | 356 | - | 156 | 512 |
-その他の金融資産 | - | - | 6,753 | 6,753 |
その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産 | ||||
-投資有価証券 | 151,845 | - | 1,715 | 153,561 |
合計 | 152,201 | - | 8,625 | 160,826 |
(単位:百万円)
当第3四半期連結会計期間末 (2016年12月31日) | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
(金融資産) | ||||
純損益を通じて公正価値で 測定する金融資産 | ||||
-有価証券、投資有価証券 | 348 | - | 153 | 501 |
-その他の金融資産 | - | - | 6,747 | 6,747 |
その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産 | ||||
-投資有価証券 | 159,117 | - | 1,887 | 161,004 |
合計 | 159,465 | - | 8,787 | 168,252 |
(金融負債) | ||||
純損益を通じて公正価値で 測定する金融負債 | ||||
-その他の金融負債 | - | 606 | - | 606 |
合計 | - | 606 | - | 606 |
(注) 前連結会計年度および当第3四半期連結累計期間において、レベル1、レベル2およびレベル3の間の振替は行われておりません。
② 償却原価で測定する金融資産および金融負債
要約四半期連結財政状態計算書において、償却原価で測定する階層ごとの金融資産および金融負債の公正価値は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度末 (2016年3月31日) | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
(金融資産) | ||||
償却原価で測定する金融資産 | ||||
-現金及び現金同等物 | 110,485 | - | - | 110,485 |
-売上債権及びその他の債権 | - | 62,043 | - | 62,043 |
-有価証券、投資有価証券 | - | 50,198 | - | 50,198 |
-その他の金融資産 | 800 | - | - | 800 |
合計 | 111,285 | 112,240 | - | 223,525 |
(金融負債) | ||||
償却原価で測定する金融負債 | ||||
-仕入債務及びその他の債務 | - | 31,250 | - | 31,250 |
-借入金 | - | 844 | - | 844 |
-その他の金融負債 | - | 3,087 | - | 3,087 |
合計 | - | 35,181 | - | 35,181 |
(単位:百万円)
当第3四半期連結会計期間末 (2016年12月31日) | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
(金融資産) | ||||
償却原価で測定する金融資産 | ||||
-現金及び現金同等物 | 108,503 | - | - | 108,503 |
-売上債権及びその他の債権 | - | 88,007 | - | 88,007 |
-有価証券、投資有価証券 | - | 37,551 | - | 37,551 |
-その他の金融資産 | - | 20,800 | - | 20,800 |
合計 | 108,503 | 146,358 | - | 254,861 |
(金融負債) | ||||
償却原価で測定する金融負債 | ||||
-仕入債務及びその他の債務 | - | 31,182 | - | 31,182 |
-借入金 | - | 1,034 | - | 1,034 |
-その他の金融負債 | - | 6,914 | - | 6,914 |
合計 | - | 39,129 | - | 39,129 |
(注) 前連結会計年度および当第3四半期連結累計期間において、レベル1、レベル2およびレベル3の間の振替は行われておりません。
③ 経常的にレベル3で測定される金融商品の調整表
経常的にレベル3で測定される金融資産の第3四半期連結累計期間の期首から期末までの変動は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年12月31日) | |
期首残高 | 7,948 | 8,625 |
利得及び損失合計 | 375 | 272 |
純損益 | 144 | 101 |
その他の包括利益 | 231 | 171 |
購入 | 274 | 246 |
売却 | - | - |
決済 | △27 | △356 |
期末残高 | 8,570 | 8,787 |
第3四半期会計期間末に 保有している資産について 純損益に計上した未実現損益の変動 | 18 | 1 |
(注) 1 利得及び損失合計に含まれる純損益は、第3四半期連結会計期間末時点の純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの損益は「金融収益」および「金融費用」に含まれております。
2 利得及び損失合計に含まれるその他の包括利益は、第3四半期連結会計期間末時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの損益は「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動」に含まれております。
3 経常的にレベル3で測定される金融負債については、該当がありません。
10 支出に関するコミットメント
各決算日の末日後の支出に関するコミットメントは次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度末 (2016年3月31日) | 当第3四半期連結会計期間末 (2016年12月31日) | |
有形固定資産 | 6,188 | 7,343 |
合計 | 6,188 | 7,343 |
11 重要な後発事象
重要な係争事件の解決
(1) 訴訟の提起から和解に至るまでの経緯
当社およびブリストル・マイヤーズ スクイブ社(米国)(以下、BMS社)は、当社と本庶佑氏(京都大学大学院医学研究科 客員教授)との共有に係る抗PD-1抗体の用途特許および当社とBMS社との共有に係る抗PD-1抗体の物質特許を保有しており、Merck社(米国)およびその関連会社(以下、メルク社)による抗PD-1抗体製品である「キイトルーダ®」(一般名:ペムブロリズマブ、MK-3475)の販売等の特許侵害に対し、日本、米国、欧州等において特許侵害訴訟を提起するなど係争しておりましたが、2017年1月20日付で当社およびBMS社はメルク社と和解し、ライセンス契約を締結いたしました。
(2) 和解およびライセンス契約の主な内容
本ライセンス契約により、当社およびBMS社が保有する用途特許および物質特許が有効であることを確認した上で、メルク社の「キイトルーダ®」の販売を許諾すること、また、メルク社は当社およびBMS社に対して6億2500万ドルの頭金を支払い、2017年1月1日から2023年12月31日までは「キイトルーダ®」の全世界売上の6.5%、2024年1月1日から2026年12月31日までは「キイトルーダ®」の全世界売上の2.5%をロイヤルティとして支払うことで合意に至りました。なお、頭金およびロイヤルティは当社に25%、BMS社に75%の割合で分配されます。今回の和解により、メルク社の「キイトルーダ®」販売に関する各国の訴訟は終結することになります。
12 要約四半期連結財務諸表の承認
本要約四半期連結財務諸表は、2017年2月7日に代表取締役社長 相良暁によって承認されております。