四半期報告書-第33期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)
8.金融商品
公正価値
金融商品のレベル1からレベル3までの公正価値ヒエラルキーに基づく分類は以下のとおりです。
レベル1:同一の資産又は負債について活発な市場における(未調整の)公表価格
レベル2:当該資産又は負債について直接に又は間接に観察可能なレベル1に含まれる公表価値以外のインプットを使用して算定された公正価値
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法によって算定された公正価値
報告期間に発生した公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、報告期間の末日において生じたものとして認識しております。
当第3四半期連結累計期間において、レベル間の振替はありません。
前第3四半期連結累計期間において、Centessa Pharmaceuticals plc.は2021年5月28日に米国NASDAQに上場したことから公正価値ヒエラルキーをレベル3からレベル1に振り替えました。
(1) 経常的に公正価値で測定する金融商品
各決算日における経常的に公正価値で評価する金融商品の内訳は以下のとおりです。
当第3四半期連結会計期間(2022年9月30日)
前連結会計年度(2021年12月31日)
(単位:百万円)
上記の公正価値の算定方法は以下のとおりです。
(その他の金融資産)
その他の金融資産は期末日に公正価値で再評価しております。上場株式(Biohaven Pharmaceutical Holding Company Ltd.、Centessa Pharmaceuticals plc.)、非上場株式(Tempero Bio. Inc.、Sosei RMF1投資事業有限責任組合)及び事業分離による条件付対価で構成されています。
上場株式の公正価値ヒエラルキーはレベル1、それ以外はレベル3に該当しております。
上場株式
上場株式の公正価値は、期末日の市場価格により算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」に計上しております。
非上場株式
Tempero社株式の公正価値は、将来キャッシュ・フローの割引現在価値により算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」に計上しております。重大な観察可能でない、規制当局の承認等の契約で定められた条件に応じて支払われるマイルストンの達成確率、割引率(12.5%)(前連結会計年度末12.5%)及び支配力と市場性の欠如による価値の低下(32.0%)(前連結会計年度末32.0%)をインプットとしております。
Sosei RMF1投資事業有限責任組合持分の公正価値は、純資産、将来キャッシュ・フロー及び将来収益性等に基づいた適切な評価モデルにより算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。重大な観察可能でない純資産価値等をインプットとしております。
事業分離による条件付対価
事業分離による条件付対価の公正価値は、将来キャッシュ・フローに発生確率等の条件を考慮した割引現在価値により算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。重大な観察可能でない、規制当局の承認等の契約で定められた条件に応じて支払われるマイルストンの達成確率、割引率(4.9%)(前連結会計年度末1.0%~1.9%)をインプットとしております。
(企業結合による条件付対価)
企業結合による条件付対価の公正価値は、将来キャッシュ・フローに発生確率等の条件を考慮した割引現在価値により算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。重大な観察可能でない、規制当局の承認等の契約で定められた条件に応じて支払われるマイルストンの達成確率をインプットとしているためレベル3に該当しております。
なお、当第3四半期連結累計期間において、Heptares Therapeutics Ltd.の旧株主に対して4,680百万円の支払いが完了しております。
(2) 償却原価で測定する金融商品の公正価値
各決算日における償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値の内訳は以下のとおりです。なお、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている金融商品につきましては、次の表に含めておりません。
(単位:百万円)
上記の公正価値の算定方法は以下のとおりです。
(社債)
転換社債型新株予約権付社債の社債部分については、将来支払う元利金の合計額を、当該社債の残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引く方法により算定しており、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類しております。
(3) レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表
レベル3に分類された金融商品については、適切な権限者に承認された公正価値測定の評価方針及び手続きに従い、外部の評価専門家を利用して評価を実施しております。
当第3四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)
(注)1.要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に含まれております。
2.要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」及び「在外営業活動体の為替換算差額」に含まれております。
前第3四半期連結累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年9月30日)
(注)1.要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に含まれております。
2.要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」及び「在外営業活動体の為替換算差額」に含まれております。
3.前第3四半期連結累計期間に認識されたレベル3からの振替は、投資先が取引所に上場したことによるものであります。
公正価値
金融商品のレベル1からレベル3までの公正価値ヒエラルキーに基づく分類は以下のとおりです。
レベル1:同一の資産又は負債について活発な市場における(未調整の)公表価格
レベル2:当該資産又は負債について直接に又は間接に観察可能なレベル1に含まれる公表価値以外のインプットを使用して算定された公正価値
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法によって算定された公正価値
報告期間に発生した公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、報告期間の末日において生じたものとして認識しております。
当第3四半期連結累計期間において、レベル間の振替はありません。
前第3四半期連結累計期間において、Centessa Pharmaceuticals plc.は2021年5月28日に米国NASDAQに上場したことから公正価値ヒエラルキーをレベル3からレベル1に振り替えました。
(1) 経常的に公正価値で測定する金融商品
各決算日における経常的に公正価値で評価する金融商品の内訳は以下のとおりです。
当第3四半期連結会計期間(2022年9月30日)
(単位:百万円) | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
金融資産: | ||||
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | ||||
その他の金融資産 | - | - | 272 | 272 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 | ||||
その他の金融資産 | 1,730 | - | 282 | 2,012 |
合計 | 1,730 | - | 554 | 2,284 |
金融負債: | ||||
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債 | ||||
企業結合による条件付対価 | - | - | - | - |
合計 | - | - | - | - |
前連結会計年度(2021年12月31日)
(単位:百万円)
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
金融資産: | ||||
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | ||||
その他の金融資産 | - | - | 344 | 344 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 | ||||
その他の金融資産 | 2,071 | - | 177 | 2,248 |
合計 | 2,071 | - | 521 | 2,592 |
金融負債: | ||||
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債 | ||||
企業結合による条件付対価 | - | - | 4,095 | 4,095 |
合計 | - | - | 4,095 | 4,095 |
上記の公正価値の算定方法は以下のとおりです。
(その他の金融資産)
その他の金融資産は期末日に公正価値で再評価しております。上場株式(Biohaven Pharmaceutical Holding Company Ltd.、Centessa Pharmaceuticals plc.)、非上場株式(Tempero Bio. Inc.、Sosei RMF1投資事業有限責任組合)及び事業分離による条件付対価で構成されています。
上場株式の公正価値ヒエラルキーはレベル1、それ以外はレベル3に該当しております。
上場株式
上場株式の公正価値は、期末日の市場価格により算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」に計上しております。
非上場株式
Tempero社株式の公正価値は、将来キャッシュ・フローの割引現在価値により算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」に計上しております。重大な観察可能でない、規制当局の承認等の契約で定められた条件に応じて支払われるマイルストンの達成確率、割引率(12.5%)(前連結会計年度末12.5%)及び支配力と市場性の欠如による価値の低下(32.0%)(前連結会計年度末32.0%)をインプットとしております。
Sosei RMF1投資事業有限責任組合持分の公正価値は、純資産、将来キャッシュ・フロー及び将来収益性等に基づいた適切な評価モデルにより算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。重大な観察可能でない純資産価値等をインプットとしております。
事業分離による条件付対価
事業分離による条件付対価の公正価値は、将来キャッシュ・フローに発生確率等の条件を考慮した割引現在価値により算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。重大な観察可能でない、規制当局の承認等の契約で定められた条件に応じて支払われるマイルストンの達成確率、割引率(4.9%)(前連結会計年度末1.0%~1.9%)をインプットとしております。
(企業結合による条件付対価)
企業結合による条件付対価の公正価値は、将来キャッシュ・フローに発生確率等の条件を考慮した割引現在価値により算定し、公正価値変動額は要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。重大な観察可能でない、規制当局の承認等の契約で定められた条件に応じて支払われるマイルストンの達成確率をインプットとしているためレベル3に該当しております。
なお、当第3四半期連結累計期間において、Heptares Therapeutics Ltd.の旧株主に対して4,680百万円の支払いが完了しております。
(2) 償却原価で測定する金融商品の公正価値
各決算日における償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値の内訳は以下のとおりです。なお、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている金融商品につきましては、次の表に含めておりません。
(単位:百万円)
当第3四半期連結会計期間 (2022年9月30日) | 前連結会計年度 (2021年12月31日) | |||
帳簿価額 | 公正価値 | 帳簿価額 | 公正価値 | |
金融負債: 社債 | 27,845 | 28,470 | 27,440 | 28,198 |
上記の公正価値の算定方法は以下のとおりです。
(社債)
転換社債型新株予約権付社債の社債部分については、将来支払う元利金の合計額を、当該社債の残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引く方法により算定しており、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類しております。
(3) レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表
レベル3に分類された金融商品については、適切な権限者に承認された公正価値測定の評価方針及び手続きに従い、外部の評価専門家を利用して評価を実施しております。
当第3四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)
(単位:百万円) | ||
金融資産 | 金融負債 | |
期首残高 | 521 | 4,095 |
決済額 | △137 | △4,680 |
純損益(実現) (注)1 | 51 | 585 |
純損益(未実現) (注)1 | 15 | - |
その他の包括利益 (注)2 | 104 | - |
期末残高 | 554 | - |
(注)1.要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に含まれております。
2.要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」及び「在外営業活動体の為替換算差額」に含まれております。
前第3四半期連結累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円) | ||
金融資産 | 金融負債 | |
期首残高 | 1,050 | 1,107 |
決済額 | △273 | △191 |
純損益(実現) (注)1 | 41 | △11 |
純損益(未実現) (注)1 | 91 | △154 |
その他の包括利益 (注)2 | 1,918 | - |
レベル3からのレベル1への振替額 (注)3 | △2,282 | - |
他勘定振替額 | - | 193 |
期末残高 | 545 | 944 |
(注)1.要約四半期連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に含まれております。
2.要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」及び「在外営業活動体の為替換算差額」に含まれております。
3.前第3四半期連結累計期間に認識されたレベル3からの振替は、投資先が取引所に上場したことによるものであります。