有価証券報告書-第16期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
19.引当金
(1) 調整表及び内訳
連結財政状態計算書の「引当金」に関する、期首及び期末の帳簿価額の調整表及び内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(2) 引当金の概要及び経済的便益の流出が予測される時期等
引当金の計算は、決算日における将来の経済的便益の流出金額に関する最善の見積りに基づいて行っております。見積りに使用した仮定と異なる結果が生じることにより、翌連結会計年度の連結財務諸表において引当金の金額に重要な修正を行う可能性があります。
当社グループが計上している引当金の概要及び経済的便益の流出が予測される時期は次のとおりであります。なお、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、重要な資産除去債務はありません。
① 事業再編損失引当金
日本、北米及び欧州における人員削減等の事業再編に伴う損失に備えるため、当該損失の見込額を計上しております。事業再編損失引当金は、詳細な公式計画を有し、かつ計画の実施や公表を通じて、影響を受ける関係者に当該事業再編が確実に実施されると予期させた時点で認識しております。
支払時期は、将来の事業再編の進捗等により影響を受けます。
② 環境対策引当金
当社は前連結会計年度において、野洲川工場跡地に設置している汚染土壌の保管施設の撤去工事等の関連コストについて、支出の見込み額8,198百万円を環境対策引当金として計上しておりましたが、当連結会計年度において、最新の見積り額7,573百万円に洗い替えております。
また、保管施設の撤去工事等の関連コストの支払スケジュールに応じて、環境対策引当金を流動負債に1,015百万円、非流動負債に6,558百万円、それぞれ表示しております。
なお、保管施設の撤去工事の概要については、「36.偶発負債」に記載しております。
(1) 調整表及び内訳
連結財政状態計算書の「引当金」に関する、期首及び期末の帳簿価額の調整表及び内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円) |
事業再編損失 引当金 | 環境対策 引当金 | その他の 引当金 | 合計 | |
2019年3月31日 残高 | 10,869 | 91 | 1,861 | 12,822 |
IFRS第16号適用による調整 | △3,040 | - | - | △3,040 |
2019年4月1日 残高 | 7,828 | 91 | 1,861 | 9,782 |
期中増加額 | 411 | 8,198 | 1,541 | 10,151 |
期中減少額(目的使用) | △1,851 | △91 | △1,037 | △2,980 |
期中減少額(戻入れ) | △604 | △0 | △94 | △698 |
割引計算の期間利息費用 | 3 | - | 2 | 6 |
為替換算差額 | △200 | - | △117 | △317 |
その他の増減 | - | - | 21 | 21 |
2020年3月31日 残高 | 5,588 | 8,198 | 2,178 | 15,965 |
流動負債 | 3,809 | 198 | 1,359 | 5,367 |
非流動負債 | 1,779 | 8,000 | 818 | 10,597 |
合計 | 5,588 | 8,198 | 2,178 | 15,965 |
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円) |
事業再編損失 引当金 | 環境対策 引当金 | その他の 引当金 | 合計 | |
2020年4月1日 残高 | 5,588 | 8,198 | 2,178 | 15,965 |
期中増加額 | 4 | - | 1,104 | 1,108 |
期中減少額(目的使用) | △605 | △198 | △1,261 | △2,064 |
期中減少額(戻入れ) | △48 | △427 | △57 | △532 |
割引計算の期間利息費用 | 3 | - | 5 | 9 |
為替換算差額 | 223 | - | 81 | 305 |
その他の増減 | 0 | - | 2 | 2 |
2021年3月31日 残高 | 5,166 | 7,573 | 2,053 | 14,793 |
流動負債 | 3,576 | 1,015 | 1,459 | 6,051 |
非流動負債 | 1,590 | 6,558 | 593 | 8,741 |
合計 | 5,166 | 7,573 | 2,053 | 14,793 |
(2) 引当金の概要及び経済的便益の流出が予測される時期等
引当金の計算は、決算日における将来の経済的便益の流出金額に関する最善の見積りに基づいて行っております。見積りに使用した仮定と異なる結果が生じることにより、翌連結会計年度の連結財務諸表において引当金の金額に重要な修正を行う可能性があります。
当社グループが計上している引当金の概要及び経済的便益の流出が予測される時期は次のとおりであります。なお、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、重要な資産除去債務はありません。
① 事業再編損失引当金
日本、北米及び欧州における人員削減等の事業再編に伴う損失に備えるため、当該損失の見込額を計上しております。事業再編損失引当金は、詳細な公式計画を有し、かつ計画の実施や公表を通じて、影響を受ける関係者に当該事業再編が確実に実施されると予期させた時点で認識しております。
支払時期は、将来の事業再編の進捗等により影響を受けます。
② 環境対策引当金
当社は前連結会計年度において、野洲川工場跡地に設置している汚染土壌の保管施設の撤去工事等の関連コストについて、支出の見込み額8,198百万円を環境対策引当金として計上しておりましたが、当連結会計年度において、最新の見積り額7,573百万円に洗い替えております。
また、保管施設の撤去工事等の関連コストの支払スケジュールに応じて、環境対策引当金を流動負債に1,015百万円、非流動負債に6,558百万円、それぞれ表示しております。
なお、保管施設の撤去工事の概要については、「36.偶発負債」に記載しております。