有価証券報告書-第119期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/21 11:34
【資料】
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【項目】
104項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当企業グループは次に掲げる「経営理念」のもとに、経営・業務を変革し、お客様第一に徹した企業を目指しております。
① 高い倫理性を持ったオープンでフェアな企業活動を通じて、社会から信頼される良き企業市民を目指す。
② 時代を先取りした研究開発に努め、将来にわたりお客様の期待に応え、新たな価値を創造する。
③ 安全・環境・品質・リードタイム・コスト全ての面でトップを目指したオリジナルな製品・生産プロセスを実現する。
④ 労使相互信頼を基本に、一人ひとりが個性と能力を発揮し誇りを持って働くことができ、自らの成長を実現・実感できる企業風土を作る。
(2)中長期的な会社の経営戦略
当企業グループは、将来の持続的成長を念頭に置き平成27年7月、中期経営計画「2020年ビジョン」を策定いたしました。その概要は、当企業グループの強み、弱み及びグループ間の役割分担をふまえた重点戦略(販売面、技術開発面、生産面)の実行と2020年度の収益目標、売上高600億円、営業利益55億円の実現です。
(3)会社の対処すべき課題
今後の見通しにつきましては、生産や輸出が底堅く推移することが期待されますが、海外情勢の不安定要素により不透明さが増しております。
このような状況の中、当企業グループといたしましては、中期経営計画「2020年ビジョン」の取り組みを実行してまいります。計画の実現に向け、
・新たな成長の柱となる商品づくりのための材料技術、生産技術の強化
・北米・中国市場での販売・供給体制整備による3極体制の構築
・連結経営強化に向けたグループ各社との活動の一元化
を実施してまいります。また事業環境の変化に対して、取り組みを柔軟かつ迅速に見直してまいります。あわせて、確かな品質でお客様満足の向上に努め、社業の一層の発展を図ってまいる所存です。