有価証券報告書-第113期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/28 11:51
【資料】
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【項目】
120項目

有報資料

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の諸政策により緩やかな回復基調を続けておりますが、ユーロ経済圏情勢やアメリカ大統領の政策影響で円安・株高傾向が続く一方で中国景気減速や諸外国情勢不安などにより、先行きに不透明感は残り、個人消費回復に影を落としております。
このような経済情勢のなか、当社グループは中長期経営計画「NB100」の最終3ヵ年計画「Stage3」をスタートいたしました。「NB100」の達成に向けて「Stage2」までの取組みを結実させて、成長軌道を確かなものとするべく、グループ全体にて次の3つの施策を推進いたしました。
1) 成長追求
*No.1ブランド確立・シェア向上と『創造開発型企業』の実現に向け、顧客を機軸とした積極的拡大施策と新たな価値の創造による事業成長戦略を遂行
2) 基盤効率化・安定化
*グループ最適生産体制構築の推進とともに、事業構造変革の実行により全社収益性を向上
3) 企業品質向上
*500億企業としての企業品質確立に向けて、世界に通用する人財育成とグループ全体の品質向上、コーポレートガバナンス強化を推進
以上の取組みを実施いたしました結果、売上高は、 前連結会計年度比 4.0%増の441億4千5百万円、経常利益は、前連結会計年度比 22.5%増の42億7千4百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比 70.0%増の31億7百万円
となりました。
セグメントの概況は次のとおりであります。
メディカル事業
(ヘルスケアフィールド)
ドラッグストアを中心とした大衆薬市場におきましては、大手ドラッグチェーンの業務提携化や、一部医薬品や商品の小売価格競争の影響を受け、厳しい販売環境ではありましたが、鎮痛消炎剤「ロイヒつぼ膏TM」は、訪日外国人観光客への販売が継続するとともに、キャンペーン効果も有り、シリーズ製品「ロイヒつぼ膏TMクール」の販売と併せて売上は好調に推移いたしました。高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”シリーズにつきましても、キャンペーン等の販売活動を展開して、売上を伸長いたしました。
(医療材フィールド)
医療機関向け医療材料市場におきましては、医療費の削減傾向により衛生材消耗品へのコスト要求が強く、厳しい販売環境ではありましたが、極低刺激性サージカルテープ「スキナゲートTMスパット」と高透湿フィルムドレッシング材「カテリープラスTM」の販売を進めるとともに、止血用製品「インジェクションパッド」など“セサブリックTM”シリーズと、傷あと治癒促進用テープ「アトファインTM」などの手術後トータルケア製品“アスカブリックTM”シリーズの提案活動を展開して、売上は順調に推移いたしました。
以上の取組みを実施してまいりました結果、ヘルスケアフィールドと医療材フィールドを合わせましたメディカル事業全体の売上高は前連結会計年度に比べ11.0%増の185億円、営業利益は前連結会計年度に比べ20.4%増の52億8百万円となりました。
テープ事業
(オフィスホームフィールド)
文具事務用品市場におきましては、官公庁及びオフィスでの需要が伸び悩み、厳しい販売環境となりました。このような状況のなかでありましたが、両面テープ「ナイスタックTM」発売50周年キャンペーンを実施し、パーソナル向け製品“ディアキチTM”、“プチジョアTM”シリーズを拡充して雑貨カテゴリーへの販売に注力いたしました。また、Web上のクチコミ効果で「テープのりtenoriTMイチオシTM」が注目を集めましたが、事務用品需要の回復は鈍く、前年並みの売上推移となりました。
(工業品フィールド)
産業用テープ市場におきましては、国内消費の回復による売上拡大を予測いたしましたが、設備投資の足踏みや、一部輸出産業の弱含みにより、厳しい販売環境となりました。このような状況のなか、主力製品である「セロテープⓇ」は収益基盤構築のための販売戦略を継続して売上は順調に推移いたしましたが、建築需要・自動車塗装需要の回復は緩慢であり、マスキング用テープの売上は前年並みの推移となり、当フィールドの売上は若干前年を下回る結果となりました。しかしながら、包装用テープ製品の不採算販売の見直しを進め、生産の効率化と併せて、当フィールドでの利益は増加しております。
以上の取組みを実施してまいりました結果、オフィスホームフィールドと工業品フィールドを合わせましたテープ事業全体の売上高は前連結会計年度に比べ0.6%減の256億4千4百万円、営業利益は前連結会計年度に比べ8.3%増の20億2千8百万円となりました。
また、海外事業におきましては、各国でのマーケティング活動を継続し、海外需要に対応した製品開発を進めるとともに、展示会などにも出展し、高機能救急絆創膏「ケアリーヴTM」などのメディカル事業製品や、「PanfixTMセルローステープ」などのテープ事業製品を紹介し、各国での販売チャネルの構築と売上拡大を進めております。
(注) 事業の状況(キャッシュ・フローの状況を除く)に記載しております金額には消費税等が含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ20億8千8百万円(16.3%)減少し、107億1千3百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ5億7百万円(11.5%)減少し、38億9千9百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の増加はあったものの、法人税等の支払額が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ33億8千6百万円(172.4%)増加し、53億4千9百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ4千6百万円(8.0%)増加し、6億3千6百万円となりました。これは主に配当金の支払が増加したことによるものです。

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