有価証券報告書-第71期(令和1年12月1日-令和2年11月30日)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「社会貢献」「環境」「技術」を経営のキーワードとし、全ての人々の幸せのため、食糧の安定供給に寄与する安全で安心な農薬製品および産業活動を幅広く支えるファインケミカル製品を社会に提供していくことを企業理念としています。
この企業理念のもと、立案した事業計画を着実に実行することにより、持続的かつ安定的な成長を実現し、国内外の産業の発展と豊かな社会づくりに貢献します。また、取締役会を中心とした経営の自己規律のもと、企業価値の向上を図るとともに、社会に信頼される企業であり続けます。
(2)新経営計画
2020年度は、世界的に感染拡大が続いている新型コロナウイルス感染症により、新しい生活様式が確立されると共に、世間の見方、考え方に大きな変化が生じ、企業においても変革が求められる年度となりました。
当社グループの業績は、同感染症による影響を大きく受けなかったものの、足元の業績は見通せない状況となっています。そのような状況下において、10年後の当社グループのあるべき姿を明確にして、持続的な成長を成し遂げ、社会課題の解決へ貢献し続けるために新経営計画を策定しました。
新経営計画は、持続的成長を成し遂げるため必要な投資を進めてまいりますが、その効果実現には10年程度を要することから、計画のゴールを2030年度といたします。最初の5年間を1st Stage for Creationとし、業務改革を推進することにより基盤強化を図り、次の5年間の2nd Stage for Advanceであるべき姿へ到達することを目指します。
また、当社グループの持続的な成長とサステナブルな社会の実現への寄与のため、SDGsの達成に取り組みます。
■長期経営計画
①長期業績目標
前3ヵ年経営計画において近い将来に目指すターゲットとしていた売上高500億円、経常利益50億円を期間中に超えていきます
②スローガン
未来は創造できる ~強く、豊かなHOKKO~
③ゴール(2030年度)のあるべき姿
[全体像]
・高品質・高付加価値な製品を市場に弛まなく提供しサステナブルな社会の実現に貢献している。
また、サステナブルな社会の実現に際し、SDGsを意識した取り組みが進んでいる。
・すべての従業員が持ち前の個性と能力を十分に発揮できる環境が整備され、活躍することによりパーヘッド生産性が継続的に向上している。
・自然災害、感染症、経済危機など、想定されるリスクに計画的かつ柔軟に対応できる体質を有している。
[農薬事業グループ]
・園芸市場におけるシェアを拡大しているとともに、新規原体が開発・上市され収益構造が改善している。
・農作業の短縮、コストの削減が可能な高拡散性粒剤等の新製剤を開発、普及し、日本の農業に貢献している。
・イプフェンカルバゾン剤の普及が東南アジア各国で拡大している。
[ファインケミカル事業グループ]
・フラッグシップ工場(岡山工場;合成第1工場から第9工場)のスマート化の推進、必要に応じたスクラップ&ビルドによる整備、拡張が順次進められ、生産性の向上、省エネ・省力化、予防保全が実現されている。
・受託販売では、当社技術の革新を進め拡大させており、収益基盤が拡充されている。また、製品販売では、新技術の獲得により、独自の新製品が開発され、競争力が強化されている。
・M&A等による技術の融合、製造場所の拡大、新規分野への進出により、新しいファインケミカル事業グループが創造されている。
[繊維資材事業]
・変遷する繊維資材ニーズにあった高付加価値製品を開発し、新規顧客が創造されている。
・消費者向けのニッチな市場を開拓している。
④取り巻く環境
世界的な人口増加や新興国の経済発展に伴う食糧需要の増加などを背景に、海外の農薬市場は長期的には拡大傾向にあります。一方、国内では、農業従事者の高齢化および後継者不足や耕作放棄地の増加などの影響により、市場縮小が継続しています。また、工業製品における製品ニーズの多様化に伴う多品種少量化の進行や求められる技術の高度化への対応など、当社グループを取り巻く環境は一段と厳しさが増していくと予想されます。
なお、新型コロナウイルス感染症が及ぼす当社グループへの影響は、食糧の安定供給に携わる農薬事業においては、軽微だと考えておりますが、ファインケミカル事業においては、サプライチェーンの川上に位置するため、その影響度については不透明な状態です。
[農薬事業]
機会(チャンス)
・世界的な食料増産と新興国の購買力増大による農薬市場の拡大
・新しい栽培技術や施用技術による防除体系の変化
・日本農産物のブランド力強化
脅威(リスク)
・生産者の高齢化による耕作地減少
・ジェネリック農薬の台頭
・農薬規制の変化
[ファインケミカル事業]
機会(チャンス)
・ファブレス(自社工場を持たないメーカー)化の進展に伴う受託増加
・顧客要求の多様化
・技術進歩による購買意欲の向上
脅威(リスク)
・顧客要求の高度化
・化学品に対する規制強化
・新興国の台頭
[繊維資材事業]
機会(チャンス)
・環境問題意識の高まりによる環境対応品の需要増
・災害に対する備えから、防災関連資材の増加
・新型コロナウイルスによる高機能素材の需要増
脅威(リスク)
・新型コロナウイルスによる繊維業界の低迷
・国内生産現場(機屋・染工場・縫製工場等)の後継者問題
・海外の低価格製品の拡大
⑤長期経営戦略
[グループ共通]
・海外市場への取り組み強化
・環境変化に対応できる人材育成設備の拡充による原価低減
・付加価値の高い製品の拡大
[農薬事業]
・農業の明日を見据えた製品開発とラインナップの強化
・グローバル化に対応した新原体の創製
[ファインケミカル事業]
・コア技術の進化と独自製品の開発
・アライアンス等による新規ビジネス創出
[繊維資材事業]
・調達供給構造の再構築
・製品開発力・収益力の強化
・各事業グループとのシナジー効果の拡大
■中期経営計画 「HOKKO Value Up Plan 2030 1st Stage for Creation」
①基本方針
企業価値向上と社会課題の解決に向け、ムリ、ムダ、ムラを排除し、筋肉質で骨太な企業体質を造り上げ、強く、豊かなHOKKOを実現します。
そのために、『収益構造改革』、『造り方改革』、『働き方改革』の三つの改革を柱とし、それぞれにKPIを設定し、進捗を管理します。
『収益構造改革』においては、「成長・財務基盤」を実現することで、安定的な売上高と収益額を確保していきます。
『造り方改革』においては、「高効率化・省力化・環境対策」を強化し、高品質・高付加価値な製品を市場に提供していきます。
『働き方改革』においては、「業務効率化・人材育成」に重視して取り組み、全ての従業員が個性と能力を十分に発揮できる環境を整備していきます。
②経営目標
次の経営指標を2025年度までに達成すること、または計画期間中維持することを目標といたします。
上記の基本方針並びに数値目標を実現させるための具体的な事業戦略については次のとおりです。
[農薬事業]
(ア)農業の明日を見据えた製品開発とラインナップの強化
・省力化志向に対し、新たに投入する高拡散性粒剤の普及拡大に努めてまいりま
す。
・新規園芸剤の普及により、園芸剤シェアの向上を目指してまいります。
(イ)付加価値の高い製品の拡大
・スマート農業(防除AI、ドローン散布等)に対応する新規製剤を開発し、その普及拡大に努めてまいります。
・環境負荷低減のため、少量・高濃度・低投薬量散布に対応する製剤技術を確立し、その製品化を実現してまいります。
(ウ)環境変化に対応できる人材育成
・進化する農業技術を習得し、実務に活用してまいります。
・専門知識の向上に努め、その共有化を図ってまいります。
・海外展開を支える人材を育成してまいります。
(エ)海外市場への取り組み強化
・東南アジアへ普及拠点を新設してまいります。
・イプフェンカルバゾンの登録国を拡大し、その普及推進に努めてまいります。
(オ)グローバル化に対応した新原体の創製
・海外におけるマーケットや農薬規制に関する情報を収集してまいります。
・研究開発活動の効率化を進め、海外市場への展開を目指した新規原体の創製に注力してまいります。
(カ)設備の充実による原価低減
・新除草剤工場を建設し安定稼働に努めてまいります(造り方改革推進プロジェクト)。
・新規製剤の製造技術を習得し、その向上に努めてまいります。
[ファインケミカル事業]
(ア)付加価値の高い製品の拡大
・提案型受託業務を強化してまいります。
・カップリング反応における触媒配位子(リガンド)を充実してまいります。
・電子材料分野での製品成長期に合わせて、計画的な増産体制を構築してまいります。
・高機能設備を導入し、顧客ニーズへ対応してまいります。
・高度な分析機器を導入し、製品の品質を高めてまいります。
(イ)設備の充実による原価低減
・合成第9工場の自動化設備のノウハウを他工場へ展開してまいります。
・岡山工場のスマート化を推進してまいります。
・新工場の建設やスクラップ&ビルドにより、製造設備を効果的に配置してまいります。
(ウ)コア技術の深化と独自新製品の開発
・グリニャール反応工程の能力と品質の向上を目指してまいります。
・様々な金属種を利用した反応を開拓してまいります。
・自社製品(リン化合物)を活かした新しいコア技術を開発してまいります。
(エ)海外市場への取り組み強化
・ホスフィン触媒配位子の需要を発掘し、シェア拡大に努めてまいります。
・海外展示会、学会等を利用し、製品と技術をPRしてまいります。
・海外営業拠点を充実してまいります。
・海外展開を支える人材を育成してまいります。
(オ)アライアンス等による新規ビジネスの創出
・生産、販売の効率化を目的とした他社との業務提携を目指してまいります。
・アライアンス等も視野に入れた新規分野でのビジネス拡大に注力してまいります。
[繊維資材事業]
(ア)調達供給構造の再構築
・中国市場に日本製高付加価値製品を供給してまいります。
・輸入品の比率を増やし、売上・利益率の向上に努めてまいります。
・新規委託生産拠点の構築に注力してまいります。
・新規販売先を開拓してまいります。
(イ)製品開発力・収益力の強化
・環境に配慮した商品を開発し、販売を強化してまいります。
・介護・防災関連商品を開発し、販売を強化してまいります。
・企業向け完成製品の受注販売に注力してまいります。
・新基幹システムを構築し、在庫管理の強化による収益力の向上に努めてまいります。
(ウ)各事業グループとのシナジー効果の拡大
・農業従事者向けブランドを開発し、販売してまいります。
・繊維資材の専門知識を活かし、作業着、防保護具を供給することで収益の拡大に努めてまいります。
・繊維資材のサプライチェーンに防カビ剤の使用を提案してまいります。
[HOKKO業務改革推進プロジェクト]
中期経営計画を実効的に推進するため、全社的な課題に組織横断的に対応するプロジェクト
(ア)“New HOKKO Style”(新しい業務体制)の構築による業務効率性の向上、代替性の確保
・業務解析による業務改革の推進
・最適業務体制・配置の実現
・DXの推進(RPAの活用等)
(イ)高品質、低原価製品の開発・製造(良いものを安く作る)
・工場のスマート化の実現
・管理強化による在庫低減
・効果的な製造、研究設備の配置検討と提言
・新工場の建設検討(農薬:製剤工場、ファインケミカル:合成第10工場)
(ウ)人材への投資とパーヘッド生産性の向上
・全ての従業員の活躍推進
■SDGsへの取り組み
SDGsの達成に向けた当社グループの取り組みを、総合的かつ効果的に推進するため、「SDGs委員会」を設置し、取り組みへの提言と進捗管理、評価を実施していきます。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「社会貢献」「環境」「技術」を経営のキーワードとし、全ての人々の幸せのため、食糧の安定供給に寄与する安全で安心な農薬製品および産業活動を幅広く支えるファインケミカル製品を社会に提供していくことを企業理念としています。
この企業理念のもと、立案した事業計画を着実に実行することにより、持続的かつ安定的な成長を実現し、国内外の産業の発展と豊かな社会づくりに貢献します。また、取締役会を中心とした経営の自己規律のもと、企業価値の向上を図るとともに、社会に信頼される企業であり続けます。
(2)新経営計画
2020年度は、世界的に感染拡大が続いている新型コロナウイルス感染症により、新しい生活様式が確立されると共に、世間の見方、考え方に大きな変化が生じ、企業においても変革が求められる年度となりました。
当社グループの業績は、同感染症による影響を大きく受けなかったものの、足元の業績は見通せない状況となっています。そのような状況下において、10年後の当社グループのあるべき姿を明確にして、持続的な成長を成し遂げ、社会課題の解決へ貢献し続けるために新経営計画を策定しました。
新経営計画は、持続的成長を成し遂げるため必要な投資を進めてまいりますが、その効果実現には10年程度を要することから、計画のゴールを2030年度といたします。最初の5年間を1st Stage for Creationとし、業務改革を推進することにより基盤強化を図り、次の5年間の2nd Stage for Advanceであるべき姿へ到達することを目指します。
また、当社グループの持続的な成長とサステナブルな社会の実現への寄与のため、SDGsの達成に取り組みます。
■長期経営計画
①長期業績目標
| 売上高 | 500+α 億円 | |
| 経常利益 | 50+α 億円 |
前3ヵ年経営計画において近い将来に目指すターゲットとしていた売上高500億円、経常利益50億円を期間中に超えていきます
②スローガン
未来は創造できる ~強く、豊かなHOKKO~
③ゴール(2030年度)のあるべき姿
[全体像]
・高品質・高付加価値な製品を市場に弛まなく提供しサステナブルな社会の実現に貢献している。
また、サステナブルな社会の実現に際し、SDGsを意識した取り組みが進んでいる。
・すべての従業員が持ち前の個性と能力を十分に発揮できる環境が整備され、活躍することによりパーヘッド生産性が継続的に向上している。
・自然災害、感染症、経済危機など、想定されるリスクに計画的かつ柔軟に対応できる体質を有している。
[農薬事業グループ]
・園芸市場におけるシェアを拡大しているとともに、新規原体が開発・上市され収益構造が改善している。
・農作業の短縮、コストの削減が可能な高拡散性粒剤等の新製剤を開発、普及し、日本の農業に貢献している。
・イプフェンカルバゾン剤の普及が東南アジア各国で拡大している。
[ファインケミカル事業グループ]
・フラッグシップ工場(岡山工場;合成第1工場から第9工場)のスマート化の推進、必要に応じたスクラップ&ビルドによる整備、拡張が順次進められ、生産性の向上、省エネ・省力化、予防保全が実現されている。
・受託販売では、当社技術の革新を進め拡大させており、収益基盤が拡充されている。また、製品販売では、新技術の獲得により、独自の新製品が開発され、競争力が強化されている。
・M&A等による技術の融合、製造場所の拡大、新規分野への進出により、新しいファインケミカル事業グループが創造されている。
[繊維資材事業]
・変遷する繊維資材ニーズにあった高付加価値製品を開発し、新規顧客が創造されている。
・消費者向けのニッチな市場を開拓している。
④取り巻く環境
世界的な人口増加や新興国の経済発展に伴う食糧需要の増加などを背景に、海外の農薬市場は長期的には拡大傾向にあります。一方、国内では、農業従事者の高齢化および後継者不足や耕作放棄地の増加などの影響により、市場縮小が継続しています。また、工業製品における製品ニーズの多様化に伴う多品種少量化の進行や求められる技術の高度化への対応など、当社グループを取り巻く環境は一段と厳しさが増していくと予想されます。
なお、新型コロナウイルス感染症が及ぼす当社グループへの影響は、食糧の安定供給に携わる農薬事業においては、軽微だと考えておりますが、ファインケミカル事業においては、サプライチェーンの川上に位置するため、その影響度については不透明な状態です。
[農薬事業]
機会(チャンス)
・世界的な食料増産と新興国の購買力増大による農薬市場の拡大
・新しい栽培技術や施用技術による防除体系の変化
・日本農産物のブランド力強化
脅威(リスク)
・生産者の高齢化による耕作地減少
・ジェネリック農薬の台頭
・農薬規制の変化
[ファインケミカル事業]
機会(チャンス)
・ファブレス(自社工場を持たないメーカー)化の進展に伴う受託増加
・顧客要求の多様化
・技術進歩による購買意欲の向上
脅威(リスク)
・顧客要求の高度化
・化学品に対する規制強化
・新興国の台頭
[繊維資材事業]
機会(チャンス)
・環境問題意識の高まりによる環境対応品の需要増
・災害に対する備えから、防災関連資材の増加
・新型コロナウイルスによる高機能素材の需要増
脅威(リスク)
・新型コロナウイルスによる繊維業界の低迷
・国内生産現場(機屋・染工場・縫製工場等)の後継者問題
・海外の低価格製品の拡大
⑤長期経営戦略
[グループ共通]
・海外市場への取り組み強化
・環境変化に対応できる人材育成設備の拡充による原価低減
・付加価値の高い製品の拡大
[農薬事業]
・農業の明日を見据えた製品開発とラインナップの強化
・グローバル化に対応した新原体の創製
[ファインケミカル事業]
・コア技術の進化と独自製品の開発
・アライアンス等による新規ビジネス創出
[繊維資材事業]
・調達供給構造の再構築
・製品開発力・収益力の強化
・各事業グループとのシナジー効果の拡大
■中期経営計画 「HOKKO Value Up Plan 2030 1st Stage for Creation」
①基本方針
企業価値向上と社会課題の解決に向け、ムリ、ムダ、ムラを排除し、筋肉質で骨太な企業体質を造り上げ、強く、豊かなHOKKOを実現します。
そのために、『収益構造改革』、『造り方改革』、『働き方改革』の三つの改革を柱とし、それぞれにKPIを設定し、進捗を管理します。
『収益構造改革』においては、「成長・財務基盤」を実現することで、安定的な売上高と収益額を確保していきます。
『造り方改革』においては、「高効率化・省力化・環境対策」を強化し、高品質・高付加価値な製品を市場に提供していきます。
『働き方改革』においては、「業務効率化・人材育成」に重視して取り組み、全ての従業員が個性と能力を十分に発揮できる環境を整備していきます。
②経営目標
次の経営指標を2025年度までに達成すること、または計画期間中維持することを目標といたします。
| 業績目標 | 目標値 |
| 売上高 | 465億円 |
| 経常利益 | 44億円 |
| KPI | 目標値 | ||
| 収益構造改革 | 収益性 | 売上高経常利益率 | 9%以上 |
| ROE | 8%以上 | ||
| 財務健全性 | 自己資本比率 | 60%以上を維持 | |
| 造り方改革 | 農薬事業 | 製造原価 (2020年度実績物量基準) | 2021~2025年 累計8億円削減 |
| ファインケミカル事業 | 製造能力 (2020年度実績出来高基準) | 2025年度に20%向上 | |
| 働き方改革 | 売上高販管費比率 (委託研究費を除く) | 17%以下 | |
上記の基本方針並びに数値目標を実現させるための具体的な事業戦略については次のとおりです。
[農薬事業]
(ア)農業の明日を見据えた製品開発とラインナップの強化
・省力化志向に対し、新たに投入する高拡散性粒剤の普及拡大に努めてまいりま
す。
・新規園芸剤の普及により、園芸剤シェアの向上を目指してまいります。
(イ)付加価値の高い製品の拡大
・スマート農業(防除AI、ドローン散布等)に対応する新規製剤を開発し、その普及拡大に努めてまいります。
・環境負荷低減のため、少量・高濃度・低投薬量散布に対応する製剤技術を確立し、その製品化を実現してまいります。
(ウ)環境変化に対応できる人材育成
・進化する農業技術を習得し、実務に活用してまいります。
・専門知識の向上に努め、その共有化を図ってまいります。
・海外展開を支える人材を育成してまいります。
(エ)海外市場への取り組み強化
・東南アジアへ普及拠点を新設してまいります。
・イプフェンカルバゾンの登録国を拡大し、その普及推進に努めてまいります。
(オ)グローバル化に対応した新原体の創製
・海外におけるマーケットや農薬規制に関する情報を収集してまいります。
・研究開発活動の効率化を進め、海外市場への展開を目指した新規原体の創製に注力してまいります。
(カ)設備の充実による原価低減
・新除草剤工場を建設し安定稼働に努めてまいります(造り方改革推進プロジェクト)。
・新規製剤の製造技術を習得し、その向上に努めてまいります。
[ファインケミカル事業]
(ア)付加価値の高い製品の拡大
・提案型受託業務を強化してまいります。
・カップリング反応における触媒配位子(リガンド)を充実してまいります。
・電子材料分野での製品成長期に合わせて、計画的な増産体制を構築してまいります。
・高機能設備を導入し、顧客ニーズへ対応してまいります。
・高度な分析機器を導入し、製品の品質を高めてまいります。
(イ)設備の充実による原価低減
・合成第9工場の自動化設備のノウハウを他工場へ展開してまいります。
・岡山工場のスマート化を推進してまいります。
・新工場の建設やスクラップ&ビルドにより、製造設備を効果的に配置してまいります。
(ウ)コア技術の深化と独自新製品の開発
・グリニャール反応工程の能力と品質の向上を目指してまいります。
・様々な金属種を利用した反応を開拓してまいります。
・自社製品(リン化合物)を活かした新しいコア技術を開発してまいります。
(エ)海外市場への取り組み強化
・ホスフィン触媒配位子の需要を発掘し、シェア拡大に努めてまいります。
・海外展示会、学会等を利用し、製品と技術をPRしてまいります。
・海外営業拠点を充実してまいります。
・海外展開を支える人材を育成してまいります。
(オ)アライアンス等による新規ビジネスの創出
・生産、販売の効率化を目的とした他社との業務提携を目指してまいります。
・アライアンス等も視野に入れた新規分野でのビジネス拡大に注力してまいります。
[繊維資材事業]
(ア)調達供給構造の再構築
・中国市場に日本製高付加価値製品を供給してまいります。
・輸入品の比率を増やし、売上・利益率の向上に努めてまいります。
・新規委託生産拠点の構築に注力してまいります。
・新規販売先を開拓してまいります。
(イ)製品開発力・収益力の強化
・環境に配慮した商品を開発し、販売を強化してまいります。
・介護・防災関連商品を開発し、販売を強化してまいります。
・企業向け完成製品の受注販売に注力してまいります。
・新基幹システムを構築し、在庫管理の強化による収益力の向上に努めてまいります。
(ウ)各事業グループとのシナジー効果の拡大
・農業従事者向けブランドを開発し、販売してまいります。
・繊維資材の専門知識を活かし、作業着、防保護具を供給することで収益の拡大に努めてまいります。
・繊維資材のサプライチェーンに防カビ剤の使用を提案してまいります。
[HOKKO業務改革推進プロジェクト]
中期経営計画を実効的に推進するため、全社的な課題に組織横断的に対応するプロジェクト
(ア)“New HOKKO Style”(新しい業務体制)の構築による業務効率性の向上、代替性の確保
・業務解析による業務改革の推進
・最適業務体制・配置の実現
・DXの推進(RPAの活用等)
(イ)高品質、低原価製品の開発・製造(良いものを安く作る)
・工場のスマート化の実現
・管理強化による在庫低減
・効果的な製造、研究設備の配置検討と提言
・新工場の建設検討(農薬:製剤工場、ファインケミカル:合成第10工場)
(ウ)人材への投資とパーヘッド生産性の向上
・全ての従業員の活躍推進
■SDGsへの取り組み
| 取り組み方針 | Social KPI | 2025年度 | 2030年度 | SDGs |
| 全ての人々が幸福である社会の実現に貢献する。 | 健康経営優良法人の認定取得(経済産業省の顕彰制度) | 2025年度までに取得 | 維持 | 8.8 |
| 製品の開発から廃棄に至る全ライフサイクルにわたり環境負荷を最小限に抑える。 | エネルギー原単位(2020年度比) | 5%以上削減 | 10%以上削減 | 7.3 |
| 農薬製品の提供を通じて、持続可能な農業を支援する。 | 高拡散性粒剤の水稲作付面積割合 | 5%以上 | 10%以上 | ![]() 2.4 8.2 |
| ファインケミカル製品の提供を通じて、産業の技術革新に貢献する。 | 新製品の上市数 | 2025年度までに累計60製品以上 | 2030年度までに累計130製品以上 | ![]() 8.2 9.5 |
| 繊維資材の提供を通じて、産業の発展と豊かな社会づくりに 貢献する。 | リサイクル繊維の使用率 | 10%以上 | 30%以上 | 12.5 |
SDGsの達成に向けた当社グループの取り組みを、総合的かつ効果的に推進するため、「SDGs委員会」を設置し、取り組みへの提言と進捗管理、評価を実施していきます。
8.8
7.3
2.4 8.2
8.2 9.5
12.5