有価証券報告書-第119期(2024/04/01-2025/03/31)
(二)指標及び目標
スペシャリティ化学への変革推進に向け、経営戦略と連動した人財戦略を定め、着実に実行していきます。
重点施策として、以下の4つを推進しています。
2025年度目標
推進している具体的な取組みは、以下のとおりです。
(a)人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する取組み
ア)女性の活躍推進・パイプラインの強化
当社グループは、女性活躍推進に特に力を入れており、管理職比率・社員比率の目標を設定し、積極的な登用・育成を通じ、あらゆる意思決定の場で活躍できる体制を構築しています。当社では、2024年度にマインドセットを目的に、管理職昇格前の女性社員を社外の異業種交流会に派遣しました。また、技術職の女性社員については社会課題でもある女性のSTEM(科学・技術・工学・数学)人財増加のため、「やまぐちダイバーシティ推進加速コンソーシアム」に参画するなど、教育機関や近隣企業と連携して育成に取り組んでいます。女性社員比率・管理職比率の向上のために、女性社員のパイプラインを整備し、研究開発部門・事業開発部門と連携し、即戦力となる経験豊かな女性キャリア採用に積極的に取り組んでいます。
イ)人財戦略推進に向けた取組み
ベーシック事業を取り巻く市場環境の急激な変化で、スペシャリティ化学企業への転換という大変革の時期に直面している当社では、社員が自らの職務に落とし込んで課題を特定し、スピーディーに行動・解決していく挑戦者になるための自己変革が必要であり、それを体現するモデルとして2024年度に「10人財」を定義しました。また、社員が自分自身のキャリアを自発的に考え自己開発ができるよう、当社ではキャリアオーナーシップを確立すべく、社内公募制を強化し積極的に実施しています。研究・知財人財面からは専門性の高いキャリア採用を強化することで、研究開発を加速させ、スペシャリティ化学の更なる飛躍を目指しています。
ウ)多様な正社員制度の導入
昨今、正社員と非正規雇用の労働者の働き方の二極化を緩和した、多元的な働き方の実現が求められています。その一環として、UBEでは、健常者・障がい者を問わず、多様な人財や働き方を受け入れ、心理的安全性が高く、各人が能力を十分に発揮できる職場環境を整備することを目的に、2024年度には職務・勤務地・労働時間を限定した「多様な正社員制度」の検討を行いました。福利厚生は原則として社員と同様とし、職務行動の評価に基づく賃金制度及び資格制度を策定しました。個人のペースに合わせた成長を支援し、正社員への転換も制度化しています。
(b)社内環境整備に関する取組み
ア)ウェルビーイングの向上
10人財・キャリアオーナーシップといった取組みにより活性化された人財を評価すべく、2024年度から新人事制度改革に着手しています。年齢や学歴に捉われず、職責の中での発揮能力の高さを評価できる制度や高度なスペシャリティを持つ人財を適切に処遇する制度の構築を目指しています。また、人財の確保が難しくなる中、経験豊かなシニア人財がより活躍できる環境を整備するため、定年延長の検討も進めています。
イ)健康経営の推進
当社グループでは、安心・安全・ウェルビーイングを実感できる健康経営を推進しています。グループ健康管理推進委員会で計画や重点項目を協議し、衛生管理者連絡会や産業医連絡会、産業保健看護職連絡会を通じて健康経営に携わる専門家が連携し諸施策を実行しています。
こうした取組みの効果もあり、2024年度の当社社員の健康経営認知度は9割を超えています。さらに当社並びに国内連結子会社の計13社が優良法人に認定され、うち宇部物流サービス㈱と㈱福島製作所の2社がブライト500、㈱ティーユーエレクトロニクスと㈱宇部総合サービスが新設のネクストブライト1000に認定されました。
当社ではプレゼンティーイズムを測定するツールとしてWFun*¹を導入し、仕事に最も影響している症状を把握し改善を行っています。その事例として、2024年度は「睡眠」「痛み」「眼」に着目し、睡眠時無呼吸症候群簡易検査や頭痛セミナー、安全衛生委員会における健康アドバイス等を実施しました。社員のヘルスリテラシー向上を目的とした取組みとしては、「男性と女性のホルモンから学ぶカラダと心の健康」のe-ラーニングを行い、多様な健康課題の理解を推進しています。健康保険組合と連携した取組みは、健康アプリ活用やスポーツジム費用補助による運動習慣定着を行い、自律的に健康増進に取り組める環境を整備しています。
*¹ WFun:健康問題による労働機能障害の程度を測定するための調査票
ウ)人権の尊重
当社グループは、企業が配慮すべき人権リスクについて、毎年リスク抽出・分析・予防・是正を行い、人権を尊重した活動に取り組んでいます。
UBEグループ人権指針のもと、グループ全体で人権教育を実施しています。2024年度は、グループ会社人事労務連絡会にて法改正時の周知・対策不足による人権侵害リスクを討議しました。また、人権週間に合わせて当社グループ全体でe-ラーニングを実施しました。
社外活動では、当社は「国連グローバル・コンパクト」に署名し、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンにおける「ヒューマンライツデューディリジェンス分科会」及び「人権教育分科会」に参加しました。宇部地区においては、宇部・山陽小野田地区企業人権教育連絡協議会の常任幹事企業として、地域近隣企業と連携し人権啓発活動に取り組んでおり、障がい者への合理的配慮の義務化、LGBTQへの理解増進、介護を理由とした不利益な扱い防止に向けた3テーマを取り上げ、自社だけでなく地区全体で人権尊重の取組みを進めています。
当社グループは、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」を推進しながら、働きやすく働きがいのある職場環境づくりとウェルビーイングの向上を重視した取組みを継続していきます。
スペシャリティ化学への変革推進に向け、経営戦略と連動した人財戦略を定め、着実に実行していきます。
重点施策として、以下の4つを推進しています。
| 重点施策(2024年度目標) | 進捗状況(2024年度実績) | |
| 人人財財のの育多成様に性関のす確る保方を針含む | 1.女性の活躍推進(国内連結) 女性社員比率 18% 女性管理職比率 6% | 1.女性の活躍推進(国内連結) 女性社員比率 2023年度 15.0% ⇒ 2024年度 16.0% 女性管理職比率 2023年度 4.6% ⇒ 2024年度 5.8% |
| 2.キャリア採用、外国人採用(国内連結) キャリア採用比率(総合職) 50%以上 外国人採用 (総合職) 複数名 | 2.キャリア採用、外国人採用(国内連結) キャリア採用比率(総合職) 51.3% 外国人採用 (総合職) 4名 | |
| 3.専門職制度、専門性の高いキャリア採用、シニア社員向け施策の充実 | 3.事業戦略に即した専門性の高い即戦力人財のタイムリーな採用、定年時評価に基づいたシニア制度 | |
| に社関内す環る境方整針備 | 4.働きやすく働きがいのある職場づくりと従業員満足度の向上 | 4.社内公募制度拡充、社内副業制度導入 男性育休取得率 86.9%(国内連結) 90.9%(UBE単独) 健康経営 優良法人認定13社(国内連結) うち2社がブライト500認定、 2社がネクストブライト1000認定 |
2025年度目標
| グローバルに推進する主な取組み | KPI | 2025年度 | |
| 多様な人財の活躍 | 人財マネジメント、人財育成 | 一人当たりの人財投資額(UBE単独) | 20万円 |
| ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進 | 女性社員比率(国内連結) | 17% | |
| 女性管理職比率(国内連結) | 6.5% | ||
| 障害者雇用率(UBE㈱/㈲リベルタス興産/㈱宇部総合サービス) | 2.7% | ||
| エンゲージメントの向上 | 離職率(UBE単独) | 1.1%以下 | |
| エンゲージメントスコア(UBE単独) | 65.0 | ||
| 働きやすい職場作り | 年休取得率(国内連結) | 95% | |
| 総実労働時間(UBE単独) | 1,900時間以下 | ||
| 男性育休取得率 取得日数20日以上(UBE単独) | 30% | ||
| 健康推進 | 喫煙率(国内連結) | 22%以下 | |
| WFunによるプレゼンティーイズム判定(UBE単独) | B |
推進している具体的な取組みは、以下のとおりです。
(a)人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する取組み
ア)女性の活躍推進・パイプラインの強化
当社グループは、女性活躍推進に特に力を入れており、管理職比率・社員比率の目標を設定し、積極的な登用・育成を通じ、あらゆる意思決定の場で活躍できる体制を構築しています。当社では、2024年度にマインドセットを目的に、管理職昇格前の女性社員を社外の異業種交流会に派遣しました。また、技術職の女性社員については社会課題でもある女性のSTEM(科学・技術・工学・数学)人財増加のため、「やまぐちダイバーシティ推進加速コンソーシアム」に参画するなど、教育機関や近隣企業と連携して育成に取り組んでいます。女性社員比率・管理職比率の向上のために、女性社員のパイプラインを整備し、研究開発部門・事業開発部門と連携し、即戦力となる経験豊かな女性キャリア採用に積極的に取り組んでいます。
イ)人財戦略推進に向けた取組み
ベーシック事業を取り巻く市場環境の急激な変化で、スペシャリティ化学企業への転換という大変革の時期に直面している当社では、社員が自らの職務に落とし込んで課題を特定し、スピーディーに行動・解決していく挑戦者になるための自己変革が必要であり、それを体現するモデルとして2024年度に「10人財」を定義しました。また、社員が自分自身のキャリアを自発的に考え自己開発ができるよう、当社ではキャリアオーナーシップを確立すべく、社内公募制を強化し積極的に実施しています。研究・知財人財面からは専門性の高いキャリア採用を強化することで、研究開発を加速させ、スペシャリティ化学の更なる飛躍を目指しています。
ウ)多様な正社員制度の導入
昨今、正社員と非正規雇用の労働者の働き方の二極化を緩和した、多元的な働き方の実現が求められています。その一環として、UBEでは、健常者・障がい者を問わず、多様な人財や働き方を受け入れ、心理的安全性が高く、各人が能力を十分に発揮できる職場環境を整備することを目的に、2024年度には職務・勤務地・労働時間を限定した「多様な正社員制度」の検討を行いました。福利厚生は原則として社員と同様とし、職務行動の評価に基づく賃金制度及び資格制度を策定しました。個人のペースに合わせた成長を支援し、正社員への転換も制度化しています。
(b)社内環境整備に関する取組み
ア)ウェルビーイングの向上
10人財・キャリアオーナーシップといった取組みにより活性化された人財を評価すべく、2024年度から新人事制度改革に着手しています。年齢や学歴に捉われず、職責の中での発揮能力の高さを評価できる制度や高度なスペシャリティを持つ人財を適切に処遇する制度の構築を目指しています。また、人財の確保が難しくなる中、経験豊かなシニア人財がより活躍できる環境を整備するため、定年延長の検討も進めています。
イ)健康経営の推進
当社グループでは、安心・安全・ウェルビーイングを実感できる健康経営を推進しています。グループ健康管理推進委員会で計画や重点項目を協議し、衛生管理者連絡会や産業医連絡会、産業保健看護職連絡会を通じて健康経営に携わる専門家が連携し諸施策を実行しています。
こうした取組みの効果もあり、2024年度の当社社員の健康経営認知度は9割を超えています。さらに当社並びに国内連結子会社の計13社が優良法人に認定され、うち宇部物流サービス㈱と㈱福島製作所の2社がブライト500、㈱ティーユーエレクトロニクスと㈱宇部総合サービスが新設のネクストブライト1000に認定されました。
当社ではプレゼンティーイズムを測定するツールとしてWFun*¹を導入し、仕事に最も影響している症状を把握し改善を行っています。その事例として、2024年度は「睡眠」「痛み」「眼」に着目し、睡眠時無呼吸症候群簡易検査や頭痛セミナー、安全衛生委員会における健康アドバイス等を実施しました。社員のヘルスリテラシー向上を目的とした取組みとしては、「男性と女性のホルモンから学ぶカラダと心の健康」のe-ラーニングを行い、多様な健康課題の理解を推進しています。健康保険組合と連携した取組みは、健康アプリ活用やスポーツジム費用補助による運動習慣定着を行い、自律的に健康増進に取り組める環境を整備しています。
*¹ WFun:健康問題による労働機能障害の程度を測定するための調査票
ウ)人権の尊重
当社グループは、企業が配慮すべき人権リスクについて、毎年リスク抽出・分析・予防・是正を行い、人権を尊重した活動に取り組んでいます。
UBEグループ人権指針のもと、グループ全体で人権教育を実施しています。2024年度は、グループ会社人事労務連絡会にて法改正時の周知・対策不足による人権侵害リスクを討議しました。また、人権週間に合わせて当社グループ全体でe-ラーニングを実施しました。
社外活動では、当社は「国連グローバル・コンパクト」に署名し、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンにおける「ヒューマンライツデューディリジェンス分科会」及び「人権教育分科会」に参加しました。宇部地区においては、宇部・山陽小野田地区企業人権教育連絡協議会の常任幹事企業として、地域近隣企業と連携し人権啓発活動に取り組んでおり、障がい者への合理的配慮の義務化、LGBTQへの理解増進、介護を理由とした不利益な扱い防止に向けた3テーマを取り上げ、自社だけでなく地区全体で人権尊重の取組みを進めています。
当社グループは、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」を推進しながら、働きやすく働きがいのある職場環境づくりとウェルビーイングの向上を重視した取組みを継続していきます。