有価証券報告書-第109期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/25 15:09
【資料】
PDFをみる
【項目】
177項目
カーボンニュートラル(CN)・循環型社会の実現に向けて、出光グループの強みである「社会実装力」を発揮し、「人々の暮らしを支える責任」と「未来の地球環境を守る責任」を果たすことを目指しています。気候変動関連対応の取り組みに関しては、2020年に賛同署名したTCFD提言のフレームワークに沿った形での情報開示を継続強化し、ステークホルダーの皆さまのご理解と協働の下で取り組みを加速させていきたいと考えています。
①ガバナンス
化石燃料販売を主たる事業とする当社にとって、気候変動対応は、最重要経営課題の一つであり、中長期の時間軸で大規模な事業ポートフォリオ転換を伴う取り組みです。取締役会は、本課題を様々な角度から多面的に捉えて経営方針を定めるとともに、その方針に基づいたアクションが、迅速かつ着実に実行されることを監督する役割を担っています。気候変動関連の主要な議案は、経営委員会に付議され、特に重要な内容は、取締役会に報告されます。これにより、取締役会は全社方針に基づいた執行が着実に行われているかを監督する体制としています。
0102010_017.png
また、カーボンニュートラル(CN)社会の実現に向けた全社課題の立案・遂行を加速させる必要があるという認識の下、2021年7月にCNX戦略室を新設、更にはグループ内での情報共有と迅速な意思決定に向けて2023年12月にCNX戦略本部を設置し、各事業部門の人員を250名規模で配置することで各プロジェクトを進めています。
※) CNX : Carbon Neutral Transformation
0102010_018.png