有価証券報告書-第126期(平成29年1月1日-平成29年12月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針及び経営戦略等
当社は、株主をはじめ全てのステークホルダーに期待され信頼されるグローバルな企業として企業価値を高めていくとともに、広く地域・社会に貢献し、快適で魅力ある新しい生活価値を創出し続けることを、会社の基本方針としております。
また、会社経営の基本精神である企業理念は次のとおりであります。
・現地現物主義に立ってお客様の期待に応え、より良い製品を責任を持って提供します。
・堅実な経営基盤をもとに時代の変化に柔軟に適応し、新しい時代を切り開きます。
・独自技術及び研究開発を充実させ、新たなニーズを積極的に開拓します。
・地球環境に責任を持った企業活動と環境に優しい技術開発を進めます。
この基本方針に則り、当社グループは、2020年を目標年度とした長期ビジョン「VISION 2020」を策定し公表しております。このビジョンの目標達成イメージは、従来から取り組んできた「世界一の現場力・開発力・技術力」と「業界No.1の収益力」の実現に加えて、「新市場への挑戦」「飽くなき技術革新」「新分野の創出」といった「新たな挑戦」を原動力として、世界一の価値をさまざまな事業領域で提供し続ける企業集団となることであります。
具体的な数値目標として、2020年に連結売上高1兆2,000億円、連結営業利益率12%以上(日本基準)などを掲げ、ビジョンの行動イメージである「Go for NEXT」を念頭に、目標達成に向けて邁進しておりましたが、「VISION 2020」を策定した2012年と現在では、当社を取り巻く環境は国際情勢の変化や技術革新など、当時の想定を超える変化を遂げております。
内外の環境変化や前中期計画の進捗状況を踏まえ、「VISION 2020」の達成に向けた最終ステージとして、また、2020年以降を見据えた施策として、2018年度を初年度とする新たな5ヵ年の中期計画を策定しております。この新中期計画では「VISION 2020」における2020年の数値目標は売上収益1兆円、事業利益1,000億円(IFRS)としており、新たな中期計画の最終年度となる2022年には売上収益1兆1,000億円、事業利益1,300億円を目指します。
具体的な経営戦略としましては、新興諸国を中心とした成長市場での拡販、欧米事業の拡大、新たな技術開発コンセプト「SMART TYRE CONCEPT」の推進、次世代新工法の導入拡大、環境対応商品の拡充、新規顧客の開拓、制振技術の普及、ヘルスケアビジネスの展開などに経営資源を投入することに加えて、2018年1月1日のスポーツ事業統合によるDUNLOPブランドの活用に注力し、持続的成長の実現を通じて企業価値の最大化を目指します。
(2)経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
今後の世界経済の見通しにつきましては、概ね堅調に推移すると予想されますが、米国における保護主義政策の進行や、英国のEU離脱によるグローバルな影響、北朝鮮や中東地域での地政学的リスクの顕在化など、景気の不確実性も一層高まっていくものと予想しています。
わが国経済においても、景気は回復傾向にあるものの、消費マインドの改善に繋がる財政不安の解消や賃上げ動向には不透明感があり、予断を許さない状況が続くものと予想しております。
このような経営環境に対応するため、当社グループは、「第2 事業の状況 4.事業等のリスク」に記載したリスク要因を踏まえながら、次のような課題に取り組んでまいります。
(タイヤ事業)
国内市場におきましては、低燃費タイヤにおけるプレゼンスの維持向上を目指して今後も新商品を順次投入してまいります。「ダンロップ」ブランドでは、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を向上させ、「より最後まで使える長持ち」を実現した乗用車用低燃費タイヤ「エナセーブ EC204(イーシー・ニーマルヨン)」や、当社従来品からライフ性能を20%以上伸ばし、耐偏摩耗性能も向上させたトラック・バス用オールシーズンタイヤ「SP680(エスピー・ロクハチゼロ)」を2018年2月から発売しました。また、「ファルケン」ブランドでは高い高速操縦安定性能と優れたウエット性能を実現した、乗用車用の新世代フラッグシップタイヤ「AZENIS FK510(アゼニス・エフケーゴーイチゼロ)」シリーズを2018年2月から発売しました。
海外市場におきましては、新興諸国での拡販を継続することに加えて、ブランド価値向上を図っている「ファルケン」タイヤで欧米における拡販を継続するほか、中国を含む新興諸国で拡大する環境規制に適合した商品の投入など、地域特性に応じた商品の投入もグローバルに進めてまいります。
開発面では、第45回東京モーターショー2017で発表しました、未来のモビリティ社会で求められる性能を実現する技術開発コンセプト「SMART TYRE CONCEPT(スマート・タイヤ・コンセプト)」を、自動車業界の技術革新による環境変化に対応すべく活用し、今後も当社独自の先進技術で魅力ある商品を具体化し、順次展開してまいります。
生産面では、世界各地での増販にあわせて供給能力を拡大してまいります。欧州、ロシア、中近東、アフリカ地域への供給に適したトルコ工場のほか、米国工場やブラジル工場、南アフリカ工場の能力増強投資を継続するなど、今後も持続的な成長を支える供給体制の構築に努めてまいります。
(スポーツ事業)
ゴルフ用品では、国内でのトップシェアを維持すべく、主力のゴルフクラブ新商品、「ゼクシオ テン」を軸に「スリクソン」、「クリーブランドゴルフ」のゴルフクラブの拡販を進めてまいります。ゴルフボールでは、高価格帯の「ゼクシオ」ブランドのほか、「スリクソン」などの新商品を順次投入します。海外市場においても国内同様、「ゼクシオ」、「スリクソン」、「クリーブランドゴルフ」ゴルフクラブの販売拡大や、「スリクソン」ゴルフボールのシェアアップなどに継続して取り組んでまいります。
テニス用品では、従来の「スリクソン」ブランドに加えて、全世界で利用可能となった「ダンロップ」ブランドを積極的に活用し、一層の拡販を進めてまいります。
ウェルネス事業では、引き続き新規出店及び会員獲得に努めてまいります。
(産業品他事業)
医療用精密ゴム部品は、2017年8月に設立を決定しました、スロベニア共和国の新拠点建設を2019年4月の稼働に向けて進めながら、欧州市場を中心にグローバル展開を継続してまいります。
制振事業では、「ミライエ」を中心にさらにラインアップを整備して、安全で高品質な商品の供給に努めてまいります。
OA機器用精密ゴム部品では、新規市場・新規顧客の開拓を進めてまいります。
インフラ系ビジネスでは、東京オリンピック・パラリンピック需要を確実に捉え、個別具体的な物件に対応し、拡販に繋げてまいります。
全ての商材において、品質や機能面で付加価値の高い商品を開発、提供することにより、更なる成長を目指してまいります。
(1)経営方針及び経営戦略等
当社は、株主をはじめ全てのステークホルダーに期待され信頼されるグローバルな企業として企業価値を高めていくとともに、広く地域・社会に貢献し、快適で魅力ある新しい生活価値を創出し続けることを、会社の基本方針としております。
また、会社経営の基本精神である企業理念は次のとおりであります。
・現地現物主義に立ってお客様の期待に応え、より良い製品を責任を持って提供します。
・堅実な経営基盤をもとに時代の変化に柔軟に適応し、新しい時代を切り開きます。
・独自技術及び研究開発を充実させ、新たなニーズを積極的に開拓します。
・地球環境に責任を持った企業活動と環境に優しい技術開発を進めます。
この基本方針に則り、当社グループは、2020年を目標年度とした長期ビジョン「VISION 2020」を策定し公表しております。このビジョンの目標達成イメージは、従来から取り組んできた「世界一の現場力・開発力・技術力」と「業界No.1の収益力」の実現に加えて、「新市場への挑戦」「飽くなき技術革新」「新分野の創出」といった「新たな挑戦」を原動力として、世界一の価値をさまざまな事業領域で提供し続ける企業集団となることであります。
具体的な数値目標として、2020年に連結売上高1兆2,000億円、連結営業利益率12%以上(日本基準)などを掲げ、ビジョンの行動イメージである「Go for NEXT」を念頭に、目標達成に向けて邁進しておりましたが、「VISION 2020」を策定した2012年と現在では、当社を取り巻く環境は国際情勢の変化や技術革新など、当時の想定を超える変化を遂げております。
内外の環境変化や前中期計画の進捗状況を踏まえ、「VISION 2020」の達成に向けた最終ステージとして、また、2020年以降を見据えた施策として、2018年度を初年度とする新たな5ヵ年の中期計画を策定しております。この新中期計画では「VISION 2020」における2020年の数値目標は売上収益1兆円、事業利益1,000億円(IFRS)としており、新たな中期計画の最終年度となる2022年には売上収益1兆1,000億円、事業利益1,300億円を目指します。
具体的な経営戦略としましては、新興諸国を中心とした成長市場での拡販、欧米事業の拡大、新たな技術開発コンセプト「SMART TYRE CONCEPT」の推進、次世代新工法の導入拡大、環境対応商品の拡充、新規顧客の開拓、制振技術の普及、ヘルスケアビジネスの展開などに経営資源を投入することに加えて、2018年1月1日のスポーツ事業統合によるDUNLOPブランドの活用に注力し、持続的成長の実現を通じて企業価値の最大化を目指します。
(2)経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
今後の世界経済の見通しにつきましては、概ね堅調に推移すると予想されますが、米国における保護主義政策の進行や、英国のEU離脱によるグローバルな影響、北朝鮮や中東地域での地政学的リスクの顕在化など、景気の不確実性も一層高まっていくものと予想しています。
わが国経済においても、景気は回復傾向にあるものの、消費マインドの改善に繋がる財政不安の解消や賃上げ動向には不透明感があり、予断を許さない状況が続くものと予想しております。
このような経営環境に対応するため、当社グループは、「第2 事業の状況 4.事業等のリスク」に記載したリスク要因を踏まえながら、次のような課題に取り組んでまいります。
(タイヤ事業)
国内市場におきましては、低燃費タイヤにおけるプレゼンスの維持向上を目指して今後も新商品を順次投入してまいります。「ダンロップ」ブランドでは、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を向上させ、「より最後まで使える長持ち」を実現した乗用車用低燃費タイヤ「エナセーブ EC204(イーシー・ニーマルヨン)」や、当社従来品からライフ性能を20%以上伸ばし、耐偏摩耗性能も向上させたトラック・バス用オールシーズンタイヤ「SP680(エスピー・ロクハチゼロ)」を2018年2月から発売しました。また、「ファルケン」ブランドでは高い高速操縦安定性能と優れたウエット性能を実現した、乗用車用の新世代フラッグシップタイヤ「AZENIS FK510(アゼニス・エフケーゴーイチゼロ)」シリーズを2018年2月から発売しました。
海外市場におきましては、新興諸国での拡販を継続することに加えて、ブランド価値向上を図っている「ファルケン」タイヤで欧米における拡販を継続するほか、中国を含む新興諸国で拡大する環境規制に適合した商品の投入など、地域特性に応じた商品の投入もグローバルに進めてまいります。
開発面では、第45回東京モーターショー2017で発表しました、未来のモビリティ社会で求められる性能を実現する技術開発コンセプト「SMART TYRE CONCEPT(スマート・タイヤ・コンセプト)」を、自動車業界の技術革新による環境変化に対応すべく活用し、今後も当社独自の先進技術で魅力ある商品を具体化し、順次展開してまいります。
生産面では、世界各地での増販にあわせて供給能力を拡大してまいります。欧州、ロシア、中近東、アフリカ地域への供給に適したトルコ工場のほか、米国工場やブラジル工場、南アフリカ工場の能力増強投資を継続するなど、今後も持続的な成長を支える供給体制の構築に努めてまいります。
(スポーツ事業)
ゴルフ用品では、国内でのトップシェアを維持すべく、主力のゴルフクラブ新商品、「ゼクシオ テン」を軸に「スリクソン」、「クリーブランドゴルフ」のゴルフクラブの拡販を進めてまいります。ゴルフボールでは、高価格帯の「ゼクシオ」ブランドのほか、「スリクソン」などの新商品を順次投入します。海外市場においても国内同様、「ゼクシオ」、「スリクソン」、「クリーブランドゴルフ」ゴルフクラブの販売拡大や、「スリクソン」ゴルフボールのシェアアップなどに継続して取り組んでまいります。
テニス用品では、従来の「スリクソン」ブランドに加えて、全世界で利用可能となった「ダンロップ」ブランドを積極的に活用し、一層の拡販を進めてまいります。
ウェルネス事業では、引き続き新規出店及び会員獲得に努めてまいります。
(産業品他事業)
医療用精密ゴム部品は、2017年8月に設立を決定しました、スロベニア共和国の新拠点建設を2019年4月の稼働に向けて進めながら、欧州市場を中心にグローバル展開を継続してまいります。
制振事業では、「ミライエ」を中心にさらにラインアップを整備して、安全で高品質な商品の供給に努めてまいります。
OA機器用精密ゴム部品では、新規市場・新規顧客の開拓を進めてまいります。
インフラ系ビジネスでは、東京オリンピック・パラリンピック需要を確実に捉え、個別具体的な物件に対応し、拡販に繋げてまいります。
全ての商材において、品質や機能面で付加価値の高い商品を開発、提供することにより、更なる成長を目指してまいります。