5214 日本電気硝子

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155項目
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有価証券報告書-第101期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/03/30 10:17
【資料】
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【項目】
155項目
文中における将来に関する事項は、提出日現在(2020年3月30日)において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、《日本電気硝子 企業理念体系》の下、世界一の特殊ガラスメーカーを目指し、材料設計・
溶融・成形・加工といった技術により様々な特性や機能を持つガラス製品を開発・生産し、市場に潤沢に供給する
ことにより、社会のニーズに対応していくことを経営の基本においています。同時に、時代に即したCSR(企業
の社会的責任)の中から重点課題を設定し活動を推進することにより、企業の社会的責務を果たしてまいりたいと
考えています。これらの取り組みを通して、社会の発展に貢献するとともに企業アイデンティティの発信にも努
め、企業価値の向上と持続的成長を図ってまいります。
《日本電気硝子 企業理念体系》
わたくしたちは、“文明の産物”の創造を通して社会に貢献するという創業の精神を、企業理念の底流をなす
ものと位置付けています。
(企業理念)
「ガラスの持つ無限の可能性を引き出し、モノづくりを通して、豊かな未来を切り拓きます。」
スローガン: GLASS FOR FUTURE
(目指すべき企業像)
「世界一の特殊ガラスメーカー」
(大切にしている価値観)
・お得意先第一 ・達成への執念 ・自由闊達 ・高い倫理観 ・自然との共生
(2) 目標とする経営指標
将来に亘る事業の存続と発展を期するためには、継続的な研究開発と成長投資、並びにこれらの活動を支える
売上と利益が不可欠であると考えています。このため、当社グループでは、売上高、営業利益、営業利益率を重
要な経営指標と位置付け、中期経営計画において目標値を設定しています。
(3) 中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題
<当社グループの経営戦略>○中長期的な成長のためのキー・ファクターとコンセプト
<キー・ファクター><コンセプト>・「企業のあり方」 ・・・・ 社会と共存し、社会に貢献する存在
・「研究開発」 ・・・・ 夢を実現するガラスの創造
・「製造プロセス」 ・・・・ 革新的なプロセスの開発
・「環境保全」 ・・・・ 持続可能なモノづくりの実現
・「人材育成」 ・・・・ 高い志と熱い心を持つプロ集団
○当社グループのビジネスモデル
・人材力、技術力を活用し、高付加価値製品、イノベーティブな製品を追求します。
・「モノづくり」(※)を通して、市場の要請に応じ、「板」、「管」、「球」、「繊維」、「粉末」、「成
形品」、薄膜・樹脂・金属等との「ハイブリッド製品」といった多種多様な形状と機能を持つガラスを提供
してまいります。
・「電子・情報」の分野ではディスプレイ用ガラス、光関連・電子デバイス用ガラスなどの、また、「機能材
料・その他」の分野ではガラスファイバ、医薬用管ガラス、耐熱ガラス、建築用ガラスなどのビジネスを展
開し、バランスの取れた事業ポートフォリオを構築してまいります。
・これらの活動を行う中で、企業の社会的責務を果たし、社会の発展に貢献するとともに、企業価値の向上と
持続的成長を図ってまいります。
(※)当社グループが目指す「モノづくり」
社会のニーズに応えるべく、最先端の技術[材料設計、製造プロセス(溶融・成形・加工)技術、評
価技術]をベースに研究開発を推進し、優れた製品を生み出し、最高水準の品質と高効率の生産によ
り、潤沢に市場に製品を供給します。そして、市場からの声を再び研究開発に活かします。こうした循
環が目指すべき「モノづくり」と考えています。
○注力する市場分野
・「自動車・輸送」、「情報通信・半導体」、「医療」、「ディスプレイ」の4分野を当社グループの中期的
な成長に直結する『拡大・強化分野』と位置付け、この分野への積極的な事業拡大と競争力強化に注力して
まいります。
・「照明」、「エネルギー」、「社会インフラ」、「家電・住設」の4分野は社会の発展とともに成長が見込
め、かつ、ガラスの機能性が発揮できる分野です。これらを『戦略的育成分野』と位置付け、この分野にお
ける新たな事業の創出に向けて研究開発を推進してまいります。
・上記の活動を通じ、各分野の以下のニーズに応えてまいります。
『拡大・強化分野』
◎自動車・輸送: 軽量化材料、車載照明、表示装置、自動運転、車載カメラ、各種電子機器
◎情報通信・半導体: 高速大容量光通信機器(5G対応)、次世代半導体(小型高精細・高機能)
◎医療: 先進医薬容器、先端医療機器・設備
◎ディスプレイ: 次世代ディスプレイ(高精細・薄型軽量・フレキシブル)
『戦略的育成分野』
◎照明: 次世代照明(省エネ、高輝度・高出力)
◎エネルギー: 再生可能エネルギーシステム、二次電池
◎社会インフラ: 高機能防火設備、高性能構造材料(安全・耐久・軽量)
◎家電・住設: 高機能家電・住設材料、多機能壁材
<中期経営計画「EGP2021」>当社は、2019年度より、「STRONG GROWTH ~ 高い志を掲げ、壁を打ち破ろう」をスローガン
に掲げ、「研究開発」「事業戦略」「戦略的投資」「CSR」を重点項目として設定し、中期経営計画「EGP
2021」を展開してまいりました。
しかしながら、計画初年度の2019年度は、ガラス繊維事業においては、欧州や中国等における需要低迷に伴う
販売不振と大幅な稼働調整によるコスト高の影響を、薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラス事業において
は、昨年下期以降のパネルメーカーの減産の影響を受け、業績は当初予想を下回る結果となりました。
こうした状況を踏まえ、2020年2月に中期経営計画「EGP2021」の一部を下記のとおり見直しました
(下線:見直し部分。[ ]:見直し前の文言又は数値)。引き続き、現計画の施策を進めるとともに新たな取
り組みを加え、全グループをあげて中期経営計画の実現に取り組んでまいります。
― 期間 ―
2019年1月1日~2021年12月31日(3か年)
― 基本方針 ―
「世界一の特殊ガラスメーカー」の実現に向け、更なる成長を目指す。
― スローガン ―
“STRONG GROWTH ~ 高い志を掲げ、壁を打ち破ろう”
(業績の力強い成長と同時に、人材の成長、技術基盤の成長、開発力の成長も図り、企業体質をより強く
“STRONG”にすることに主眼を置く。)
― 重点項目と施策 ―
①研究開発
・製品、技術、製造プロセスの一体的な開発体制構築
・マーケティング機能の拡充
・年間100億円の研究開発を実行
・「夢を形にする」研究開発の追求
②事業戦略
・ディスプレイ用ガラス事業の生産性と品質の革新
・ガラス繊維事業のグローバル生産体制の最適化と開発の強化による競争力の向上[拡大とM&Aシナジ
ーの結実]
・中国をはじめとした成長エリアにおけるプレゼンスの強化
・事業価値の評価とリソースの適切な配分
③戦略的投資
・将来成長を見据えたM&Aや他社との協業・提携等に備え、通常の設備投資のほかに、当該3か年で
約500億円の戦略的投資枠を設定
④CSR
・CSRの重点課題「環境・多様性・地域」の取り組みを通じた持続的成長と企業価値向上
― 経営目標 ―
・売上高 3,000億円[3,500億円]
(内訳)電子・情報 1,500億円[1,750億円](ディスプレイ用ガラス、光関連・電子デバイスほか)
機能材料・その他 1,500億円[1,750億円](ガラスファイバ、医療、耐熱、建築ほか)
・営業利益 250億円[350億円]
・営業利益率 8%[10%]
・目標達成年度 2021年度
― 財務方針 ―
・キャッシュ・フロー重視
・資産効率重視(金融資産・棚卸資産の圧縮、設備の生産性向上と集約)
・財務の健全性
― 利益還元方針 ―
・長期的な安定配当の継続
・株主資本配当率(DOE)2%以上
・中期経営計画達成状況に応じた弾力的な還元策の実施
重点項目の進捗と今後の取り組みについては次のとおりです。
①研究開発
重点項目進捗と今後の取り組み
・製品、技術、製造プロセスの
一体的な開発体制構築
・マーケティング機能の拡充
・年間100億円の研究開発を実
行
・「夢を形にする」研究開発の
追求
(進捗)
・製品、技術、製造プロセスの一体的な開発体制により、複数の新製
品を開発(プレスリリース実績5件)
・事業化を推進するため独立したマーケティング組織新設
・生産性の向上、エネルギーの使用量削減、環境負荷の低減を実現し
た革新的な製造プロセス技術の開発進展
(今後の取り組み)
・新製品の開発(素材だけでなくデバイス分野の開発強化)
・主要製品における革新的な製造プロセスの技術確立
・試作・評価体制強化

②事業戦略
重点項目進捗と今後の取り組み
・ディスプレイ用ガラス事業の
生産性と品質の革新
(進捗)
・高温プロセスでの寸法安定性を高めた高機能ディスプレイ用基板ガ
ラスや強度を向上させたカバーガラス(化学強化専用ガラス)を開
発、得意先でサンプル評価中
(今後の取り組み)
・革新的な製造プロセスの水平展開
・上記新製品の拡販
・ガラス繊維事業のグローバル
生産体制の最適化と開発の強
化による競争力の向上
(進捗)
・市況変化に対応した稼働調整
・新製品や製造プロセスの開発
(今後の取り組み)
グローバルで生産体制、製造プロセス、品種構成を抜本的に見直
し、生産性とコスト競争力を向上
・マレーシア…製造プロセスの改良による世界一のコスト競争力の実
現
・欧米拠点…生産性改善と黒字化の実現。米国は3工場から2工場体
制への集約
・高弾性ガラスファイバやフラットガラスファイバなどの高付加価値
製品の顧客層拡大
・市場ニーズを見据えた新製品開発の強化
・中国をはじめとした成長エリ
アにおけるプレゼンスの強化
・事業価値の評価とリソースの
適切な配分
(進捗と今後の取り組み)
・ディスプレイ用ガラス…中国において事業基盤を強化するため、中
国厦門の生産能力増強を決定。早期に立ち上げによる拡販と収益向
上。日本は市場に合わせて集約、研究開発機能を強化
・光関連・電子デバイス用ガラス…デバイスでの提案強化。引き続
き、5GやCASE(Connected、Autonomous、Shared/Service、Electric)分野向けを中心に積極的に開発を推進
・医薬用管ガラス…製造プロセスの改良により生産性と収益の向上を
図り市場成長に対応。今後、マレーシアにおいて最新鋭の設備によ
り生産能力を増強
・建築用ガラス、耐熱ガラス…特性を活かした新製品や用途開発を推
進。海外拡販に注力

③戦略的投資
重点項目進捗と今後の取り組み
将来成長を見据えたM&Aや他社との協業・提携等に備え、通常の設備投資のほかに、当該3か年で約500億円の戦略的投資枠を設定電子デバイス分野の事業拡大を目的として、LTCC(低温同時焼成セラミックス)の製造、販売の合弁事業を開始。企業戦略部において、M&Aや他社との協業・提携等のアライアンス戦略を積極的に推進

④CSR
重点項目進捗と今後の取り組み
CSRの重点課題「環境・多様性・地域」の取り組みを通じた持続的成長と企業価値向上・環境…革新的な製造プロセス技術の水平展開によるCO2削減。3
R(Reduce、Reuse、Recycle)推進による環境負荷の低減
・多様性…働き方改革の推進(RPAなどITツール活用等による業
務の効率向上、人事処遇制度の改革、在宅勤務やフレックスタイム
制度の拡充等)、障害者雇用の推進
・地域…滋賀県立大学との産学連携協定延長。地元人材への教育支援
と地域との継続的なコミュニケーションの強化

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