- #1 その他、連結財務諸表等(連結)
当連結会計年度における四半期情報等
(累計期間) | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 当連結会計年度 |
売上収益(百万円) | 276,811 | 568,707 | 847,726 | 1,118,910 |
税引前四半期(当期)利益(百万円) | 19,870 | 38,416 | 35,036 | 43,338 |
(注)2023年1月4日付で、普通株式57,055,299株を1株に株式併合したため、当連結会計年度の期首に株式併合が行われたと仮定し、基本的1株当たり親会社株主に帰属する四半期(当期)利益又は四半期損失(△)を算定しております。
2023/06/29 13:46- #2 主要な顧客に関する情報(IFRS)(連結)
3.主要な顧客ごとの情報
単一顧客として重要な顧客に対する売上収益はありません。
2023/06/29 13:46- #3 事業の内容
当社グループにおける主要な関係会社の位置づけは概ね次のとおりであります。
事業区分 | 主要製品 及び 主要な関係会社 |
特殊鋼製品 | (主要製品)<特殊鋼>工具鋼、自動車関連材料、剃刃材および刃物材、精密鋳造品、航空機・エネルギー関連材料、ディスプレイ関連材料、半導体等パッケージ材料、電池用材料<ロール>各種圧延用ロール、射出成形機用部品、構造用セラミックス部品、鉄骨構造部品 |
(主要な関係会社)(株)プロテリアル特殊鋼、(株)プロテリアル金属、(株)プロテリアル若松、(株)プロテリアルプレシジョン、(株)プロテリアル安来製作所、青山特殊鋼(株)(*)、Proterial Korea Co., Ltd.、台湾博邁立鋮股份有限公司、Proterial America, Ltd.、Proterial Hong Kong Limited、Proterial Europe GmbH、Proterial Asia Pacific Pte. Ltd.、Proterial (Thailand) Ltd.、博邁立鋮投資(上海)有限公司、博邁立鋮金属材料(蘇州)有限公司 |
(注)1.*印の会社は、持分法適用会社であります。
2023/06/29 13:46- #4 収益認識関係、財務諸表(連結)
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表注記「注19.売上収益」に同一の内容を記載しているため、記載を省略しております。
2023/06/29 13:46- #5 品質不適切行為関連費用に関する注記
前事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
当社の磁石製品、特殊鋼製品、自動車鋳物製品等において、顧客と取り決めた仕様で定められた特性について、その検査結果を書き換えた事案等の不適切行為等が確認され、顧客と取り決めた仕様を満たさない製品等が顧客に納入されていたことが確認されました。当社では、不適切行為等が確認された製品について、実際に当社が行った検査方法と顧客と取り決めた検査方法との相関関係分析、顧客立会いの下での性能確認、或いは当社にて保管している製品サンプルの再検査等の方法により検証を進めており、現時点で、性能上の不具合及び安全上の問題は確認されておりません。これらに関連する費用等を品質不適切行為関連費用として6,248百万円計上しております。
当事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
2023/06/29 13:46- #6 地域に関する情報(IFRS)(連結)
(注)売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
日本、米国及び中国を除き、外部顧客向け売上収益が重要な単一の国及び地域はありません。
2023/06/29 13:46- #7 従業員の状況(連結)
セグメントの名称 | 従業員数(人) |
特殊鋼製品 | 5,981 | [762] |
素形材製品 | 6,334 | [1,419] |
(注)従業員数は、就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時従業員(パートタイマー、嘱託契約の従業員及び派遣社員等)は、[ ]内に当連結会計年度の平均を外数で記載しております。
(2)提出会社の状況
2023/06/29 13:46- #8 注記事項-その他の収益及びその他の費用、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(注)当社及び子会社の磁石製品、特殊鋼製品、自動車鋳物製品等において、顧客と取り決めた仕様で定められた特性について、その検査結果を書き換えた事案等の不適切行為等が確認され、顧客と取り決めた仕様を満たさない製品等が顧客に納入されていたことが確認されました。当社では、不適切行為等が確認された製品について、実際に当社が行った検査方法と顧客と取り決めた検査方法との相関関係分析、顧客立会いの下での性能確認、或いは当社にて保管している製品サンプルの再検査等の方法により検証を進めており、現時点で、性能上の不具合及び安全上の問題は確認されておりません。これらに関連する費用等を品質不適切行為関連費用として計上しております。
2023/06/29 13:46- #9 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、注3.主要な会計方針についての概要における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部売上収益は市場実勢価格に基づいております。
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるセグメント情報は以下のとおりであります。
2023/06/29 13:46- #10 注記事項-報告企業、連結財務諸表(IFRS)(連結)
株式会社プロテリアル(以下、「当社」という。)は日本に拠点を置く株式会社であり、その株式を公開しておりましたが、2022年12月29日に非公開化しております。また、2023年1月4日付で日立金属株式会社は株式会社プロテリアルへ商号変更しております。
本社の住所は東京都江東区豊洲五丁目6番36号であります。当社の連結財務諸表は、当社及び子会社(以下、「当社グループ」という。)、並びにその関連会社及び共同支配企業に対する持分により構成されております。当社グループからなる企業集団は、特殊鋼製品、素形材製品、磁性材料・パワーエレクトロニクス及び電線材料の事業活動を展開しております。
2023/06/29 13:46- #11 注記事項-売上収益、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(1)収益の分解
当社グループは、注4.セグメント情報に記載のとおり、「特殊鋼製品」「素形材製品」「磁性材料・パワーエレクトロニクス」「電線材料」の4つを報告セグメントとしております。また、売上収益は製品・サービス別の事業に分解しております。これらの分解した売上収益と各報告セグメントの売上収益との関係は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
2023/06/29 13:46- #12 注記事項-子会社及び関連会社、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(2023年3月31日現在)
名 称 | 住 所 | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合(%) |
(株)プロテリアル特殊鋼 | 東京都江東区 | 特殊鋼製品 | 100.0 |
(株)プロテリアル金属 | 大阪府吹田市 | 特殊鋼製品 | 100.0 |
(株)プロテリアル若松 | 福岡県北九州市若松区 | 特殊鋼製品 | 100.0 |
(株)プロテリアルプレシジョン | 島根県安来市 | 特殊鋼製品 | 100.0 |
(株)プロテリアル安来製作所 | 島根県安来市 | 特殊鋼製品 | 100.0 |
(株)NEOMAX近畿 | 兵庫県養父市 | 磁性材料・パワーエレクトロニクス | 100.0 |
2023/06/29 13:46- #13 注記事項-繰延税金及び法人所得税、連結財務諸表(IFRS)(連結)
前連結会計年度末及び当連結会計年度末現在の繰延税金負債として認識されていない子会社の未分配利益に関連する一時差異の総額は、それぞれ169,452百万円及び193,036百万円であります。
繰延税金資産の実現可能性を評価するにあたり、当社グループは、同資産の一部又は全部が実現しない蓋然性の検討を行っております。同資産が最終的に実現するか否かは、これらの一時差異等が、将来、それぞれの納税地域における納税額の計算上、課税所得の減額あるいは税額控除が可能となる会計期間において、課税所得を計上し得るか否かによります。実現可能性は確定的ではありませんが、実現可能性の評価において、当社グループは、繰延税金負債の振り戻しの予定及び予想される将来の課税所得を考慮しております。なお、当社の将来の課税所得については、売上収益の成長見込みなど、決算日までに入手し得る情報に基づき、最善の見積りを行っております。これらの諸要素に基づき当社グループは、当連結会計年度末現在の認識可能と判断された繰延税金資産が実現する蓋然性は高いと確信しております。
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除は以下のとおりであります。
2023/06/29 13:46- #14 注記事項-重要な会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(17)消費税
顧客から預かり、税務当局に納付される消費税は、連結損益計算書上で売上収益、売上原価及び費用から除外しております。
(18)1株当たり利益
2023/06/29 13:46- #15 注記事項-金融商品、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(a) なお、純損益への振替額は、連結損益計算書において、価格リスクについては「売上原価」に、為替リスクについては主に「売上収益」「金融費用」に、金利リスクについては「売上原価」「支払利息」に含まれております。
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
2023/06/29 13:46- #16 研究開発活動
セグメントの名称 | 研究主要課題 | 研究開発費 |
特殊鋼製品 | 金型・工具、電子材料、産業機器材料、航空機・エネルギー関連材料等の分野に向けた高級特殊鋼、各種圧延用ロール等と、金属3D積層造形に関する素材、製法並びに関連技術の開発 | 3,467 |
素形材製品 | 高級ダクタイル鋳鉄製品、輸送機向け鋳鉄製品、排気系耐熱鋳鋼部品、管継手・バルブその他の設備配管機器の開発 | 2,607 |
なお、当連結会計年度のセグメント毎の研究開発活動の主要な成果は、次のとおりであります。当社は、これらの成果が、これから電動化(xEV*1)への転換が進んでいくことが見込まれる自動車関連分野のほか、産業インフラ及びエレクトロニクス関連分野における製品の軽量化、低燃費・省エネルギー化、脱炭素といった環境課題及び社会課題に貢献することを期待しております。
セグメントの名称 | 主要な成果 |
特殊鋼製品 | ・鉄鋼冷間圧延*2用として、高性能な鋳造ロールCR2(シーアールツー、Cast Roll for Cold Rolling、以下CR2)を開発し、販売を開始しました。CR2は、冷間圧延工程に求められる高い耐摩耗性(粗度維持性)や耐事故性*3を有しており、冷間圧延工程に導入されることで、生産性の向上に貢献します。 |
素形材製品 | ・3種類のニッケル基合金材を本体材質にもつバルブを商品化しました。材質は、酸化性,還元性の両環境で優れた耐食性を示すASTM A494 Gr.CW12MW(当社商品名MA276、ハステロイC-276相当)、MA276よりさらに酸化性環境での耐食性が優れているASTM A494Gr.CX2MW(当社商品名MA22、ハステロイC-22相当)、耐局部性腐食を高めた当社のオリジナル合金であるMAT21®です。生成過程で腐食性流体を取り扱っている石油化学基礎製品、誘導品工場でのプロセスで使用されます。 |
※1電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)の総称です。
2023/06/29 13:46- #17 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
(注)上記の調整額にはセグメント間の内部売上収益が含まれております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
2023/06/29 13:46- #18 設備投資等の概要
当社グループは、生産能力増強及び合理化による競争力強化のための投資を優先的に行いました。当連結会計年度の設備投資(有形固定資産及び無形資産の購入ベースの数値。使用権資産の計上額を含む。)のセグメント別内訳は次のとおりであります。
| 当連結会計年度 |
特殊鋼製品 | 11,859百万円 |
素形材製品 | 7,873 |
特殊鋼製品では、国内における電子材料分野の生産体制の構築及び工具鋼分野・産機材分野の生産設備の合理化を
行っております。
2023/06/29 13:46- #19 連結損益計算書(IFRS)(連結)
【連結損益計算書】
| | | | (単位:百万円) |
| 注記 | 前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) | | 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) |
売上収益 | 4,19 | 942,701 | | 1,118,910 |
売上原価 | | △807,516 | | △952,091 |
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