有価証券報告書-第111期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/28 14:10
【資料】
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【項目】
120項目

対処すべき課題

素形材を主力とする当社グループの経営環境は、国内鋳物市場の成熟化がすすむなか、競合の激化、事業環境の急激な変化など、依然として不透明な状況が続くものと予想されます。
こうしたなか、当社は本年12月に創業100周年を迎えるにあたり、これまで築いてきた礎をもとに更なる100年を目指すスタートの3カ年とするため、新たに制定した新経営理念を具現化すべく、「第5次3カ年計画」を策定し、以下のような取組みを推進してまいります。
1.社会における「信頼」を創造
①コンプライアンスを重視した経営活動の遂行
社会の一員として法令を遵守した経営活動を行います。あわせて環境・安全面に配慮した設備改善等を進めていきます。
②お客様からの「信頼」の創造
お客様にとって、より良い商品・サービスを提供し、様々な課題に誠実に対応していくことにより「信頼」を創造していきます。
③財務体質の更なる強化
経営環境の波に対して抵抗力のある財務体質を構築します。
2.社内における「相互信頼」の醸成と「自立人」の育成
①風土改革活動の継続
活動を通じ経営理念の浸透を図り、一体感のある風土を作っていきます。
②人材の育成
スキル面での教育の実施のみならず、自分自身で考え行動できる「自立人」の育成を行っていきます。
3.新たな領域への挑戦
①新たな分野への取組み
「挑戦する姿勢」を尊重する理念のもと、「付加価値の創出」、「新規市場・新規分野への進出・創出」に取り組みます。
②技術開発への取組み
「新規事業(素材、プロセス、用途等)への取組み」、「各事業の将来のタネの育成」、「日常の技術教育・品質の向上」の3点を課題として活動を進めます。
③海外事業への展開
中国・天津、インドネシアの2社に加え、新たな海外展開に挑戦していきます。
こうした企業体質の強化に向けた活動をグループの総力を挙げて推し進め、より一層の企業価値の増大を図ってまいります。