有価証券報告書-第12期(2024/04/01-2025/03/31)
② 戦略
当社は気候変動対策のシナリオ分析として、4℃シナリオ及び1.5℃シナリオの2つのシナリオについて実施済みです。対象は当社の事業を代表する分野であること、またポートフォリオ上でも重要度が高いことを考慮して「アルミ製品事業」のうち板事業とし、原材料調達から廃棄・リサイクルに至る全てのバリューチェーン上のリスクと機会を検討しております。
詳細につきましては、今後発行予定の統合報告書をご参照ください。
当社は気候変動対策のシナリオ分析として、4℃シナリオ及び1.5℃シナリオの2つのシナリオについて実施済みです。対象は当社の事業を代表する分野であること、またポートフォリオ上でも重要度が高いことを考慮して「アルミ製品事業」のうち板事業とし、原材料調達から廃棄・リサイクルに至る全てのバリューチェーン上のリスクと機会を検討しております。
| 4℃ | 1.5℃ | 当社グループの戦略 | ||
| 移行リスク・機会 | 炭素価格 各国の炭素排出目標/政策 | (日本やタイにおける)炭素税導入は想定されない | 炭素税が導入され、負担コストが上昇 (2050年カーボンニュートラル達成が不可欠) | Scope1・2のGHG排出削減目標の設定 (2050年カーボンニュートラルへの挑戦宣言) |
| 各国のリサイクル規制/政策 | スクラップ利用率は成り行きで推移 | スクラップ需要増によるスクラップ価格上昇、アルミニウムのリサイクル性を武器にした販売促進 | 製品におけるリサイクル率向上の推進 UACJリサイクル率の定義及び2030年度の目標を設定 川上・川下顧客とのスクラップ回収スキームの確立 | |
| エネルギーミックスの変化 | エネルギーコスト(原油等)の上昇 | アルミニウム地金製錬国でのエネルギー転換が進み、アルミニウム製錬工程のCO2排出量が低減され、他素材に対する競争力が向上 | 省エネ改善や燃料転換の実施 自社敷地内での太陽光発電の導入 再生エネルギー電力の当社グループ全体での導入(再エネ電力100%工場の誕生) | |
| 次世代技術の進展 | リサイクル原料の分別技術は進展しない | リサイクル技術開発や設備投資の増加、低CO2排出量の製錬法開発によるアルミニウム需要底上げ | ||
| 顧客の行動変化 | 運輸・包材・電気機器分野の売上増 | (脱炭素化の世界的潮流による)運輸・包材・電気機器分野の売上増 (4℃シナリオより大きい) | 環境配慮型製品ブランド 「ALmitas+ SMART」の拡大 当社独自の利用原料とGHG排出量保証 「ALmitas+ SMARTマスバランス」の提供開始 | |
| 物理的リスク・機会 | 平均気温の上昇 | 高温化に伴う作業環境悪化による生産性低下、灼熱対策コスト増 | 缶材・飲料用アルミパック・クロージャ―材の売上増、空調用フィン材の売上増 | |
| 異常気象の激甚化 | 洪水による被害増 | 洪水による被害増 (4℃シナリオより小さい) | 事業ごと・拠点ごとのBCP策定推進とレベルアップ |
詳細につきましては、今後発行予定の統合報告書をご参照ください。