有価証券報告書-第221期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/26 16:34
【資料】
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【項目】
164項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当社及び国内連結子会社は、確定給付型の制度として確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を設けております。
当社は1973年8月より従来の退職金制度に上積して連合設立厚生年金基金制度を採用しておりましたが、厚生年金基金の代行部分について、2002年10月18日に厚生労働大臣から将来分支給義務免除の認可を受け、2004年1月1日に過去分返上の認可を受けたため、2004年1月1日より厚生年金基金制度から確定給付型年金制度へ移行しております。また、2020年3月31日現在の連結子会社20社のうち、8社が確定給付企業年金制度を採用しております。
なお、従業員の退職等に際して退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。
2 確定給付制度(簡便法を適用した制度を除く。)
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
退職給付債務の期首残高10,209百万円9,674百万円
勤務費用380百万円375百万円
利息費用71百万円67百万円
数理計算上の差異の発生額△2百万円38百万円
退職給付の支払額△984百万円△808百万円
退職給付債務の期末残高9,674百万円9,347百万円

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
年金資産の期首残高5,829百万円5,816百万円
期待運用収益244百万円232百万円
数理計算上の差異の発生額32百万円△338百万円
事業主からの拠出額429百万円431百万円
退職給付の支払額△720百万円△620百万円
年金資産の期末残高5,816百万円5,522百万円

(3) 簡便法を適用した制度の退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
退職給付に係る負債の期首残高619百万円616百万円
退職給付費用73百万円89百万円
退職給付の支払額△95百万円△44百万円
新規連結に伴う増加額18百万円-百万円
退職給付に係る負債の期末残高616百万円662百万円

(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
積立型制度の退職給付債務6,777百万円6,386百万円
年金資産△5,816百万円△5,522百万円
961百万円864百万円
非積立型制度の退職給付債務3,513百万円3,622百万円
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額4,475百万円4,487百万円
退職給付に係る負債4,633百万円4,745百万円
退職給付に係る資産△158百万円△257百万円
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額4,475百万円4,487百万円

(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
勤務費用380百万円375百万円
利息費用71百万円67百万円
期待運用収益△244百万円△232百万円
数理計算上の差異の費用処理額534百万円371百万円
過去勤務費用の費用処理額-百万円-百万円
簡便法で計算した退職給付費用73百万円89百万円
確定給付制度に係る退職給付費用816百万円671百万円

(6) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
過去勤務費用-百万円-百万円
数理計算上の差異569百万円△5百万円
合計569百万円△5百万円

(7) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
未認識過去勤務費用-百万円-百万円
未認識数理計算上の差異1,141百万円1,147百万円
合計1,141百万円1,147百万円

(8) 年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
債券64%64%
株式34%32%
その他2%4%
合計100%100%

②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表している。)
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
割引率0.7%0.7%
長期期待運用収益率4.0%4.0%

(注)当社はポイント制を採用しており、退職給付債務の計算に予定昇給率は使用しておりません。