有価証券報告書-第139期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/24 9:35
【資料】
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【項目】
122項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、主に金属製品の製造販売事業を行うための設備投資計画に照らして、必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入や手形の割引等により調達しております。デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金並びに電子記録債権は、顧客の信用リスクに晒されております。また、投資有価証券は主として株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である買掛金は、1年以内の支払期日であります。また、借入金は、主に設備投資に必要な資金の調達を目的としたものであります。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社は、営業債権について、主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手先ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。連結子会社についても、同様の管理を行っております。
当期の連結決算日現在における最大信用リスク額は、信用リスクにさらされる金融資産の貸借対照表価額により表されています。
デリバティブ取引については、取引相手先を高格付を有する金融機関に限定しているため信用リスクはほとんどないと認識しております。
② 市場リスク(価額等の変動リスク)の管理
投資有価証券は、主に取引先企業との業務または資本提携等に関連する株式であり、これに対する市場価格の変動リスクについては、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握するようにしております。
デリバティブ取引についての基本方針は、取締役会で決定され、取引の実行及び管理は、管理部が行っております。なお、取引残高・損益状況については、取締役会に定期的に報告することとしております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社は、各部署からの報告に基づき管理部が適時に資金繰計画を作成・更新し、流動性リスクを管理しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定においては、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
(5) 信用リスクの集中
当期の連結決算日現在における営業債権のうち、14.8%が特定の大口顧客に対するものであります。
2 金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。市場価格のない株式等は、次表には含めておりません((注1)を参照ください)。また、現金は注記を省略しており、預金、受取手形、売掛金、買掛金及び短期借入金は短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。
前連結会計年度(2021年3月31日)
(単位:千円)
連結貸借対照表
計上額
時価差額
投資有価証券
その他有価証券527,363527,363
資産計527,363527,363
長期借入金(1年内返済長期借入金含む)1,843,6181,840,9882,629
負債計1,843,6181,840,9882,629


当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
連結貸借対照表
計上額
時価差額
投資有価証券
その他有価証券468,629468,629
資産計468,629468,629
長期借入金(1年内返済長期借入金含む)1,816,2821,809,9076,374
負債計1,816,2821,809,9076,374


(注1)市場価格のない株式等の連結貸借対照表計上額
(単位:千円)
区分2021年3月31日2022年3月31日
非上場株式4,1484,148

これらについては、「投資有価証券」には含めておりません。
(注2)金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2021年3月31日)
(単位:千円)
区分1年以内1年超5年以内5年超10年以内10年超
現金及び預金2,519,662
受取手形及び売掛金1,220,318
合計3,739,981

当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
区分1年以内1年超5年以内5年超10年以内10年超
現金及び預金2,857,236
受取手形184,907
売掛金822,217
合計3,864,361

(注3)長期借入金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2021年3月31日)
(単位:千円)
区分1年以内1年超2年以内2年超3年以内3年超4年以内4年超5年以内5年超
短期借入金1,050,000
長期借入金627,576511,896407,866282,85013,430
合計1,677,576511,896407,866282,85013,430


当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
区分1年以内1年超2年以内2年超3年以内3年超4年以内4年超5年以内5年超
短期借入金850,000
長期借入金642,504535,784416,148144,03877,808
合計1,492,504535,784416,148144,03877,808

(3) 金融商品の時価の適切な区分ごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により算定した時価
レベル2の時価:レベル1のインプット以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:重要な観察できないインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
① 時価をもって連結貸借対照表計上額とする金融資産
当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
投資有価証券
その他有価証券株式
468,629468,629
資産計468,629468,629

② 時価をもって連結貸借対照表計上額としない金融負債
当連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:千円)
区分時価
レベル1レベル2レベル3合計
長期借入金
(1年内返済長期借入金含む)
1,809,9071,809,907
負債計1,809,9071,809,907

(注) 時価の算定に用いた評価技法及びインプットの説明
投資有価証券
これらの時価については、株式は取引所の価格によっております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。
長期借入金
これらの時価については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。