有価証券報告書-第70期(2025/04/01-2026/03/31)

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2026/06/25 10:28
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152項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財務状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加が内需を押し上げた一方で、世界的な政治・社会情勢の不確実性やインフレによる景気減速リスクは依然として大きく、先行きは不透明なまま推移いたしました。
このような状況のもと、当社は、総合厨房機器メーカーとして、食中毒や異物混入問題といった「食の安全・安心」という基本的課題に真摯に向き合い、労働人口減少社会にも対応できる自動化・省力化を突き詰めた製品の開発に努め、また様々な顧客ニーズに対応した厨房機器・厨房システムの提案を心がけることで、業績の向上に取り組んでまいりました。
以上の結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(財政状態)
当事業年度末の総資産は、338億99百万円(前年同期比34億33百万円増)となりました。
当事業年度末の負債は、114億24百万円(前年同期比14億6百万円増)となりました。
当事業年度末の純資産は、224億75百万円(前年同期比20億26百万円増)となりました。
(経営成績)
売上高は、学校関連及び外食産業の受注が好調であったことから、売上高は過去最高の410億8百万円(前年同期比2.7%増)となりました。利益面につきましては、物価高騰の影響を受けつつも、生産効率の改善が奏功した結果、売上総利益率は向上いたしました。一方、持続的な成長基盤の構築に向け、人的資本への先行投資を戦略的に強化した結果、販売費及び一般管理費は前年を上回りました。これらの結果、営業利益は30億49百万円(前年同期比15.9%増)、経常利益は31億69百万円(前年同期比13.6%増)、当期純利益は22億10百万円(前年同期比22.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
イ.業務用厨房機器製造販売事業
業務用厨房機器製造販売事業につきましては、売上高は409億7百万円(前年同期比2.7%増)、セグメント利益は30億1百万円(前年同期比16.4%増)となりました。
ロ.不動産賃貸事業
不動産賃貸事業につきましては、売上高は1億1百万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は47百万円(前年同期比8.7%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、35億31百万円(前年同期比5億34百万円増)となりました。
各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は5億59百万円(前年同期は獲得した資金5億44百万円)となりました。これは主に仕入債務が13億8百万円減少、法人税等の支払額が12億19百万円あったものの、税引前当期純利益が31億31百万円あったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は14億91百万円(前年同期は使用した資金は39億32百万円)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が10億40百万円、投資有価証券の取得による支出が2億30百万円あったことなどによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は14億66百万円(前年同期は獲得した資金5億74百万円)となりました。これは主に配当金の支払額が5億44百万円、自己株式の取得による支出が2億48百万円あったものの、長期借入金による収入が12億円、短期借入金が10億円増加したことなどによるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
イ.生産実績
当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高
(千円)
前年同期比
(%)
業務用厨房機器製造販売事業25,862,449+1.3

(注)上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。
ロ.商品仕入実績
当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称商品仕入高
(千円)
前年同期比
(%)
業務用厨房機器製造販売事業21,014,141+0.2

(注)上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。
ハ.受注実績
当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高
(千円)
前年同期比
(%)
受注残高
(千円)
前年同期比
(%)
業務用厨房機器製造販売事業41,051,026+1.88,585,981+1.7

(注)1.金額は販売価格で表示しております。
2.上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。
ニ.販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高
(千円)
前年同期比
(%)
業務用厨房機器製造販売事業40,907,271+2.7
不動産賃貸事業101,520+0.1
合計41,008,792+2.7

(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前事業年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当事業年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
日本マクドナルド株式会社5,236,45413.14,829,57211.8

2.金額は販売価格で表示しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 当事業年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.当事業年度の財政状態及び経営成績
当社の経営成績は、学校関連及び外食産業の受注が好調であったことから、売上高は過去最高の410億8百万円(前年同期比2.7%増)となりました。
営業損益は、物価高騰の影響を受けつつも、生産効率の改善が奏功した結果、売上総利益率は向上いたしました。一方で、持続的な成長基盤の構築に向け、人的資本への先行投資を戦略的に強化した結果、販売費及び一般管理費は前年を上回り、営業利益は30億49百万円(前年同期比15.9%増)となりました。
経常損益は、仕入割引の減少、借入増加による支払利息の増加等により営業外収益及び営業外費用が1億20百万円の利益(純額)(前年同期比23.7%減)となり、その結果、経常利益は31億69百万円(前年同期比13.6%増)となりました。
税引前当期純損益は、特別利益及び特別損失が38百万円の損失(純額)(前事業年度は60百万円の損失(純額))となり、その結果、税引前当期純利益は31億31百万円(前年同期比14.7%増)となりました。
当期純損益は、法人税、住民税及び事業税が8億81百万円(前年同期比12.3%減)、法人税等調整額が39百万円(前事業年度は△83百万円)となり、その結果、当期純利益は22億10百万円(前年同期比22.3%増)となりました。
当社の財政状態は、当事業年度末の総資産は、338億99百万円(前年同期比34億33百万円増)となりました。これは主に現金及び預金が5億34百万円、売掛金が13億1百万円、土地が6億99百万円、投資有価証券が8億92百万円増加したことによるものです。特に、土地の購入は中長期的な収益基盤の拡大を目的としており、今後の成長に寄与することが期待されます。
負債は、114億24百万円(前年同期比14億6百万円増)となりました。これは主に電子記録債務が10億9百万円、未払法人税等が3億44百万円減少した一方で、長期借入金が11億52百万円、短期借入金が10億円、その他流動負債が5億36百万円増加したことによります。
純資産は、224億75百万円(前年同期比20億26百万円増)となりました。これは主に剰余金の配当が5億44百万円あったものの、当期純利益を22億10百万円計上し、評価・換算差額等が4億67百万円増加したことなどによるものです。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
・業務用厨房機器製造販売事業
業務用厨房機器製造販売事業につきましては、売上高は409億7百万円(前年同期比2.7%増)となりました。
利益面につきましては、物価高騰の影響を受けつつも、生産効率の改善が奏功した結果、売上総利益率は向上いたしました。一方で、持続的な成長基盤の構築に向け、人的資本への先行投資を戦略的に強化した結果、販売費及び一般管理費は前年を上回り、セグメント利益は30億1百万円(前年同期比16.4%増)となりました。
・不動産賃貸事業
不動産賃貸事業につきましては、売上高は1億1百万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は47百万円(前年同期比8.7%減)となりました。
ロ.経営成績に重要な影響を与える要因
業務用厨房機器製造販売事業は、主として、学校給食センターなどの学校給食部門や病院福祉給食、社員食堂や学生食堂などの事業所給食、弁当惣菜工場・農畜産物加工場などの食品加工業、大手外食チェーン店などの外食産業を最重要マーケットとして、業務用厨房機器の製造、販売を行っております。
官公庁向けについては政府及び地方自治体の政策によって決定される公共投資の動向が、民間設備投資については景気動向等が売上高、利益に重要な影響を与える要因となります。
当社は、現在の厳しい経営環境を乗り切るために、業務の効率化に対する意識が高まってきた社会のトレンドをとらえ、衛生的で合理的な厨房システム機器や環境にも配慮した省エネタイプの製品開発等に力を注ぎながら、前述の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に記載している事項にそって、営業力の強化・製品開発力の強化を図ってまいります。
不動産賃貸事業は、空室率の状況、賃料水準の変動、近隣賃貸不動産の供給状況等不動産市場の動向が売上高、利益に重要な影響を与える要因となります。
ハ.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
第70期の達成進捗状況は以下のとおりです。
売上高は学校給食部門の受注が主軸を保つなか、外食産業の受注が好調であったことから、売上高が増加し、計画比10億8百万円増(2.5%増)となりました。また、価格転嫁も進んで利益率が予想値より好転して、営業利益が計画比10億49百万円増(52.5%増)、経常利益が計画比10億69百万円増(50.9%増)、当期純利益が計画比7億10百万円増(47.3%増)となりました。
指標2026年3月期
計画
(2025年5月9日発表)
2026年3月期
実績
2026年3月期
計画比
売上高40,000百万円41,008百万円1,008百万円( 2.5%増)
営業利益2,000百万円3,049百万円1,049百万円(52.5%増)
経常利益2,100百万円3,169百万円1,069百万円(50.9%増)
当期純利益1,500百万円2,210百万円710百万円(47.3%増)


② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性
イ.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当社の当事業年度のキャッシュ・フローは、現金及び現金同等物の残高が5億34百万円増加いたしました。これは、営業活動で税引前当期純利益の計上等により5億59百万円得られたものの、投資活動で固定資産の取得等により14億91百万円支出、財務活動で配当金の支払額等があったものの、長期借入れによる収入、短期借入金の増加により14億66百万円得られたためであります。
ロ.資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、原材料及び商品の仕入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的としての資金需要は、主に固定資産の購入と投資有価証券の取得等によるものであります。
当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金は自己資金及び金融機関からの借り入れを基本としております。
なお、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は40億95百万円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は35億31百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1. 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載のとおりであります。この財務諸表の作成に当たり、決算日における資産・負債及び決算期間における収益・費用に影響を与える項目について見積りを行い、その見込額を計上しております。なお、実際の結果はこの見積りと異なる場合があります。
なお、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りを用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1. 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。

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