四半期報告書-第68期第3四半期(平成27年2月1日-平成27年4月30日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における国内経済は、米国の利上げによる新興国経済への影響や中国経済の減速、円安による輸入原材料の高騰など不透明感は依然として残っているものの、政府・日銀の財政政策や金融緩和を背景に株高が進行し、緩やかな景気回復が続いております。また、雇用・所得の改善による個人消費の持ち直しや世界経済の緩やかな拡大などを背景とした企業業績の改善がみられ、国内景気は緩やかに成長するものと予想されます。
鋼製物置業界におきましては、需要動向に直接関連する2014年度の新設住宅着工戸数が消費税増税前の駆け込み需要の反動で5年ぶりに減少しました。特に新設戸建住宅においては、前年度比21.1%減と、極めて厳しい状況で推移いたしました。一方オフィス家具業界につきましては、景気回復を背景に、業績が好調な企業を中心としたオフィスの移転需要やリニューアル需要は回復してまいりました。
このような経営環境のもと、当社グループは新製品の投入など積極的な営業活動に努めるとともに、生産性の向上に向け、富岡新工場の建設や製販システムの刷新に取り組んでおります。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は22,446百万円(前年同期比3.0%減)となりました。損益面につきましては、主に鋼製物置の売上が減少したことにより、経常利益1,106百万円(前年同期比43.3%減)となりました。四半期純利益は、前年同期に旧大和工場跡地売却等により特別利益に有形固定資産売却益655百万円を計上していたことの反動の影響もあり、前年同期比60.6%減の630百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(鋼製物置)
鋼製物置セグメントにおきましては、平成27年2月に小型収納庫「シンプリーMJXタイプ」、同年3月に小型収納庫「アイビーストッカーBJXタイプ」を発売することで、製品の品揃え強化・販売力の拡大を図りましたが、消費税増税前の駆け込み需要の反動減を補えず、売上の減少を余儀なくされました。この結果、売上高は14,521百万円(前年同期比7.9%減)、セグメント利益は1,628百万円(前年同期比31.8%減)となりました。
(オフィス家具)
オフィス家具セグメントにおきましては、平成27年1月に多彩なレイアウトを可能にする大型連結テーブル
「Frei(フレイ)」、利便性や耐久性などコストパフォーマンスの良さを追求した書庫「Line Unit TF(ラインユニット ティーエフ)」及び「DuENA(デュエナ)・H700」の新製品を投入することで、
イナバブランドの売上は堅調に推移いたしました。また、オフィスの移転需要やリニューアル需要の回復に伴い、OEM先向けの売上も回復したことから、前年同期に比べ、売上は増加いたしました。この結果、売上高は7,924百万円(前年同期比7.6%増)、セグメント利益は42百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、215百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに決定した設備の計画は次のとおりであります。
(主要な設備の新設)
① 設備投資の内容
② 導入の時期
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における国内経済は、米国の利上げによる新興国経済への影響や中国経済の減速、円安による輸入原材料の高騰など不透明感は依然として残っているものの、政府・日銀の財政政策や金融緩和を背景に株高が進行し、緩やかな景気回復が続いております。また、雇用・所得の改善による個人消費の持ち直しや世界経済の緩やかな拡大などを背景とした企業業績の改善がみられ、国内景気は緩やかに成長するものと予想されます。
鋼製物置業界におきましては、需要動向に直接関連する2014年度の新設住宅着工戸数が消費税増税前の駆け込み需要の反動で5年ぶりに減少しました。特に新設戸建住宅においては、前年度比21.1%減と、極めて厳しい状況で推移いたしました。一方オフィス家具業界につきましては、景気回復を背景に、業績が好調な企業を中心としたオフィスの移転需要やリニューアル需要は回復してまいりました。
このような経営環境のもと、当社グループは新製品の投入など積極的な営業活動に努めるとともに、生産性の向上に向け、富岡新工場の建設や製販システムの刷新に取り組んでおります。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は22,446百万円(前年同期比3.0%減)となりました。損益面につきましては、主に鋼製物置の売上が減少したことにより、経常利益1,106百万円(前年同期比43.3%減)となりました。四半期純利益は、前年同期に旧大和工場跡地売却等により特別利益に有形固定資産売却益655百万円を計上していたことの反動の影響もあり、前年同期比60.6%減の630百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 売上高(百万円) | セグメント利益(百万円) | ||||
前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 増減 | 前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 増減 | |
鋼製物置 | 15,768 | 14,521 | △1,246 | 2,389 | 1,628 | △760 |
オフィス家具 | 7,362 | 7,924 | 562 | 43 | 42 | △0 |
合計 | 23,130 | 22,446 | △683 | 2,432 | 1,671 | △761 |
(鋼製物置)
鋼製物置セグメントにおきましては、平成27年2月に小型収納庫「シンプリーMJXタイプ」、同年3月に小型収納庫「アイビーストッカーBJXタイプ」を発売することで、製品の品揃え強化・販売力の拡大を図りましたが、消費税増税前の駆け込み需要の反動減を補えず、売上の減少を余儀なくされました。この結果、売上高は14,521百万円(前年同期比7.9%減)、セグメント利益は1,628百万円(前年同期比31.8%減)となりました。
(オフィス家具)
オフィス家具セグメントにおきましては、平成27年1月に多彩なレイアウトを可能にする大型連結テーブル
「Frei(フレイ)」、利便性や耐久性などコストパフォーマンスの良さを追求した書庫「Line Unit TF(ラインユニット ティーエフ)」及び「DuENA(デュエナ)・H700」の新製品を投入することで、
イナバブランドの売上は堅調に推移いたしました。また、オフィスの移転需要やリニューアル需要の回復に伴い、OEM先向けの売上も回復したことから、前年同期に比べ、売上は増加いたしました。この結果、売上高は7,924百万円(前年同期比7.6%増)、セグメント利益は42百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、215百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに決定した設備の計画は次のとおりであります。
(主要な設備の新設)
① 設備投資の内容
イ.目的 | 主に鋼製物置セグメントの大型製品の生産能力増強に対応するため、新工場を建設するものであります。 加えて、既存2工場(犬山工場(愛知県)、柏工場(千葉県))に新工場を加えた3工場体制とすることで、BCP対策(事業継続計画)の強化を図るものであります。 | |
ロ.名称 | 株式会社稲葉製作所 富岡工場 | |
ハ.所在地 | 群馬県富岡市原550番1、他 | |
ニ.敷地面積 | 293,763㎡(公簿面積、既に取得済み) | |
ホ.建物構造・面積 | 鉄骨造・一部2階建 延22,446.87㎡ | |
ヘ.投資予定金額 | 約4,900百万円 |
② 導入の時期
イ.着工 | 平成26年10月 | |
ロ.建物完成 | 平成27年10月(予定) | |
ハ.生産設備等設置開始 | 平成27年11月(予定) | |
ニ.設備完成・稼働開始 | 平成28年4月(予定) |