有価証券報告書-第68期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 10:15
【資料】
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【項目】
68項目

業績等の概要

(1)業績
当事業年度における日本の国内の景気感は政府の政策効果と原油安の効果もあり、足元の国内景気は穏やかな回復が続いており、先行きも期待できます。
そして、工作機械業界に於いても好調で、北米や中国での投資が拡大し、受注実績で平成19年に記録した過去最高の1兆5千900億円を超えるとの見方も有り、今後も内需、外需とも堅調に推移すると見込まれます。
一方、当社が所属する自動車関連業界の平成26年度の受注状況は、中国当局の引き締め、資金不足、経済の減速懸念で引き合い案件は先延ばしになって低調でした。
従って、当社ではこのような環境の中でも売上を上げるべく、海外営業(特に中国)をターゲットに新規の大口の受注を目指して、現地の商社やディーラーとタイアップして営業活動をしてきた結果、GM中国の新規の大型案件の受注ができました。
この結果、当事業年度の業績は、売上高1,747,280千円(前年同期比16.0%減)、営業利益71,061千円(同40.1%減)、経常利益82,804千円(同35.1%減)、当期純利益50,533千円(同50.0%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業収入が1,570,418千円(同17.3%減)と低水準となったことにより、前事業年度末に比べ84,843千円減少し、当事業年度末には128,645千円(同39.7%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は、56,007千円(同79.0%減)となりました。これは主に営業収入が1,570,418千円(前年同期比17.3%減)と減少しましたが、原材料又は商品の仕入れによる支出が437,193千円(同26.1%減)減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、得られた資金は32,184千円(同42.6%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が10,816千円、定期預金の預入による支出11,000千円及びゴルフ会員権の取得による支出4,000千円がありましたが貸付金の回収による収入が56,000千円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は66,760千円(同12.3%減)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出48,000千円と配当金の支払11,967千円があったことによるものであります。