有価証券報告書-第116期(2025/04/01-2026/03/31)
<人材の育成に関する方針>人材育成においては、企業理念「TSUBAKI SPIRIT」に定める「行動原則」を日々の業務で体現すべく、①変革意欲を持ってチャレンジを続ける、②常に高いスキルとその向上を求め続ける、③自己の責任を認識して主体的に行動できることを目標としています。職種を問わず、様々な育成機会を体系的・計画的に提供するとともに、若手従業員については5年間の中期的な人材育成計画表を実行することによって、一人ひとりの確実な成長を支援しています。
当社グループの成長の原動力は、1917年の創業以来、モノづくり企業として磨き続けてきた技術力と熟練技能にあります。次世代への技術伝承・強化をねらいに、1998年4月に若手技術者向けの「つばきテクノスクール」を開校し、その後、技能系、営業系とカリキュラムの充実を図り、現在は技術者向けの「テクノスクール」、技能者向けの「技能スクール」、事務・営業職向けの「ビジネススクール」を開校しています。それぞれの研修内容の充実を図るとともに、新たな技術・技能の導入に対応し、DX関連の研修も行っています。また、グループ全体の技能の相互研鑽、発表の場として「つばき技能オリンピック」を毎年開催しています。これら機能別研修と、職種横断の階層別研修を組み合わせることにより、従業員の能力向上意識を高め、技術・技能レベルを高めるという好循環を生み出しております。
その他、次世代経営リーダー育成のための選抜研修、グローバル人材育成プログラムも実施しています。
また、グローバル化の進展により、当社グループの2025年度の海外売上高比率は63.3%であり、海外従業員比率も55.5%となりました。このような状況のもと、グローバル人材の育成・強化は当社グループの継続する重要課題のひとつです。2010年度より、語学と国際的ビジネスマナーの習得および異文化への理解促進を目的に、海外子会社に若手従業員を研修生として1年間派遣する「海外トレーニー制度」を導入し、これまでに約140名の若手従業員を派遣しました。その他、グローバル人材育成プログラムに基づき、グローバル人材の育成・強化に努めています。
当社における教育体系・内容は、以下のとおりです。

<社内環境整備に関する方針>当社グループは、役割主義・成果主義をベースに、「ダイバーシティ」をキーワードにした人事制度改革を推進しています。また多様な従業員が個々の能力を最大限発揮できるよう、当社では2018年度より「働き方改革」を推進し、効率的な働き方、柔軟な働き方を実現するための諸施策を展開しています。国籍や性別、年齢に関係なく、様々な人が公正に評価され、安心していきいきと働くことのできる職場環境の整備に取り組んでいます。
〇ダイバーシティの推進
a.女性の活躍:当社では、世間に先駆けて男女同一賃金を導入し、女性従業員が出産後も安心して働き続けられる人事制度を整備してきました。正社員の女性従業員比率をさらに高めるため(2026年4月現在 10.5%)、女性従業員による学生への仕事紹介を行うなど、積極的な採用活動を行っています。また、優秀な従業員には性別を問わず積極的に昇格の機会を与え、女性従業員の役職登用を進めています。加えて、働き方改革の推進、社内周知や管理職教育による育児休職を取得しやすい環境整備、出産後も女性が働きやすい環境整備を進め、2025年度の産休・育休後の復職率は98.4%でした。また、男性の育児休職取得者数は37名、取得率は前年よりやや低下したものの、41.1%でした。
b.障がい者雇用の促進:障がいのある方々が個々の能力や適性を生かした業務に従事できるように職場環境を整備し、製造現場、管理事務、健康管理など、幅広い分野での雇用拡大に努めています。2020年度には、特例子会社を設置してさらなる雇用促進を図り、当社の法定雇用率を6年連続して達成しています。今後は、ダイバーシティ推進の核として、さらなる雇用拡大を図っていきます。
c.シニアの活躍:2020年4月に、60歳定年を65歳に延長する「65歳定年制」を導入しました。「65歳定年制」導入と合わせ処遇も改善し、60歳時点での退職は約3%の低水準を実現しています。また、定年延長に合わせ、50歳の節目に実施するキャリア研修の充実も図り、65歳までの就業意欲の維持、継続学習する姿勢を促す内容へと改訂し、対象者の意識・役割転換を支援しています。
d.外国人雇用の拡大:多様な考え方をイノベーション創出、事業成長につなげるため、外国人雇用の拡大に取り組んでおり、2030年度には85名を目標にしています(2026年3月現在 従業員31名、執行役員1名)。
〇働き方改革の取り組み
当社では、2018年度より効率的な働き方・柔軟な働き方を実現するため「働き方改革」を推進し、フレックス勤務、裁量労働、在宅勤務などの諸施策を導入するとともに、労使委員会にて長時間労働削減、有給休暇取得促進に向けた取り組みを労使共同で行っています。さらに、本社・大阪支社、東京支社ではフリーアドレス制を導入し、コミュニケーションと業務効率を確保したオフィスレイアウトにしています。また、活気ある職場風土を目指して肩書での呼びかけや記載をなくし、工場以外の拠点ではオフィスカジュアルな服装を推奨する「つばきSTYLE」の取り組みを進めています。
〇従業員エンゲージメント
「高い従業員エンゲージメント」とは、職場環境、心理面、その両面において安全で働きやすい職場環境のもと、従業員が会社の存在意義(パーパス)を理解・共感し、自らも主体的、自発的にその実現に貢献したいという意欲をもって活動する状態と考えています。企業理念「TSUBAKI SPIRIT」の理解を深めるために、あらゆる階層別研修にて講義やグループ討議を行うとともに、社内報や社内ポータルサイトでも日常的に啓発活動を行っています。また、経営方針や会社業績をタイムリーに従業員が共有できるよう、トップメッセージや社長による業況説明動画の配信、さらに経営層と従業員の直接対話の機会も積極的に設けています。人材育成や人事評価をはじめとする人事制度は従業員エンゲージメントの向上を主たる狙いとしており、2022年度からは従業員の挑戦意欲を喚起する新事業提案制度「T-Startup」をスタートさせました。
さらに当社では、従業員意識調査の定期実施による従業員と組織風土のモニタリングを行い、従業員の声を組織運営に反映させるなど、組織風土の改善に役立てています。
〇安全衛生の推進
当社グループは、企業理念「TSUBAKI SPIRIT」の行動原則に「安全・品質を第一に、つばきブランドに誇りを。」を掲げ、「安全衛生基本方針」のもと、労働災害の防止に取り組んでいます。 2009年2月には「つばきグループ安全衛生委員会」を発足し、国内グループ全体の安全衛生レベル向上のための活動を推進しています。
<安全衛生基本方針>安全はすべてに優先する。私たちは、安心して笑顔で働ける職場を目指します。
“安心な職場づくり” “安全なモノづくり” “実行する人づくり”
当社グループの安全衛生活動は、働くすべての人が「会社に来た姿のまま無事にカエル」ことを目的とし、日々平穏な生活が続けられるよう、「リスク管理」「設備・環境の整備」「人(安全人間)づくり」の三本柱で展開しています。2025年度もリスク低減活動である、動画によるリスクアセスメントを実施しましたが、残念ながら重篤災害が発生致しました。2026年度は、この重篤災害再発防止のため、全機械設備の危険源に対しての安全チェックと作業者への安全教育に注力したいと考えております。
〇健康経営の推進
当社グループ は、2022年8月に「健康宣言」を発出するとともに、基本方針を制定し、社内外の環境変化を踏まえた活動強化を図っております。従業員がイキイキと活躍し、自主性と創造性を発揮できる企業(全員快勤)を目指し、個人の健康、組織の健康の2方向から従業員家族も含めた健康経営を推進してまいります。
「個人の健康」では、従業員が自分の健康状態を適切に把握し、治療や定期観察を適切に行うとともに、今後の健康に向けて生活習慣の改善を図ることを支援していきます。2025年度は、健康診断結果に基づき、生活習慣病等の高リスク者の重症化予防に関する取り組みを行いました。また、幹部職を対象に、女性の健康をはじめとするヘルスリテラシーを向上させるため、健康知識に関するeラーニングを実施しました。
「組織の健康」では、従業員が安心してイキイキと活躍できるよう長時間労働の削減、有給休暇取得促進に向けた労使活動を展開するとともに、組織コミュニケーション向上のために半期ごとの上司部下間の個別面談を義務付け、若手・中堅社員にはキャリア面談も実施しています。さらに上司のコミュニケーション力を向上させるための研修も継続的に行っています。
このような取り組みを行った結果、昨年に続き、健康経営優良法人2026の認定を受けることができました。
当社グループの成長の原動力は、1917年の創業以来、モノづくり企業として磨き続けてきた技術力と熟練技能にあります。次世代への技術伝承・強化をねらいに、1998年4月に若手技術者向けの「つばきテクノスクール」を開校し、その後、技能系、営業系とカリキュラムの充実を図り、現在は技術者向けの「テクノスクール」、技能者向けの「技能スクール」、事務・営業職向けの「ビジネススクール」を開校しています。それぞれの研修内容の充実を図るとともに、新たな技術・技能の導入に対応し、DX関連の研修も行っています。また、グループ全体の技能の相互研鑽、発表の場として「つばき技能オリンピック」を毎年開催しています。これら機能別研修と、職種横断の階層別研修を組み合わせることにより、従業員の能力向上意識を高め、技術・技能レベルを高めるという好循環を生み出しております。
その他、次世代経営リーダー育成のための選抜研修、グローバル人材育成プログラムも実施しています。
また、グローバル化の進展により、当社グループの2025年度の海外売上高比率は63.3%であり、海外従業員比率も55.5%となりました。このような状況のもと、グローバル人材の育成・強化は当社グループの継続する重要課題のひとつです。2010年度より、語学と国際的ビジネスマナーの習得および異文化への理解促進を目的に、海外子会社に若手従業員を研修生として1年間派遣する「海外トレーニー制度」を導入し、これまでに約140名の若手従業員を派遣しました。その他、グローバル人材育成プログラムに基づき、グローバル人材の育成・強化に努めています。
当社における教育体系・内容は、以下のとおりです。

<社内環境整備に関する方針>当社グループは、役割主義・成果主義をベースに、「ダイバーシティ」をキーワードにした人事制度改革を推進しています。また多様な従業員が個々の能力を最大限発揮できるよう、当社では2018年度より「働き方改革」を推進し、効率的な働き方、柔軟な働き方を実現するための諸施策を展開しています。国籍や性別、年齢に関係なく、様々な人が公正に評価され、安心していきいきと働くことのできる職場環境の整備に取り組んでいます。
〇ダイバーシティの推進
a.女性の活躍:当社では、世間に先駆けて男女同一賃金を導入し、女性従業員が出産後も安心して働き続けられる人事制度を整備してきました。正社員の女性従業員比率をさらに高めるため(2026年4月現在 10.5%)、女性従業員による学生への仕事紹介を行うなど、積極的な採用活動を行っています。また、優秀な従業員には性別を問わず積極的に昇格の機会を与え、女性従業員の役職登用を進めています。加えて、働き方改革の推進、社内周知や管理職教育による育児休職を取得しやすい環境整備、出産後も女性が働きやすい環境整備を進め、2025年度の産休・育休後の復職率は98.4%でした。また、男性の育児休職取得者数は37名、取得率は前年よりやや低下したものの、41.1%でした。
b.障がい者雇用の促進:障がいのある方々が個々の能力や適性を生かした業務に従事できるように職場環境を整備し、製造現場、管理事務、健康管理など、幅広い分野での雇用拡大に努めています。2020年度には、特例子会社を設置してさらなる雇用促進を図り、当社の法定雇用率を6年連続して達成しています。今後は、ダイバーシティ推進の核として、さらなる雇用拡大を図っていきます。
c.シニアの活躍:2020年4月に、60歳定年を65歳に延長する「65歳定年制」を導入しました。「65歳定年制」導入と合わせ処遇も改善し、60歳時点での退職は約3%の低水準を実現しています。また、定年延長に合わせ、50歳の節目に実施するキャリア研修の充実も図り、65歳までの就業意欲の維持、継続学習する姿勢を促す内容へと改訂し、対象者の意識・役割転換を支援しています。
d.外国人雇用の拡大:多様な考え方をイノベーション創出、事業成長につなげるため、外国人雇用の拡大に取り組んでおり、2030年度には85名を目標にしています(2026年3月現在 従業員31名、執行役員1名)。
〇働き方改革の取り組み
当社では、2018年度より効率的な働き方・柔軟な働き方を実現するため「働き方改革」を推進し、フレックス勤務、裁量労働、在宅勤務などの諸施策を導入するとともに、労使委員会にて長時間労働削減、有給休暇取得促進に向けた取り組みを労使共同で行っています。さらに、本社・大阪支社、東京支社ではフリーアドレス制を導入し、コミュニケーションと業務効率を確保したオフィスレイアウトにしています。また、活気ある職場風土を目指して肩書での呼びかけや記載をなくし、工場以外の拠点ではオフィスカジュアルな服装を推奨する「つばきSTYLE」の取り組みを進めています。
〇従業員エンゲージメント
「高い従業員エンゲージメント」とは、職場環境、心理面、その両面において安全で働きやすい職場環境のもと、従業員が会社の存在意義(パーパス)を理解・共感し、自らも主体的、自発的にその実現に貢献したいという意欲をもって活動する状態と考えています。企業理念「TSUBAKI SPIRIT」の理解を深めるために、あらゆる階層別研修にて講義やグループ討議を行うとともに、社内報や社内ポータルサイトでも日常的に啓発活動を行っています。また、経営方針や会社業績をタイムリーに従業員が共有できるよう、トップメッセージや社長による業況説明動画の配信、さらに経営層と従業員の直接対話の機会も積極的に設けています。人材育成や人事評価をはじめとする人事制度は従業員エンゲージメントの向上を主たる狙いとしており、2022年度からは従業員の挑戦意欲を喚起する新事業提案制度「T-Startup」をスタートさせました。
さらに当社では、従業員意識調査の定期実施による従業員と組織風土のモニタリングを行い、従業員の声を組織運営に反映させるなど、組織風土の改善に役立てています。
〇安全衛生の推進
当社グループは、企業理念「TSUBAKI SPIRIT」の行動原則に「安全・品質を第一に、つばきブランドに誇りを。」を掲げ、「安全衛生基本方針」のもと、労働災害の防止に取り組んでいます。 2009年2月には「つばきグループ安全衛生委員会」を発足し、国内グループ全体の安全衛生レベル向上のための活動を推進しています。
<安全衛生基本方針>安全はすべてに優先する。私たちは、安心して笑顔で働ける職場を目指します。
“安心な職場づくり” “安全なモノづくり” “実行する人づくり”
当社グループの安全衛生活動は、働くすべての人が「会社に来た姿のまま無事にカエル」ことを目的とし、日々平穏な生活が続けられるよう、「リスク管理」「設備・環境の整備」「人(安全人間)づくり」の三本柱で展開しています。2025年度もリスク低減活動である、動画によるリスクアセスメントを実施しましたが、残念ながら重篤災害が発生致しました。2026年度は、この重篤災害再発防止のため、全機械設備の危険源に対しての安全チェックと作業者への安全教育に注力したいと考えております。
〇健康経営の推進
当社グループ は、2022年8月に「健康宣言」を発出するとともに、基本方針を制定し、社内外の環境変化を踏まえた活動強化を図っております。従業員がイキイキと活躍し、自主性と創造性を発揮できる企業(全員快勤)を目指し、個人の健康、組織の健康の2方向から従業員家族も含めた健康経営を推進してまいります。
「個人の健康」では、従業員が自分の健康状態を適切に把握し、治療や定期観察を適切に行うとともに、今後の健康に向けて生活習慣の改善を図ることを支援していきます。2025年度は、健康診断結果に基づき、生活習慣病等の高リスク者の重症化予防に関する取り組みを行いました。また、幹部職を対象に、女性の健康をはじめとするヘルスリテラシーを向上させるため、健康知識に関するeラーニングを実施しました。
「組織の健康」では、従業員が安心してイキイキと活躍できるよう長時間労働の削減、有給休暇取得促進に向けた労使活動を展開するとともに、組織コミュニケーション向上のために半期ごとの上司部下間の個別面談を義務付け、若手・中堅社員にはキャリア面談も実施しています。さらに上司のコミュニケーション力を向上させるための研修も継続的に行っています。
このような取り組みを行った結果、昨年に続き、健康経営優良法人2026の認定を受けることができました。