有価証券報告書-第96期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/07/28 14:22
【資料】
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【項目】
153項目

研究開発活動

当社グループは電気自動車等の環境対応車の増加と2030年代に訪れると想定する内燃機関搭載車のピークアウトなどの大きな環境変化と技術革新が予想されるなか、「自動車・機械分野の進化を支えるキーコンポーネントのグローバルトップサプライヤー」になることを目指し、「先進技術開発」を基本方針の一つとして、既存製品の性能、コスト競争力の強化に加え、非内燃機関の次世代新事業拡大のための新たな発展分野向けの新製品創出を目指し、研究開発活動に取り組んでいます。
当連結会計年度における研究開発費の総額1,985百万円(工業化研究費含む)で、そのうち自動車・産業機械部品事業1,797百万円、その他188百万円となっております。
各セグメント別の主な研究開発活動は次のとおりです。
(1) 自動車・産業機械部品事業
①環境性能向上に対応する低フリクション長寿命ガソリンエンジン用低コストピストンリングの開発
②環境性能向上に対応する低フリクション長寿命ディーゼルエンジン用低コストピストンリングの開発
③燃費低減に寄与する低フリクション自動車・産業機械用シール部品の開発
④軽量、低フリクション、高耐久自動車・産業機械用動弁部品の開発
⑤摺動特性、耐久性に優れる各種表面処理技術の開発
(2) その他
①電動車向け軽量化部品の開発
②ミリ波レーダー用電波吸収シートの開発