有価証券報告書-第93期(2023/04/01-2024/03/31)
(3)マテリアリティのリスクと機会及び主な取り組み
当社グループは、社会や地球環境との調和を図りながら、製品やサービスを通じて世界の人々に喜びや豊かさ、幸福感を提供し続けていくことを目指しています。これらを実現するために、適正な企業統治のもと、社会から信頼される企業として、革新的な製品やサービスを通じ、社会の課題解決と持続的発展に貢献してまいります。なお、当社グループのマテリアリティに関する状況は以下のとおりです。
当社グループは、社会や地球環境との調和を図りながら、製品やサービスを通じて世界の人々に喜びや豊かさ、幸福感を提供し続けていくことを目指しています。これらを実現するために、適正な企業統治のもと、社会から信頼される企業として、革新的な製品やサービスを通じ、社会の課題解決と持続的発展に貢献してまいります。なお、当社グループのマテリアリティに関する状況は以下のとおりです。
| マテリアリティ | リスク・機会 | 主な取り組みと具体例 | ||
| E 環境 | 気候変動に挑む製品技術開発 | (リスク) ・環境規制強化に対応するコストの増加 ・省資源・省エネルギー化への技術的対応の遅れによる競争優位性の低下 ・環境保護に関する風評リスクと企業イメージの悪化 (機会) ・研究開発強化による自社の技術力向上 ・持続可能型製品の市場投入による新たな需要の創出 | CO₂フリーに向けた研究開発 | ・CO₂排出を抑えることができる水素専焼エンジン搭載コンプレッサを開発 ・CO₂を排出しない水素燃料電池式発電装置の開発 |
| 製品の効率化 | ・高効率圧縮機本体の開発 ・エンジンコンプレッサの圧力切り替え仕様、連続可変仕様の開発 ・モータコンプレッサのインバータ仕様による使用条件への最適制御方式の開発 | |||
| サステナブルな社会への取り組み推進 | 工場の省エネルギー化 | ・工場の使用電力量を見える化することで的確にターゲットを絞り込み、省エネ効果を得る ・休日の待機電力量削減の達成を促進 ・DXにより革新的な生産性向上を実現し、原単位でのエネルギー消費を改善 | ||
| 工場の再生可能エネルギー化 | ・水力発電によるCO₂フリー電力・太陽光エネルギーの導入 | |||
| 有害化学物質の排出量削減 | ・汚泥排出方法の見直しを検討 | |||
| 排出ガス規制対応 | ・国内の第3次排出ガス規制に対応し、海外でも北米、中国の厳しい排出ガス規制に対応する製品を開発 | |||
| 廃棄物の削減 | ・廃棄物の発生に影響のある設備、工程の改善 | |||
| 緑化推進活動 | ・工場内「ふるさとの森」づくりを通し、緑化を推進 | |||
| S 社会 | 品質向上と安定供給 | (リスク) ・製品の品質、安全性の問題による信頼喪失、納期の長期化による顧客からの信頼喪失 ・原材料の高騰や調達難による生産停止や出荷への影響 (機会) ・高品質の製品を安定的に供給することで顧客からの信頼獲得 ・調達先の多様化による安定かつ適正価格での原材料調達 | 製品品質の確保 | ・お客様に満足いただける製品の提供を目指し、品質マネジメントシステムを確立、実行し、その有効性を継続的に改善 |
| 安定供給の維持 | ・安定供給のため二社購買の促進とサプライヤーとの信頼関係の構築 | |||
| マテリアリティ | リスク・機会 | 主な取り組みと具体例 | ||
| S 社会 | 社会貢献活動 | (リスク) ・企業活動の内容が社会のニーズと合致しないことによる信頼の喪失 (機会) ・事業の安定による雇用促進と納税、地域社会との信頼関係構築 | 社会貢献活動の推進 | ・地域の活性やスポーツ交流の発展を支援 ・アートを通じ障がい者アーティストの経済的自立を支援 ・海外支援のため、国際協力機構(JICA)に発電機を納品 ・当社工場がある新潟県燕市と包括連携協定を締結 ・地域社会との融和を目指し、工場内「ふるさとの森」の開放 |
| 人権の尊重 | (リスク) ・少子高齢化による労働力不足 ・不適切な配置による人員流失 (機会) ・誰もが働きやすい環境の整備による採用強化 ・戦略に基づいた人員配置による事業効率の向上 | 労働条件の改善 | ・製造現場の自動化を推進して、誰もが作業しやすい環境を整備 ・間接部門における人材登用方法の見直し | |
| 戦略のある人事管理体制への移行 | ・65歳以上の雇用制度を導入 ・海外戦略を見据えた人員の再配置を実施 ・将来的な組織の体質強化を見据えた新入社員の配属 | |||
| ダイバーシティの推進 | ・女性の採用と管理職への登用、外国人の採用と管理職への登用、キャリア採用比率の向上 ・女性活躍推進に関する研修を実施 | |||
| 知的財産 | (リスク) ・他社特許による新規技術開発の弊害発生 (機会) ・先行研究開発を促進し、知的財産の獲得による優位性の確保 | 知的財産、情報資産の適切な管理 | ・事業に関係する特許の定期調査で技術・競合他社動向の把握、新製品が他社の特許範囲に含まれないことを確認 ・業務上有益な発明、改良、工夫、考案をした従業員を表彰する制度の活用 | |
| 研究開発促進 | ・多様化するユーザーニーズに応え、製品の高機能化、高品質化を実施 ・2023年度末時点で研究開発の成果として78件の産業財産権を出願中 | |||
| 安全衛生 | (リスク) ・労働災害の発生による企業活動の停止 ・従業員の心身不調による労働災害の発生 (機会) ・企業活動継続、従業員の健康推進による生産性維持 | 安全教育の実施 | ・安全衛生諸規定に基づき安全教育を実施 | |
| 工場内安全確保・環境整備 | ・フレーム溶接ラインのワーク移送を自動化、作業者の負荷を低減 ・夏季に高温となる塗装工場内にクーラーを設置、休憩所の増設により環境を改善 | |||
| 従業員の健康推進 | ・健康意識の向上を図り、従業員が常に健康に働けるよう定期健康診断受診率100%を目指す ・心の健康づくりと職場環境の改善のため、ストレスチェックを実施 | |||
| マテリアリティ | リスク・機会 | 主な取り組みと具体例 | ||
| S 社会 | ステークホルダーとの対話 | (リスク) ・適時開示を怠ることによる企業価値の低下、ステークホルダーからの信用喪失 (機会) ・建設的な適時開示により企業価値の向上、ステークホルダーからの信頼獲得 | 適時、的確な会社情報の開示 | ・金融商品取引法や証券取引所が定める情報開示に関する規則に基づき重要な会社情報の開示 ・重要な会社情報以外も、当社ホームページへの掲載や決算短信などで積極的に任意開示を実施 |
| ステークホルダーとの対話の推進 | ・機関投資家・アナリストを対象とした決算説明会、機関投資家との対話、個人投資家向け会社説明会の実施 ・お客様から製品のお問い合わせを受け付けるお客様相談窓口の運用 ・取引先へ日々の調達活動・営業活動を実施するとともに、調達方針説明会・監査等を実施 ・従業員との労使協議会等の対話を通じて、労働安全衛生や給与・福利厚生等の労働環境について相互理解を強化 ・工場の近隣住民との対話や地域のイベントへの参加・協賛、自然災害等の発生時には支援活動を実施 | |||
| G ガバナンス | コーポレート・ガバナンス | (リスク) ・法令違反による企業価値の低下、ステークホルダーからの信頼喪失 ・不適切な企業統治やサイバー攻撃などへの不十分な対処による社会的信用の低下や企業活動の停止 (機会) ・ガバナンス強化による経営の健全化、ステークホルダーからの信頼獲得 | 各種方針、規程の運用 | ・内部統制システムの基本方針決議や情報システム管理規程の改訂 |
| 内部通報制度 | ・社内窓口と弁護士事務所に直接相談できる社外窓口を設置、運用 | |||
| ガバナンス強化 | ・CGコードに則ったガバナンス体制構築 ・リスクマネジメント強化 | |||