有価証券報告書-第51期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 13:13
【資料】
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【項目】
116項目

研究開発活動

当社グループの研究開発は、当社技術製造部を主体として工事・販売の関連部門等から広く情報を収集しながら、建設工事等に係る新施工技術及び新製品開発・改良の研究活動を行っております。
現在の研究開発スタッフは、グループ全員で13名在籍し、これは総従業員の3.1%に相当しております。当連結会計年度における事業の種別セグメントごとの研究目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度の研究開発費は117,109千円となっております。
(1) 切削機具事業
鉄筋コンクリートに穴あけ・切断をする工具機器等を研究開発する目的で活動を行った結果、主な成果は次のとおりで、研究開発費は117,109千円であります。
①集じん機Vi-0632Aの開発
ドライミスト式ワイヤーソーイングシステムや乾式ウォールソーイングシステム等に使用する強力集じん機を改良し、モデルチェンジを行いました。新型機は、従来機に比べ耐久性の高い“ポリエステル製フィルタ”を採用すると共に、インバーター駆動の採用により全国どこでも同じ能力が発揮出来るようになりました。
②プロ仕様コアドリル及び専用オプション品の開発
穴あけ専業ユーザー向けに、電源電圧230V仕様のコアドリルを開発しました。230Vで使用することで電圧降下量を抑え、より効率の良い穴あけ作業を行えます。用途に合わせて出力や回転数を選べるように、数種類の機種を開発しました。また、プロ仕様専用の自動送り装置やハードトランスも併せて開発をいたしました。
③コアビットスマートONEレーザCねじの開発
SPJ-123Cなどで使用するCねじコアビットを開発しました。
従来品「スマートONE」の先端チップの固定方法を、銀ロウ溶接からレーザ溶接に変更し、チップの溶接強度を大幅に向上させました。
④油圧ユニットE-1124Aの開発
省エネルギーに貢献するトップランナー規制に対応する電動機を搭載したモデルチェンジ品です。
⑤コアドリルSPJ-123Mの開発
乾式穿孔時のオイルシールの耐久性を向上させ、乾湿兼用を可能にしたモデルチェンジ品です。
⑥電柱切断ワイヤーソーUPW-100Aの開発
住宅密集地の建造物に近接したコンクリート製電柱を切断する電柱切断専用のワイヤーソーを開発しました。
乾式ダイヤモンドワイヤーを使用し、短時間に、きれいに、静かに切断ができます。
⑦高速回転アンカー用コアビットの開発
アンカーボルト施工用下穴あけ専用のコアビットを開発しました。三点式のため、深穴施工にも対応できます。
⑧コアビットスマートONEレーザAねじの開発
中型機や大型機で使用するAねじコアビットを開発しました。
チップの固定方法にレーザ溶接を採用し、高トルク機種に対応する製品としました。
(2) 特殊工事事業
当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。
(3) 建設・生活関連品事業
当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。
(4) 工場設備関連事業
当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。
(5) 介護事業
当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。
(6) IT関連事業
当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。