当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で個人消費が底堅く推移し、住宅投資や公共投資が一時的に成長を押上げたものの、輸出の下振れや設備投資が弱めで推移するなど、全体としては引き続き力強さを欠く展開となっています。海外においては、米国経済の回復は力強さを欠き、中国を始めとする新興国の回復は遅れ、さらに英国のEU離脱問題による景気の下押しが懸念されるなど、先行き不透明な情勢にあります。
こうした情勢の下、当第3四半期連結累計期間における売上高は、機械製造販売事業の販売が増加したものの、化学工業製品販売事業の販売が減少したため、前年同期比1.9%減の28,373百万円となりました。利益面につきましては、機械製造販売事業が減益となりましたが、化学工業製品販売事業の収益が大幅に増加したことにより営業利益が前年同期比60.3%増の1,091百万円となりました。しかし、経常利益は為替差損が発生したことから前年同期比10.5%減の910百万円となり、さらに親会社株主に帰属する四半期純利益については連結子会社固定資産の減損損失を特別損失に計上したことから前年同期比43.0%減の441百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
2016/09/12 11:17