有価証券報告書-第19期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/03/25 16:00
【資料】
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【項目】
134項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
1) 監査役監査の組織、人員
当社の監査役会は5名で、常勤監査役2名と社外監査役3名で構成されています。
常勤監査役の菊池賢一氏は、長年にわたり財務経理部門、内部監査部門を中心に従事し、財務・経理に関する高い専門性と経験を有しています。常勤監査役の清水功氏は、航空宇宙カンパニー岐阜工場生産管理部長、同資材部長、同工場長及びものづくり革新推進室長を務めてきたほか、ナブテスコグループESH(Environment, Safety & Health)委員会の委員長の経験もあり、生産技術や生産管理を中心とした「ものづくり」と環境及び安全衛生における専門性と経験を有しています。
また、グループ監査方針、重点実施事項及び各社の監査情報を共有し、グループ各社の監査の実効性をあげることを目的とし、グループ各社の監査役で構成するナブテスコグループ監査役会を定期的に開催しています。
なお、監査役の要請に基づき監査役を補助すべき使用人2名を配置し、監査役の職務遂行をサポートしています。
2) 監査役及び監査役会の活動状況
監査役会は原則として月1回開催されることになっています。個々の監査役の出席状況は以下のとおりです。
氏名等出席回数/開催回数
常勤監査役菊池 賢一13回 / 13回
清水 功13回 / 13回
非常勤監査役佐々木 善三13回 / 13回
長坂 武見13回 / 13回
平井 鉄郎13回 / 13回

監査役会では、監査方針、監査計画、監査方法、監査報告書案、会計監査人の選解任、監査報酬の妥当性等について審議した上で決議、並びに当社及び子会社の監査結果の報告等を実施しました。
監査役は、取締役会に出席し、議事運営、決議内容等を監査し、必要に応じて質疑・意見表明を行っています。2021年度は全ての取締役会に全監査役が出席しました。常勤監査役はマネジメント・コミッティ、執行役員会等の重要な会議に出席するとともに、当社及び子会社の監査を実施し監査結果等について監査役会において社外監査役に報告を行い情報の共有化を図りました。なお、新型コロナウイルス対策のため、一部の監査については、Web会議システムを用いてリモート監査を実施しました。
また、監査役による代表取締役との意見交換も定期的(年2回)に実施しました。
② 内部監査の状況
当社の内部監査部門である業務監査部(9名)は、コーポレート部門、社内カンパニー及びグループ会社の内部監査を実施しています。業務監査部は、業務全般の処理や財産管理が適正に行われているかについて調査及び評価を実施し、その結果を監査報告書にまとめ、指摘事項・改善要請事項について改善状況のフォローアップを行っています。2021年度は新型コロナウイルス対策のため、一部の監査については、Web会議システムを用いてリモート監査を実施しました。
内部監査、監査役監査及び会計監査との連携については、業務監査部と監査役は、定期的に開催される監査協議会において、年度業務監査計画や監査実施内容について情報・意見交換を行う等内部監査業務の充実を図っています。業務監査部と経理部、及び会計監査人は、「財務報告に係る内部統制」の整備・運用状況等について意見交換及び情報交換を行っています。また、監査役は、会計監査人から監査計画概要説明を受けるとともに、会計監査報告、四半期レビュー報告を通じて、グループの会計上及び内部統制上の課題等について説明を受けています。常勤監査役と会計監査人は、定期的に面談し、監査上の重点課題等について意見交換を行っています。さらに法務・コンプライアンス部は、監査役に対して、定期的に内部統制システムの整備・運用状況を報告し意見交換を行っています。
③ 会計監査の状況
1) 監査法人の名称
有限責任 あずさ監査法人
2) 継続監査期間
19年間
3) 業務を執行した公認会計士の氏名
指定有限責任社員 業務執行社員 中嶋 歩
指定有限責任社員 業務執行社員 井上 喬
4) 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 16名、その他 18名
5) 監査法人の選定方針と理由
監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認められないこと、及び会計監査人に対する評価を考慮し、有限責任 あずさ監査法人を会計監査人として選定(再任)することを決定しています。
6) 監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役会は、会計監査人から監査内容、監査計画、品質管理体制等について報告を受領し、その独立性及び適正性を評価しています。当連結会計年度において、監査役会は、会計監査人の活動内容、独立性、信頼性等について問題となる事実は認められないと判断しています。

④ 監査報酬の内容等
1) 監査公認会計士等に対する報酬
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社94-103-
連結子会社16-16-
110-118-


2) 監査公認会計士等と同一ネットワーク(KPMG)に対する報酬( 1)を除く)
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社-12-12
連結子会社234230
23162312

前連結会計年度
提出会社における非監査業務の内容は、主にESG関連のアドバイザリー業務です。連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務等に関するアドバイザリー業務です。
当連結会計年度
提出会社における非監査業務の内容は、主にESG関連のアドバイザリー業務等です。
3) その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
前連結会計年度
該当事項はありません。
当連結会計年度
該当事項はありません。
4) 監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針は、監査業務等の内容を総合的に勘案した上で、会社法第399条の規定に基づき監査役会の同意を得て決定することとしています。
5) 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人による監査内容、監査時間及び監査計画、報酬実績の推移、報酬見積り等を確認し、会計監査人の報酬等の妥当性を検討した結果、会社法第399条第1項の同意を行っています。