当社の連結業績に影響を与えるエレクトロニクス市場を概観しますと、世界経済の停滞懸念を受け、市場全体の生産は大きく減速しました。自動車市場は、半導体等の部材不足懸念は残るものの、生産台数は緩やかに回復し前期を上回る水準となりました。また、xEV化の進展による部品搭載点数の増加が続き、部品需要は堅調に推移しました。ICT(情報通信技術)市場では、コロナ禍で好調であったノートパソコンやタブレット端末の需要が大幅に減少しました。HDD(ハードディスクドライブ)の生産は、パソコン向けの需要が大きく減少しただけでなく、景気後退懸念の影響を受けデータセンター向け需要も大幅に減少し、前年同四半期連結累計期間の水準を大きく下回る結果となりました。スマートフォンの生産台数は、前年同四半期連結累計期間の水準を大きく下回りましたが、一部の新モデル向けの部品需要は堅調に推移しました。
このような経営環境の中、当社の連結業績は、売上高1,708,965百万円(前年同四半期連結累計期間1,393,855百万円、前年同四半期連結累計期間比22.6%増)、営業利益188,677百万円(同141,311百万円、同比33.5%増)、税引前利益188,102百万円(同146,124百万円、同比28.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益136,875百万円(同117,262百万円、同比16.7%増)、基本的1株当たり四半期利益361円6銭(同309円41銭)となりました。なお、当社は、2021年10月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり四半期利益を算定しております。
当第3四半期連結累計期間における対米ドル及びユーロの期中平均為替レートは、136円46銭及び140円54銭と前年同四半期連結累計期間に比べ対米ドルで22.8%、対ユーロで7.6%の円安となりました。これらを含め全体の為替変動により、約2,514億円の増収、営業利益で約609億円の増益となりました。
2023/02/13 10:29