有価証券報告書-第74期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/26 15:26
【資料】
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【項目】
145項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針・経営戦略等
当社グループは、鉄道業界の経営環境が日々変化していく状況下で、企業倫理を遵守し、さらなる高みを目指して成長し続けるために、「ものづくりの魂」を大切にしています。製品品質をさらに向上させ、鉄道輸送の安全・安定・安心に貢献していきます。
具体的な当社グループの経営方針は下記のとおりであります。
①安全で信頼性の高い製品と質の高いサービスを提供し、より快適な社会の実現に寄与する
②新技術に挑戦するとともに、会社の発展と社員の幸福を追求する
③健全な企業活動を通じて、社会に貢献し環境との調和を図る
(2) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループは従来以上に製品の品質向上に努め、きめ細かい改革を実施し安定的な発展を目指してまいります。2018年度以降3年間の中期経営計画『PLAN2020』を策定し、品質のさらなる向上と再発防止を徹底してまいります。
重点実施項目は、下記のとおりであります。
①鉄道信号の安全・安心を担うための品質管理の強化
②鉄道信号コア技術の堅持と新技術への挑戦
③競争力を高めるための生産体制の確立
④鉄道の国際化及び海外への対応力の強化
⑤戦略営業の推進による顧客ニーズ対応力の拡充
⑥企業永続発展のための人材の育成
⑦企業価値向上のための株式会社三工社を含めたグループ力の向上
⑧CSR・環境活動の推進
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
①目標とする経営指標
受注高、経常利益、ROE(株主資本当期純利益率)を主な経営指標としております。
②会社の対処すべき課題
(a)設計品質と製造品質のさらなる向上と再発防止の徹底
(b)各種製品のラインナップの拡充・独自新製品の開発
(c)戦略的な事業推進による利益体質の強化
(d)人材の育成と確保
(e)グループ会社の連携強化