有価証券報告書-第96期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/26 14:16
【資料】
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注記事項-未適用の新基準、連結財務諸表(IFRS)

4.未適用の新基準
連結財務諸表の承認日までに公表されている主な基準書及び解釈指針の新設又は改訂は次のとおりであり、2019年3月31日現在において連結会社はこれを適用していません。
基準書基準名強制適用時期
(以降開始年度)
当社適用年度新設・改訂の概要
IFRS第16号リース2019年1月1日2019年度リースに関する会計処理及び開示要求の改訂
IFRS第17号保険契約2021年1月1日2021年度保険契約についての首尾一貫した会計処理の策定

IFRS第16号「リース」の適用による主な変更点は、従来のIAS第17号「リース」においてオペレーティング・リースに区分されていた借手のリースに係る原資産及びリース料の会計処理です。IFRS第16号の適用に伴う単一の借手会計モデルの導入により、借手は短期リース及び少額資産のリースを除くすべてのリースに関して、リースの開始日に、リース期間にわたり原資産を使用する権利を使用権資産として、貸手に対してリース料を支払う義務をリース負債として計上することになります。使用権資産とリース負債の計上後は、従来、賃借料として計上していた一部のリース料を、使用権資産の減価償却費及びリース負債に係る金利費用として計上することになります。これにより、適用開始日の連結財政状態計算書の使用権資産が約500億円、その他の金融負債が約400億円増加すると見積もっています。当該使用権資産に係る影響額には、IAS第17号によりファイナンス・リースに区分されていたリース資産等からの組替が含まれています。なお、適用開始日の利益剰余金及び連結損益計算書に与える影響は軽微です。
なお、IFRS第17号「保険契約」の適用による影響は、現時点では合理的に見積ることはできません。