有価証券報告書-第91期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/25 13:47
【資料】
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【項目】
160項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、事業活動における資金需要にもとづき、主に金融機関等からの借入により資金を調達しております。一時的な余資は、安全性の高い金融資産で運用しております。デリバティブ取引については、ヘッジ目的のみ利用し、投機的な取引は行なわない方針であります。
(2) 金融商品の内容およびそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また、一部の営業債権は製品の輸出に伴い外貨建てであり、為替の変動リスクに晒されておりますが、原則として外貨建ての営業債務をネットしたポジションについて先物為替予約を利用してヘッジしております。投資有価証券は、主に取引先企業との業務提携等に関連する株式等のその他有価証券であり、株式については市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金、電子記録債務ならびに未払金は、1年以内の支払期日であります。また、一部の営業債務は部材の輸入に伴い外貨建てであり、為替リスクに晒されておりますが、恒常的に同じ外貨建ての売掛金残高の範囲内にあります。借入金およびファイナンス・リース取引に係るリース債務は、運転資金および設備投資等の資金の調達を目的としたものであります。このうち一部は変動金利であるため、金利の変動リスクに晒されております。
デリバティブ取引は、外貨建ての営業債権債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした先物為替予約取引を利用しております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社グループは、債権管理規程に従い、営業債権については、取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引先別に回収期日および残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。デリバティブ取引については、信用リスクを軽減するために、格付けの高い金融機関とのみ取引を行なっております。
②市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
当社グループは、外貨建ての営業債権債務について、通貨別月別に為替の変動リスクを把握するとともに、先物為替予約等のデリバティブ取引を利用しております。投資有価証券については、定期的に時価や出資先の財務状況等を把握しております。また、出資先との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。デリバティブ取引については、有価証券報告書提出会社が定めたデリバティブ取引に関する管理規程にもとづき取引を行なっており、財務経理部門がリスク管理を行なっております。
③資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社グループは、資金需要を把握するため、適時に資金繰計画を作成・更新することにより、流動性リスクを管理しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
「デリバティブ取引関係」注記におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、次のとおりであります。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含まれておりません((注2)を参照ください)。
前連結会計年度(2019年3月31日)(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1)現金及び預金8,7348,734
(2)受取手形及び売掛金18,47618,476
(3)投資有価証券104104
貸倒引当金(※1)△101△101
資産計27,21427,214
(1)支払手形及び買掛金13,74013,740
(2)電子記録債務351351
(3)短期借入金18,40018,400
(4)未払金1,3591,359
(5)リース債務(※2)814805△9
(6)長期未払金(※3)1,2111,197△13
負債計35,87735,854△22
デリバティブ取引(※4)(0)(0)

※1.主に受取手形及び売掛金に対応する貸倒引当金を控除しております。
※2.1年以内返済予定のリース債務を含んでおります。
※3.1年以内返済予定の長期未払金を含んでおります。
※4.デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる
項目については、( )で示しております。
当連結会計年度(2020年3月31日)(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1)現金及び預金9,0639,063
(2)受取手形及び売掛金15,34715,347
(3)投資有価証券7676
貸倒引当金(※1)△26△26
資産計24,46124,461
(1)支払手形及び買掛金9,0449,044
(2)電子記録債務3,5613,561
(3)短期借入金18,80018,800
(4)未払金1,1041,104
(5)リース債務(※2)382381△1
(6)長期未払金(※3)561558△2
負債計33,45533,450△4
デリバティブ取引(※4)(1)(1)

※1.主に受取手形及び売掛金に対応する貸倒引当金を控除しております。
※2.1年以内返済予定のリース債務を含んでおります。
※3.1年以内返済予定の長期未払金を含んでおります。
※4.デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる
項目については、( )で示しております。
(注1)金融商品の時価の算定方法ならびに有価証券およびデリバティブ取引に関する事項
資産
(1)現金及び預金、ならびに(2)受取手形及び売掛金
これらはすべて短期で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(3)投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。
また、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については、「有価証券関係」注記を参照ください。
負債
(1)支払手形及び買掛金、(2)電子記録債務、(3)短期借入金ならびに(4)未払金
これらはすべて短期で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(5)リース債務、ならびに(6)長期未払金
これらの時価については、新規に同様の借入を行なった場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
デリバティブ取引
「デリバティブ取引関係」注記を参照ください。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:百万円)
区分2019年3月31日2020年3月31日
非上場株式8989

これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(3)投資有価証券」には含めておりません。
(注3)金銭債権および満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2019年3月31日)(単位:百万円)
1年以内1年超5年以内5年超10年以内10年超
現金及び預金8,730
受取手形及び売掛金18,476
合計27,207

当連結会計年度(2020年3月31日)(単位:百万円)
1年以内1年超5年以内5年超10年以内10年超
現金及び預金9,058
受取手形及び売掛金15,347
合計24,406


(注4)その他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2019年3月31日)(単位:百万円)
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
短期借入金18,400
リース債務34424012264356
合計18,74424012264356

当連結会計年度(2020年3月31日)(単位:百万円)
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
短期借入金18,800
リース債務1849760346
合計18,9849760346