当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)における世界経済はインフレによる物価高騰や政策金利上昇などにより景気回復が鈍化傾向となりました。製造業を中心に設備投資は低迷しており、地政学リスクも依然として高く、先行き不透明な状況が継続しています。
このような環境の中、当社グループではEV(電気自動車)向けなど車載向けの販売は増加しました。一方、中国スマホや通信モジュール向けで回復の兆しが見られたものの、通信分野は弱含みで推移しました。また、民生分野ではテレワーク/巣ごもり需要のピークアウトをうけ、PC向けを中心に前年度の下半期より調整局面が継続していることなどから、売上高は19,332百万円(前年同期比4.7%減)となりました。利益面につきましては、売上減少に伴う稼働低下や一部製品の価格変動の影響により、営業利益は901百万円(前年同期比67.9%減)となりました。為替差益1,119百万円を営業外収益に、投資有価証券売却益887百万円を特別利益に計上したものの、経常利益は1,977百万円(前年同期比58.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,391百万円(前年同期比53.4%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
2023/11/06 15:43