四半期報告書-第54期第2四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/08 10:42
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、設備投資の増加、雇用情勢の着実な改善など、政府の各種政策により景気は緩やかな回復基調が続いているものの、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動やアメリカの金融緩和縮小による影響、中国や新興国経済の先行きに対する懸念などわが国の景気を下押しするリスクにより、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
当社を取り巻く環境につきましては、主要取引業種の外食産業にあっては、持ち直しがみられるものの消費者の節約志向・低価格志向はいまだ根強く、また、食品業界や一般小売業にあっても原材料の価格高騰など、引き続き厳しい経営環境にありました。
このような状況の中、当社においては、業界初のスライド扉冷蔵庫によるスペース有効活用での効率化提案、および、コスト削減に繋がる省エネ提案など、顧客の立場から付加価値を高める提案を推進し、新たな需要を生み出す営業活動に取り組んでまいりました。また、当社初となるブラストチラーの拡販を行い、新規市場への積極的な営業展開で、業績の維持向上に努めてまいりました。
その結果、当第2四半期累計期間の業績につきましては、売上高15,405百万円(前年同期比14.4%増)、営業利益2,828百万円(前年同期比20.5%増)、経常利益2,872百万円(前年同期比20.8%増)、四半期純利益1,721百万円(前年同期比20.6%減)となりました。
(2)財政状態
(資産)
当第2四半期会計期間末の流動資産は、前事業年度末と比べて2,827百万円増加の45,447百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金の増加2,151百万円、たな卸資産の増加505百万円であります。
固定資産は、前事業年度末と比べて1,536百万円増加の14,792百万円となりました。この主な要因は、当社佐伯工場増築工事や機械装置の更新及び太陽光発電設備の新設により有形固定資産が1,493百万円増加したためであります。
これらの結果、総資産は前事業年度末と比べ4,364百万円増加の60,239百万円となりました。
(負債)
負債は、前事業年度末と比べて2,895百万円増加の11,178百万円となりました。この主な要因は、未払費用の増加997百万円、未払法人税等の増加847百万円、支払手形及び買掛金の増加690百万円であります。
(純資産)
純資産は、前事業年度末と比べて1,468百万円増加の49,061百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が1,464百万円増加したためであります。これらの結果、自己資本比率は3.8ポイント減の81.4%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)残高は前事業年度末と比べて2,651百万円増加の36,150百万円となりました。これは、営業活動で得た資金を投資活動や財務活動に充てた結果、資金が増加したためであります。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動による資金の増加は、3,779百万円(前年同期に増加した資金は2,362百万円)となりました。
これは主に、税引前四半期純利益2,876百万円、未払費用の増加997百万円、仕入債務の増加690百万円等が、法人税等の支払額412百万円、たな卸資産の増加額505百万円を上回ったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動による資金の減少は、862百万円(前年同期に減少した資金は1,840百万円)となりました。
これは主に、固定資産の取得による支出1,358百万円、定期預金の預入による支出500百万円が、定期預金の払戻による収入1,000百万円を上回ったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動による資金の減少は、265百万円(前年同期に減少した資金は259百万円)となりました。
これは主に、配当金の支払額259百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間における全体の研究開発活動の金額は、199百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。