有価証券報告書-第39期(2023/04/01-2024/03/31)
④指標・目標
当社グループは、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃以下に抑える目標の達成に向け、管理指標として2023年3月期に中長期的なCO2排出量削減目標を設定致しました。

今年度におきましては、電力使用量が多く、かつ自社所有である事業施設について優先的に再生可能エネルギーへの切り替えを進めました。該当する事業施設における電力使用量は国内グループ会社全体の約25%におよび、削減効果も大きいことから、前年度末から電力事業者と準備を進め、4月より使用電力を再生可能エネルギーへ変更しました。結果として、兵庫物流センターのLED化と人感センサーの導入効果も相まって18.4%(2020年比)のScope1・2のCO2排出量を削減する事ができました。
今年度におきましては、異常気象の影響から11月まで気温の高い状況が続き、各施設において空調設備の利用が多く、例年と比較して電力の使用が多い月も見られましたが、再生可能エネルギーの導入や省エネ効果により、CO2排出量は前年度に対し629t-CO2減少し、2030年目標に対しての進捗は36%になりました。一方、事業拠点単位でみますと、移転・人員増などによる延床面積の増加および新たな機材や機器の導入に伴い、電力使用量が増加している事業拠点も見られることから、拠点毎に最適なCO2排出量削減方法を検討し、引き続き取り組んで参ります。
また、今年度は当社における2021年~2023年度のScope3について算定を実施致しました。算定によりScope3が事業全体のCO2排出量の約99%を占め、Scope3の中ではカテゴリ1がScope3の約92%におよぶことが分かりました。今後、Scope3削減に取り組まなければ、2050年のカーボンニュートラルの目標は達成できません。当社グループは事業が及ぼすサプライチェーンにおける環境負荷を考慮し、サプライヤーや委託業者とのCO2削減に向けた協働、製品の環境負荷軽減を進めて参ります。
当社グループは、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃以下に抑える目標の達成に向け、管理指標として2023年3月期に中長期的なCO2排出量削減目標を設定致しました。

今年度におきましては、電力使用量が多く、かつ自社所有である事業施設について優先的に再生可能エネルギーへの切り替えを進めました。該当する事業施設における電力使用量は国内グループ会社全体の約25%におよび、削減効果も大きいことから、前年度末から電力事業者と準備を進め、4月より使用電力を再生可能エネルギーへ変更しました。結果として、兵庫物流センターのLED化と人感センサーの導入効果も相まって18.4%(2020年比)のScope1・2のCO2排出量を削減する事ができました。
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今年度におきましては、異常気象の影響から11月まで気温の高い状況が続き、各施設において空調設備の利用が多く、例年と比較して電力の使用が多い月も見られましたが、再生可能エネルギーの導入や省エネ効果により、CO2排出量は前年度に対し629t-CO2減少し、2030年目標に対しての進捗は36%になりました。一方、事業拠点単位でみますと、移転・人員増などによる延床面積の増加および新たな機材や機器の導入に伴い、電力使用量が増加している事業拠点も見られることから、拠点毎に最適なCO2排出量削減方法を検討し、引き続き取り組んで参ります。
また、今年度は当社における2021年~2023年度のScope3について算定を実施致しました。算定によりScope3が事業全体のCO2排出量の約99%を占め、Scope3の中ではカテゴリ1がScope3の約92%におよぶことが分かりました。今後、Scope3削減に取り組まなければ、2050年のカーボンニュートラルの目標は達成できません。当社グループは事業が及ぼすサプライチェーンにおける環境負荷を考慮し、サプライヤーや委託業者とのCO2削減に向けた協働、製品の環境負荷軽減を進めて参ります。