四半期報告書-第13期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/11/05 15:10
【資料】
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【項目】
35項目
(重要な後発事象)
(子会社株式の譲渡)
1.事業分離の概要
(1)分離先企業の名称
Synaptics Holding GmbH(以下「シナプティクス ホールディング社」)
(2)分離した事業の内容
中小型液晶向けドライバ・コントローラの設計・開発および販売・マーケティングに係る事業
(3)事業分離を行った主な理由
当社は平成25年8月2日に公表した「当社グループが目指す方向性について」の中の1.事業の選択と集中および2.構造改革において記載の通り、中長期的に伸びる分野・地域、勝ち抜ける領域を特定し、当社が強みを持ち、競争力が発揮できる自動車(車載制御、車載情報)、産業・ネットワーク(産業・家電、OA・ICT)、汎用という3つの分野に注力すると共に、過去に起こったようなリスク(自然災害や市況の停滞など)が顕在化した場合でも、確実に利益を創出できる体質に向けて必要な構造改革を進めております。
一方、上記注力分野に該当しない表示ドライバICを事業対象とする㈱ルネサスエスピードライバ(以下「RSP」)は、平成20年に合弁会社として独立し、設計・開発に注力すると共に主にファンダリへ生産委託をする事業運営を行い、旺盛なスマートフォン・タブレットPC向け需要に牽引され、好調な業績を続けております。
このような状況の下、当社としては、前述の当社の構造改革の方針に基づき、これまで、当事業に注力し積極的な経営資源の投入を行う譲渡先を検討していました。
今般、Synaptics Incorporated(以下「シナプティクス社」)から、RSPの当社が保有する全株式を取得したいとの申し入れがあり、これを検討した結果、シナプティクス社の子会社であるシナプティクス ホールディング社へ株式を譲渡することとしました。
(4)事業分離日
平成26年10月1日
(5)法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を現金のみとするRSPの全株式の譲渡
2.実施する予定の会計処理の概要
子会社株式等を売却するにあたり、「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号 平成20年12月26日)および「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 平成20年12月26日)に基づき会計処理をする予定であります。
当第2四半期連結累計期間において、当該譲渡に係る移転損益は認識しておりません。
3.四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
売上高 38,636百万円
営業利益 7,976 〃
(早期退職優遇制度の実施)
当社は、平成26年10月29日開催の取締役会において、早期退職優遇制度の実施を決議いたしました。
1.実施理由
当社グループは、平成25年10月30日に、確実に収益をあげる企業体質を目指し「変革プラン」を策定し、この「変革プラン」に沿って設計・開発拠点の再編や人事処遇制度の改訂などを実施しております。
当社は、「変革プラン」の方針および諸施策に沿えないと考える社員や設計・開発拠点の再編などに伴う拠点異動が困難な社員の退職や再就職の支援などを目的として早期退職優遇制度を実施することとしました。
2.制度概要
(1)対象者 当社および国内関連子会社の35歳以上の社員など
なお、拠点再編に伴い、居住地の変更が必要になる社員については年齢を問わない。
(2)募集人員 1,800名程度
(3)募集期間 平成26年12月10日から12月19日(予定)
(4)退職日 平成27年1月31日
(5)優遇措置 通常の退職金に特別加算金を加算して支給する。
また希望者に対し、再就職のための再就職支援サービスの提供を行う。
3.損失見込額
募集が開始されていないため、現時点において当該募集による損失を合理的に見積ることは困難であります。